「男性の性被害者」を書くにあって読んでいる本の内容が衝撃的すぎる。
アイデアメモが役に立たなくなった。こんな単純なストーリー展開ではダメだ!落ちどころもない闇が現実にある。
敢えて、落とさないで終了するかもしれない。個人的な問題としては解決するので、そこまでかなと思っている。
構成も各キャラクターの立ち位置も変える。
最後は、加害者の立場で締めるかもしれない。それが、順当だと思う。救いの無さが全面に出ると思う。
漫画を描いていた時も、文章にしてからも、「この作品で私は何を言いたいのだろう」ということには、かなり拘る。その拘りがなければ、創作活動なんて最初からしていない。
漫画なら絶対に描いてはいけない「NG作品」だ。
漫画は、勧善懲悪のストーリーがお約束だ。ここが、漫画と文筆の違うところなのだ。
文筆の世界では、徹底的に「醜いもの」が書ける。書いてもいい。むしろ書いたほうがいい。
小説と漫画は表現手法としても全く違うし、書いてもいい範囲も違う。
昔、漫画で「この主人公には感情移入できない。読後感が悪すぎる!」とNGを突きつけられたことがある。それ以来、あまり触れないでいた傾向だったのだが、最近は「胸糞作」を書くことに生きがいを感じている。
私は嘘、特に自己欺瞞を剥いでしまうストーリーが大好きだ。徹底的に丸裸にする。
評価は、私がするものではないので、他人様に任せている。
そんなことで「ショタコン…」も、そろそろ執筆に入る。