全てを忘れるその日まで

~明日への遺書~

ひと

2018年10月31日 | 日記
離婚した後


何があっても


人として生きて行こう


そう心に決めて


これまでの地獄の日々を生きて来た



どんなに



酷い事をされても


欺かれても


騙されても


そう自分に言い聞かせて生きてきた



けれど







人としての道を貫いて生きるか


あるいは


その道を踏み外して生きていくか


決めなくてはいけない時・・・


人としての道を選ぶとすれば


差し伸べるこの腕、手さえ

失ってしまう



すでに ひと では無くなった ひとたち を相手に


人の道を貫く事に何の意味がある


今、人としての道を踏み外す事に


なんの遠慮がいる



そう こころ が悲鳴をあげている




眠れぬ闇に包まれてしまうのが怖くて


夜の街を歩く








ひとりで生きていこうと決めたのに



今夜はひとりでいたくない


Amazon Music

2018年10月28日 | 山歩記
今日は白嶽さん




プリウスでアプローチできる白嶽トンネル取り付きルート



 




駐車場にプリウスを停め
 



檜の林を上り抜け
 


 



上見坂白嶽登山道に合流します
 




あとは手慣れ(足慣れ?)た登山道…



チョンチョンチョンと歩きます
 


 



蒼を背負った白嶽さん
 




早くあそこに行きたいな…って


昨夜の悪い酒が残った身体にむち打ち

ドタドタチョンチョン歩きます
 


 


 




空が蒼いっ!
 



蒼空は何ものにも代えがたい絶対の正義

一生青空だったらいいのに…

なんてね

言いすぎました



でも、上見坂ルートはロングドライブ

モチベーションの維持管理が大切です



いつもは静かに歩く路だけど

たまにスマホで歌を聴きながら歩く事があります


今日はその日


仕込んだAmazon Music Unlimited


本日1曲目は Suchmos STAY TUNE


お~、い~ねぇ モチベーション上がるわ…



軽やかな足取りで、走るように駆け抜ける白嶽路
 


 


 



…嘘です


昨夜の睡眠時間は1時間半ちょっと

朝方(?)2時半に目が覚めてずっと眠れず


ホントは山に来ちゃいけないバッドコンディションなんだけど


今日は来ずにはいられない

(昨夜は飲まずにいられない)


そんな心のコンディション





「この8ヶ月…また二人が元に戻ってくれたら

そう ずっと 思ってたんだけど…」


昨日、嫁入り道具(タンス、ベッド、水屋)を引き取りに家にやってきた前妻の母親の言



…何を今更

地獄の日々を過ごしていた私に要らぬ情報ばかり与え

やばいと思ったら電話も出なくなったくせに



「そんなことを考えていたのですか」


「娘さんが一人決めた事なのに」


「私も息子も…この8月までは ずっと 地獄でした」



冷静に、この三行の言葉を喉の奥から絞り出すのが精いっぱい



「せめて…離婚届を出す前に 一言 言ってくれていれば…」


顔をよそ向けて今更な話をする元義母にイラつきを押さえることが出来ず


「その話は3月に伺った時にお話ししました」


「何度も言いますが、全ての準備を整えて私に離婚届を突き付けて来たのは…」



話の分かる元義父は


「そうだ、家の娘がすべて悪いんだ」


そう言っては下さるけど


元義母の心の内はちょっと…かなり分からない


「あなたに愚痴を言ってもなんだけど…」


そう言って、聞きたくもない元妻の現状を一方的に私の耳に頭に心に、グイグイねじ込んでくる


これは言葉のテロ


手で制そうが、どうしようが もう止まらない


でも


心の内に響き渡る自分の言葉




オレノ シッタ コトカヨ




まるまる他人事の様に聞けるようになったのは


新しい友人


・・・その人のおかげ



本日2曲目 feat.HIDE(GReeeeN)ーMISIA アイノカタチ



あのねいつの間にか 気づいたんだ…
 


 

下界…では


もちろん『スナック由美』でも


51歳独身男が絶対に口ずさめない ヤバ系の歌詞



深い山中ならノープロブレム
 


 


 
  


愛のかたっち ですっ



そんなこんなで


鳥居 着
 



ここからは静かに…


流れる音楽を止め

西岩峰を目指します
 


 


 



で…



西岩峰 着
      


 


 


 




風がそこそこ強いんで…


岩のテラスに下ります
 



その前に


東岩峰白嶽神社 参拝
 


 


 


  




@岩のテラス



ザックを下ろし
 



お昼にします
 


 




赤飯を頬張りながら


眺める下界
 





昨日の元義父母の訪問は婚礼道具引き取り以外


もう一つ


まぁ


こちらの話の方が メインだったのかもしれない



さすがにブログで全世界発信出来ないえぐい内容…


ただ さすがに精神に堪えて


『スナック由美』でのボックス席占拠事件に繋がる案件




はぁ 次から次に よくもまぁ これだけ 不幸がやってくるもんだ…




急に苦みを増したコーヒーを胃の腑に流し込み




雲量が増した白嶽さんを後にします
 


 


 


 




鳥居分岐
 



洲藻方面ならここまで来たらあとちょっと…ってなるんだけど



上見坂方面はもうひと歩き…
 


 





サクサク歩く上見坂路
 


 


 




風が強さを増してきました
 




乳酸も溜まらず軽快快調


まだまだ行けるな、俺…
 



午前中


歩いている私に 新しい友人 がくれたラインの一言




「元気な51歳だなぁ」




つまらないラインにも


酔ってかける

夜遅い時間の電話にも付き合ってくれるやさしい

新しい友人


でも、


その優しさは・・・ね、






さぁ



駐車場までもう少し




最後の曲は


浜田省吾…





友達のままでいい

心の中 ささやく声 

だけど



 




街角で 仕事場で…




 





歌うように君の名を呼ぶ





 





愛される事なんて


無いと知っていても





 






愛しい君の名を呼ぶ




 
 






…すごい




歌詞だな




・・・気持ちは わかる けど

あした晴れるか

2018年10月20日 | 山歩記
朝から予報通りの大晴天



 




先週白嶽だったから


今日は必然的に有明さん



清水山経由で歩きます
 



蜂さんと


もう一つの理由で避けていた清水山…



もう



大丈夫 かな



要らぬ記憶を呼び起こさない様


いや


過ぎた日の良き思い出だと、心の隅に留め置くため…




4月25日以来、およそ半年ぶりに




(今日は)ここから登ります
 



着実に…
 



一歩、一歩…
 


 


 




三の丸 着
 



建設途中の博物館以外、景色は何も変わりません



ここまで6分



すぐに有明山の方に向き直し
 




二の丸目指して歩きます
 


 


 




心も足も 浮つかない…




二の丸着
 



登り始めて、ここまでおよそ15分



二の丸
 



そして



一の丸
 


 



標高210メートル


清水山山頂 着
 


 


 




登山口から20分

交流センターの駐車場からだともう10分プラスかな



対馬高校、曲地区、厳原市街地が一望出来るから


ちょっとした山歩き気分は味わえます



ぬるくなったアクエリアスを一口ごくり


喉を潤した後




背後に聳える有明山を目指し
 



古城の搦手を下ります
 


 



清水山分岐
 




ここまでおよそ27分


出合った分岐を右に上れば有明山、左に下れば登山口

ここからだと交流センターの駐車場までおよそ30分


清水山山頂での休憩を入れても2時間あったらお釣りが来る

時間が取れない

また、膝の痛い人向きのお手軽周回コースです




私はオモカジ



静かな有明路を一人静々歩きます
 


 


 


 


 


 


 




久田道分岐の少し下
 




何気なく振り返った背後


登山道を黙々と登って来られる一人の登山者


ん?


見慣れたフォルム…



お~


師匠じゃないですか~
 



先週の白嶽さんに引き続き、2週連続の御邂逅です


有明で逢うのはいつ振り?


ゆいさんが転勤されたあと、完全絶滅危惧種となった島の登山愛好家2名



蒼い有明山頂を目指します
 



遠くの白嶽
 




本来師匠は今日も白嶽登山の予定だったらしいけど


洲藻のトイレに駐車中の車の多さに辟易して、急遽有明に変更の由




上品な白嶽さんは受け入れ人数も限りがあるけど


野太い有明さんは…
 


 



大隊規模でも収容可能!




広い山頂にザックを下ろし
 




遊ぶ有明…
 



開演です





私、今日はこのまま柳ノ壇、隠蔵寺から権現を経て、上見坂を下り厳原市街地と言うコースを考えていたけど



やっぱり師匠と歩きたい




コーヒー、おやつを平らげた後



そのまま一緒に下ります






 






一人にはいつでもなれるけど


二人になるにはご縁が必要だから です







今年はいろんな縁がなくなりました



前妻


ラム


そして…



また、年が明けて来春には息子…





私の大切なモノ


大切だったもの全てがなくなってしまいました






すべての事実を受け入れ



いったんおさまったはずの心が
 


時折ざわざわと騒ぎ出します







静める術は




酒に溺れ


山に忘れる



あるいは・・・











あした晴れるか 晴れないか







 







たまらなく おろかな男になっていきそうで 



ままならない

ふたりあるき

2018年10月14日 | 山歩記
白嶽さん



久しぶりに上見坂ルート




白嶽トンネル取り付きから登ります

 




落ちるものは落ち

伸びるものは伸び…



そして



すっかり秋のたたずまい…
 




伸びたススキの間を抜けて



登山道へと駆け上がります
 


 




今日は遅めのスタート



まぁ 特段急ぐ用事もないし



あっちゃこっちゃとレンズを向けて



写真撮り撮り ずぶずぶ まったりな山歩き
 


 


 


 


 


 




これはこれでアリ…


一人歩きの気楽さです



登山道を飲み込んだ作業道


崖崩れ中…
 


 



上も 下も


ちょっと用心しなくちゃいけないレベル



いつ歩いても気持ちの良い


大坂壇山の植林帯
 


 


 





この辺りまで来るとすっかり深山の趣き
 



俗世の音はもう何も聞こえません…



ただ聞こえてくるのは


鳥のさえずり

沢を駆け上り梢を揺らす風の音


そして


落ち葉を踏みしめ歩く私の靴の音だけ…




前も後ろも左も右も


向かうところ 人 なし


…家でも山でも


私はいつも一人です



雲が広がり始めた空を眺め


ちょっとだけシフトアップ


少しだけ早足で
 


 


 


 


 




まずは鳥居を目指します
 


 


 




…で



鳥居着
 



ここでひとまずザックを下ろし


道中、LINEをくれた新しい友人に返事


人気のない山中を一人で歩く事にもうすっかり慣れたはずなのに


やっぱり誰かと繋がっている安心感は何とも言えず心強い




自分の勇気を取り戻し…



鳥居を潜り
 



西岩峰を目指します
 


 



途中


下山中の師匠と嬉しいばったり



話をしよう…と

師匠はまた登り返して下さり、岩のテラスでスタンバイ



私は一人西岩峰へ
 


 


 


 




権現山の向こうには壱岐の島影
 




歩いてきたルートを望見…
 




わずか60センチの1歩でも


歩こうという信念があり そして、その歩みを止めない限り 必ずそこにたどり着く事が出来ます


ほんと


山歩きは人生の縮図 です…




東岩峰白嶽神社にいっぱいお願いをして


師匠が待ってくれてある岩のテラスに下ります




たっぷりお話しをし




帰りは師匠とご一緒
 


 


 




鳥居分岐
 



ここで


またの再会を約し



私は上見坂、師匠は洲藻へと





 





互いの路を歩きます




 
 
悪いことも良いことも


悲しいことも嬉しいことも


全部ひっくるめた


これが私の人生です






辛くて悲しくてたまらない時にばったり出逢って



話を聞いて下さった師匠




もう死んでしまおう…




そう思った日に私の前に突然あらわれてくれた新しい友人






いろんな人との


出逢い


ご縁で生かされている…




心の底からそう思います








長く伸びる檜の影を辿りながら





 





ひとりで歩く上見坂路…






でもいつの日か





ふたりあるき




出来るといいな



そんな事も



思ったりなんかしちゃいます