これからもぜひ一日一回、上下ともクリックしてくださると大変うれしいです!!!
東京都が、新型ウイルス感染症オミクロン株の後遺症についてレポートを2022年5月26日に公開しています。
このレポートは、東京都が8つの公立病院に設けた「コロナ後遺症相談窓口」の相談内容を分析したもので、2022年1月から4月までに受けた2,039件の相談が対象となっています。
この期間は、はっきりとオミクロン株による第6波の流行時期にあたるので、オミクロン株による後遺症の症状がよく分かる内容になっています。
まず、新型コロナと言えば基礎疾患があると重症になるという常識からすると意外なことに、後遺症について相談した方々のうち、なんらかの既往症(以前にかかった病気)がある人は26%で、全体の74%の人は、既往症がありませんでした。
つまり、新型コロナの後遺症はこれまで大きな病気をしたことがなくても発生するという恐ろしい結果になりました。
次に「後遺症」の原因となった新型コロナの病状ですが、これも驚くべきことに後遺症の出た人の中でコロナで肺炎と診断されたり、酸素吸入が行われる「中等症」以上の人は3%しかいません!
後遺症の出た方の中で、なんと「軽症」以下の人が97%を占めているのです。
国立感染症研究所のデータによると、オミクロン株で中等症Ⅰ・Ⅱになる割合は5・6%という報告もあるので、オミクロン株では新型コロナ自体の症状の軽重とは全く無関係に後遺症が出ていることになります。
つまり、中等症以上にならなければいいというものではないのです。
次に「オミクロン株」が中心の今回の後遺症の症状と、「デルタ株」が中心だった2021年3月から10月の症状を比較すると、オミクロン株では、「咳嗽(がいそう)」つまり「咳」、そして「倦怠感」が多くなり、2020年ころから恐れられた「味覚障害」「嗅覚障害」「脱毛」という後遺症が減少しています。
といっても、それらの後遺症はデルタ株以前の数分の1とはいえありますし、経験者によるとオミクロンの倦怠感は大変つらいもので、仕事を止めざるを得なかった人も多数います。
最後に東京都のレポートで一番驚くべきことは、後遺症の相談者の年齢は「20代」から「50代」が多く、高齢者が多いという事ではないのです。
新型コロナではどの変異株でも高齢者ほど重症化しやすく死亡率が高い、オミクロンではそれが顕著という特徴がありますが、「後遺症」については全く年齢を選びません。
「10歳未満」や「10代」の相談例もあります。
安倍氏に、あんたはコロナ対策に失敗してまた政権を投げ出したんだから、コロナ対策について発言すんな!恥を知れ!!って言える人が自民党にはいなんでしょうね。
だいたい、感染力が段違いに高いオミクロン株で起こった第6波では感染者数が多すぎて一番死者が出ているのに、重症化率が低いという1点だけでインフルエンザ扱いしろという神経が理解できません。
これからもぜひ一日一回、上下ともクリックしてくださると大変うれしいです!!!
新型コロナウイルスの後遺症について、東京都は26日、オミクロン株の感染拡大期はせきの症状が38・6%と最も多く、デルタ株以前に比べて16・4ポイント増加したとの相談電話の分析を公表した。倦怠(けんたい)感が34%で続き、8ポイント増えた。デルタ株以前に多かった味覚・嗅覚障害や脱毛は大幅に減少した。
都は都立・公社病院の窓口に寄せられた後遺症の相談電話のうち、オミクロン株の感染が拡大した1~4月に陽性となった2039件を分析した。症状としては、せきと倦怠感の割合が増えた一方、味覚障害は10・6%(デルタ株以前は23・3%)、嗅覚障害は9・5%(同30・4%)、脱毛は0・8%(同9・4%)とそれぞれ大幅に減った。
感染動向を分析する26日の都のモニタリング会議で、この結果を報告した東京iCDC(感染症対策センター)専門家ボードの賀来満夫座長は「年齢や既往症の有無、発症時の重症度にかかわらず、相談が寄せられている」と述べ、後遺症を防ぐ観点からも感染予防を呼びかけた。【伊藤直孝】
「本当は私が介護されたいのに・・・」20代娘のおしめを替える母 急増するオミクロン株“後遺症” 倦怠感の重い現実
配信 TBS
TBS NEWS DIG Powered by JNN
東京都は5月26日、“コロナ後遺症”に関する相談を分析し、オミクロン株感染者はデルタ株以前の感染者より高い割合で“倦怠感”の後遺症を訴えているという調査結果を公表した。
【写真を見る】「本当は私が介護されたいのに・・・」20代娘のおしめを替える母 急増するオミクロン株“後遺症” 倦怠感の重い現実
“倦怠感”ときくと、風邪によくある症状の一つでしかないと感じられるかもしれない。しかし、コロナ後遺症の専門外来を運営し、約4000人の後遺症患者を診察してきたヒラハタクリニック平畑光一院長は「症状は言葉のイメージとかなり違う」と警鐘を鳴らす。コロナ後遺症がもたらす壮絶な“倦怠感”の現実を聞いた。
■「トイレに行けずおしめ」“倦怠感”では言い表せない症状
ーーコロナ後遺症の症状というとどのようなものがあるんでしょうか?
論文によると、205の症状があるとの指摘もあります。ありとあらゆる症状が出る可能性がありますが、その中で特に多いのが「倦怠感」です。倦怠感って聞くと軽く感じてしまうかもしれません。インフルエンザの後、ちょっとだるかったり、そういうことが倦怠感だろうと思われるかもしれませんが、そんな生易しいものではないです。
ーーどんな症状なのですか?
例えばドライヤーを持っている手が維持できない。歯ブラシで歯を磨くのは重労働で、何回かに分けないと無理。20代、30代の若い体力がある方でもですね、トイレまで歩くことができなくておしめをして、お母さんにおしりを拭いてもらうという患者さんもいます。あるお母さんは、本当は私が介護されたいのにって嘆きながら娘さんのお尻を拭いていると話していました。それがコロナ後遺症の現実です。 倦怠感という言葉がちょっと軽すぎるという問題はあるんですが、他にいい言葉がないので、倦怠感と一応表現しているだけなんです。
■「歯磨きが重労働」「道端で寝たい」壮絶な“倦怠感”
実際にヒラハタクリニックで診察を待つ患者の方たちに話を聞いてみると、後遺症の“倦怠感”がもたらす苦悩が次々に語られた。 患者の方たち: 「道端で寝ちゃいたいくらいの倦怠感です」 「茶碗が持てないから味噌汁はストローで飲んでいます」 「全身を革のベルトでぐるぐる巻きにされていて、ギュウギュウ締め付けられてるような感覚です」 生活に大きく影響を与えるコロナ後遺症の重い“倦怠感”。いったい何が起きているというのだろうか?
■若いから大丈夫、体力あるから大丈夫は間違い
ーーコロナ後遺症になる人の傾向はわかってきているんですか?
コロナが軽症でも、無症状でも、後遺症はきついことがあることが、いろんな論文で証明されています。最初の症状の強さと、実際の後遺症の重さは別もので、全くリンクはしていません。イギリスの51万人のデータによると、最初の症状が軽い方が倦怠感を伴う後遺症が出やすいという結果も出ています。
ーーつまり比較的症状が軽いとされる若い世代でも、後遺症は重症化の危険があるということですか?
若い患者の方は多いです。当院の患者さんでも、2、30代が多くいます。そしてかなりの確率で寝たきり状態に追い込まれ、仕事を失うという現実があります。若いから大丈夫なんてことは一切ないということが言えます。 また、体力があったら大丈夫っていう間違った認識をされてる方もいらっしゃるかもしれません。男子高校生で全国大会に出るような選手が、後遺症で選手生命の危機に瀕することもありました。体力があったら大丈夫ということもないです。
ーー男女で差はありますか?
世界的にどこのデータを見ても、女性の方が男性の1.5倍ぐらい多く後遺症を患っています。コロナ後遺症の原因の一つは、自己免疫です。もともと自己免疫の病気は女性に多いということが言われています。例えば関節リウマチは有名だと思うんですけど、あれも自己免疫の病気で女性が多いです。そのことから、コロナ後遺症も女性が多いのではないかと指摘されています。
■最初の2ヶ月は安静に 後遺症から身を守る方法は?
ーーここまで、本当に大変な現状を解説いただきましたが、後遺症がでても、みんなが重症化するわけではないですよね?
私たちのクリニックの統計では、9割の方は最初のコロナの症状が出た状況から、そのまま後遺症になっていきますので、コロナの症状が全部消えたという方は、後遺症になる確率は低いです。 また、感染から2ヶ月が経過すると、そこから重い後遺症になって寝たきりになることは少ないんですね。なので最初の2ヶ月は病み上がり期間で安静にしてください、あまり無理しないでください、と言っています。
ーー万が一重症化してしまったら、コロナ後遺症は治るのでしょうか?
最近『ネイチャーコミュニケーションズ』に載った論文で話題になっていたんですが、1年間で後遺症の症状が一旦消えたっていう方が15%しかいないんです。つまり、85%の方は1年後も症状が残っていたということになります。ですので、治るという言い方は良くないと思います。 一方で、当院の患者さんで重症、いわゆる寝たきりの方々、寝たきりに近い方々のデータをみますと、7割ぐらいの方にはかなりの改善がみられます。治りきらないことはあるにしても、改善はします。なので、決して希望を捨てずにいていただきたいです。 今は治らなくても、研究が進み、新しい薬がどんどん出てきますので、そこは安心していただいて、まずは新しい薬が出てくるまでじっくり待つ。悪くならないようにして待つ、ということがすごく大事になってくると思います。
▼平畑光一(ひらはた こういち) 2008年より東京・渋谷にある「ヒラハタクリニック」院長。2020年に「新型コロナ後遺症外来」を開設。これまでに約4000人の後遺症患者を診ている。 (5月19日放送・配信「SHARE」)
コロナ後遺症相談 オミクロン株はせきやけん怠感 デルタ株などと違う点
- 2022年5月27日 NHK
オミクロン株に感染した人からの後遺症の相談内容は、デルタ株などのケースと違いがありました。東京都に寄せられた相談内容を分析した結果、オミクロン株では「せき」や「けん怠感」が多い一方で、「嗅覚障害」や「味覚障害」は少なかったということです。後遺症とみられる症状をめぐる調査や支援の情報などとあわせてまとめました。
都立病院などコロナ後遺症相談窓口 2039件を分析
都は、都立病院などに新型コロナの後遺症に関する相談窓口を設置しています。ことしに入って4月末までに、オミクロン株に感染したとみられる人が寄せた相談、あわせて2039件を分析しました。その結果、デルタ株が流行の主体だった去年10月までの半年あまりに寄せられた相談と違いがみられました。
オミクロン株の後遺症 多い「せき」「けん怠感」
オミクロン株に感染したとみられる相談者が訴えている具体的な症状は、複数回答で、最も多いのが「せき」で38.6%、次いで「けん怠感」が34.0%でした。
デルタ株が流行の主体だった去年10月までの半年あまりに寄せられた相談と比べると、「せき」はおよそ16ポイント、「けん怠感」は8ポイント多くなっています。
また、デルタ株のころは30.4%と最も多かった「嗅覚障害」は9.5%、23.3%だった「味覚障害」は10.6%と、いずれも相談が少なくなりました。
一方、相談を寄せた人の年代にはデルタ株のころと目立った差はなかったということです。
都の専門家
「相談は高い水準で推移している。後遺症を予防する観点からも、感染しないよう対策の徹底が必要だ」
オミクロン株 後遺症に悩む人は多いおそれ
国立国際医療研究センターなどの研究グループは、ことし2月初めまでにオミクロン株に感染して入院した20代から80代の患者53人からその後の症状を詳しく聞き取りました。そして、アルファ株やデルタ株など以前に広がったウイルスに感染した人と比較しました。
その結果、研究グループでは、オミクロン株で後遺症とみられる症状が出るのは、それ以前に比べ、10分の1ほどと考えられると分析していますが、感染者数は格段に多いため、後遺症に悩む人は多くなるおそれがあるとしています。
コロナ後遺症 労災認定のケースも
正社員や非正規雇用で働く人が新型コロナウイルスに感染し労災を申請した場合、厚生労働省は感染の経路を特定できなくても業務との関連性が認められれば原則、労災と認定しています。
この中には感染後のいわゆる「後遺症」で労災認定されたケースも含まれているということで、厚生労働省は「後遺症」の症状が続く場合は労災を申請してほしいとしています。
労災と認められれば、指定された医療機関で原則として無料で治療を受けられるほか、仕事を休んだ時には1日あたりの平均賃金の8割が「休業補償」として給付されます。
また、亡くなった場合は遺族が労災を申請することができ認定されると遺族補償年金などを受け取ることができます。
東京都に寄せられたオミクロン株に感染した人の後遺症の相談は、デルタ株などと比べて「せき」や「けん怠感」が多い一方「嗅覚障害」や「味覚障害」は少なかったことがわかりました。
都は、都立病院などに新型コロナの後遺症に関する相談窓口を設置していて、オミクロン株に感染したとみられる人がことしに入って先月末までに寄せた相談、合わせて2039件の分析を行いました。
その結果、相談者が訴えている具体的な症状は、複数回答で最も多いのが、
▼「せき」で38.6%、
次いで、
▼「けん怠感」が34.0%でした。
デルタ株が流行の主体だった去年10月までの半年余りに寄せられた相談と比べると、
▼「せき」は16ポイント、
▼「けん怠感」は8ポイント、
多くなっています。
また、
▼デルタ株のころは30.4%と最も多かった「嗅覚障害」は9.5%、
▼23.3%だった「味覚障害」は10.6%と、
いずれも相談が少なくなりました。
一方、相談を寄せた人の年代にはデルタ株のころと目立った差はなかったということです。
都の専門家は「相談は高い水準で推移している。後遺症を予防する観点からも、感染しないよう対策の徹底が必要だ」としています。
安倍氏「防衛費増を」 富山の自民会合に出席 コロナ分類の引き下げ力尽くす
© 株式会社北國新聞社
安倍晋三元首相は29日、富山市内で開かれた自民党関連の会合に出席し、ロシアのウクライナ侵攻を受け「自国を守る努力をしない国に手を差し伸べてくれる国はない」と述べ、防衛費増額の重要性を強調した。新型コロナウイルスについては感染症法上の分類を現行の「2類相当」から季節性インフルエンザ並みの「5類」に引き下げることを含め、社会経済活動の制約を大幅に緩和するよう力を尽くす考えを示した。
安倍氏は、岸田文雄首相がバイデン米大統領との会談で防衛費の「相当な増額」への決意を伝えたことに「約束した以上、私たちは責任を果たさなければならない」と指摘。防衛力を強化し、同盟国との関係を強固にすることが抑止力につながるとした。
●台湾有事の米軍介入発言、対中抑止力に
さらにバイデン大統領が台湾有事の際には米軍が介入する意向を示したことに関し「中国は米国が出てきたら(台湾侵攻は)無理だということになるから戦争にはならない」と話し、中国への抑止力になるとの認識を示した。その上で「きちんと決意と覚悟を相手に伝えていくことが戦いを防ぐことにつながる」と語った。
新型コロナ対策では社会経済活動の制約を緩和すれば、訪日外国人客が回復するとし「円安のメリットが感じられるのはインバウンドだ」と期待した。2024年春の北陸新幹線敦賀開業にも触れ、地域活性化に向けて「やるべきことをしっかりやっていく必要がある」と述べた。
安倍氏は富山市の富山産業展示館テクノホールで開かれた自民党県連の政経文化セミナー、同市のホテルグランテラス富山で開かれた野上浩太郎参院議員を囲む富山地区女性の集いであいさつした。
これからもぜひ一日一回、上下ともクリックしてくださると大変うれしいです!!!