この2人が知り合ったのは19年前。当時、ゲイのハッテン場となっていたバーに健吾が知らないで行っちゃいました。
駿は18歳で既に店を亡くなった養父から継いでオーナー兼バーテン。学校も碌に行ってなくて、それでも門前の小僧だったので店の経営、バーテンとしての力量、話術や人を見る目はプロでした。
酒を飲んで荒れる健吾を見て一目で「あー❗️この人自分の本性が分かってない」と見抜きます。
健吾は、人を愛せない自分に悩んでいました。25歳。
駿は、面白がって彼を構います。ん健吾を「こちら側」に引き摺り込ん目覚めさせます。健吾は女を愛せない自分を受け入れて駿に片想いするようになります。
この頃の駿は、かなり小悪魔で健吾は翻弄されます。
四年後、2人は同居生活を始めます。駿は店に出るのもやめて、他の恋人達とも別れて殆ど家で主夫になります。店の仕事は続けますが、店には出ません。
そして15年。一緒に暮らし続けていますが、もはや2人は恋愛関係ではなく、ルームメイト。指一本触れず10年以上が過ぎています。
仲が悪いわけでもないのに恋愛感情が消えてしまったのです。一緒に暮らすには居心地が良いので、ズルズルと暮らしています。離れる決心はつきません。
この2人も悩んでいるのです。
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