安倍政権は政府代表の杉山晋輔外務審議官を2016年2月16日にジュネーブで開かれた国連の女子差別撤廃委員会に出席させ、「慰安婦」問題について、軍や官憲による強制連行を裏付ける資料がないとか、韓国の済州島で強制連行があったとする吉田清治氏の証言を
「捏造」「完全に想像の産物」
と述べさせ、証言を繰り返し報道した朝日新聞が
「誤りを認め謝罪した」
ことを説明させました。
とにかく、杉山審議官の話の中にはこれでもかというくらい「朝日新聞が」「朝日新聞が」という話が出てきます。
追悼 戦争で片腕を失った水木しげる先生が描いた「従軍慰安婦」。
外務省によると、政府が国連で吉田証言や朝日新聞の謝罪を説明するのは初めてで、産経新聞や保守論壇は画期的なことだとほめたたえています。
しかし、慰安婦を「強制連行された軍用性奴隷」と断定した国連人権委員会のクマラスワミ報告やマクドゥーガル報告書は、吉田証言を根拠の一つにしたにすぎず、吉田証言一つが覆ったところで、各報告書の全体の価値が損なわれるわけではありません。
さらに、前述のように、杉山審議官は朝日新聞が誤った報道をしたから国際的な誤解を招いたと再三言うのですが、朝日新聞にそんな国際的な影響力なんてありませんよ(苦笑)。
また、1991年当時は朝日新聞だけでなく、どの新聞も「慰安婦」が強制連行されたと報道していましたし、当の産経新聞など1993年になってもまだ「慰安婦」は強制連行されたという記事を書いていました。
なんでも朝日新聞におっかぶせようとする杉山氏は、産経新聞の特派員のようです。
参考
2015.8.30 06:00産経新聞 【元朝日新聞・植村隆氏インタビュー詳報(2)】 「『強制連行』僕は使っていない」
産経新聞、内閣法制局長官が「臨時国会召集しなくても違憲でない」と答弁している、と「誤報」。
少年事件を起こした子どもたちには、悪いことをしたのに反省せず、それをごまかすのはさらに恥ずかしいことだと、よく言って聞かせるんですけどねえ。
よろしかったら大変お手数とは存じますが、上下ともクリックしてくださると大変うれしいです!
【慰安婦問題】
「批判は事実に反する」国連委で 遅まきながら政府が反転攻勢 河野談話の重荷なお
「受け入れられない」
女子差別撤廃委員会の対日審査で、慰安婦問題に関する杉山晋輔外務審議官の発言後、中国出身の女性委員が声を上げた。「誰も70年前の出来事を否定したり、変えたりすることはできない」
これに対し、杉山氏は 「日本政府が例えば歴史の否定をしているとか、この問題について何の措置も取っていないというご批判は事実に反すると言わざるを得ない」と穏やかな口調ながらも強く反論した。
しかし、別の委員からも、日本は1993(平成5)年に慰安婦募集の強制性を認めた河野洋平官房長官談話を出しているのにもかかわらず、なぜ今になって否定するのかといった疑問の声が上がった。
慰安婦問題については、政府の責任を追及する日本人活動家が1990年代から国連で歪曲(わいきょく)した事実関係を流布し、定着させてきた。そうした中で河野談話は、慰安婦を「性奴隷」とする認識を定着させた96年のクマラスワミ報告書につながった。当時の日本政府も同報告書の反論文を準備したが、政治的な配慮から国連に提出せず、事実関係を国際社会に説明する絶好の機会を自ら逃している。
今回の女子差別撤廃委員会で、日本政府が国連を舞台とした“歴史戦”で反転攻勢に出たことは、遅きに失した感があるものの評価できる。政府は河野談話を堅持しながら事実関係を説明するという“重荷”を背負いながら、あらゆる機会を利用して事実関係の説明を続けていかなければならない。(ジュネーブ 田北真樹子)
2016年2月19日05時03分 朝日新聞
国連の女性差別撤廃委員会の対日審査で、慰安婦問題をめぐる杉山晋輔外務審議官の発言は以下の通り。
◇
冒頭発言の中で触れた部分
長年にわたり日韓両国間の懸案事項であった慰安婦問題に関しては、昨年12月28日に日韓外相会談が行われ、この問題は両国の間で「最終的かつ不可逆的」に解決されることが確認をされました。現在、両国それぞれが合意の内容を誠実に実行に移すべく取り組んでいるところであります。
日本政府としては20世紀において、戦時下、多くの女性たちの尊厳や名誉が深く傷つけられた過去を胸に刻み続け、21世紀こそ女性の人権が傷つけられることのない世紀とするため、リードしていく考えであります。
本件については一言付け加えさせていただきます。そもそも女子差別撤廃条約は日本が同条約を締結した1985年ですが、締結以前に生じた問題に対してさかのぼって適用はされないということでありますから、慰安婦問題を当条約の実施状況の報告において取り上げることは、適切ではないというのが日本政府の基本的な考え方だ、ということを一言付け加えさせていただきます。
委員との質疑応答での発言①
これまで申し上げたことに加えて、次のとおり主要な点、重要ですので口頭で申し上げます。
まず書面でも回答したとおり、日本政府は日韓間で慰安婦問題が政治・外交問題化した1990年代初頭以降、慰安婦問題に関する本格的な事実調査を行いました。しかしながら日本政府が発見した資料の中には軍や官憲による、いわゆる強制連行というものを確認するもの、確認できるものはありませんでした。
慰安婦が強制連行されたという見方がひろく流布された原因は、1983年、故人になりました吉田清治氏が「私の戦争犯罪」という本、刊行物の中で、吉田清治氏自らが「日本軍の命令で韓国のチェジュ島において大勢の女性狩りをした」という虚偽の事実を捏造(ねつぞう)して発表したためであります。この書物の内容は当時、大手の新聞社の一つである朝日新聞社により、事実であるかのように大きく報道され、日本、韓国の世論のみならず国際社会にも大きな影響を与えました。しかしながら、この書物の内容は後に複数の研究者により完全に想像の産物であったことがすでに証明されています。
それが証拠にこの朝日新聞自身も、2014年8月5日および6日をふくめ、その後9月にも累次にわたり記事を掲載し、事実関係の誤りをみとめ、正式にこの点につき読者に謝罪をしています。また、「20万人」という数字も具体的な裏付けのない数字であります。朝日新聞は2014年8月5日付の記事で、女子挺身(ていしん)隊とは戦時下の日本内地や旧植民地の朝鮮・台湾で女性を労働力として動員するために組織された女子勤労挺身隊を指す、目的は労働力の利用であり、将兵の性の相手をさせられた慰安婦とは別だ、としたうえで、「20万人」との数字のもとになったのは、通常の戦時労働に動員された女子挺身隊と、ここでいう慰安婦を誤って混同したことにあると自ら認めているのであります。
なお、「性奴隷」といった表現は事実に反します。
日韓両政府間では、慰安婦問題の早期妥結に向けて真剣に協議をおこなってきたところでありますが、先ほど申し上げたように、昨年12月28日にソウルにて日韓外相会談が開催され、日韓外相間で本件につき妥結にいたり、慰安婦問題が「最終的かつ不可逆的」に解決されることが確認をされました。同日午後、日韓首脳電話会談が行われ、両首脳はこの合意にいたったことを確認し、評価した次第であります。冒頭申し上げましたように、このときの日韓合意を表す資料は書面の回答に添付されておりますので、ここでその内容の詳細をくりかえしてご説明することはしません。日本政府はこれまでもアジア女性基金などを通じて本問題に真剣に取り組んでまいりました。今後もしたがって韓国政府が元慰安婦の方の支援を目的とした財団を設立し、これに日本政府の予算10億円程度でありますが、資金を一括で拠出し、日韓両政府が協力し全ての元慰安婦の方々の名誉と尊厳の回復、心の傷の癒やしのための事業を行うこととなっております。
現在、日韓両国政府はそれぞれ、合意内容を誠実に実行に移すべく取り組んでいるところであり、この点は現時点でもまったく変わりはありません。このような日韓両国政府の努力につき、国際社会のご理解をいただけると大変ありがたく思います。ちなみに、潘基文国連事務総長を含め、国際社会は日韓両国が合意に達したことに歓迎の意を表明していると承知をしています。
もう一点だけ、最後に付け加えます。いまご質問いただいたホフマイスター判事は、他の国の例もお挙げになりました。先の大戦に関わる賠償ならび財産及び請求権の問題について、ご指摘になられた点も含め、日本政府は米仏等45カ国との間で締結したサンフランシスコ平和条約、それだけではなくて、その他の二国間の条約など、これは日韓請求権経済協力協定も含めますし、日中の処理の仕方も含みます。こういったものによって、ここでそれいちいち法律的に説明することはしませんが、誠実に対応してきており、これらとの条約などの当事者との間では、個人の請求権の問題を含めて、法的に解決済みだ、というのが日本政府の一貫した立場です。
最後に一言。にもかかわらず、日本政府はアジア女性基金を構築し、我が国の予算からの拠出と一般からの募金によって一定の活動をしたということも、説明をすると、きちんと説明するためには長くなりますので、ここでアジアの女性基金についての詳細は説明しませんが、おそらくここにおられる各委員の皆様はその内容をよくご存じと思いますので、その点だけ付言をして私の答えにさせていただきたいと思います。
委員との質疑応答での発言②
あのゾウ委員からご指摘された点についていくつかお答えをします。
まず第一に、さきほど内容については、あの、「すでにお配りしてあるので詳しく説明しません」と申し上げましたが、昨年の12月28日に岸田大臣と尹長官の間で、「最終的かつ不可逆的」に解決されていることは文書の回答の添付の文書を見ていただければ、明確だと思います。従って、日本政府がこの問題について、例えば、歴史の否定をしているとか、この問題について何の措置も執っていないというご批判は事実に反するといわざるをえません。
ちなみに、さきほど、いわゆる強制ということは、我々が調査した中では、裏付けられなかった、と申し上げましたが、この岸田大臣の合意のなかには、慰安婦問題は当時の軍の関与のもとに多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題であり、日本政府は責任を痛感している、えー、ちょっと飛ばしますが、これらすべての方々に心からおわびと反省の気持ちを表明する、そして額は10億円程度ということですが、日本の予算の措置により、財団を設立する。あの、それからさらにいろんな説明しなきゃいけないんですが、中身について時間がないのでそれ以上はいいません。
ここでいう、当時の軍の関与というのは、慰安所が軍当局の要請により設立されたものであるとか、慰安所の設置管理および慰安婦の移送について日本軍の関与があったとか、あるいは慰安婦の募集について軍の要請を受けた業者が主にこれに当たったということであるということは、従来から認めていることであって、私がさっき申し上げたことは、そのこととともに、たとえば「20万人」という数字は完全に間違いだと、本人っていうか、出した新聞社が認めているとか、そういうことを明確にするために申し上げたわけだし。それから「性奴隷」という表現も事実に反するということをもう一度ここで繰り返しておきたい。
ちなみに、書面で回答に添付したこの両外相の共同発表の文書の中にも「性奴隷」という言葉は1カ所も見つからないのも事実であります。従って、今、ゾウ委員からご指摘を受けましたが、非常に残念なことに、ゾウ委員のご指摘は、いずれの点においても、日本政府として受け入れられるものでないだけではなくて、事実に反することを発言されたという風に、申し上げざるを、残念ながら、申し上げざるを得ないということを明確に発言をしておきたいと思います。
委員との質疑応答での発言③
ほんの数十秒。さきほど一つ大事なことを言うのを忘れたのでいいます。
あの、すでに先ほど申し上げたとおり、委員のお手元に届けてある日韓の合意、これは日韓間の合意であって、これを現在、日韓両国政府はそれぞれ誠実に実行に移すべく、取り組んでいるところであり、この点は全く変わっていません。このような日韓間の合意についてぜひ理解をしていただきたい。こういう重要なことを忘れていたのでもう一回繰り返します。
国連委で慰安婦報道言及、外務省に申し入れ 朝日新聞社
2016年2月19日05時02分 朝日新聞
スイス・ジュネーブで16日に開かれた国連女性差別撤廃委員会の対日審査で、外務省の杉山晋輔外務審議官が慰安婦問題について発言した際に朝日新聞の過去の報道などに触れ、「国際社会に大きな影響を与えた」などと述べた。朝日新聞東京本社報道局は18日、外務省に対し、「根拠を示さない発言」などとして遺憾であると文書で申し入れた。
杉山氏は、朝鮮で慰安婦を強制連行したと証言した故・吉田清治氏について「虚偽の事実を捏造(ねつぞう)して発表した」と説明し、「(吉田氏の)書物の内容は当時、大手の新聞社の一つである朝日新聞社により事実であるかのように大きく報道され、日本、韓国の世論のみならず国際社会にも大きな影響を与えた」と述べた。
さらに、慰安婦の人数について、「20万人という数字も具体的に裏付けのない数字」とし、「20万人との数字のもとになったのは、通常の戦時労働に動員された女子挺身(ていしん)隊と、ここでいう慰安婦を誤って混同したことにあると(朝日新聞が)自ら認めているのであります」などと発言した。
慰安婦に関する報道をめぐっては、朝日新聞社は2014年8月、吉田氏の証言を虚偽と判断し、関連の記事を取り消した。
申入書では、国際的な影響について、朝日新聞の慰安婦報道を検証した第三者委員会でも見解が分かれ、報告書では「韓国の慰安婦問題批判を過激化させた」「吉田氏に関する『誤報』が韓国メディアに大きな影響を及ぼしたとは言えない」などの意見が併記されたと説明。国際社会に大きな影響があったとする杉山氏の発言には根拠が示されなかったと指摘した。
また、女子挺身隊と慰安婦を混同して報じた点について、朝日新聞社はおわびし、訂正しているが、20万人という数字について、「女子挺身隊と慰安婦の混同がもとになったとは報じておりません」と指摘した。慰安婦の人数については諸説あることを報じていることも伝えた。
川村泰久外務報道官は文書を受け取った上で、「お申し入れの内容が詳細なので、精査させて頂きます」とコメントした。
◇
朝日新聞による慰安婦報道を検証する「第三者委員会」が2014年12月22日に公表した報告書で、「国際社会に与えた影響」については三つの報告が併記された。このうち吉田清治氏の証言(吉田証言)をめぐる報道について触れた主な部分は以下の通り。
岡本行夫委員、北岡伸一委員
「(日本軍が、直接、集団的、暴力的、計画的に多くの女性を拉致し、暴行を加え、強制的に従軍慰安婦にした、という)イメージの定着に、吉田証言が大きな役割を果たしたとは言えないだろうし、朝日新聞がこうしたイメージの形成に大きな影響を及ぼした証拠も決定的ではない。しかし、韓国における慰安婦問題に対する過激な言説を、朝日新聞その他の日本メディアはいわばエンドース(裏書き)してきた。その中で指導的な位置にあったのが朝日新聞である。それは、韓国における過激な慰安婦問題批判に弾みをつけ、さらに過激化させた」
波多野澄雄委員
「朝日新聞の吉田氏に関する『誤報』が韓国メディアに大きな影響を及ぼしたとは言えない」
林香里委員
「国際報道調査のもっとも端的な結論は、朝日新聞による吉田証言の報道、および慰安婦報道は、国際社会に対してあまり影響がなかったということである」
2016年2月18日(木) しんぶん赤旗
日本政府「慰安婦」強制連行を否定
国連委で強い批判
女性差別の撤廃を審議
【ジュネーブ=玉田文子】国連女性差別撤廃委員会による日本報告に対する審議が16日、ジュネーブの国連欧州本部でおこなわれ、日本軍「慰安婦」問題に対する日本政府の対応が厳しく批判されました。
政府代表団の杉山晋輔外務審議官は「慰安婦」問題について、「日本政府が発見した資料の中には軍や官憲による、いわゆる強制連行を確認できるものはなかった」と説明しました。さらに、「性奴隷という表現は事実に反する」とのべるとともに、昨年12月の日韓合意で「最終的かつ不可逆的に解決した」などと主張しました。
これに対し委員は、「非常に不満で許容できない。だれも歴史を変えることはできないし、逆行することもできない。問題を否定する一方で、日韓合意をすすめる政府の態度は矛盾している。問題がないのであればなぜ、合意する必要があったのか」と強烈な不満を突きつけました。
女性差別撤廃委員会は日本政府に対し1994年以来繰り返し、日本軍「慰安婦」問題の解決を勧告しています。
ところが政府は、第7、8回報告で「本条約を締結(1985年)する以前に生じた問題に対して遡(さかのぼ)って適用されないため、慰安婦問題を本条約の実施状況の報告において取り上げることは適切でない」として、開き直ってきました。
「国際社会で 通用しない」
審議を傍聴した日本婦人団体連合会の柴田真佐子会長の話
委員会は、日本軍「慰安婦」問題について被害者への補償、加害者処罰、教育を含む永続的な解決を繰り返し勧告してきました。重大な人権侵害であり、今も続いている紛争下での性暴力を根絶する上で、この問題の解決が欠かせないという立場なのです。日本政府の対応は、人権問題だという認識がまったく欠如していることを示すものであり、国際社会では通用するものではありません。
異例の自費出版で大反響の『外務省犯罪黒書』。こんな人物が外交のトップに上り詰める国でいいのか?
- 2016年02月02日 17時00分
- 提供:週プレNEWS
今から14年前の2002年、当時、自民党の衆議院議院運営委員長で現在、新党大地代表の鈴木宗男氏と、同じく当時、外務省国際情報局主任分析官で現在、ベストセラー作家の佐藤優氏が“国家の罠(わな)”にはめられた。
東京地検特捜部が動き、犯罪をでっち上げられて逮捕・起訴されたのだ。いわゆる「鈴木宗男事件」である。裁判では、鈴木氏には懲役2年・追徴金1100万円、佐藤氏には懲役2年6月・執行猶予4年が言い渡された。
普通ならばここで鈴木氏は政界引退、佐藤氏も外務省を辞職し姿を消すところだが、ふたりは不死鳥のごとくよみがえった。
このふたりには、「絶対に許されざる者たち」がいる。“国家の罠”の裏で暗躍した外務省極悪官僚の面々だ。本来、外交で発揮すべき交渉力、情報戦術を彼らは鈴木宗男事件に投入し、ふたりを闇に葬ろうとした。
しかし、鈴木氏は国会議員の武器である質問主意書で、佐藤氏は作家としてペンの力で外務省の闇をあぶり出し、彼らに対抗した。『外務省犯罪黒書』は10年前に月刊誌上で彼らが繰り広げた闘いの記録を、今あらためて一冊にまとめたものだ。
***
―この本で外務省の悪事をふり返ると、本当にとんでもない役所だなと実感します。
順番に見ていくと、モロッコで泥酔運転をして、現地人をひき殺した岡本治男氏。彼は免職にならないどころか、外交特権を使って罪を逃れ、わずか停職1ヵ月の処分で、その後、駐ドミニカ共和国特命全権大使に出世してます。しかも外務省は鈴木先生の質問主意書に対する回答で「この処分に関する当時の判断は、妥当であったと考える」と言っている。
また、別の章では外国の大使・公使になると、とんでもない金を蓄財できることが明らかにされてます。
大使になると給料の他にいろいろと手当がつきます。例えば10年前のモスクワで3年間大使をやると、非課税・精算不要の在勤基本手当だけで約3千万円が支給されるとあります。この調子で3ヵ国ぐらいの大使をやれば、国内外に3軒の高級マンションが買える金が貯まるとか。
他にも、自分たちが使ってきたエージェントを簡単に見捨てた話とか、在ロシア日本大使館を舞台にした「ルーブル委員会」なる裏金組織があったこと、1972年の沖縄返還の密約についてのウソを絶対に認めないことなども暴露されています。
そして、この本のある意味、主役である杉山晋輔外務審議官。彼は93年8月から95年1月のわずか1年半の間に外務省機密費2億円を使い込んだ。しかもその使い道は、銀座の高級クラブでの豪遊のみならず、料亭では全裸で肛門にろうそくを立てて点火し、座敷を這(は)い回る高等変態プレイまで含まれているとあります。
佐藤さんがこの本を今、自費出版という形ででも発表しようとされた理由のひとつが、悪の大本命・杉山審議官がもうすぐ外務次官に就任しそうだからということです。ちなみに今、この本はどれくらい売れているんですか?
佐藤 自費出版だと普通売れるのは数百部くらいでしょうが、おかげさまで1万部くらい出ているようです。
鈴木 そりゃすごいですね。
佐藤 杉山さんが最近、「鈴木先生の一件は、自分は本当はやりたくなかった。でも、当時の竹内事務次官にものすごい調子で言われ、生き残るためには仕方なかった」と言ってるそうなんですが、この話は鈴木先生の耳にも聞こえてきてますか?
鈴木 きてますね。組織の一員として、上の意向に従わざるを得ませんでした。私の本意ではなかったんです、とね。
―金は使い込んだ上に、変態プレイも大好きな人物が外務省のトップに上り詰める。それも驚きですが、そんな人が本当に北方領土交渉なんかできるんでしょうか?
佐藤 義理を欠き、人情を欠き、平気で恥をかいてでも自分の出世を目指していくのが杉山さんです。今、安倍総理はサミット前の5月に訪ロしようと考えてます。それが実現しないと自分の出世はないと考えたら、杉山さんは一生懸命になるでしょう。
―ロシア側はそんな杉山さんの性格を知っている?
佐藤 よくわかっています。だから杉山さんが「国際情勢、日ロの戦略的提携」とか言っても、絶対に信用しないでしょうね(笑)。
安倍総理の訪ロが実現しないと、自分の地位が危うくなるから命懸けでやる男であること、そして安倍総理の訪ロを実現させるためなら日本にとって不利な条件であっても譲歩するからくみしやすいこと、この2点をロシア側は見極めてるでしょう。
―すると、日ロ関係が動くかもしれない? おふたりはよく「外交は人だ」とおっしゃってますが、それが“杉山外交”にも表れるんですね?
佐藤 そうです。類は友を呼ぶで、ロシア側にも杉山系の人間がたくさん出てきます。時代劇の悪代官のところに悪徳商人が来て「お殿様、ここのところはこれで」という感じで交渉は進みます。
今、化石燃料が安くなっているからロシア経済は大変です。しかし、中東で有事があれば、原油価格は一気に30倍ぐらいに跳ね上がる。そういう情勢なので、安定的・多角的に油を入れられるようにしなければならない日本はロシアと安値で長期契約ができるチャンス。日本にとってこのカードは外交上すごく有効なんですが、外務省はそんなこと全く考えていないでしょうね…。
―この本にも書かれていますが、10年前の連載時から佐藤さんは外務省改革案を出されていました。それは10年たってどれくらい実現してるんでしょうか?
佐藤 来年から入省する新人にTOEFLを受けさせる点は進歩しました。外交官試験を廃止したので、私がいた頃に比べて、語学力が弱い人間が大量に入ってきましたから。
―10年前の段階でも外務省の能力が落ちているとありますが、今はどうですか?
佐藤 日本外交で過去10年、例えば、国連常任理事国入りなど成功した事例は何かありますか? 成功したのは大使館の数が増えたことだけです。
―10年前は、大使になると都内にマンションを3軒買えるほど金が貯まるとありました。これは?
佐藤 10年前は3軒買えたのが今は1軒になりました。鈴木先生が質問主意書で、大使手当の積算根拠を聞いたりしたので、あまりデタラメができなくなりましたから。外務官僚からすると寂しい時代になりました。
―鈴木先生の質問主意書爆撃と、佐藤さんのメディア暴露戦略が効果を挙げたわけですね。
ところで、以前、佐藤さんは杉山審議官が次官になると、「とりあえず日本外交は止まる。再び動くのは、杉山さんが駐米大使になろうとして画策する時だろう」とおっしゃってました。杉山さんが外務省次官になるのがほぼ確定といわれている今、日本外交は何か動くんでしょうか?
佐藤 それはひと昔前までのトップ。今はその上に日本版の国家安全保障局(NSC)の局長職がありますからね。駐米大使はアメリカの国務長官、国防長官にいつでも会えるわけじゃない。しかし、NSC局長はいつでも会える。さらにNSC局長は常に官邸にいますから、杉山さんはNSC局長になりたがるでしょう。
鈴木 NSC局長と駐米大使なら、NSCを狙うでしょうね。総理の信頼があれば、これは大変な力のあるポストですから。
佐藤 でも、杉山さん、本当に次官になれますかね?
鈴木 私はこの本が出た関係で、賢明な判断をされる人が出てくると思いますね(笑)。
(取材・文/小峯隆生 撮影/五十嵐和博)
●佐藤 優(さとう・まさる)
1960年生まれ、東京都出身。外務省時代に鈴木宗男氏と知り合い、鈴木氏同様、国策捜査で逮捕・起訴される。外務省退職後は大宅壮一ノンフィクション賞を受賞するなど、作家・評論家として活躍。近著は『資本主義の極意』『大世界史』(池上彰氏との共著)
●鈴木宗男(すずき・むねお)
1948年生まれ、北海道出身。新党大地代表。2002年に国策捜査で逮捕・起訴、2010年に収監される。現在は2017年4月公民権停止満了後の立候補、議員復活に向け、全国行脚中! 近著に『ムネオの遺言』『外交の大問題』(佐藤氏との共著)がある
■佐藤氏が月刊『現代』2006年6月号から2007年1月号にかけて連載していた「外務省『犯罪白書』」と、鈴木氏の『闇権力の執行人』の第4章を合わせてまとめた一冊。この数十年の外務省の黒歴史、外務省の体質が赤裸々に描かれている(講談社エディトリアル、1600円+税)
よろしかったら大変お手数とは存じますが、上下ともクリックしてくださると大変うれしいです!
すさまじい博覧強記です。この問題を研究している有名な方なんですかね?
これがあれば、アホのバードちんでもネトウヨ、ネトサポと論争できるぞ!
(昔読んだ話で出典がわからないものも載っていた。ありがとうございます)
ネトウヨのどの辺が蔑称なんしょうねえ?ネトは違いそうだからウヨかな?ウヨが蔑称ならウヨクも蔑称なんでしょうね。人間のクズみたいな意味なのかな?
でもって、ネトウヨって、蔑ませる存在だってことも...
でも、自分がどんなに蔑まれるようなこと書いちゃったかは自覚がないと...
→マンガ家水木しげるが見たニューブリテン島ココポの「慰安婦」(1)カランコロン漂泊記(http://satophone.wpblog.jp/?p=8308)
人種差別的書き込みが2つ続きましたので、うちのブログへのコメントをお断りいたします。
人種差別は違法であることを銘記してください。
さようなら。
宇治金時さんもお気をつけください。
それ以上何を要求するのですか?
前コメントに「嘘」が含まれているなら、反論願います。
無ければあなたが嘘を付いていることになります。
支那駐屯軍司令官香月清司中将の『支那事変回想録摘記』が記録によると、 朝鮮人の大多数は「アヘン密貿易者および醜業婦にして在住未登録なりしもの」とあります。
歴史学者の信夫信三郎氏は、通州がアヘンをもってする中国毒化政策の重要な拠点であったことから、通州事件は、日本の中国「毒化政策」に対する中国民族の恐怖と抵抗を標示していたと分析しています。
戦史家児島襄は、「生き残った者は、かろうじて教会に逃げこみ、あるいは例外的な中国人の好意でかくまわれ、中国服を着用して変装できた人々であった」としています。
飼犬に手を噛まれたような不名誉な事件であったことから、陸軍省の新聞班に所属の松村秀逸少佐は、取材に訪れた際、支那派遣軍司令部から新聞に出ないようにとの相談を受けたものの、断り、激論の結果向こうが折れて発表に至ったのです。その際、橋本参謀長は 少しでも汚名を削ぐべく、「保安隊とせずに中国人の部隊にしてくれ」との注文をしています。
宇治金時さんが大好きな吉田清二氏の著作がフィクションであることを暴いた歴史学者秦郁彦氏は
「今でも南京虐殺が話題になると通州事件を持ち出Lて相殺しようとする人が少なくない。」
「アジアでもっとも温和な仏教徒との定評があったカンボジアでポル・ポトの大虐殺が起きたように、残虐性と民族性を結びつける議論は成り立たぬし、不毛だと筆者は考える。 そうだとすると、○○人も日本人を惨殺した、というたぐいの情報集めに血まなこになる必要もない」
と述べています。
なおこの事件は、南京戦終了まもない1937年12月下旬、「冀東自治政府」と日本との間で、「正式解決」を見ています。
当時の冀東政府の政務長官池宗墨氏が政府を代表し正式陳謝をなし犠牲者に対する慰藉金、日本側機関に対する損害賠償など合計百二十万円を日本側に交付し、 これをもつて同事件の正式解決としたそうです。
宇治金時さんが妄想して吹聴するような「反日活動家がひた隠し」にするような理由は有りません。
日本側にも非が有り、数百人と比較的小規模な事件で日本人被害者も半数、しかも早期に解決したから、恨みに思って語る人が少ないだけでしょう。
被害者数十万人規模の南京事件も嘘、慰安婦問題も嘘と逃げ続け、被害者を貶めるる宇治金時さんのような日本人が国家間の関係を悪化させているのです。確信犯的にね。
それを取り締まらなければ、日本軍の責任です。
> 車両事故に例えるならば、事故が起こった場合は過失割合が生じ、双方に反省をさせます
あなたも解っているように、野蛮な制度を必要として「故意に」「先導」したのは日本軍です。双方の過失から発生した事故に例えるのは間違い。
あえて車両事故に例えるなら、日本軍が高速道路を200キロのスピードで逆走行したようなもの。対向車は巻き込まれるしか有りません。それで「被害者は甘え」という論理が通るはずも有りませんし、そうやって無知を装って被害者を苦しめる人間が居るから、批判されるのです。
最後の一行は
戦場の実態とはこれでしょう。元兵士達は二度とこにのようなことが無いようにという意思で遺してくれているのです。宇治金時さんの主張はその思いを踏みにじるものです。
となります。
日本軍には朝鮮兵もいました。フランス人や中国人の著者、元オーストラリア軍人の証言など世界各国から日本軍朝鮮兵の蛮行の記録が沢山残されてます。
日本兵は殴ることはあったが朝鮮兵は陰湿で執拗な残虐さだった。狂暴で恐れていたのは日本兵より朝鮮兵だったと。しかし、当時は日本軍だから 朝鮮兵の悪事はすべて日本兵の悪事になっています。
宇治金時さんが主張される残虐さについて否定したい理由がわかります。日本政府はそういうことには触れませんが、日本軍が残忍だったといわれる原因、裏付けが外国の知識人らによっても徐々にでてきました。朝鮮人の犯した罪は日本人に擦り付けて知らぬ顔とはおかしいですね。
慰安婦問題でもそうです。娘を売り飛ばした親、騙した業者、慰安所を利用した朝鮮兵もいたこと。慰安婦の悲しみは日本人だけが生み出したものではないです。
車両事故に例えるならば、事故が起こった場合は過失割合が生じ、双方に反省をさせますよね。実際には割合を決めるなど無理でしょうが、自覚の問題を言っているわけなのです。相手を責めたてるだけでは解決しません。
二度と繰り返さない為ならばお互いに反省と謝罪をするのが人間の道理ではないのかと思います。
程度の差があれ心理的強制があったことは否定できませんが、悪徳な業者を取り締まった事実としても他証拠はあるわけです。非を認めても、様々な事実を無視して全てにおいて悪意をもって誇張し扇動する活動にはうんざりしますよね。
韓国では小さい時から反日教育受けてますから野蛮な映画は疑いなく信じるんでしょうね。でもそれはどちらの兵がやったかは解明できないでしょう。
今の韓国人はあまりにも日本を傷つけすぎます。
先導した側だけが悪く、それに乗っかった側の自覚のない態度は、ただの甘えです。
甘えの結果が 戦勝国きどりですからね~。
これがもし「売国」の為の嘘であるなら、吉田清二氏の問題で朝日新聞の社長が辞めなければならないほどの大問題ですが、吉田氏以外は全くそのような指摘は有りません。
問題を否定したい人の動機は「名誉欲」でしょう。肯定したい人の動機は「正義感」でしょう。
とある元日本軍の軍医だった方の証言と「慰安婦」から結婚を申し込まれた元兵士の話で、興味深かったものが有ったので長いですが載せます。
『関東軍特殊軍属服務規程』 軍医(78歳)
「従軍慰安婦110番」へ電話をしようか、ずいぶん考えました。元上官だった人たちに電話をしてみましたが 、八〇歳を越えてみんな戦争のことは忘れてしまったとのこと。事実を知っている者が発言しなければ闇から闇に葬られると思い、電話をしたわけです。
昭和一四年(一九三九)、軍医だった私は、ハルピン陸軍病院で、衛生兵の教育の担当をしました。グアム島の生き残りだった横井庄一さんも、私が教育した一人です。
昭和一五年(一九四〇年には、関東軍に引っ張られ、関東軍司令部朝鮮後方部隊で、司令部の家族、補給監部の診察をやらされました。
「 関東軍女子特殊軍属服務規定」は分厚い規定書で、詳細な規定が網羅されていました。関東軍後方部隊 三一〇〇部隊の衛生部の所轄でした。いわゆる、慰安婦の取扱い規定で、女子特殊軍属というのは、「朝鮮 ピー」のことです。この中には給与規定もありました。女性たちの月給は、八〇〇円とありました。日給が およそ七〇円だったということです。その他、被服、寝具、化粧品なども貸与すると書かれていました。こ の書類は、敗戦で逃げるときにみんな燃やしてしまいました。
関東軍補給監部というのがあり、慰安婦の「補給」の仕事もしていました。鉄道で女たちを連れてくるのですが、一両に二〇〇人を乗せ、外から見えないようにしました。一〇両の貨車で二〇〇〇人が一度に運ばれました。補給監部衛生下士官が総指揮官となり、日本人やくざが武器を持って、女たちが逃げないように見張りをしました。
満鉄の列車は広いので、列車そのものが「パンパン列車」になりました。第三、第四、第五国境軍は何月何日までというように、「パンパン列車」を置く日の命令書が出されました。 私は将校の立場でしたから、あらゆる書類を見ることができましたが、下士官の伍長に全部任せました。
宰領してくると、民家を接収して、「パンパン宿」を作りました。国境の宿はみな、関東軍の慰安所になりました。
海城にあった慰安所は、日本から来たサーカスなどの慰問団が帰れなくなって、そのまま「パンパン」になりました。牡丹江の奥には、九州のパー、カフェの女給がいました。場所によって違いましたが、やくざがとり仕切り、日本人、朝鮮人、中国人の順に値段が安くなりました。 牡丹江の奥、エッカ、マカキュウには、民家を接収した慰安所がぼつんぼつんとありました。朝鮮人、中国人、それにカフェや飲み屋の日本人が慰安婦でした。
エッカでは朝鮮服の女性を見ました。慰安婦だったために国に帰れず、現地の掘っ立て小屋に残っていました。ひどいインフレで貯めたお金は使えませんでした。
当時の全中国、海南島までの慰安婦の人数は八万人とされていました。その時の関東軍の人数は、一〇〇万人でした。
性病になると困りますから、日曜日の外出時には、「突撃一番」(コンドーム)が渡され、はめ方まで、長や下士官が指導しました。
一週間に一度、慰安婦たちの検微(けんばい=梅毒の有無を検査すること)がありました。これは、服務規定に書かれていることです。性病になっている慰安婦は、それがばれないように、膿を綿花でとってヨーチンを塗り、ごまかすこともありました。経験の浅い中国人の嘱託医はそれが見抜けず、淋病がはやり、連隊司令官に叱られたこともありました。
兵隊たちは、「パンパン屋」にずーっと並んで、ズボンを下ろして「早くしろ」と待っています。その間に射精してしまうので、実際にするものは少なかったと思います。
見渡す限り荒涼とした風景に、兵隊たちは飢えていました。遠くに、満州の荒野に晒されている死体の入った棺桶が見えました。人間て、怖いものです。動物と同じです。猥談と食べるることの話ばかりでした。
ハルピンの特務機関が、日本人の料理屋の女将や中国人女将を表向きにして、白系ロシア人女の裸踊り や、ロシア人同士にセックスをやらせて見ていました。日本人が白人よりも上だということを、誇示してやらせていました。
戦争は、人を精神的に破壊します。感覚が麻痺していました・・・・・・。(P23~25)
『見送ってくれた慰安婦』 砲兵隊(71歳)
私の所属していた砲兵隊は、満州のムーリンに行きました。何回か、国境の東寧の陣地構築に行きましたが、ムーリンには、約三年間ほどいました。
部隊は、四五〇人ほどの大隊でした。兵舎はレンガ造りで、なかにはペチカがあり、兵隊の寝床は二段式になっていました。第六大隊というのは、ノモンハンの生き残り部隊で、日本軍で最高の機械化部隊でし た。日本軍の虎の子部隊で、特別に日の丸の徴章をつけていました。駐屯地はムーリンの市外にあり、ムーリン川から三キロほど離れた山の中にあり、街に行く橋まで近道を 歩いても二〇分ぐらいかかりました。外出は、毎週日曜日に許可されました。兵隊の給料は一〇日ごとに支給され、一回につき日本円で五円五〇銭ぐらいもらったと思います。しかし、班長や古参兵に、よく巻き上げられました。お金をよこさず、
「酒保に行って酒を買ってこい」 と言いつけるのです。石職や軍足などは支給されていましたが、それだけでは間に合わず、酒保で買ってい ましたから、なんやかやで、結局兵隊はお金がないわけです。
慰安所の料金は、一回一円五〇銭ぐらいでした。ムーリンの市内には、軍の慰安所と将校専門の「将校倶楽部」がありました。将校倶楽部には、一二、三人の日本人慰安婦がいました。みんな年をとった人ばかりで、一番若くても四〇歳ぐらいで、なかには六二歳の慰安婦もいました。日本で食いつめた女郎さんたちではなかったかと思います。
将校が行くのは夜が多かったので、兵隊の中には、昼間隠れてそこに行く者もいました。ここの料金は兵隊が行く慰安所よりも高く、三円か四円だったと思います。遊郭の仕組みは、着物、布団、食事などみんな自分もちで、借金は雪だるま式に増えていきますから、最後は戦地の慰安所に売られてきたのでしょう。
将校倶楽部とは別の所に、兵隊たちが行く軍の慰安所がありました。ここは二階建ての建物で、入り日は一カ所でした。入り口には、ジャグイ(親方)の帳場があり、そこを通って好きな慰安婦の部屋に入ります。その部屋は、慰安婦が寝起きする部屋でもありました。料金の一円五〇銭は、直接慰安婦に渡します。すると慰安婦はそれを帳場にもっていって受付をし、サックをもらってくるのです。兵隊は、外出のときには必ず部隊からサックは渡されるので、一つは自分で持っていました。彼女たちには、毎日の売り上げが精算され、とった人数だけのお金が渡されました。慰安婦の取り分が四割、ジャグイが六割でした。ここには、一〇人ほどの慰安婦がいました。ジャグイも朝鮮人夫婦でした。慰安婦 は若く一八蔵くらいの娘もおり、一番年をとっている女性でも、三〇歳前後でした。なかには、慰安所で子どもを産み、乳飲み子をかかえた慰安婦や一歳くらいの子どものいる慰安婦もいました。それはかわいそうでした。
彼女たちは、みんなだまされて連れてこられたのだと言っていました。「マサコ」「キョウコ」「ハナコ」などと日本名で呼ばれていました。兵隊たちの間では、慰安婦のことを「共同便所」といっ ていました。
休みの日ともなると、砲兵隊、工兵隊、歩兵隊などから兵隊が殺到し、慰安所の前には長い列ができました。休日は部隊によって異なっていたので、慰安所は毎日やっていたわけです。
彼女たちの休みは、月に一回ありました。性病検診の日です。軍医がでかけていきました。ほとんどの女性が子宮内膜炎、膣炎などを起こしていました。こういう所に長くいると、月経はなくなり、子供ができない体になってしまうということでした。
部屋には過マンガン酸カリの消毒液の入った甁が置いてあり、それで洗っていたようです。性病の感染は、兵隊からよりも将校からの方が危険でした。将校は、いろんな所に出入りしていましたから。
私がいた三年間は、慰安婦の移動はほとんどありませんでした。多分、借金の多い女性だったと思います が、二、三人は、手取りの多い前線の慰安所に連れていかれました。 彼女たちは、多い日には、三五人ほどの兵隊の相手をさせられました。兵隊は、部屋の外に並んでいて
「おおい、まだか。早くせい」 と、ドアをドンドン叩きます。一人、一〇分か一五分ぐらいです。慰安婦は、食事をとることもできず、仰向けになっておにぎりを食べながら股を広げていました。 私の部隊に、慰安所に行かない兵隊が一人いました。外出をしない男でした。ある日、他の兵隊が皆してその男を担いで慰安所に連れていき、部屋に投げ込みました。節穴から皆で中をのぞいてみますと、その男は慰安婦に背を向け、這って逃げ回っていました。
建物には、鍵はかかっていませんでしたが、借金の多い女性は、自由に外出はできませんでした。 憲兵が見回りに来ては、軍の情報が漏れてはいないかどうか調べていました。兵隊たちが帰った後に将校たちが泊まっていましたから、けっこう軍事情報を知っていました。たとえば、部隊が移動することなどは、私よりも彼女たちの方が早くから知っていたのです。こんな思い出があります。慰安婦が私に言いました。
「私はもう国には帰れない。あんたがここで所帯をもつなら、お妾さんでいいから一緒になってちょうだい」
私は以前国鉄にいたときに、満鉄は待遇がいいと聞いていたので、現地に残ろうかなと思っていました。
それで、「俺も家内をどっちみちもらわなければならないから、あんたがその気なら一緒になってもいいよ」
と答えました。 彼女は、慰安所に連れてこられた経緯を話してくれました。
ある日、警察と村長さんが家に来て、兵隊さんの衣類を洗ったり、ごはんに炊いたりするだけでいいから、行ってくれないかというのです。二、三年で帰れるという契約でした。それなのにこんなことになってしまって・・・・・・。」
私が会ったとき、彼女はまだ連れてこられて一年たっていなかったのではないでしょうか。まだ、メンスがありましたから。
朝鮮は、男尊女卑の国で、子どもの産めない女は結婚できないのです。それで彼女は、妾でもいい、こう いう世界から抜けたいのだと言っていました。・・・・・・従軍慰安婦の補償が問題になっていますが、日韓条約を結ぶときに、謝罪・補償をきちんと行なうべきでした。日本の最高責任者だった人が、何が何だか、茫洋とした言葉で濁してこの世を去りました。この ことは、非常に残念でなりません。(P46~50)
出典:従軍慰安婦110番/明石書店(1992)
戦場の実態とはこれでしょう。元兵士達は二度とこにのようなことが無いようにという意思で遺してくれているのです。宇治金時さんの主張はその思いを踏みに...
>慰安所が無いとレイプするような集団(と、少なくとも軍上層部は考えていた)が女性に優しいはずが無いでしょう。
これこそ思い込みというものです。他所の国で強姦事件が多発していたので、日本ではその抑止策として設置されたのです。病気予防という理由もありました。一時でも優しい女性と触れ合うのは、日本から遠く離れ寂しい思いをしている若い兵士にとっては安らぎのひと時であったでしょう。しかし誰もが行く勇気を持っていたというわけではないと聞いています。これも今の時代と同じ、一部のつわものが通ったのでしょう。
12,3歳の子供とか、軍医に強姦されたとか、これも皆証言ですよね。信じるか信じないかは個人の自由ですが。まともな裁判ならこんな証言が信用されるはずもないでしょうね。スマラン事件と言われるものについても、日本とオランダの関係を勉強すればもっと真実が見えてくるでしょう。keiさんもまずは日本イコール悪であるという思い込みを捨て、フラットな気持ちで勉強下さいますよう。では今回はこれにて。ご誠実に。
残念ながら、これは既にまこちゃんにレクチャー済みです。
処罰したのは戦後で連合軍によって。日本軍は事件後加害者を昇進させています。で、その後も同じような事件が発生しています。由って軍に自浄能力も真面目さも律義さも無かった証拠です。
スマラン事件についてはもう何回も反論しているのですが、宇治金時さんはちっとも勉強して下さらないので困りますね。調べるのがお嫌いなのでしょうか。
やはりバタビア裁判で戦犯として死刑になった佐藤源治という岩手県出身の特高憲兵曹長は、手記の中で故郷の若者への遺言とも言える一文を遺しています。
「多くの本来純朴であったはずの農村出の若者たちが、外地の民衆、とくに婦女子にたいし、どれほど非人道的行為を加えたか、それはまさに目をおおわんばかりの破廉恥な残虐行動だったといえる。日本の敗戦は他民族の民心を把握し得なかった点にもあったし、天道への背反による破綻であったともいえる。」
佐藤源治 著 /菊池日出海 編『ジャワ獄中記』(草思社、1985年)p122
この方も加害者であり、被害者でしょう。最も悪い人間は生き残ったのです。
宇治金時さんは自身の妄想に溺れず、こうした先人の教えを心に留めるべきです。
朝生での松井氏の発言は
「日本兵がアジアでは強姦魔・殺人鬼・強盗と言われている。そういうことをさせるような状況にしたのは誰なのか、どういう構造なのか、その責任者を私達の手で問うてない」
です。本人が日本兵を強姦魔と言っているのではありません。
お父様に関しては
「2等兵で(上等兵から)殴ったりされた。(誰も)殺さないようにこっそりハンストをしたり殺さなくて済む通信部隊に(希望して)行った」
と答えています。宇治金時さんが思い込んでいるような「思い込みの強い女性」では無く、当事者からの具体的な証言を元にして発言しています。
「日本兵をアジアの民から強姦魔と言われるような存在にしたのは誰か?」
という問いの答えは「軍」や「国」でしょう。
それに対して
「あなたのお父様も同じではないか?」と問い返す田原氏は、全くの的外れですね。
松井氏のお父様はたまたま違ったようですが、たとえお父様が犯罪を犯していようと、そこに至った原因は突き止めるべきでしょう。田原氏の問いはまるで「共犯者の家族なのだから黙れ」という掟が存在するかのようです。
>12,3歳の少女が強制連行され、日本軍人に侵され続け、病気になったり殺されたり焼かれたり埋められたリといった内容だそうです。これが真実だと思ってしまう韓国人も多いという事です。
真実でしょう。
数少ない名乗り出た日本人元「慰安婦」の城田すず子さんは、戦後身を寄せた施設の牧師にこう手紙を書いています。
「終戦から40年になりますが、日本のどこからも声が起こってきていません。
兵士や一般国民の記念碑は数あるのに、中国、東南アジア、南太平洋、アリューシャン列島で性の提供をさせられた娘たちは、さんざん弄ばれて足手まといになったらほっぽり出され、荒野をさまよい、凍てつく山野で食もなく、犬か狼の餌食になり、骨は曝され土になった。~
南方の島々にいった女たちも、それに負けない非道い目にあった。
軍隊がいった所行った所に慰安所がありました。~兵隊は列を作り~死ぬ苦しみ。何度兵隊の首を絞めようと思ったことか。半狂乱でした。~
死ねばジャングルの穴に捨てられ、親元に知らせるすべもない有様です。それを私は見たのです。この眼で、女の地獄を。
一年ほど前から、祈っていると、かつての同僚がマザマザと浮かぶのです。私はたえきれません。どうか慰霊塔を建てて下さい。それが言えるのは私だけです。生きていても、そんな恥ずかしいこと誰も言わないでしょう。」
宇治金時さんが読んでいないであろう、クマラスワミ報告書にも、日本兵による少女達への残酷な暴力描写が証言として載っています。日本政府の調査団も「どう考えても、これは作り話じゃない、本人がその意に反して慰安婦にされたことは間違いない」と述べています。
http://www.awf.or.jp/2/survey.html
>日本軍人は規律正しく女性にも大変優しかったと聞いています
松井氏のお父様のように優しい人も中には居たことでしょう。しかし、慰安所が無いとレイプするような集団(と、少なくとも軍上層部は考えていた)が女性に優しいはずが無いでしょう。
>性風俗業についてはいつの時代でもどこにでもある話です
国が管理して、他国の女性を強制的に売春させる性風俗業は有りません。、ましてや12~3歳の子供までを使ってなんてね。
>強制連行20万人など突拍子もない数字です
300万人も居た兵士だって殆どが強制です。
>具合が悪い時は仕事を休むよう医師から指示されたそうです。
軍医に強姦されたという証言も沢山有ります。
>日本兵と恋をして結婚した慰安婦もいたそうです。強制連行、強姦、性奴隷、虐殺などという言葉とは程遠い世界なのです。
兵士の中には優しい人も居たでしょう。贔屓さんが来ると休ませて貰った「慰安婦」も居たそうですし、戦闘にに行くのが怖くて抱き着いて震えていた兵士も居たとの証言が有ります。
ある意味ストックホルム症候群のようなもので、過酷な状況の中だからこそ、末端の犠牲者同士が共感~恋に落ちることに何等矛盾は無いと考えます。
もう使う事もないかもしれないからと、世話になった慰安婦に持ち金を全て渡し、いい思い出になりました、ありがとう、と言って戦地へ発って行った若い兵士もいたそうです。大体の日本兵は女性に優しかったのです。状況証拠として、今の日本人とそうは変わらないと考えるのが妥当でしょう。それを日本人活動家達は、日本兵は皆、殺人鬼だ強姦魔だと、世界に浸透させようと必死に頑張っているのです。一体その殺人鬼の名前は?誰のお祖父ちゃんですか?家族はどこに?一人でも名前を挙げ説明して欲しいものです。おそらく一人も解明できないでしょう。もともとフィクションなのですから。
以下は看護師の証言です
○○夫人(38 歳) 報告書386 3/t
私は昔スマランのチャンディニ住んでいたが、戦争数年前からヘニーラーン【ヘニー通り】に住んで看護婦をやり、戦争中も混血と云ふ偽の証明書を貰って、V(フ…)と云ふ婚前の名前で依然として抑留もされずに看護婦をやっていた。確か1944 年の5 月頃だと思ふが、憲兵が私のところへ来て、今度慰安所が数軒開設されるから、ヘニーラーンの慰安所の慰安婦の衛生指導をやってくれとのことであった。
…(省略)…
1944 年9 月頃、各キャンプから、婦女子が約60 名連れてこられた。その中の2 名は少なくとも3 名の子供を連れていたことを憶えている。皆不安そうで、キョロキョロあたりを見廻していた。到着後直ちに彼女等は食堂とそれに並ぶ二軒を一纏にした家に入れられ、検査が始まった。この検査は洗滌室に充てられていたガレージの中で行はれた。その中には一台の手術台と壁にかかったゴム管のついた石油缶が設備されていた。その他にはつい立のやうなものもあった。
検査は日本人の医師○○と○○に依ってスペクルム(検鏡)で強引に行はれたり、指で行はれたりした。其の場には○○、○○、○○、○○等の憲兵、○○(ジャティガレの長)、○○、その妻○○、又慰安所の運転手兼番頭○○及○○軍医大佐等も見ていた。婦女達は交互にこの手術台に乗せられ一番検査に都合の良いやうな恰好をした。之を眺めているものが見て、大声で笑ひたてた。恐れと痛みから台から降りやうとすると、手荒く取扱はれたが、中でもジョクジャから来た○○は一番酷かった。此の時○○の行動も極めて唾棄すべきものがあった。即ち、彼は煙草の火で陰毛や大腿部を焼いたりして、皆で大笑ひの種にした。又台の上に血が落ちると、○○は和蘭人の娘に「之はもう処女でない、兵●にもう強姦され使はれている」と云って侮辱した。之は彼が自分の非行を隠さんが為に云った言葉に違ひなかった。私は身振りを入れて、この嫌悪すべき行為に対し抗議を発したら、扉の方を指して、出て行けと云はれた。その後で○○は若しも何かこのことについて喋ったら厳罰にすと云って脅迫した。3 名の娘が失神したが、名は憶へていない。此の三名は正気づかせる為に打ち殴られたり、大声で怒鳴られたりした。
日曜日(到着及検査の翌日)高熱を出したR 姉妹の処へ呼ばれた。既に第一日目である日曜日の午前中に18 名~20 名の客がとられ、その上夜間にも仕事があった。月曜日の朝には既に数名の娘は起き上れず、歩けもしなかった。その時私は○○が三名の娘を帰さずにそのままとってをき慰安所で強姦したと云ふことを聞いた。数名の犠牲者達は心痛と神経から態度が普通でなく、B 姉妹は逃げ出して終った。然し、彼女達は火曜日の朝には警察の手に依って捕った。
…(省略)…
約2 ヶ月続いた強制慰安所の結果、私の記憶では5~6 名の花柳病が出た。その中の2 件は黴毒、他は淋病又マラリヤ一件、疑似患者では盲腸炎とチブスが夫々一件であった。之等婦女と私との接触は常に監視づきで行はれた。又私は妊娠の初期を二件認めた。之等の場合はエリザベス病院に送られたが、花柳病も亦この病院に入院し○○の手当を受けた。然し入院も3~4 日したら退院せねばならず、一週間以上は慰安所を休ませられなかった。○○は流産にヨードチンキの注射を私にさせようとしたが、危険なので、私は遂にやらなかった。黴毒に対する治療も非常に表面的で、一連の注射をするだけであった。又婦人達は殆んど例外なく疲労と、絶えざる体の濫用に依って、白帯下にかかっていた。
…(省略)…
彼女等の生活は第一日目から抵抗と悲鳴に依って始められた。私と彼女等の接触は初めの中の極く少日数であったとは謂へ、レストランを通じて連絡はとれたし、又垣根越しにも彼女等が何をやっているか、私には良く判った。故に約一週間後には彼女等が益なしと見て抵抗をやめたのも知っているし、数週間後には彼女等は全く平静になったことも知っている。
又彼女等は志望者がレストランへも連れてこられるのに反し、行動の自由は慰安所と庭の中だけに限られていた。又志望者の方は外へも出られ、外の医者にもかかれたが、強制組の方は全然之が出来なかった。此の差違は醜聞と逃亡を恐れたものであったと云ふ。彼女等は家の後ろで集って食事をしたが、内部にはピアノもあり、その他の娯楽施設もあった。
酔客がベッドや蚊帳を汚した時には、翌朝新しいのと代へられた。然し、之は決して彼女達の為を思ってとりかへられたのではなかった。化粧具は支給されたが、彼女達は毎日6 時頃迄に化粧を終り、客の来る前に、古谷が之を監督して廻った。それから直ぐにこの家の前には自動車が集って来た。
間もなく彼女達は定客を探さざるを得なくなった。之に依って彼女達は買切りにして貰ひ、休日休めることが出来たからである。然し、航空隊の見習士官の休みの時は大変な騒ぎであった。酔客は必ずあった。之等の客は彼女達に無理に酒をのませ、体を害させた。又之等の酔客は悪ふざけをして彼女達を池の中に投げこんだり、きたない水の上に押し込んだりした。然し、私は殴打のやうなことはなかったと思ふが、○○の経理するホテルベレヴェでは○○が婦女を殴った。
ヘニーラーンには日本人しか来なかったが、然し、特別の高官が来ると、壁を抜けて裏に之等高官用の特別室があった。○○は又誰かを物色して、そのやうな高官の官舎に送り届けた。強制組の他に一人日本名をオタマルと云ふ志望者が一人居たが、彼女は客が多い為、地位も有利で又志望者組がレストランの後方に移される前に住んでいた処にそのまま残っていた。○○も離れの一番後ろの室に寝起きしていて、彼女等と親密なる関係を探していた。婦女子達は無頓着になり、共通的な悩みを持つに至り、騒客に対しては反抗しなくなった反面、その当然な反動として気晴を求めるやうになった。彼女等はその為にピアノを弾いた。又私は或時彼女等が何の悲しみもないやうな顔をして、馬飛び遊びをやっているのを見たこともある。
而も、この3 名の中の2 名の婦人は子持ちで、子供はバブーに守をさせていた。この子持ちの2 人は強制組と云ふ、頭で考へるより遥に嬉々として必要以上に日本人と親密に交際していた。然し、遺憾なことに私は彼女等の名を覚えていない。又病気で呼ばれて行った人の名も憶えていない。又接触を断たれたので、彼女等の日常生活の細部も述べ得ない。然し、私は仮令に彼女等の態度が忍従的であらうとも、之は飽迄自己防衛の為であって、彼女等の全部が日本人共と心から親密にやっていたと云ふ印象をうけたとは決して云ひたくない。
此のやうな生活が11 月中旬迄続いたが、或朝のこと突然之等慰安所は閉鎖された。彼女等も何処かへ連れて行かれたか、行先は知らない。続いて、上記慰安婦の補充として市内の混血、支那、その他の慰安婦要員が警察に呼集められトラックでヘニーラーンに輸送せられた●。Y.O、スマランクラブ、メナドリ一番組、E 婦人、R 婦人、F 婦人、T 婦人が当時スマランに於て、日本人の為に淫売婦を周旋せる●。○○が之に時々顔を出しあるも、本件に大したる関係なきを以て省略(約2 頁)
「慰安婦」問題ってなーに?
http://kokoronokaihuku.blog.fc2.com/
「バタビア裁判における慰安所関係事件開示資料」
それでは誰も説得出来ないのよ。同じ「気持ち」の素人の集まりで共感し合って終わり。
>反論が許されない
のではなく、あなたは反論していないの。「論」が無いから。証拠も根拠も提示していない。そして元々の問題を勉強していないし、理解していない。それで世界に通じる反論が出来る訳ないじゃない。
宇治金時さんがマイケルと日本を同列に例えて「これ以上争いたくないという理由から、相手に莫大なお金をあげています」と書いているけれど、マイケルは確かに誰もが[優しい]と証言する人だわ。でも、日本がそんなに優しい国だったら、足尾鉱毒問題でも、水俣病被害者や原爆の被爆者認定も、争わずにもっと早くに解決しているでしょう。つまり、「日本は争いたくない優しい国」という論理は成立しない。
答えは単純でしょ。事実が明らかであると言える証拠は山ほど有るけれど、事実を争える証拠が無かったら、認めるしかないのよ。
あなたの「日本の汚名を晴らしたい」という気持ちは買うけれど、それは無知だから起きる感情であって、何等根拠も無いままの加害者側の抵抗は、被害者から反感を買うだけよ。
とりあえずまずは問題についての幅広い勉強が必要なのよ。それをやってから、やはり納得いかないと思うなら、またいらっしゃい。
慰安婦問題は複雑化しており、部分的な反論も許されない、論理のすりかえ、堂々巡りにはもう意味がないなーと感じました。
マイケルとお金の例えは興味深かったです。
メディアによる悪意に満ちた報道、偏見に苦しめられ続け、富に群がる人達によって過剰な訴えをうけた。恵まれない人々のためにも尽くし莫大な寄付をした。 多少なりとも重なる気が……。
慰安婦問題がきっかけとして韓国の反日社会を知りました。正直、これでは仲良くできるわけがないなーと感じ、悲しくなりました。
そうね。それは最もだと思うわ。
主張している割にあなたは知らなかったようだけど、韓国の「慰安婦」支援団体は自国の加害行為を調査しています。各国で「被害者」の訴えが有って、人権活動家の動きが有るなら、その事実くらいは素人でも調べられると思うの。
是非調べて、ここで発表してください。
ちなみに私は吉見義明氏の見解で今のところ納得しているので、あなたがそれは納得できないと言うのなら、それを否定出来るだけの根拠となり得る資料提出を願います。
よろしくね。
あと、多分私も純粋な日本人だけど、自国に対して愛情が有るからこそ、やったことはちゃんと認めて、被害者には償って出直さなきゃって考えるの。
スピード違反してひき逃げ事件を起こして警察に捕まって「逃げ切ってる奴も居る!ちゃんと調べないうちは俺の罪も認めさせない!」と犯人が言ったらどう思う?
「まず償えば?」って思うわよね。
ひき逃げ事件撲滅の為に動くのはその後よ。
まるで日本だけを標的とすればいいと言っているのと同じ発言。
心の内が見えました。
世界の学者らの目で公平に議論するべきという一般論です。素人の目でこんなとこで繰り広げても意味ないでしょ。
確かに現代的形態の奴隷制のテーマの下、奴隷制概念は拡張されました。しかし、慰安婦制度はこの拡張された奴隷概念のもとで議論されているのではありません。従来の奴隷制概念のもとで議論されています。『新たにできた概念に過去をあてはめ』ているとの批判はあたりません。
>慰安婦が奴隷条約に該当されたら、日本同様に慰安所を設置して管理した英国、独国、仏国、米国、韓国、中国などの国々も奴隷条約に違反と認定され謝罪と賠償を強いられます。
各国が日本同様に慰安所を設置して管理したといえる資料を提示するよう前回求めましたが、まこさんから資料が提示されることはなさそうですね。根拠が挙げられない主張は止めた方がいいと思います。
『性奴隷とは何か』御茶の水書房。
公娼制度と慰安婦制度、現代日本における人身取引問題、「慰安婦」制度は性奴隷なのか―国際法の視点から、等々とても参考になります。
反論はどこまでいってもちぐはぐで反論に値しません。無理を通しても道理は通りません。
純水なる日本人より
規模と扱いの酷さが同様だと言われているのはナチス・ドイツのみで、ナチスの蛮行についてはドイツは日本以上に謝罪を続けているし、お金も払っているの。
>細かい資料を出してこと細かくコメントするつもりはそもそもありません。
「他国も同様」とか、「日本だけが批判されるなんて不当!」って言ってる人が言うセリフじゃないわね。
>強制方法は問題にしてないとは……あれだけ騒いでおいて韓国側は主張を大幅に後退させました
連行方法を韓国側が前面に持ってきていたことは無いわよ。国連の報告書にも、強制連行を告白した吉田清二氏に対する秦郁彦氏の否定論に2倍のページを割いているし。
常識で考えても、問題が連行方法じゃないことくらいは解るわよね?
強制連行の資料的証拠が無いことだけが否定派の寄る辺だから、そこを強調したいのは解るけど、デマはいけないわ。
>河野談話の成立過程を調べることは駄目でも慰安婦の調査はしていいと反論を封じようと批判する。真実を追究する姿勢としては正しいことでは。いつまでたっても解決しません。
追及したけど、新しい真実は何も発見出来なかったでしょ。「資料を細かく研究している」人にはそんなのは解っていることだから、謝罪姿勢を撤回すると受け取られて解決が遅れるるような真似はするべきじゃないということよ。
>卑怯な宣伝工作、被害者ビジネスになっています。
まこちゃんは「中には 意思に反して連れてこられたかたがいることに否定をしているわけではないと最初から言っています!!」と書いていたわね。
そういう「被害者」が加害者に対して補償を要求するのを「ビジネス」とは言わないのよ。
そして、国がその方達に申し訳ないという自戒の思いが有れば、慰安婦像を敵視しないと思うわ。むしろ加害者側が2度と悲劇を繰り返さない為にも、ドイツのように自分達でモニュメントを作ったり、教科書に載せたりして半永久的に贖罪の意思を表現しようとするのじゃないかしら?
当時の国際法上の概念として性奴隷と称することは不適切です。
新たにできた概念に過去をあてはめることはできるのでしょうか。慰安婦が奴隷条約に該当されたら、日本同様に慰安所を設置して管理した英国、独国、仏国、米国、韓国、中国などの国々も奴隷条約に違反と認定され謝罪と賠償を強いられます。そんな議論はなされず、
慰安婦問題が国連で奴隷条約に認定されていない事実を無視して、日本の慰安婦問題だけを取り上げて 性奴隷と一方的に認定しようとしています。不公平で未熟な機関です。
きっと難癖つけるでしょうし、慰安婦側の証言、資料全てが嘘だとも思ってませんので、細かい資料を出してこと細かくコメントするつもりはそもそもありません。
強制方法は問題にしてないとは……あれだけ騒いでおいて韓国側は主張を大幅に後退させました。河野談話の成立過程を調べることは駄目でも慰安婦の調査はしていいと反論を封じようと批判する。真実を追究する姿勢としては正しいことでは。いつまでたっても解決しません。
慰安婦の代表として数名がわざわざ来日してましたが、ヘリコプターの移送、クリスマス休暇があった内容などありえません。ストーリーが全く異なる方向にも向かっています。
海外に送り出した慰安婦アニメ、慰安婦演劇なるもの酷いものです。嘘をついて話を膨らませすぎるからややこしくなりました。
卑怯な宣伝工作、被害者ビジネスになっています。
慰安婦像を建てた団体は 反日、親北朝鮮、反政府でもある複雑なカタマりです。政治利用の目的でベトナム人の像を建ててるんです。
一緒にベトナムにも慰安婦像を建てればいいのに。誰もが納得する平和的行動になるでしょうが、天に向かって唾を吐く行為ですからできませんよね。
韓国の民族主義的な暴走でさらに解決が遠のいてしまったのは確かです。
>女性の人権(慰安婦)をとりあげるならば、他国の女性(慰安婦)も同じ土俵で論じるべき、
日本の慰安婦制度と同じ土俵で議論できるほど他の国の軍が慰安婦制度に関わったことを示す資料なんて発見されていないでしょう。あるなら、資料と情報源を教えてください。韓国の慰安婦制度に関して韓国軍に責任があると思いますが、それについても韓国の慰安婦制度は日本の慰安婦制度をまねて創られているから、韓国軍に責任があるだろうなぐらいの根拠しか私は持っていないです。あとは慰安婦が軍需品扱いされていたことぐらいですか。現状他国を批判できるほど十分な資料はありません。同じ土俵で論ずるべきというのは無理があります。
>現代の定義にあてはめ性奴隷と批判するなら ば、今の常識と価値観で差別としてあてはまります。
現代の定義ではなくて慰安婦制度が創設される以前からすでにあったときの奴隷条約のお話です。
>慰安婦像を建てる団体は韓国系メディアに反日むきだしの活動方針を示す内容をハッキリぶち上げてますよ。
その団体がベトナムで戦時性暴力の被害者のために像を建てているのですよ。反日か反韓かではなくて戦時性暴力一般に対して批判活動をしているということでしょう。
>安易に相手の言うがままに服従する事が平和を築く条件でもありません。
話が唐突です。こういう抽象的で中身のない主張をしても意味はないでしょう。
「朝鮮半島における強制連行を示す文書的証拠は無かった」っていうのは、河野談話の時点で解っていたことですよ。
何十年も経ってそれを再確認したところで、「だから?」って言われるのは解るわよね?
で、「問題は連行方法じゃないでしょ、連行後の非人道的扱いでしょ、この期に及んでそんなことを言い出すなんて、あなたは問題が何かってことを解ってなかったのね?」って逆に怒られたのよ。
それまでは河野談話で謝罪姿勢を見せたことで得た評価をひっくり返しただけ。
>女性の人権(慰安婦)をとりあげるならば、他国の女性(慰安婦)も同じ土俵で論じるべき、含めなければ "差別" にあたるということを言ってるんです。
同じ土俵で論じている学者さんによると、日本軍ほどの規模で組織的に「性奴隷」制度を導入していたのはナチスくらいだそうよ。
そういうことが解る程度にまずは自国の加害の深さを知りましょうね。
>ご存知ないようですが、外国に暮らす邦人の実情としてプロパガンダに苦しむ児童がいるのはまさに負のスパイラルで、異常事態ですよ
もし事実だとしたら可哀そうに。子供が事実を受け入れられなくて苦しむのは、歴史修正主義の政治家の愚かな行為の責任ね。
>安易に相手の言うがままに服従する事が平和を築く条件でもありません。
被害者の望みをかなえること=「二度と悲劇を繰り返さない社会を作る」ことが「服従」だとは思えないわ。誰もが納得する平和的行動だと思うけど、あなたは違うのかしら?
ただの韓国の批判と受け止めたようですが、韓国軍の国としての責任には寛容なのですね。
要するに 女性の人権(慰安婦)をとりあげるならば、他国の女性(慰安婦)も同じ土俵で論じるべき、含めなければ "差別" にあたるということを言ってるんです。
現代の定義にあてはめ性奴隷と批判するなら ば、今の常識と価値観で差別としてあてはまります。
ご存知ないようですが、外国に暮らす邦人の実情としてプロパガンダに苦しむ児童がいるのはまさに負のスパイラルで、異常事態ですよ。
慰安婦像を建てる団体は韓国系メディアに反日むきだしの活動方針を示す内容をハッキリぶち上げてますよ。
慰安婦像を建てることが韓国の国益にかなっているとは浅はかです。
反日教育を徹底した成果ですね。
ちなみに、この事態に次世代の党の議員が国会質疑で取り上げてます。
何時までも何時までも相手国を許さないという手法では真の平和は成立しません!
安易に相手の言うがままに服従する事が平和を築く条件でもありません。
自然発生的に娼婦の組織はどの戦争でも存在したでしょう。
しかし、政府や軍部と結託して(謂わば公務として)莫大な利益を得た組織の存在は、太平洋戦争における日本のそれが最も悪質だと、私は考えております。
橋下氏の言われるように、それが「必要悪」であるならば、戦争をしなければイイ(-_-)
これって両方主語が国連なのかしら?
資料を出したのも国連ならば、鵜呑みにしたのも国連?
意味不明なので、主語を明確にして具体的に説明して頂けますか?
>矛盾を問う専門家、見解の違う学者もいる中で簡単に答えがだせますか?たとえ時間がかかっていても日本政府は調査し向き合ってきました
矛盾を問う専門家は圧倒的少数で、しかも問いには全て圧倒的多数側の専門家から回答がされているはず。未回答の問いが有るとしたら、誰が発したもので、何についてかしら?「簡単に答えを出した」とあなたが思っている割には「たとえ時間がかかっていても日本政府は調査し向き合ってきました。」という印象と矛盾するようだけど、どっち?
>河野談話を継承しても
言葉だけで、肝心な「歴史教育の徹底」が実行されていないどころか、教科書から削除されて後退しているのよ。それでは「継承している」とは言えないの。被害者から反発されても仕方が無いわ。
>謝罪をしてもなお反発は止まず、慰安婦像をあちこちに建てています
安倍首相は「河野談話」の修正を目論んで検証をしたでしょう?
つまり、謝罪を撤回しようとしたわけ。結果は失敗だったけど。
そうした姿勢だと、被害者側からは謝罪の気持ちが見えないわよね?この時に被害国側だけじゃなく、欧州やカナダの議会からの「謝罪要求決議」がされたり、米国の下院からも抗議が有って、日本政府に対し、責任有る姿勢を求める要望書が駐米日本大使に提出されたのよ。
総理がこんな馬鹿なことをことしているから、全世界から反発されて、像も建っちゃうわけ。
>自国の歴史をも問わずに日本を標的にしているのは明らかです
>慰安婦に対して被害者が調査しているとは自慢できることじゃない
「自慢」とかじゃなく、被害者が自国の歴史を問うているという「事実」ね。
>ベトナム被害者、慰安婦、米軍慰安婦が一番望むことを 見本として みせてほしいものです!
当事国の加害行為については無知なあなたがそこまで無関係な他国の黒歴史を詳しく知っているということは、既に韓国では被害者が望む「歴史教育の徹底」が、日本よりも進んでいるということじゃないかしら?
一方的な資料って何の資料のことですか?こういった抽象的な言い方だけだと判断のしようがなくて困ります。それにその資料だけで国連は判断したのですか?資料の一つが間違っていたとしても別の資料によって同じ判断が導けるとしたら、全体からみてその判断も間違っていなかったと言えると思いますが。
>これまで矛盾を問う専門家、見解の違う学者もいる中で簡単に答えがだせますか?
そもそも専門家と呼べるような人が否定派にはいないでしょう。否定派の人が書いた本をいくつか読みましたが、彼(女)らがやっていることは、朝日新聞批判、朝日新聞の記者批判、慰安婦問題に関わった弁護士批判、韓国批判等々であり、肝心の資料の検討なんてほとんどなされていません。しいて挙げるとして秦郁彦氏ぐらいですか。他にいます?まこさんの主張も、もはや韓国批判でしかありません。そんなこといくら主張しても、慰安婦制度が人身売買の上に成り立っていた制度であり、性奴隷制度であることの否定にはなりません。
>日本叩きというまさにプロパガンダで無くして一体何なのか?大層なことじゃないとはしらじらしい。
慰安婦被害者は朝鮮人に限りません。日本、フィリピン、オランダ、インドネシア、中国、台湾等々複数の国や地域に存在します。アメリカ決議やEU決議のためにオランダ人やフィリピン人の被害者も証言活動を行っていました。今年の終戦記念日には台湾の慰安婦支援団体が日本を批判する声明を出しました。被害者が日本をたたくのはある意味当然のことです。それをプロパガンダと言ってしまうのは頭の中に韓国批判しかないからではないですか。
>第三国あちこちに慰安婦像を建て、自己の権益や知名度へと繋げるために、他者の人権を利用していますから。人権屋の手口です。
自己とは誰のことですか?権益とは具体的にどういったもののことですか?
>今だに向き合うことさえしないのは何故でしょうね。
そりゃ、韓国にもまこさんのような方がいらっしゃるからでしょう。
これまで矛盾を問う専門家、見解の違う学者もいる中で簡単に答えがだせますか?たとえ時間がかかっていても日本政府は調査し向き合ってきました。河野談話を継承しても謝罪をしてもなお反発は止まず、慰安婦像をあちこちに建てています。
歴史が都合のいい側にとっては修正しようとする動きに歴史修正主義とのレッテルを貼る。日本叩きというまさにプロパガンダで無くして一体何なのか?大層なことじゃないとはしらじらしい。
第三国あちこちに慰安婦像を建て、自己の権益や知名度へと繋げるために、他者の人権を利用していますから。人権屋の手口です。
朝鮮半島の千年以上の歴史あるキーセン制度(児童慰安婦)について、日本統治時代まで続いてました。今の価値観で見れば売春婦よりも悲惨な歴史です。
李朝時代にキーセンは将兵の慰安婦として活用されていたようですが…足跡を詳しくたどればわかります。
女性の人権を国連に訴えるならば、自国も当然ながら各国の慰安婦の人権を問い象徴する像になるはずです。自国の歴史をも問わずに日本を標的にしているのは明らかです。
韓国軍がベトナムにした加害行為、慰安婦に対して被害者が調査しているとは自慢できることじゃない。
韓国の国の清算として どのように責任をはたすのか、日本に執拗に謝罪を求めるならば ベトナム被害者、慰安婦、米軍慰安婦が一番望むことを 見本として みせてほしいものです!
今だに向き合うことさえしないのは何故でしょうね。
専門家である歴史家の多くは性奴隷との評価です。
http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/479112d5a03cbb551d61f5be8fa4923a
そして、専門家の評価を覆せられるほどの根拠をまこさんが提示できたとは私は思えません。いろんな受け止めかたがあるとの言い方は、自説の説得性が失われてもなお自国の加害責任と向き合えない歴史修正主義者がよく使うごまかしの言葉ですよ。
>物的証拠がなければいろんな推測ができますが、証言だけで事実確認を成立させてしまうことは嘘もまかり通ることになって危険なことです!
強制売春は犯罪です。現在であれば警察の捜査が入ります。証拠も収集されます。当時は憲兵や現地の警察によってきちんと捜査されませんでした。物的証拠がないとすればその責任は日本にあります。
被害者の証言は重要な証拠です。慰安婦問題になると急に証明のハードルが高くなるように思えます。それに、否定派もけっこう自分の主張の根拠に証言を多用していますよね。「海外に暮らす日本人の子供達がいじめをうける負の連鎖が起きているのは…」これだって、被害者不明、いじめの具体的内容も不明、誰かがそういうことがあったと言っているだけではありませんか?まこさんはこれをきちんと証明できるのですか?
慰安婦制度が性奴隷制度であることは慰安所規則等を根拠にしているので証言だけを根拠にしているのではありません。加えて被害者の証言もあるということです。
>元慰安婦を名乗る女性の中にも性奴隷という言葉に不快感を示す方もいます。『慰安婦を性奴隷に変えて呼ぶことはまた傷を触る言葉だ』と。
ご自身のつらい体験を思い出して苦しいのでしょう。被害者の中には放っておいてほしいという方もいると思います。ただ一方で、事実を明らかにして二度と自分と同じ苦しみを味わう人が出ないでほしいと願っている被害者もいます。やはり事実はあやふやにしてごまかすのではなく明らかにするべきだと思います。
あとは、反論できなくなった否定派がよく言うことですね。同意する部分もありますが、日本の責任を否定しておきながらいざとなると世界でもとか韓国でもって、だったら最初から日本の責任も認めておけばいいと思いますけどね。あと、反日プロパガンダってそんな大層なものではないでしょう。ただ単に、事実を認めない立場を批判しているだけでしょう。私の方からは、まこさんから新たな主張や質問がない限り、これで終わりにしたいと思います。
河野談話を読めば、日本軍の行為を証言だけで事実確認はしていないことは解るでしょう?
被害者一人一人に聞き取りをした詳細な内容と、事前に調べがついていた資料や加害者側の証言との整合性が有ったから、少なくともその時に証言をした方々は嘘を付いているとは思えないと、「強制連行は有った」と調査を行った政府担当者達が確信しているわけ。
嘘がまかり通ると思うなら、あなたが被害者になったフリをして証言をしてご覧なさい。無理でしょ?
>元慰安婦を名乗る女性の中にも性奴隷という言葉に不快感を示す方もいます。
加害を認めていないくせに、こういう時だけ被害者に寄り添うフリをするのは、被害者を利用しているのが見え見えで、逆に不快感を示されるわよ。
>他国の慰安婦にも当てはまるか否か世界中で議論しなければいけませんよね
安心して。とっくに国連はやっています。他国の問題をやっている中で「日本軍慰安婦」の話が出てきたのよ。
>被害者ぶる韓国にも軍の慰安婦がいたわけですから、自らの襟も正してもらいたいと思います
まず、韓国という「国」が被害者では無いの。被害者個人が日本の朝鮮植民地政策の延長で犠牲になっていること、現在韓国の国民であることから、韓国の司法が「被害者を救済しなさい」と判決を下したことから、国が重い腰を上げたのね。
で、被害者たちは韓国軍の加害行為を調査もして、ベトナムの被害者救済の為に動いているのよ。その為に基金も作って、日本からのお見舞い金もそこに当てているそうよ。
韓国の被害者は自国他国関係無く、加害者達の襟を正す為に動いている。
なのにあなたは、自国を庇う為に被害者を利用するだけで、世界から性奴隷被害を無くそうとする意志はまるで無いように見えるの。無知ゆえの勘違いだとは解っているけど、同じ日本人として恥ずかしいから止めて欲しいの。
>日本の慰安婦だけが騒がれ非難されるだけで終われば完全に反日プロパガンダに利用されていた証拠です!! 被害者の尊厳を侮辱するものです
前のコメントでまこちゃんは「日本はしっかり対応しました」と書いていたけれど、「しっかり対応」していたら、国民がこんな自戒の気持ちがまるで無い言葉を吐かないように教育していると思うんだけどな。
被害者の尊厳を大事にしたいなら、彼女たちが一番望むことをしなくちゃ。それは2度とこういう悲劇を繰り返さないようにする為の「教育」よ。まこちゃんは知らないことが多過ぎるから、陰謀論に引っかかり易いのだと思うわ。
>海外に暮らす日本人の子供達がいじめをうける負の連鎖が起きているのは、日本軍の慰安婦だけが悪のように認識されてしまっている表れです
いじめを受けているという事実は確認出来ていないはずよ。海外(韓国も含め)に行ってこの件で不当な扱いを受けたという友人・知人も皆無だし。
きっと世界の人は「日本の軍だけが悪」じゃないことを知っているからじゃないかしら?だから、「これは反日プロパガンダだ!」なんて海外で叫んだら、引かれるかもしれない。それを「いじめ」だと誤解している可能性は有るかもしれないわね。
元慰安婦を名乗る女性の中にも性奴隷という言葉に不快感を示す方もいます。『慰安婦を性奴隷に変えて呼ぶことはまた傷を触る言葉だ』と。
ある定義によって日本軍慰安婦を性奴隷とみなすのであれば他国の慰安婦にも当てはまるか否か世界中で議論しなければいけませんよね。
被害者ぶる韓国にも軍の慰安婦がいたわけですから、自らの襟も正してもらいたいと思います。
日本の慰安婦だけが騒がれ非難されるだけで終われば完全に反日プロパガンダに利用されていた証拠です!! 被害者の尊厳を侮辱するものです。
海外に暮らす日本人の子供達がいじめをうける負の連鎖が起きているのは、日本軍の慰安婦だけが悪のように認識されてしまっている表れです。
あなた、村野瀬さんのところにもこの話題になるたびにやって来て毎回同じことをほざいている人でしょ。言い回しのクセでわかりますよ。毎回毎回よく飽きないもんですね。
いいですか、わたしからはこれが最後にしますが、そんなに rayさんや村野瀬さんの論調が気に入らないなら、わたしはほかの方と違って、これ以上「自称ではなく学界で認められている学者の本を読め」とか「事実を直視せよ」とか言うつもりはありませんよ。知りたくなければ知らなければいいし、事実から目を背けていたければ死ぬまでそうしていればいい。そのかわり、
「誰もあなた個人に対して従軍慰安婦の件で謝罪や賠償を求めているのではない。元慰安婦たちは、旧大日本帝国の元首とその軍隊の地位を継承する日本国の代表者に対して事実を認めて謝罪を求めているのだ」
と認識しておきなさい。
もっかい短く言いますよ。
あんたに『謝れ』と言ってるんじゃない。もううせろ!
http://nagaikazu.la.coocan.jp/works/guniansyo.html
>慰安婦の募集人数より上回るくらい志願者が集まった
もし、それが「慰安婦」として働かされた女性達の全体像だったら、女衒は要らないの。矛盾するわね。
それと、「慰安婦」達は毎日平均で5人~数十人の相手をさせられたのだけど、まこちゃんは少女達がそれを知った上で応募したと思う?納得した上で従事したと思う?合法か違法かは置いておいて、自分だったらどうか、人として普遍的に有り得るか有り得ない事なのかでも考えてみて。
私は、応募が殺到したことが有ったとしても、募集要項には具体的な労働内容は書いていないからだと思うのだけど、どうかしら?
要は現代のブラック企業と同じよ。良い条件だと思って入ったら最後、抜け出せない状況に置き、身体と心が壊れるまで酷使して使い捨てるという。
それを自分達に都合の悪いことは隠蔽して、戦意高揚の為に利用させ続けた日本軍に責任は無いと言い切れる?
えぇ、偏っています。まこさんは自分と同じ立場の人の本やブログしか読んでいないのでしょう。それで、情報が偏っていないと言える根拠を逆に聞きたいです。
>墓穴をほるとかほらないとかそんなことでなくて…それも一つの資料であるということ。
墓穴云々は余計な一言でした。すみません。まこさんの処罰しているからそれは強制を許してなかった証拠だとの主張が正しいのであれば、責任者を処罰していない日本軍は強制売春に対してどういった態度だったと評価されるのだろうと思った次第です。
連合軍が裁いた慰安婦関連事件は7、8件あったと思います。他に、裁判こそ行われていないもののオランダ政府が強制売春事件と認定した事件も8件ぐらい(ただし一部上記と重複)、オーストラリア軍の報告書(オーストラリア人に対する強制売春未遂事件)等々、いくつかありますが、日本軍によって責任者が裁かれたのは0件です。
>被害者の様々な証言は、心に訴えるものがあります。
私もそう思います。
>慰安婦を性奴隷とくくってしまうのですか?
はい、そうです。慰安婦制度そのものが性奴隷制度だと言うのが私の認識です。慰安所における慰安婦の状態を考えてみてください。慰安婦には廃業の自由も、拒否の自由も認められていませんでした。部屋が与えられそこで毎日10人と性行為することを義務付けられ、自由に敷地から出ることもできませんでした。現在、アジアの子どもたちが被害者になっている管理売春とどう違うのか私には理解できません。
慰安婦に自ら志願する日本人がいました。娼妓だと蔑まれるけど慰安婦だとお国のためだから誇りを持てるといって。将校専用倶楽部の慰安婦は他の日本人慰安婦や朝鮮人慰安婦よりも優遇されていました。食事のメニューが将校と一緒のものになるそうです。兵士と恋をする慰安婦もいました。好きな人のことを想っていれば、つらいことも耐えられると。
慰安婦の中には幸せな一時を過ごした人もいるかもしれません。しかしながら、それは慰安婦制度の仕組みとは何ら関係ありません。慰安婦制度の本質は性奴隷制度です。したがって、たとえ元娼妓であって自ら志願したとしても性奴隷状態下に置かれれば性奴隷被害者であることになんら変わりありません。
>慰安婦を管理した大半は朝鮮人経営者でしたし、違法に若い娘達を売り飛ばしていたのも朝鮮人でしたが、そんな悪い連中を日本政府は取り締まる側にいたこと。強制募集や誘拐を禁じた公文書もあります。
もともと犯罪だから取り締まるのは当然です。でも取り締まっていたら慰安婦を戦地に送れなくなります。そこで、内務省は、軍が必要だというからやむを得ないとして人身売買の被害者である慰安婦にも海外渡航の許可を出すよう、通達を出しました(内務省警保局長通牒1938・2・23)。軍等から許可を受けた業者のみという条件を出して。人身売買を実際に行っていたのは業者ですが、軍から許可を受けた業者の人身売買を黙認するよう内務省に要請したのは軍ですよ。それと、朝鮮において強制募集や誘拐を禁じた通達が出されたとされる文書は発見されていません。あくまでも内地の話です。
>はたしてこの問題は、日本だけの責任になるのでしょうか?
個々の韓国兵に責任が生ずるとしたら最終的にその責任を負うのは今の日本政府ということになるのではないですか。当時韓国兵は日本軍の支配下にあったのですから。慰安婦制度に多くの朝鮮人が人身売買のブローカーや慰安所の経営者として関わっていたのは事実なので、彼らに責任はあるでしょう。
あらゆる資料に目を向けなければなりません。
当時 慰安婦の募集人数より上回るくらい志願者が集まったという資料もあります。
貧しい状況から救われ、地元に戻りたくないという人もいたこと。
慰安婦制度が騙すことを盛り込んだ上というのは 一概には言えません。
特定の用語に焦点をあてて狭い法律的議論を重ねることが、あらゆる資料を無視して結論づけることになってはいけません。
総合的にみても韓国が政治利用を目的にしているように感じざるをえません。
自国民も悪かった部分があると思う気持ちがあれば、これ以上賠償を求めてもめることはないはずです。日本はしっかり対応しました。
当時の国籍が日本だったから全く責任がないとあっさりスルーしたこと 残念です。
一つだけじゃないし、重大な資料なのよ、まこちゃん。
オランダ人の少女達を性奴隷にしたのは幹部候補生達でね、軍は処罰をしなかったの。しなかったどころか、昇進させていたの。つまり、軍には処罰をする気が無かったという証拠なのね。だから他でもやってるし。これだけでも軍の責任と言えるのは解るわよね。
>慰安婦制度を利用して騙す人がいたのだから
と言うより、騙さないと人が集まらなかったのね。考えたら解るでしょ。10代の女の子に本当のことを言っても着いて来る訳ないじゃない?いくら貧乏だとはいえね。で勿論それは違法行為だったのだけど、上記したように軍に取り締まる気が無かったものだから、女の子達が気付いた時に、いくら抵抗しても止めさせては貰えなかったのよ。つまりは騙すことも織り込んだ上での慰安婦制度だったということね。女衒(ぜげんと読みます)も悪いけど、警察にストップを掛けて犯罪を野放しにさせた日本軍に責任は無いとは言えないわよね。
だから、この問題を作った原因は日本軍に有り、日本政府が被害者に補償しなくちゃならないの。
ちなみに韓国兵は当時の国籍は日本人だったので、やはり日本政府に責任が在るの。
解るかな?
オランダに処罰されたのですね。墓穴をほるとかほらないとかそんなことでなくて…それも一つの資料であるということ。これまでの世界の戦場や日本軍の兵士が全て統制がとれていたとしたら、まさに奇跡だと思ってます。
被害者の様々な証言は、心に訴えるものがあります。証言に反論する資料にもこだわっていません。中には 意思に反して連れてこられたかたがいることに否定をしているわけではないと最初から言っています!!
慰安婦制度を利用して騙す人がいたのだから良い制度とも思ってません。げぜんに類する人間が甘言をもって募集して連れてこられたこと、その心情を察し安部首相は謝罪していると思います。結果的にそうなってしまったことに反省と責任を感じてるのは当たり前です。
元慰安婦の被害者としての苦しみがその国の民族主義な目的のために利用されていることが、被害者自身の尊厳をさらに侮辱することになります。不幸なうえにさらに不幸にしています。
振り上げた拳を下げられない状況になって、大変気の毒に思います。
意に反した被害者の方は性奴隷と思われるのはいいのかもしれないけど、売春婦が性奴隷と思われることになるのは違うかと思います。慰安婦を性奴隷とくくってしまうのですか?
慰安婦を管理した大半は朝鮮人経営者でしたし、違法に若い娘達を売り飛ばしていたのも朝鮮人でしたが、そんな悪い連中を日本政府は取り締まる側にいたこと。強制募集や誘拐を禁じた公文書もあります。自ら志願し慰安婦になった女性の証言もあります。
感情論でなく、冷静な目で全体をみると日本政府の対応は妥当ではないかと思うのです。
はたしてこの問題は、日本だけの責任になるのでしょうか?日本兵と戦った多くの韓国兵も一緒でした。心情を察するのであれば共同で謝罪するのが 本当 ではないですか?
被害者の立場でいる韓国政府ら偽善者のように見えます。
憲兵に助けを求めても救われなかったケース
■小俣行男『戦場と記者 - 日華事変、太平洋戦争従軍記』冬樹社,1967年
読売新聞の従軍記者・小俣行男の記録、1942年5月か6月頃、場所:ビルマ
(朝到着した貨物船で、朝鮮の女が四、五十名上陸したと聞き、彼女らの宿舎にのりこんだとき)私の相手になったのは23、4歳の女だった。日本語は上手かった。公学校で先生をしていたと言った。「学校の先生がどうしてこんなところにやってきたのか」と聞くと、彼女は本当に口惜しそうにこういった。「私たちはだまされたのです。東京の軍需工場へ行くという話しで募集がありました。私は東京に行ってみたかったので、応募しました。仁川沖に泊まっていた船に乗り込んだところ、東京に行かず南へ南へとやってきて、着いたところはシンガポールでした。そこで半分くらいがおろされて、私たちはビルマに連れて来られたのです。歩いて帰るわけに行かず逃げることもできません。私たちはあきらめています。ただ、可哀そうなのは何も知らない娘達です。16、7の娘が8人にいます。この商売は嫌だと泣いています。助ける方法はありませんか」
考えた末に憲兵隊に逃げこんで訴えるという方法を教えたが、憲兵がはたして助けるかどうか自信はなかった。結局、8人の少女は憲兵隊に救いを求めた。憲兵隊は始末に困ったが、将校クラブに勤めるようになったという。しかし、将校クラブがけっして安全なところでないことは戦地の常識である。「その後この少女たちはどうなったろうか」
>人道と人権に配慮したのが 慰安婦制度なのです。
慰安婦制度は兵士の性病予防等種々の目的から創られました。性病予防は結果的に慰安婦の健康保持につながったのかもしれません。しかしながら、それをもって軍の関与を良い関与だったと主張するのは一部の都合のいい事実に着目しているだけに過ぎません。被害者がどのような状況に置かれていたのか全体から判断するべきです。それにそんなに良い制度なら安倍首相も謝罪する必要はなかったでしょう。
■長尾和郎『関東軍軍隊日記 - 一兵士の生と死と』経済往来社,1968年
関東軍兵士の記録、場所:中国東北部、黒竜江省
東満の東寧(とうねい)の町にも、朝鮮女性の施設が町はずれにあった。その数は知る由もなかったが、朝鮮女性ばかりではなく日本女性も…… (一般兵用)施設は藁筵(むしろ)でかこまれた粗末な小屋で、三畳ぐらいの板の間にせんべい布団を敷き、その上に仰向けになった女性の姿を見たとき、私の心には小さなヒューマニズムが燃えた。一日に何人の兵隊と営業するのか。外に列を作っている兵隊たちを一人一人殴りつけてやりたい義憤めいた衝動を覚え、その場を立ち去った。
これらの朝鮮女性は「従軍看護婦募集」の体裁のいい広告につられてかき集められたため、施設で営業するとは思ってもいなかったという。それが満州各地に送りこまれて、いわば兵士達の排泄処理の道具に身を落とす運命になった。わたしは甘い感傷家であったかもしれないが、戦争に挑む人間という動物の排泄処理には、心底から幻滅を覚えた。……
おれは東京の吉原、洲崎の悪所は体験済みだが、東寧の慰安婦はご免だ。あれじゃ人体でなく排泄装置の部分品みたいなものだが、伊藤上等兵も同感する。
■『私たちと戦争〈2〉戦争体験文集』タイムス,1977年,p.32
島本重三 軍「慰安所」
第七三三部隊工兵一等兵の記録、場所:中国東北部の吉林省・琿春
兵隊専用のピー屋(慰安所)は琿春の町に五軒散在していた。一軒の店に十人ほどの女がいた。『兵隊サン、男ニナリナサイ』。朝鮮の女たちは道ばたに出て兵隊を呼びこんでいた。まだ幼い顔の女もまじっていた。
兵隊の慰問のために働くのは立派なことで、その上に金をもうけられると誘われ、遠い所までつれてこられた。気がついたときは帰るにも帰れず、彼女らは飢えた兵隊の餌食として躯(からだ)を投げださねばならなかった。
日曜日にはけだものとなった兵隊を相手に少しも休むまもなかった。まだ終らないうちから次の兵隊が戸を叩いてせかした。ベニヤ板張りの小さな部屋には、貧弱な鏡台とトランクがあった。それが彼女の全財産であった。
せんべい布団を被ううす汚れた敷布には、解剖台のような気味の悪い血がしみついていた。生理のときも休むことを許されず、働かねばならない女たちであった。
Transnational History
http://d.hatena.ne.jp/dj19/20121213/p1
漫画家の水木しげる先生も慰安婦の悲惨な状況を漫画に描いています。ここのエントリでもふれられています。
>慰安婦は性奴隷では ありません
慰安婦が性奴隷であるとの主張は奴隷条約における「奴隷」概念にのっとったものです。商売であったことは奴隷であったことを否定する根拠として不十分です。慰安婦に限らず奴隷は商品として売られるのが一般的でしょうから商売としての外形を持っていることは当然のことです。慰安婦問題否定派は他にも一生ではないから、恋をしていたから慰安婦は奴隷ではないと主張しますが、これらの主張は奴隷条約における「奴隷」概念の無理解に基づく誤りです。
>インドネシアで強制されたオランダ人の件は、しっかり処罰をされていますよね。それは強制を許してかった証拠ではないですか?
オランダ軍が処罰したのであって日本軍は処罰していません。事件の後日本軍から処罰されるようなことはなかったとバタビア法廷で軍人二人が証言しています。処罰したことが強制を許していなかった証拠になるのであれば処罰していない日本軍は強制を黙認していたという評価になると考えてよろしいですか。自ら墓穴を掘ったんじゃないですか?
慰安婦問題否定派の中には何の根拠も挙げることなくスマラン事件に置いて日本軍は責任者を処罰したと主張する人がいますが、既に述べたようにそれは明らかに事実に反します。根拠が挙げられることのない主張が未だに拡散され続けていることは不思議です。まこさんも自分と同じ考えの人の本やブログしか読まないから情報が偏るのではないですか。そろそろ自分の立場に疑問を持つべきですよ。
しかし、解釈を広めてこじつけてはいけないと思います。
アメリカが調査してもどこにもでてこなかったこと。燃やしたというのは憶測にすぎません。確固たる証拠がないことには政府の主張はブレません。当然です。
日本軍が一番心配をしたのは慰安婦の健康状態でした。占領地の一般婦女子への日本兵の強姦などを防ぐことが目的だったのですから。人道と人権に配慮したのが 慰安婦制度なのです。
性奴隷と認めろということは 日本はレイプ国家 だとレッテルを貼ろうとしている韓国内のガス抜きの政治利用にあなたも利用されているほかありません。
性奴隷といえばアメリカにおいて実際に存在した歴史を持っています。ところが日本は奴隷制度をもったことのない国です。概念すらなかったのですよ。
当時の慰安婦とは 売春婦たちが雇われて軍相手の商売をしていた というのが実態です。朝鮮人でも中国人でも合法だったのです。
元慰安婦の証言を否定するつもりはなくて、不幸にも騙されたかして連れてこられた人等がいたということです。いつの世も統制を乱す悪い人がいますから。
な の で、慰安婦は性奴隷では ありません!!
外国人が飛び付くからとそんな表現は誤っています。
日本兵が誰一人として強姦などをしなかったとも言いません。残念ながらどの時代も起こっているから。
インドネシアで強制されたオランダ人の件は、しっかり処罰をされていますよね。それは強制を許してなかった証拠ではないですか?
韓国と中国こそ自国民の目をそらし歴史修正を行ってます。
メディアや専門家も多数指摘していますよ。
私はこういうの初めてでしたが、捏造日本軍慰安婦の写真展(新聞の切り抜きなどのパネルが中心)でした・・・。内容には新たに驚くものはなかったのですが、関係者が何人かいらして、その方々がごく普通の感じのいい人たちだったのでそこに驚きました。
「私たちがこの見方に賛成というわけではないんですよ」と職員の方。わかりますけど…。
一方的に脳内で答えを出さずに、資料をちゃんと読んで、何が世界的に問題になっているのかを正しく理解しましょうね。
Japanese Government apologized for an officially recognized prostitute system. UN misunderstood. A head of state of all over the world settle prostitute's human rights, please.国連もロビーにだまされてばかりじゃなさけない。自ら一次資料に目を通してほしい。
観光地の一見さん相手なら二度と会わないんだからボッタクリ商売でもしばらくは通用するだろう。しかし、外交は100年、1000年単位のお付き合いでお互い逃げられない。だから、脳内お花畑、脳内現実主義、脳内将軍、家庭警備員の妄想と違って、騙したり、引っ掛けたり、脅したりというのは超大国はともかく、ほかの国は避けるし、やらないんだよ。
大体、そんなことをしたら仕返しされるでしょ?そんなことしたら、騙しに来る奴以外、誰にも相手にされず孤立に追い込まれるよ。現実の人間関係でやればすぐわかる。まあ、コミュ障だと理解が難しいかな。
ディプロマシー、マキャベリから始まって超人ロックに至るまで外交を楽しむマルチプレイヤーズゲームがいくつかあって、それこそ騙して引っ掛けて裏切るのが面白いのだけど、裏切ってばかりだと、メンバーに入れてもらえなくなってしまう。結局やりすぎると人間関係が壊れてサークルが潰れるんだよね。金もかけていないお遊びでもそうなるんだから、リアル外交で舐めた口を叩いたり騙したり理不尽を捩じ込んだら、第三国も含めてそのような外道国家への懲罰と嫌がらせをするのはむしろ当然だね。放置したら、次は自分も騙されたり理不尽な目にあわされるから、わかるまで集中攻撃で思い知らせるわな。外道国家が何かを交渉したら、莫大な見返りを要求したり、受け入れがたい条件をつけたり、端的に断ったり、グルになってからかったりするのは当然。
たとえば、日本がEUと貿易協定をぜひ結びたいと言ったら、EUは「人権規約があるんでこれを結んで順守実行すればどうぞどうぞ協定を是非結びましょう。世界の人権最先進国なんだから な ん の 問 題 な い で す よ ね え(ニッコリ)」と応えたことがある。安倍日本政府はEU基準の人権を実行するのは嫌なので、”あのぶどうは酸っぱい”と泣き喚きながら逃げ出した。人権を守るくらいなら何十兆円もの仕事と商売も惜しまず捨てるのだから、どアホのミクスは見上げたもんだわ(白目)
EU、日本に「人権条項」要求=侵害なら経済連携協定停止 2014年5月6日http://www.jiji.com/jc/zc?k=201405/2014050500353&g=pol
> 経済的利益と引き換えに民主化を迫るのは、開発途上国や新興国に対するEUの基本戦略。人権条項は第三国との協定で「不可欠の要素」とされ、対日SPAも、こうしたEU外交の延長線上にある。
雉も鳴かずば撃たれまいにw
という訳で、「外交とは51%譲って49%をもらうこと(0を49にしたから勝ち。次に51貰えばアイコ)」は3代続く外交官一家の東郷和彦の言葉、「最後はその外交官の人間性で決まる」というのは国連で活躍したとある日本の外交官の言葉だね。
自宅脳内外交官とは言う事が違うわな(呆)
韓国軍が朝鮮戦争中に設けていた慰安所の女たちに、こういう自由が認められていたか、知りたいもんですな。
ついでに、あれこそ真の、紛れもない国家権力による強制連行によって集められた、史上最悪の性奴隷である北朝鮮の「喜び組」にもあるか、教えて頂きたいもんです。喜び組に入ることを断ったら、あの国のことですから、良くて家族諸共強制収容所送り、下手すれば全員粛清です。
国際社会というのは、外道とモンスターの共食いの場です。「外国委員およびNGO」なんてのは、外道の中でも小物の部類です。国連とか国際社会で行われているのは、ブラッフ・ハッタリのかまし合い、嘘の付き合い、デマの飛ばし合いです。
我が国は1言われたら10言い返し、100非難されたら10000非難し返さなければなりません。その結果として、「被害者」を貶めたとしても、大した問題じゃありませんよ。
「関与」というレベルを超えた「主導」だからですよ。
国は強制性が有ったことも認めております。
そこで何をするのかを理解し、提示通りの報酬を受け取り、辞めたい時に辞めることが出来、勤務中以外は自由に行動出来るのであれば「奴隷」とは言わないでしょう。
しかし、「日本軍慰安婦制度」ではそのいずれも実行されておりません。だから謝罪を要求されるのです。
ここが理解出来ずに被害者を貶める言動を取る公的人物が存在する限り、日本は反省していないと見られるでしょうね。
ぎゃははははは~~~っ!!!!
だからそんなおもろいキャラなん?
>我が国は、ずるく、あくどく、しぶとく、したたかに、狡猾になって生きて行かなくてはなりません
京葉淳一さんにしても、宇宙戦士バルディオスさんにしても、「自分は偏っています」と吹聴してから意見を言っているようなもの。全く有利にならないし、狡猾でもないし。
被害者を貶める理由がそういう野蛮で幼稚な思想から来るものだということは世界中にバレバレですよ。あなたたちが言えば言うほど日本人を辱めるだけだと何故解らないのか。それが本当の目的だとすると狡猾とも言えますが、多分違うでしょうね。
あまりの世間知らずさに、怒るより先に呆れてしまいます。
私が小学生の頃、「世の中、厳しいんだ。馬鹿正直では生きていけないんだ。お前は騙されないよう、ずるい人間になれ。」と教えましたね。大人になってみると、親父の教えは、完全に正しかった。
この水木しげるの漫画から分かるのは、彼のいた島の慰安婦の境遇だけで、満州や中国、ビルマから南洋までの各戦場の慰安婦がどうだったかの証拠にはならないということです。
ついでに言うと、水木のいた部隊の上級司令部である第8方面軍司令部では、昭和17年11月、司令官今村均陸軍大将が着任すると直ぐに、今村司令官の命により軍主力のあったニューブリテン島から全ての女性、つまり従軍看護婦と慰安婦を退去させ、本土に送り返しました。軍が玉砕するのはやむを得ないとしても、女を巻き添えにするのは忍びないという方面軍司令官の意向によるものです。つまり、当時の軍は、ちゃんと慰安婦を人格ある存在として扱っていたということですな。
国際社会は、陰謀、謀略、騙し、罠の掛け合いが横行する厳しいところです。馬鹿正直になっていたら、身ぐるみ剥がれて、野垂れ死ぬのがオチです。我が国は、ずるく、あくどく、しぶとく、したたかに、狡猾になって生きて行かなくてはなりません。
700億円の広報外交予算を「歴史戦争」の軍資金にしてはならないワケhttp://bylines.news.yahoo.co.jp/kimuramasato/20150204-00042805/
ヤバイぞ外務省…最近の外務省がバカウヨ化している件について
http://matome.naver.jp/odai/2144867272483144901
文1で高級官僚出身などのトップエリートでもイカレタ極右政治家は両手両足で数え切れません。
橋下が選びに選んだ連中がことごとく公務員としても民間でも通用しないクズと犯罪者がずらりと並びました。選定基準が倒錯、転倒しているので、橋下の思う最良が、現実世界では最悪だったわけです。
外務省も同じことで、人事評価基準が倒錯、転倒しているので、安倍一派の思う最良が、現実世界では最悪なのです。以前話題になったシャラップ上田も安倍にみいだされた男です。つうか、彼の人権人道大使というポスト自体、第1次安倍政権時代に安倍が作ったものです。北朝鮮を人権問題という切り口で責める鉾であるとともに、性奴隷をはじめとする戦争犯罪から労働、女性、あらゆる日本の人権問題への批判を突っぱねる盾という絶対矛盾の無茶な仕事です。理性とか良心があったらとてもできる仕事じゃありません。
彼以外の外国委員およびNGOは全員「お 前 が 言 う な」をマックスで彼に叩き込むのですからね。内心では北朝鮮よりタチが悪いとみられているようです。
いつぞやは、国連の勧告を突っぱねる報告をした時、とにかく時間をやり過ごしたら勝ちということで、厳しい質問と批判と非難・イヤミをやり過ごしたあと、外務省職員がハイタッチをしたそうな。こいつらが外交官として相手国とナシをつけようというのですから、肌に粟立つ思いです。外交というと頭が弱い人たちはやたら攻撃的で謀略に満ちたものを思い浮かべますけど、実際には「相手に51%譲って49%を取る(0を49にしたのだから勝ちですよ。次に51貰えばアイコ)」とか「最後は相手の外交官の人間性で決まる。性格が悪い外交官は何も得られない」だと、リアル外交官たちは語っています。
他のコメントで、不思議に思ったことがあります。
町内会であろうが、学級会であろうが、国際会議であろうが、自身にとって「有利か不利か」で発言内容が変わるという発想は、周囲からの信頼を得られないのではないでしょうか。
この杉山氏らのポジションですが、字面だけみると本当にエリートっぽいけれど、このような人たちはこんな恥ずかしい発言をすることと引き換えにポジションを与えられているのではないか、とさえ思います。本当のエリートって高潔な人のはずなんだけど。
> これに対し、杉山氏は・・・と穏やかな口調ながらも強く反論した。
> 慰安婦問題については、政府の責任を追及する日本人活動家が1990年代から国連で歪曲(わいきょく)した事実関係を流布し、定着させてきた。
呆れる・・・。特に後者は、何を指すのだろう? 証拠も上げずに「歪曲した事実」って、一体何?
佐藤優と鈴木宗男も嫌いですが、最後にあげられた資料本、信じていいんでしょうか?
> そして、この本のある意味、主役である杉山晋輔外務審議官。彼は93年8月から95年1月のわずか1年半の間に外務省機密費2億円を使い込んだ。しかもその使い道は、銀座の高級クラブでの豪遊のみならず、料亭では全裸で肛門にろうそくを立てて点火し、座敷を這(は)い回る高等変態プレイまで含まれているとあります。
・・・。
ゲスい。人にやらせるんじゃなくて、自分がやるのか?
何のために・・・? ウケ狙い・・・?
なんなら黒の網タイツ、ピンヒールで踏んづけてやるぞ。鞭打ちプレイも、やられるのはイヤだが、やるのは構わん。10万くれ。
水木しげる氏の漫画、悲惨です。拡大して読みました。
橋下の言う、
「明日は矢弾の戦場だから、いきり立っている兵士の情欲を満たすため、従軍慰安婦は必要」
的な発言の実態はコレか。
乞食のような、老婆のようなやつれた容姿、男の見ている前で扉もない便所にしゃがみ込み用を足す姿。毎日の激務が彼女から尊厳や羞恥といったものを奪い取ったのだ。一日数十人の兵士に乱暴な性交を強要されたら、もう何も残らないだろう。生きていること自体、不思議なくらいだ。
安岡章太郎「白い足の記憶」はまだリリカルだったけど、水木さんのマンガはリアリズム。衝撃を受けた。
要約すると
「僕はやってないけど、朝日のデマを世界が信じてしまったから、仕方なく謝罪しました。韓国だって謝罪を受け入れたのだから、もういいでしょう。」
となりますが、
国連委員の方の
「問題がないのであればなぜ、合意する必要があったのか」
という発言になるのは当然でしょう。
「従軍慰安婦問題」は国連が勧告する被害者への補償、加害者処罰、教育ををして初めて永続的な解決と認められるのです。
レイプされた子供の親に罪を認めないレイプ犯が渋々病院代を払うだけの解決では、被害者への罪は償えないでしょうし、再犯は防げません。
「今も続いている紛争下での性暴力を根絶する上で、この問題の解決が欠かせないという立場なのです。日本政府の対応は、人権問題だという認識がまったく欠如していることを示すものであり、国際社会では通用するものではありません。」
まったくです。
国内で御用マスゴミが「言ってやったぜ」風に扱うことの為に、海外では怒られ、呆れられることも厭わずという厚顔無恥。これこそ真の「反日」行為でしょう。
なるほど、変態プレイがお好きですか、そうですか。
なんだか納得。
あまりお答えできませんがコメントを歓迎しています。
記事に批判的でも一向にかまいませんが、必ず記事を読んでからコメントしてください(笑)。
名誉毀損・プライバシー侵害・わいせつなど違法なもの、人を不愉快にする・品が悪いもの、感情的なもののみ承認しません(URLがある場合、そのリンク先を含む)。
コメントにはお一人お一つ必ず固定ハンドルネームをつけてください(このブログ限りの物でも結構です)。
「通行人」とか「通りすがり」とか「名無し」とか「匿名希望」などの無個性なものではなく、必ず個性的な素敵なのをお願いします。
以上のようなハンドルネームのないコメントは原則として承認いたしませんので、よろしくお願いいたします。
とはいえ、堅苦しいことは言いませんので、どんどんコメントをお願いいたします!