「5、闇と光の島」が書き上がりました。今晩、微調整。明日は、タイトル画の作成。
5の執筆にあたって困ったのは、4のラストで死亡するはずのキャラクターが生き残ってしまったこと。
私の中の何かが「コイツを殺しちゃダメ」と止めたのです。
じゃあ、5で何をさせる?と考えたら、スッポリ場所が空いていました。多分、生きていた方で良かったと思います。
彼はベトナム人看護師と知り合い、目が海外に向きました。
そこから、ベトナム、タイを訪問します。
ベトナムと言えば、ベトナム戦争。その爪痕と現在のベトナム。
タイのバンコクで仏教信仰が日常に溶け込んでいることに感動し、パタヤで立ちんぼの群れを見て、女を買う先進国の男たちを見て吐きます。
最後に目的地トルコに向かうところで彼の5での受け持ちは終わりました。このエピソードはラストにつながります。
最初の話と同じ展開なら、彼の存在の意味はただの恋愛要素要員でした。
全体の話のラストは同じなので、そこにも説得力が増す効果が出ます。
今更、ベトナム戦争について確認の意味も込めて調べ直しました。
「ベ平連」のことも。ハロン湾をベトナムでの最後のエピソードで使いました。
バンコクの地図を出して川の名前を思い出したり、植林ボランティアについて資料を探したり。
私はタイのパンガーで植林ボランティアをしました。2年。バントイ村という農業の村にも訪れています。暑いタイの人たちは昼間眠って、夜、農作業に出るのです。3歳の子供が父親と家業のゴム農園の仕事をしていました。
そこはプーケットの近くです。地元のPTAの皆さんとか、軍隊のにいちゃんとかと一緒に泥の中を歩くんです。
物語に出しているのは、主に私が行ったことがある場所が多いです。
トルコには行ったことがないので、これは調べました。これもラストにつながる大事なエピソードになります。
マンガもそうですが、読み込む資料が膨大です。過去の経験で使えるものはなんでも使っています。
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