全てを忘れるその日まで

~明日への遺書~

平等

2024年05月13日 | 山歩記
山を歩く

 



大好きだった裏有明を歩く
 





















山頂に着いて

背負って来た荷を解く…
 






昨日は母の日

生まれて初めて迎えた

感謝する人の居ない母の日


誰しもいつかは死ぬんだよ


口の中で何度も毒づく


道中見かけた鹿の死体

ぎゅっと目をつぶり、鹿よけネットに絡まったまま死んでいた子鹿

たぶん明日には他の動物の血肉となる

命は平等?

そんなわけない

絶滅危惧種のネコの命は大切に守られ

蔓延る鹿の命は間引かれている


人目線で命の軽重が決められる

所詮人のする事に平等はない

騙すやつは得をして

騙されるやつは損をする


ただ


人が決めない事は至極平等


 





鹿も


鹿避けのネットを張った人も

指示した人も

騙した人も

誰にでもいつかは平等に死が訪れる


鹿の傍らを眉ひとつ動かさず歩く私にも

それは必ずやって来る

 
 
 






罪深く生きているから


けっして楽には死ねないはず


 





神様が決めた平等だから


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