実は絵を描くのは得意ではない。好きではあるのだが、才能はないなと思う。
絵は子供の頃から下手。今、それなりに形になってるのは練習の結果でここまで来てますと言う感じ。
それでは何故、私がストーリーマンガを描いているのかと言うと物語を考えるのが好きだからなのである。頭の中からアウトプットする方法を私は漫画しか知らない。
出来ない。
小説を読むのがとても好きで、元気だった頃は毎週図書館に通い更に本をたくさん買っていた。
先日、1950年代の石川達三の本を再読して文章の美しさに感動した。ストーリーの面白さと作家の文章表現に心が震える。
好きな作家は、たくさんいるのだが、突然その作家の新作は読まなくなったりもする。
渡辺淳一は医療モノは全部読んだが、不倫ものは「失楽園」と「愛の流刑地」くらい。白石一文は「不自由な心」がイチオシ。平野啓一郎の「決壊」は、前半の文章の難解さにめげそうになりながら、ストーリーが正に「決壊」した瞬間に度肝を抜かれた。残酷描写と救いのないラスト。。。でも、救いは無いのか?本当に?
読書しては考える。
14才から哲学にも興味を持った。
サルトル、キルケゴール辺り。そして、私のものの考え方を決定したボーボワールの「第二の性」
サルトルとボーボワールの実験的事実婚。現実には、夫婦喧嘩が絶えない普通の夫婦だったと言われているが。
哲学については、現代の大学教授の本を読んだりもしている。
子供の頃から、病気で読めなかった頃を除いて乱読して来た本。それが私の頭で解釈されミキサーにかかってドラマを作る。
これが好きだからマンガが描きたい。
小学生の頃、月間読書チャレンジっていう企画があって、私はブッチギリの1番だった。本が好きな子供。そして夢想家。
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