
翔の従姉妹が金髪碧眼の白人だったことに驚いている葵。これが2人の出会いのシーン。
このページは、描き直しになります。大きなミスを犯してしまいました。
今日、ペン入れするシーンで陽(あかり)が葵を好きになる瞬間の大ゴマがあるんですが、正に少女マンガ。無音の表情だけ。陽の表情だけが勝負です。
この作品「葵の花」は初恋という一生に一度の恋を描いた作品です。
初恋は実らない。
作者の私は、この先の2人を知っているので、時々描いてて泣きそうになります。
本物の「運命の相手との恋」を描きたくて、この話を作りました。
「運命の相手」そんなものが人間という愚かで強欲な生き物同士で成立するのかとの想いも有ります。
別れても会えなくなっても、代用の相手は作らない。作れない。愛せない。
葵については、この出会いは生涯独身の彼の人生を決めてしまいます。
陽の方は、強情で気性の激しい本来の性格が強く強くなりながら、大人の女になります。短い人生を駆け抜ける陽。
「Crystal Ball」全体を見れば、これは三角関係の物語なのですが、物語のテーマは「心」です。かなり宗教的なものも入っています。「愛」はキリスト教的な愛の概念を持っています。
「愛は恋愛だけではありませんし」
これは、作中のキャラで、あと少しで登場する桃花のセリフ。
私、このセリフ好きなんですわ。