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弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

内外の「慰安婦」=戦時性奴隷に関する声明に沈黙する歴史修正主義者と、3人で気を吐く池田信夫氏らw

2015年05月28日 | 「従軍慰安婦」=戦時性奴隷

 

性奴隷とは何か: シンポジウム全記録 (Fight for Justiceブックレット) 

吉見義明 小野沢あかね 前田朗 大野聖良 金富子 林博史 東澤靖  御茶の水書房

最新刊。過熱する『朝日新聞』バッシングは、理不尽な「慰安婦」バッシングに転化しています。その最大の焦点が「慰安婦は性奴隷か否か?」でした。そこで、そもそも「性奴隷」とは何かを、3つの角度―戦前の公娼制度、国際法における軍性奴隷制度、現代日本の人身取引問題から論じあいました。本書はその白熱したシンポジウムの全記録です。フィリピンの被害女性の証言、世界の知識人からのメッセージ収録!

 

 

 

 アメリカの日本研究家187人の声明に続いて(後に賛同者は450名以上に)、日本の歴史学者16団体7000名が声明を出したのには歴史修正主義者(日本に都合のいいように歴史的事実を捻じ曲げる人たち)も沈黙を強いられていまして、BLOGOS誌上で反応したのは二人だけ。

 諌山裕氏と言う方は全く名前を聞いたことがないのですが、

『「慰安婦」問題に関する日本の歴史学会・歴史教育者団体の声明』に足りないことという記事。

 あとは例の橋下維新支持者の自称マーケティングの棟梁、大西宏氏だけです。

日本で報道されず、韓国で大々的に取り上げられた歴史学会の慰安婦問題声明


 大西氏は、この声明に賛同した団体と歴史学者の数の多さについて

服藤早苗教授が従軍慰安婦の強制動員を否定する人々は少数で、専門家ではないと発言をされ、朝鮮日報の記事タイトルに使われているのですが、いつから史実は多数決で決まるようになったのでしょうか。しかも少数であれ、反対の立場の人をばっさり切ってしまうのは、人権の衣を被った新しいファシズムを感じます。

慰安婦:日本人学者「否定する人々は専門家ではない」

と悲鳴を上げているのですが、どんな学界のどんな論点でも、研究者の多数が認める通説や多数説があるのは当たり前です。

 もちろん、少数でも有力な有力説と言うのはあり得るけれども、服藤教授が

「テレビに出て『慰安婦を強制動員したという証拠はない」という政治家や学者がいるが、そのような人々は多数ではなく、専門家でもない。史料をきちんと研究した人は誰もが慰安婦問題を認め、実際には私たちのように考えている学者が多数だ」

と述べられたのは、事実その通りで、「慰安婦」の強制動員を学者で否定する人は研究者の中ではいわゆる「極端少数説」といわれる存在だということです(笑)。

 大西さん、多数決で優劣を決めたのではないですよ。ただ、あなたの言うような屁理屈を述べる研究者は非常に少ない。そういう事実があるというだけです。

 あなたがたは「それでも地球は回っていない」と言い続ければよろしい。その自由は保障されていますから大丈夫、ファシズムではありません。

「慰安婦」・戦時性暴力の実態〈1〉日本・台湾・朝鮮編 (日本軍性奴隷制を裁く―2000年女性国際戦犯法廷の記録)
金 富子 (編集, 原著), 宋 連玉 (編集, 原著), VAWW‐NET Japan (編集)
緑風出版

本巻では、日本軍・国家システムおよび台湾・朝鮮の植民地支配との関係における「慰安婦」制度の加害構造を明らかにし、日本、台湾、朝鮮での個別のケースにおける加害の責任を検証する。被害の実態を中心に取り上げられてきた「慰安婦」問題を、加害の構造・実態に焦点をあてこれまでにない試みで分析する。


「慰安婦」・戦時性暴力の実態〈2〉中国・東南アジア・太平洋編 (日本軍性奴隷制を裁く―2000年女性国際戦犯法廷の記録)
西野 瑠美子 (編集), 林 博史 (編集), VAWW‐NET Japan (編集)
緑風出版

本巻では、日本軍侵略の激しい被害を最も長い間被った中国と、集団虐殺・集団強かんが熾烈を極めた東南アジア・太平洋地域の、「慰安婦」・性暴力被害の証言を地道な調査で掘り起こし、その被害とそれに対する加害の実態を詳細に検証すると同時に、日本軍による占領地域での「慰安所」制度・性暴力の構造を考察した。



 それにしても、大西氏は学説的には極端な少数意見を言っているわけですが、マーケティングの棟梁としてご商売には差し支えないんでしょうか(国際的な仕事はしていない?)。

 また、大西氏は

問題がなになのかを明らかにしていくためには、また日韓でコンセンサスをつくるためには、「強制性」を情緒でなく、客観的な定義でとらえることが必要なはずです。

と述べていますが、大西氏が問題にしている歴史家の声明の中できちんと

強制連行は、

(1)たんに強引に連れ去る事例(インドネシア・スマラン、中国・山西省で確認、朝鮮半島にも多くの証言が存在)

に限定されるべきではなく、

(2)本人の意思に反した連行の事例(朝鮮半島をはじめ広域で確認)

も含むものと理解されるべきである。

と「客観的な定義でとらえ」ていますからね。大西氏はひょっとして声明を読まないで批判しているのではないでしょうか。

日本軍「慰安婦」制度とは何か (岩波ブックレット 784)
吉見義明
岩波書店

元日本軍「慰安婦」だった金学順さんが日本政府に謝罪と賠償を求めて名乗り出てから20年―「強制」ではなく「自由意志」だったとする声がいまだに多く聞 かれるのはなぜだろうか。「慰安婦」制度が軍によってつくられたことを、様々な史料を用いながら説明するとともに、被害者の名誉と尊厳の回復の必要性を訴える。

 

 

 さらに、大西氏は

よくわからないのは、「多くの史料と研究によって実証」されてきたというのであれば、政治的な声明文を出す前に、広く日本の国民に知らせることが筋だと思います。

とも述べているのですが、なにかこれまでに発表されてきた資料はお読みになったことがあるのでしょうか。

 今回の記事でもいろいろ紹介しましたし、つい先ごろ私が書いた

「従軍慰安婦」=戦時性奴隷2 歴史学会16団体7000人が日本軍による「慰安婦」強制連行に関する声明発表

という記事にも多数の著作を紹介しておりますので、是非読まれたらいいでしょう。

 手始めにネットで検索できる資料→女たちの戦争と平和資料館のHP。慰安婦問題アジア女性基金のHPだけでも一次資料が満載で、読みごたえありです。

 さらに中学生向けのこれなんかもいいと思います。

「慰安婦」問題 すべての疑問に答えます。
アクティブミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」(wam) (著)
合同出版

「慰安婦」問題ってなに? 軍は関与していなかったの? 強制連行はあったの? 証拠はあるの?
豊富な資料や証言をもとに、「慰安婦」問題を正しく読み解く。中学生から読める必携ガイドブック。



 というわけで、あとはググってもこの歴史家の声明に異議を唱える識者を見つけることができなかったのですが、識者と言えるかは微妙ですが、あの人なら!と思って見に行ったらやはり書いてました(笑)。

 池田信夫氏の

左翼歴史学者に残る「性奴隷」の亡霊

 池田氏はBLOGOSの創設者だと思うのですが、なにか揉めたらしく最近転載されなくなっただけでなく、BLOGOSに転載された記事が全部抹消されたようで、全く見なくなりました。

 彼のもう一つのプラットホームであるアゴラも物凄い数の筆者でせっせと書いている割には、御大に元気がないせいかうちの5倍くらいしかアクセス数がなく、閑古鳥が鳴いているようです。

 経済評論家という触れ込みなのに経済問題でも、その他いろいろなことに口を突っ込んではそれについても呆れられている人で(「池田信夫 間違い」でググるとこんな感じ、「池田信夫 バカ」ではこんな様子)、まともに相手すべきではないかもしれません。

 特に印象的だったのはこのツイート。福島原発事故の収拾方法について、これは強烈でした。セシウムは燃やせば分解するというw


 また、放射性物質は(1)日本海溝に捨てる、(2)モンゴルの草原に埋める、(3)宇宙エレベーターで宇宙に捨てるというような夢のある提案もなさっています。

橋下市長新ブレインの池田信夫氏に核廃棄物処理策を訊け 経産省が使用済み核燃料直接処分を初予算化要求 


 そんな池田信夫氏がまた専門外の歴史認識問題で今回強調しているのは

「人身売買は民間の商取引なので、女性を「奴隷化」した責任は彼女の親にある。国家に責任があるのは、それを法的に認めて公権力で強制した場合だ」

という主張です。

 しかし、軍自ら強制連行してきた場合だけではなく、たとえ民間業者が誘拐・人身売買で連れてきた場合でも、詐欺・脅迫で連れてきた場合でも、軍が組織として慰安所の存在を公認・協力し、専属させて利用しているのですから、この性奴隷制度に日本軍が力いっぱい加担していたわけです。

 日本軍は「従軍慰安婦」と言えば聞こえがいいこの性奴隷制度の教唆犯、もしくは共同正犯なのです。

 つまり、親から業者へ「慰安婦」が売買されたところだけ取り上げて、軍は関与していないというから間違いなのです。

池田信夫氏に見る「従軍慰安婦」強制性を否定する歴史修正主義

裁かれた戦時性暴力―「日本軍性奴隷制を裁く女性国際戦犯法廷」とは何であったか
VAWW-NETジャパン 西野 瑠美子 金 富子
白沢社

20世紀最後の年の12月に、日本、東アジアの女性たちによる民衆法廷「女性国際戦犯法廷」が開催された。日本軍による慰安婦制度を裁くこの法廷が、今後の社会、歴史にもたらすものは何なのか、様々な角度から分析する。

 

 

 また、池田氏は

 「戦時下の日本や戦場で人身売買が行なわれたことは明らかな事実で、それは日本政府も河野談話で認めた。国家責任を問うためには、大日本帝国が人身売買を制度化した証拠が必要だ。」

と述べています。

 しかし、そもそも「大日本帝国が人身売買を制度化」していなくても、慰安所を利用している日本軍が「慰安婦」らに強制して性奴隷にしているのであって(「慰安婦」たちは逃げられないし、セックスを拒絶できない)、日本国は当然法的責任を負います。

 なぜなら、日本軍も国家機関だからです。 国全体が法制度化していなければ国家責任が問われないなんてことはないのです。

 池田氏が述べていることは論理のすり替え、誤魔化しです。

 そして、軍の付属施設として存在した慰安所の「慰安婦」は単なる公娼ではありません。

 彼女らは有形無形の軍・警察の管理を受けており、そもそも戦地にあるのですから女性が逃げ出す可能性はさらにゼロに近いもので、慰安所は歴史修正主義者が言うような「世界各地で見られた公娼」でさえなかったのです。

 そう、まさに性奴隷です。

「従軍慰安婦」は「慰安婦」ではなく、まさに「強制的な性的奴隷(enforced sex slaves)」だ

参考資料

デジタル記念館 慰安婦問題とアジア女性基金内の慰安婦関連歴史資料

[戦争犯罪][戦時性暴力]慰安婦・慰安所に関してオンラインで閲覧できる一次史料(追記あり)

「慰安婦」・強制・性奴隷: あなたの疑問に答えます (Fight for Justice・ブックレット)
吉見 義明 (編集), 林 博史 (編集), 金 富子 (編集, 原著), 西野 瑠美子 (編集)
御茶の水書房

『朝日新聞』の誤報で日本軍「慰安婦」問題がねつ造されたの? 日本軍「慰安婦」は「公娼」だったの? 軍慰安所はどこの国にもあったの?23の問いについて、根拠を示しながら、明確に、わかりやすく解説します。「慰安婦」問題webサイトから生まれた決定版。歴史のねつ造にノー。緊急出版。



 さらにいうと、「慰安婦」のみならず、日本の「公娼」も性奴隷と評価すべき状態に置かれていました。

 誘拐や脅迫、詐欺など手段はいろいろあれど、人身売買はもちろん戦前も違法です。当時でさえ、国際法はもちろん、日本の国内法でも刑事罰を科される重罪です。単なる人道的・道義的問題ではもちろんないのです。

 そして、当時の日本の「赤線」と言われた売春宿にいた公娼も、女性たちには職業選択の自由も居住・移転の自由もなく、性的な自己決定権もない。もし逃げようとすれば圧倒的な暴力で折檻されました。そんな状況でセックスを強要されていたのです。逃げられないし、セックスを拒否できない。

 彼女らはまさに「性奴隷」だったのです。だから、当然、「従軍慰安婦」の方々も性奴隷です。戦争中に戦地で軍隊に利用されるから「戦時性奴隷」と呼ぶのです。

 ですから、池田氏や大西氏は、日本の赤線で売春をさせられた女性たちについては強制性がないと思っているところがまず間違っています。

 というわけで、なぜ「慰安婦」問題で日本軍の行為に強制性を認める立場の方が、学界で圧倒的多数なのかはお分かり頂けると思います。

 そして、それを論証する史料も考察も山のようにあるけれども、歴史修正主義者はそれにあたっていないだけです。

 彼らには望むべくもないのでしょうが、妄言を連発して「国益」を損ない続けるのはやめてほしいものです。



池田氏なんて論破されても論破されても何年同じことを言っているんだか。

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「慰安婦」問題に関する日本の歴史学会・歴史教育者団体の声明

 『朝日新聞』による2014年8月の記事取り消しを契機として、日本軍「慰安婦」強制連行の事実が根拠を失ったかのような言動が、一部の政治家やメディアの間に見られる。われわれ日本の歴史学会・歴史教育者団体は、こうした不当な見解に対して、以下の3つの問題を指摘する。

 第一に、日本軍が「慰安婦」の強制連行に関与したことを認めた日本政府の見解表明(河野談話)は、当該記事やそのもととなった吉田清治による証言を根拠になされたものではない。

 したがって、記事の取り消しによって河野談話の根拠が崩れたことにはならない。強制連行された「慰安婦」の存在は、これまでに多くの史料と研究によって実証されてきた。

 強制連行は、たんに強引に連れ去る事例(インドネシア・スマラン、中国・山西省で確認、朝鮮半島にも多くの証言が存在)に限定されるべきではなく、本人の意思に反した連行の事例(朝鮮半島をはじめ広域で確認)も含むものと理解されるべきである。

 第二に、「慰安婦」とされた女性は、性奴隷として筆舌に尽くしがたい暴力を受けた。近年の歴史研究は、動員過程の強制性のみならず、動員された女性たちが、人権を蹂躙された性奴隷の状態に置かれていたことを明らかにしている。

 さらに、「慰安婦」制度と日常的な植民地支配・差別構造との連関も指摘されている。

 たとえ性売買の契約があったとしても、その背後には不平等で不公正な構造が存在したのであり、かかる政治的・社会的背景を捨象することは、問題の全体像から目を背けることに他ならない。

 第三に、一部マスメディアによる、「誤報」をことさらに強調した報道によって、「慰安婦」問題と関わる大学教員とその所属機関に、辞職や講義の中止を求める脅迫などの不当な攻撃が及んでいる。これは学問の自由に対する侵害であり、断じて認めるわけにはいかない。

 日本軍「慰安婦」問題に関し、事実から目をそらす無責任な態度を一部の政治家やメディアがとり続けるならば、それは日本が人権を尊重しないことを国際的に発信するに等しい。

 また、こうした態度が、過酷な被害に遭った日本軍性奴隷制度の被害者の尊厳を、さらに蹂躙することになる。今求められているのは、河野談話にもある、歴史研究・教育をとおして、かかる問題を記憶にとどめ、過ちをくり返さない姿勢である。

当該政治家やメディアに対し、過去の加害の事実、およびその被害者と真摯に向き合うことを、あらためて求める。

2015年5月25日

       歴史学関係16団体      

日本歴史学協会     

大阪歴史学会      

九州歴史科学研究会   

専修大学歴史学会    

総合女性史学会     

朝鮮史研究会幹事会   

東京学芸大学史学会   

東京歴史科学研究会   

名古屋歴史科学研究会  

日本史研究会      

日本史攷究会      

日本思想史研究会(京都)

福島大学史学会     

歴史科学協議会     

歴史学研究会      

歴史教育者協議会    

英語版

 

毎日新聞 2015年05月19日 21時49分(最終更新 05月20日 06時58分)

安全保障関連法案の閣議決定後、記者会見を開き法案について説明する安倍晋三首相=首相官邸で2015年5月14日午後6時26分、宮間俊樹撮影
安全保障関連法案の閣議決定後、記者会見を開き法案について説明する安倍晋三首相=首相官邸で2015年5月14日午後6時26分、宮間俊樹撮影

 ◇欧米の日本研究者ら187人が安倍政権に求めた声明

 欧米の日本研究者ら187人が、戦後70年を過去の植民地支配や侵略の過ちを清算する機会にするよう安倍政権に求めた声明に対し、さらに賛同者が270人増え、世界で457人が署名したことが19日、分かった。欧米では、安倍政権の歴史認識に対する懸念が高まっており、8月にも首相が表明する戦後70年談話を念頭においた欧米から日本への進言といえる。

 声明は「日本の歴史家を支持する声明」。19日に公開された新たな署名者にはオランダ人ジャーナリストのイアン・ブルマ氏などが含まれている。日本研究者を中心に、歴史学、人類学、政治学、文学などの研究者が幅広く参加し、賛同の輪も、米国や日本、スウェーデン、オーストラリアなど世界に広がる。4日に発表された声明には、マサチューセッツ工科大のジョン・ダワー名誉教授やハーバード大のエズラ・ボーゲル名誉教授など著名な日本研究者も賛同していた。

 米コネティカット大のアレクシス・ダデン教授は「比較的小さな研究界でこれだけの署名が集まることは画期的」と述べ、「特定の歴史について率直な議論を規制する日本の動き」に対して研究者間で懸念が拡大しているため、と説明した。

 米国では今年2月、日本政府が歴史教科書を出した米出版社に対して慰安婦関連の文書の訂正を要請したことで、「検閲」との批判の声があがった。

 また、米国では、歴史問題を巡って日韓の亀裂が深まり、東アジアの安全保障体制が揺らぐことへの懸念も強い。【國枝すみれ】

 ◇「日本の歴史家を支持する声明」の要旨

・日本の歴史家が正確で公正な歴史を求めることに賛意を表明

・「慰安婦」問題は日本、韓国、中国の民族主義的な暴言でゆがめられてきた

・「慰安婦」の身に起こったことを否定したり、過小評価したりすることはできない

・「慰安婦」になった経緯や正確な人数は確定されなくても、大勢の女性が意思に反して拘束され、恐ろしい暴力にさらされたことに変わりはない

・過去の不正義を認めることは難しいが、そうすることで民主主義は強化される

・戦後70年の今年は、日本政府にとって過去の植民地支配と侵略の問題に立ち向かい、指導力を見せる絶好の機会だ

 


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27 コメント

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広告を出したは間違い (ひろと)
2016-07-30 21:22:10
元慰安婦らによる戦後補償の訴訟を多く手がけた高木健一弁護士を批判する記事を雑誌やブログに書いた藤岡信勝・拓殖大客員教授と、アゴラ研究所所長の池田信夫氏が、それぞれ記述の誤りを認めて高木氏にお詫びする謝罪文が載ることになった。高木氏が起こした名誉毀損訴訟2件が、相次いで和解したためだ。

7月26日発売の月刊誌「WiLL」9月号には以下の謝罪広告が載った。

「WiLL」2013年9月号に掲載した藤岡信勝「『従軍慰安婦』で日本の名誉を売った二人の弁護士」と題する記事において、高木健一弁護士がインドネシアを訪問し、地元紙に元慰安婦を募集する「広告」を出したと述べた記述は、誤りであることを認め、お詫び致します。
以上ハフポストより一部引用
http://www.huffingtonpost.jp/2016/07/26/fujioka-ikeda-apoligized_n_11208488.html

慰安婦問題を焚き付けた人物の一人として高木弁護士は否定派からよく批判されていました。インドネシアに訪問して広告でんでんという批判は否定派の人が書いた本でも何度か見かけたことがあります。今回の和解により高木弁護士への主要な批判がまったくのでたらめであることが明らかになりました。

ちなみに池田信夫氏は訴状が届いた当時以下の内容のブログを書いています。

きょう高木健一弁護士から名誉毀損の訴状が来た。その根拠は、私の「慰安婦を食い物にする高木健一弁護士」という記事だ。ここで私が書いたことは、彼が韓国からインドネシアまで行って原告を募集したという周知の事実である。1996年の「朝まで生テレビ」で、藤岡信勝氏に面と向かって証拠を突きつけられ、高木は反論できなかった(奇妙な字幕があとからついた)。

くわしいことは書けないが、プロの訴訟とは思えないほどお粗末だ。そもそもこれはブログ記事なのだから、彼が「誤りがあるので訂正しろ」といえば訂正できる。あの上杉隆でさえ、そういう内容証明を出してから訴訟を起こした。それが今度は、反論も訂正要求もしないで、いきなり本訴だ。

高木は苦しまぎれに、西岡力氏などあちこちに訴訟を乱発しているようだ。自慢じゃないが、私は名誉毀損訴訟は慣れているし、今まですべて勝っている。内容証明も、NHKの海老沢会長や野中広務氏からもらったが、私が反論して終わりだった。NHKにいたころも脅迫されたことがあるが、上司は「訴訟を起こされることは問題じゃない。抗弁できないことをしていなければ、名誉毀損訴訟はジャーナリストの勲章だ」といっていた。

上杉や高木のように自分の気に入らない意見を圧殺するために行なう訴訟を、SLAPP訴訟と呼ぶ。最近では、烏賀陽弘道氏がオリコンから起こされた訴訟があるが、オリコン側が実質的に敗訴した。

この記事の本当の主人公は、福島みずほである。彼女が高木と一緒に慰安婦訴訟の原告を募集し、NHKなどの報道機関に売り込み、日本政府と韓国政府が和解したあとも国会で質問させたりして騒ぎを大きくしたことは、石原信雄氏が証言している。彼女は最重要証人なので出廷を申請し、国会の代わりに私が法廷で事実関係を問いただしたい。

池田信夫blog
http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51914904.html
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読めない人だから (kei)
2015-06-04 02:46:08
>いろんなブログがある

はあ。このブログ主さんは、結局吉見氏の論文をひとつも検証していないですし、むしろ白旗上げちゃってますよね。「性奴隷」であったことは認めていますから。
だったら、謝罪姿勢で良いじゃないですか。
何故「日本だけじゃない」とか、「備品扱いじゃ無いから比較的人道的」とか、「被害者の証言=嘘」とか、吉見論文と矛盾した意見を挟み込んで来るのでしょう。
つまり、無理でも何でも否定したい「気持ち」なのですね。理屈では無い。

それと、福島氏は河野談話が作成時にソウルでの被害者証言聞き取り調査のオブザーバーとして参加したのが最初の関わりですね。この動画中の質問者はデマを鵜呑みにしたのか、何か勘違いをしておられるようです。
加害国の国民としての責任を感じれば事実を広めずにいられないでしょう。それが正しい人間としての在り方だと思いますが、何か問題でも有りますか?

お気楽なネトウヨの気ままな「嘘八百」に「コロッと」騙されたい人間が多いという、認めざるを得ない現実を名無しさんは示してくれていますね。
政治家やセレブが数多く所属する日本会議なんてその親玉ですし。ヤ○ザと言うならこっちでしょう。
実は私の仕事場の一つのボスも日本会議に所属しているのですが、ボスクラスなだけに伝播力が半端有りません。受ける側の知性が高いので、今のところは引っ掛かる人が少ないのが救いですが。
返信する
拉致被害者 (時々拝見)
2015-06-03 19:50:02
の事なんか、これっぽっちも考えてない、一瞬たりとも考えた事のない人らですね。拉致被害者の事を考えていれば、どの国と最も連携すべきか、自明の理ですから。
 考える能力が無い、想像を絶する無能なだけだったらごめんなさい。
 
返信する
賛成 (まりお)
2015-06-03 19:05:05
おそらく、Unknownの方は同一人物じゃないですかね。知的レベルの浅さが一貫して同じですもん。ネトウヨはYouTubeの動画を貼り付けたがるって揶揄されてんのにまったくお構い無し。ちょっと異常だと思います。このブログが彼らの捏造された表現の場として利用されるのは噴飯ものですよ
返信する
こういうあほみたいな動画やサイトのリンクの投稿 (raymiyatake)
2015-06-03 17:55:25
誤謬だらけなだけでなく、しかと見たわけではないのですが名誉毀損も含まれている気がします。

今後は少なくともしょうもない動画をリンクしたコメントは掲載しませんのでご注意ください。
返信する
Unknown (Unknown)
2015-06-03 08:18:08
いろんなブログがある。

http://blog.goo.ne.jp/jpakiyo/e/cf567996324d446f10f079272cdcf549
返信する
朝日叩きの狙いは批判的言論の圧殺 (洲蛇亜林)
2015-06-02 21:14:33
吉田証言は産経もかつては取り上げていたような。
で、いつ産経が訂正なり謝罪をしたのか知りませんが。

揚げ足取りのような格好で朝日叩きをしても慰安婦問題の本筋が変わるわけでもないでしょう。
ここぞとばかりに右傾メディアやネトウヨが朝日攻撃を展開した狙いは朝日に代表されるリベラルな言論を叩き潰したいからでしょうね。
彼らは、自由と平等を掲げ(矛盾する部分もあるかも知れない)貧困など社会問題を提起して、権力は国民によって監視されねばならないというリベラルな思想は我慢ならないのでしょう。

彼らは、例えばマイナンバー制度や労働法制改悪が国民の多くに被害を及ぼすかもしれないことには関心がない。
個々の社会問題をどう具体的に改善を計っていくかということには無関心で、安倍自民党政権へ異を唱えることが我慢ならないということですね。
返信する
Unknown (Unknown)
2015-06-02 19:39:48
福島瑞穂さんのご尽力で慰安婦問題は広まったようですね。

https://youtu.be/bVapo8dg6Z0
返信する
木を見て森を見ずとはネトウヨのこと (kei)
2015-06-02 15:19:38
>慰安婦問題を唱えている人たちは詭弁を上手く使っているようだ

いや、逆でしょう。
吉田証言しか否定出来ないネトウヨ安倍政権がマスコミに働き掛け、これだけに的を絞って上手にお祭りにしただけに見えますよ。結果、学者は誰もそれまでの認識を変えていないのですから。

吉田証言は、元々慰安婦問題全体の証拠資料から見れば木なのか草なのかよく解らない扱いだったのであり、この1本が木じゃ無かったから森では無くなるとはならないのです。

朝日新聞にしても、既に書籍で公になっていた吉田証言というものが有るという事実を記事にしただけであり、無い証言を捏造したわけでも無いのですから、訂正が遅れた責任は問うべきですが、国を挙げて騒ぐ事では有りません。
返信する
Unknown (ないき)
2015-06-02 13:53:36
そういや、河野談話の検証報告で、女性の東大教授が、朝日の誤報で日本が国際社会で恥かいたっていうよりも、安倍らの言動によって日本が国際社会から批判受けてるって指摘してたな。岡本や北岡みたいに「なんとなくの感覚で」ウダウダ言ってんのと違って、きちんと資料に基づく根拠を示してね(この部分は当然産経はムシだけどねw)。朝日以上に安倍は国民に対して、「日本に恥かかせてすみませんでした」って謝罪すべきだね。
返信する
Unknown (Unknown)
2015-06-02 07:02:19
鹿内信隆についてこんなおかしなブログがある、前記のコメントは多分これの引用だろう。
http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20140908/1410109059
このブログに次ぎの様にある。
>97年に結論が出ていた「吉田証言」の虚偽を朝日が今になって認めたというだけで、どうしてそういう結論になるのかさっぱりわからないが、とにかく産経は自信満々で、日本軍に慰安婦の責任はまったくないかのような論調を繰り広げている。

97年に結論が出ていた「吉田証言」の虚偽を何故朝日が20年も経ってからでないと認めなかったのかが問題である。ブログ主はまるで朝日には責任がないように書いている、責任がないなら朝日は謝罪する必要はないがこれは詭弁である。慰安婦問題を唱えている人たちは詭弁を上手く使っているようだ。
返信する
読めないのかな (kei)
2015-06-02 02:21:09
>戦時性暴力があれば一般的には戦後すぐに問題となりますね

どこの世界の「一般」ですか?現代のレイプ事件でも申告率は平成23年度で3.7%しか無いのですよ。

むしろ加害者側の証言の方が先に有りましたし。
http://d.hatena.ne.jp/dj19/20121213/p1

>韓国人の慰安婦については終戦後は話題にもならなかった

http://www.awf.or.jp/2/survey.html
では以下の説明となっております。

朝鮮では、戦争の末期の1943年に女子勤労挺身隊の募集が始まると、これに応じると「慰安婦」にされるという噂が流れました。総督府がそのような噂は故意に流されたもので、事実無根だと否定すると、いっそう人々はそのことを本当だと考えるようになりました。

 ですから、「慰安婦」という存在は解放後の韓国でも知られていなかったわけではありません。しかし、これはふれたくない問題であったのでしょう。韓国でこの「慰安婦」問題がようやく社会的に取り上げられるようになったのは、1987年の民主化のあとでした。

>これをネタに金儲けをしようとする団体が韓国に誕生した

居るんですよね~、裁判で補償問題を訴えると、必ず「金目当てだ」と原告を非難する輩が。

孤独な高齢女性にに対しての補償問題への手伝いをする団体が現れるのは当然のことでしょう。韓国が特別な訳でも何でも有りません。世界中あらゆる被害で人権団体は被害者支援を行っています。

>戦後40年以上経ってから問題だと騒ぎ立て

戦後すぐに朝鮮戦争が始まり、民主化したのが1987年なのですから、状況として不自然なことでは有りませんよね。
とっくに民主化していた日本でも、米軍の占領政策に対して沖縄全体が声を挙げるまでには70年も掛かったのですし。
「被害者はいつまでも黙っとけ」という論理は加害者側の都合でしかありません。
「日本の誇りを取り戻す為」には全く使えないどころか、逆効果にしかなりません。
何故わざわざ日本を貶めるような言動を行うのか、理解に苦しみます。
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Unknown (しいさあ)
2015-06-02 00:39:57
でた!ネトウヨ特有の、YouTube貼り付けw
中身の吟味ナシの、ジャイアンたすけて~!ってやつ笑

『戦時性暴力があれば一般的には戦後すぐに問題となりますね』

ってw

ならなんでベトナムではすぐに問題にならなかったのよ。一般的じゃないから?それなら韓国もそうだったんじゃないの?

ってか、そもそもその「戦時性暴力があると一般的に問題になる」という命題が成立する根拠って何(一般的に問題になるはずなのに、韓国では問題にならなかったから真偽のほどは怪しい、捏造だろう、と言いたげだけど、論理のスリ替えがミエミエ)?
また、その話って、歴史学会の声明に対する何らの反証にもなってないでしょ。これまた痛々しい。カオスぶりが酷すぎる
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Unknown (おいそれと)
2015-06-01 22:50:24
ネトウヨっつうのは随分浅い世界に巣食っとんなw
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鬼畜 日本軍将校 (lemonlemon)
2015-06-01 22:26:13
鹿内信隆・櫻田武『いま明かす戦後秘史(上)』(サンケイ出版、1983年)p29-30 より引用

******************


鹿内 (引用者注:フィリピンの経理将校は)ろくな戦争もしないうちに、最後はみんな餓死してしまったんですが、緒戦は本間雅晴中将を中心として、上陸したときは大変な勢いでした。本間軍団の経理部のいちばん偉い人は、私どもの経理学校の上官だった人ですが、名前はここで申し上げないほうがいいと思う。上陸作戦がすんでから、その人が陸軍省に報告に来られた。経理担当の最高の師団将校ですから。で、その人の報告は、要するに「すばらしい」というんです。何がすばらしいのかといったら、マニラ大学の女の学生は全部セレベスとか、方々の島々の豪族の娘たちが集まっていた。ところが、日本軍がマニラに上陸したら、島に帰れなくなっちゃった。寄宿舎にいるやつが、みんな孤立しちゃったわけだ。それを日本の将校がいただくわけだ。それが、いかにすばらしいかという報告で終始一貫終わっちゃったわけね。その戦況報告の話が……。

櫻田 うーん

鹿内 ぼくは、そのとき、非常に衝撃を受けたけれども、しかし話としちゃ面白いよね。戦争中の話ですから。その女子大生が日本の将校のえじきになったという報告にあったのが、ぼくには非常に刺激的な印象としていまも残っています。しかし、この人は中将になって、最後は満州で戦死しています。

******************


この件はかなり引用されているようなのですが、ネトウヨ諸君のためにも何度でも・・・・・


鹿内信隆という人物は産経新聞・フジTVの元社長です。

本は1983年に出版されてます。

日本軍がフィリピンに上陸した際に女子大生をレイプした事を問わず語りに語っているわけです。罪悪感も何もなしにね・・・・・・・・

「問うに落ちず語るに落ちる」とはこのことですね。


従軍慰安婦の件に関してもp41~42で次のように言ってます。


******************

鹿内 (前略)軍隊でなけりゃありえないことだろうけど、戦地に行きますとピー屋が……。

桜田 そう、慰安所の開設。

鹿内 そうなんです。そのときに調弁する女の耐久度とか消耗度、それにどこの女がいいとか悪いとか、それからムシロをくぐってから出て来るまでの“持ち時間”が将校は何分、下士官は何分、兵は何分……といったことまで決めなければならない(笑)。料金にも等級をつける。こんなことを規定しているのが「ピー屋設置要綱」というんで、これも経理学校で教わった。この間も、経理学校の仲間が集まって、こんな思い出話をやったことがあるんです。

******************


日本軍の関与は明白ですよね。

「ないことにしよう」というのは「反日」的であると気づいてほしいものです。



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Unknown (Unknown)
2015-06-01 21:26:37
戦時性暴力があれば一般的には戦後すぐに問題となりますね、ところが韓国人の慰安婦については終戦後は話題にもならなかった。しかし、これをネタに金儲けをしようとする団体が韓国に誕生した。そして朝鮮系日本人などが協力して戦後40年以上経ってから問題だと騒ぎ立て現在に至っていることをご存知ですよね。
https://www.youtube.com/watch?v=sk-H-VG5DZQ
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やっぱり読んでない (kei)
2015-06-01 18:21:36
>日韓併合時代の課題は日韓基本条約で全て解決済みです

国と国では法的に解決としましたが、条約でも個人請求権は否定していません。加害国と被害者個人としては別問題です。しかも被害者は数か国に及んでいます。

また、1965年当時には被害者は名乗り出ていませんし、真相究明も勿論していません。
歴史学界としても真相究明をするのは当然ですし、国の反省の意志を示す為にも必要です。世界的にも同様の犯罪を断罪する為に日本の姿勢に期待しています。

>戦時下の慰安婦が問題なら韓国にあった洋公主を問題にすべきだね。最近ではベトナム戦争時に韓国軍が利用した慰安婦が存在していたらしい。

戦時下の人権侵害の真相究明や補償を考えたくないあなたは、勿論ベトナムでの被害者に対しての同情も無いことでしょう。それでは自国の問題に目を伏せさせる為に利用しているとしか思われませんよ。加害国民として恥ずべき言動です。

また、韓国軍兵士が行った戦時性暴力の真相追及を訴え、実行しているのは元日本軍慰安婦であった韓国人被害者とその支持者です。おそらくあなたはそんなこともご存じないのでしょう。

つまり、戦時性暴力の問題は国籍や人種の問題では無く、戦争によって人間性を失った集団(主に男性)とその被害者である虐げられた人々(主に女性)の問題です。日本軍が殊更問題にされるのは、そのような野蛮な行為は第二次大戦時には影を潜め、人権意識が高まって来ていた頃に、国際法違反と知りながら、あえて軍と国家が結託して組織的暴力を容認してしまったからです。

韓国軍が犯したことについては韓国人によって今後明らかになっていくことでしょう。
自国の過去の加害行為を反省し、二度と起きないように対処する。これが国際社会で信頼を得る国のあるべき姿ではないでしょうか。
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Unknown (sk)
2015-06-01 17:57:41
オマエもやったんだからグチャグチャ言うなって論法なら、北朝鮮の日本人拉致被害者は永遠に帰って来れんなぁw
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Unknown (Unknown)
2015-06-01 09:46:54
日韓併合時代の課題は日韓基本条約で全て解決済みです。解決済みの事を穿り出すのは如何なものか。戦時下の慰安婦が問題なら韓国にあった洋公主を問題にすべきだね。最近ではベトナム戦争時に韓国軍が利用した慰安婦が存在していたらしい。
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産経新聞しか読んでないでしょ (kei)
2015-05-30 12:26:07
河野談話検証チームも明らかにしているように、嘘がばれた日本政府側が真相究明に動かざるを得なくなったのは結果的に「妥協」ですが、それから事実を調査し、河野談話に至る日韓両政府の目的はあくまでも「真相究明」です。「妥協の為の創作」では在りません。

おそらく文言について「妥協」が有り、「創作」であると思い込んでいるのでしょうが、慰安所の設置と慰安婦の募集に関する軍の関与とに関しては 、韓国側が「軍の指図」という表現を求めていたのに対し、日本側は受け入れず、「軍の要請」としました。

ですが、実際に軍が設置を指示した証拠も、慰安婦募集を指示した証拠も有るのですから(http://fightforjustice.info/?page_id=608)、「妥協」したのは韓国側です。

慰安婦募集に際しての「強制性」に関しては
「本人の意思に反して集められた事例が数多くあり」の
「事例が数多く あり」の削除を求められ、日本側は拒否しています。どちらも「妥協」はしていない部分です。

確かに日本人の娼妓や酌婦経験者が、いつまでも減らない借金から逃れる為に自主的に応募したという事実も有りますが、まだ戦況が逼迫していない時期に戦地に渡り、早期に帰国したごく一握りの方の証言です。戦況が逼迫するにつれて需要が増し、日本人でも素人女性が騙されて無理矢理慰安婦にさせられたという証言も有ります(http://d.hatena.ne.jp/dj19/20121213/p1)。

元慰安婦への おわびと反省に関しては、日本側の「おわび」に対して「反省の気持ち」の追加を求められ
「おわびと反省の気持ち」とし、日本側が「妥協」しました。

日本側の「妥協」と言うならこの文章しか該当しませんが、これが妥協目的の「創作」に当るのであれば、日本政府は反省はしていないということになり、安倍総理の今までの姿勢としては整合性は有りますね。名無しさんの指摘はそういうことですか?
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これが歴史か? (Anonymous)
2015-05-30 11:12:20
私は40年前は慰安婦という名前なんて知らなかった。
慰安所というのがあって人買いが集めてきた女が働かされてたのは当時の常識として知っていた。
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Unknown (おいそれと)
2015-05-30 09:05:41
ってか、
そもそも「日韓双方が譲歩できる範囲で」譲歩し合って談話が作成されたなら、まったく問題ないでしょう。河野氏も別に検証結果に異論を述べているわけでもなく。そんなの当たり前の話なんですよ。
それに何をどう文句をつけたいのか意味不明なのですがね。
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Unknown (おいそれと)
2015-05-30 08:38:03
創作創作って、厳密に指摘してもらえませんかね。具体的に、どの部分について(事実の問題なのか、評価の問題なのか、を含めて)、日本側の主張がどうで、韓国側の主張がどうで、その結果どういう表現になったのか、ということですよ。具体的に論じることなく創作創作って抽象論振り回してもまったく無意味なのですよ。
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Unknown (Unknown)
2015-05-29 21:26:47
河野談話は妥協の為に日韓で調整の上創作されたようですよ。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%85%B0%E5%AE%89%E5%A9%A6%E9%96%A2%E4%BF%82%E8%AA%BF%E6%9F%BB%E7%B5%90%E6%9E%9C%E7%99%BA%E8%A1%A8%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E6%B2%B3%E9%87%8E%E5%86%85%E9%96%A3%E5%AE%98%E6%88%BF%E9%95%B7%E5%AE%98%E8%AB%87%E8%A9%B1

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慰安婦関連本もポツダム宣言も読んでね (kei)
2015-05-29 20:33:50
>河野談話の目的はこれを発表すれば韓国は問題を収束させると言った妥協目的に日韓双方で相談して作成したものです

「妥協」とは、本当は不本意なことではあるが、窮地を打開するために、自分の主義主張を取り下げ、相手に一歩譲ること。を言います。

日本政府のそれまでの主張は「慰安婦は民間業者が連れ歩いていたので、政府が調査するのは無理」というものでした。
しかし、これに対する強い批判が韓国で起こり、金学順さんんが名乗り出たことと、吉見義明氏の資料発見によってそれが嘘であることが明らかになったことから、窮地に立たされた日本政府は不本意ながらも本格的に調査せざるを得なくなった訳です。
「妥協の為」では有りません。
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Unknown (Unknown)
2015-05-29 07:28:54
>第一に、日本軍が「慰安婦」の強制連行に関与したことを認めた日本政府の見解表明(河野談話)は、当該記事やそのもととなった吉田清治による証言を根拠になされたものではない。

そのようですね、河野談話は吉田清治証言が直接根拠になっていないが参考にはされたのでしょう、河野談話の目的はこれを発表すれば韓国は問題を収束させると言った妥協目的に日韓双方で相談して作成したものです。そんな河野談話を根拠に創作された見解は真実とは言えない。仮に強制連行があったとしてもそれが全てなのか又は一部なのかを何故明確にしないのかな?
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Unknown (お芋)
2015-05-28 23:10:43
おそらく、一般の方々って、多数説とか、極端少数説(先生はこう仰いますが、はっきりいって、「少数説」とさえ認識されていないのではないでしょうか)とかいっても、感覚的にはあまりピンとこないのではないでしょうか。憲法で言えば、現行憲法無効論と感覚的に近い。無効論を少数説というのか疑問ですけど。
私なりに言い換えると、世の中1+1=2で物事は成り立っているところを、1+1=-5とか、4とか言ってる感覚ですね。もちろん、そう言い張ることに全く意義がないというわけではないですが、普通は相手にされない主張なんですよ。皆さん忙しいんでね。好きに主張してください、そっとしておきましょう、という感覚なんですよ。

ただ問題なのは、学会ではそういうふうに相手にされない主張でも、マスコミやネットで取り上げられると、あたかも1+1=2の主張と同格の位置づけがされてしまう、ということですね。それが、その専門分野の研究において全く相手にされないものであることなんて一般の方々は知らないですから。
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