全てを忘れるその日まで

~明日への遺書~

迎え

2018年07月29日 | 日記
最近よく思う様になりました


ラムに早く逢いたいって




ラムは今どこにいる?

ラムは今何してる?


ラム・・・


ラムもオンジに逢いたいだろ?







今すぐにでも

迎えに来ていいよ

木枯らしに抱かれて

2018年07月28日 | 山歩記
今日も白嶽さん



週末の晴天とはいえ「災害クラスの猛暑」と呼ばれる今年の夏



さすがに誰も居ないだろうと洲藻の登山口にやって来ると



おや!



すでに車が1台鎮座中…師匠のお車です



さすがです、師匠



この暑さをものともしない皆勤賞っぷり



この、山への想いは変人を通り越して、もはや変態レベルと言っても過言ではありません



手短に準備を整え



昨日よりも涼しいけど、うだる様な暑さの中、もう一人の変態が歩みを始めます



…そして





西岩峰 着
 



ここで休憩中の師匠と出逢います



先週のクリアビュー有明でデジイチを持ってきていない事で悔しい思いをしたから今日は持ってきてみたけど…



残念ながら本日はモヤビュー
 




そう…


思い通りには行かないのが人生なのです



でも北東の風が比較的強めに吹いている今日の白嶽西岩峰は思いの外涼しく



長い時間



誰も来ない頂で師匠と二人


あれやこれやと よもやま話に花を咲かせます
 


 




遠くに見える病院
 




6月1日


だいぶ治った、もうこれからは自分で治すと言って退院させてもらったけれど…


やっぱりこの手の病は一筋縄ではいかないみたい



「薬なんかにはもう頼らない」と主治医に大見得を切って退院したけど


日が経つにつれ睡眠障害が酷くなってどうにもならない


1日3時間寝れたらいい方で、2時間或いは1時間も寝れていない日が続き、身体が悲鳴を上げる


心のバランスもとりにくくなり


あれほど忌み嫌った病院 閉鎖病棟に居た頃の妙に安寧とした日々が恋しく思い出され


戻ろうか


そう思ったことが正直幾度もありました




自然と此処に足が向いたり、此処にプリウスを走らせて来たことが


そういう私の思いの証であったかもしれません

 


 


 


 


 


 





彼女の様に生きれば楽になれるのに…




そう頭のある部分ではわかっているけど


頭の別の部分が邪魔をする



彼女以上の女性と出逢えると思っているのか?


彼女と過ごした幸福だった日々を超える時が、これからまた来ると思っているのか?





そう…


答えは明確に出てしまっているのにな







…楽しい時は過ぎ



西岩峰を下り
 


 





師匠と別れた登山口
 



又の再会を約します





夕刻



西に走らせたプリウス
 



凶暴な太陽も1日の仕事を終えるころには


優しい黄金色の衣に纏い直し


辺りを穏やかに照らします
 


 




浜辺で遊ぶ楽し気な家族の姿に


かつて自分にも居た家族の姿を重ね合わせ


 



少しセンチな気分のまま



待つ人が誰もいなくなった家に向かい



プリウスを走らせます
 




「もう昔の事は忘れて、前を向いて歩いて行きなさいよ」


退院後、私の事を心配して家に訪ねてきてくれた老夫婦のお言葉です


もちろんそれは判っています…忘れてしまう昔の事がただ黒歴史だけで終わっていたら、そうできたでしょうけど




愛した人もいた 恨み憎んだ人も

それさえも今では 懐かしく思う


忘れたりはしない 思い出は友達

白い息吹きかけ あたためてあげる





…松山千春の「木枯らしに抱かれて」を自然に口ずさみます



そう


すでに新しい幸せを手にして、幸せな日々を過ごしている彼女にとって

私との26年は人生の回り道の時間でしかなかったけれど



私にとって彼女と過ごした26年の時は、何ものにも代え難い大切な宝物です


女々しいけど


慈しみ大切にしてきた前妻と過ごした日々を忘れる事はそう簡単じゃありません




でも…いつの日か




全てを忘れるその日まで





もうしばらく






地獄の日々を続けて行こう






 






それが




私ごときに26年もの人生の貴重な時間を費やさせてしまった彼女に対する




私なりの贖罪です