小泉進次郎氏が自説の解雇規制緩和=首切り自由論に、既に日本はG7の中でも解雇しやすい国と突っ込まれて「解雇の自由化なんて全く考えていません」と反論し、自分が何を主張しているかもわかっていないことが判明
上下ともクリックしてくださると大変うれしいです。
日本には天皇はいますが日本国憲法は象徴天皇制を採用しており天皇に政治的権能はありませんから、憲法学では内閣総理大臣が元首とされています。
だから、アメリカ大統領と同じく日本の首相も元首なんですが、一国の元首に知性が足りないと本当に恐ろしいことになるなあと思わされたのが、先のカマラ・ハリス氏とドナルド・トランプ氏の米大統領選討論会。
ハリス氏がバイデン大統領政権で担当していた移民政策が失敗に終わったというために、トランプ氏が
「スプリングフィールドでは、移民が犬や猫を食べているという話です。住民のペットが食べられているのです。これが今、私たちの国で起こっていることであり、恥ずべきことです。」
と凄まじいデマを飛ばして、司会者から何度も
「明確にしたいと思います。あなたはオハイオ州スプリングフィールドについて言及しました。ABCニュースが市長に連絡を取ったところ、その地域で移民コミュニティによってペットが害を受けたり、傷つけられたり、虐待されたりしたという信頼できる報告はないと伝えられました。」
と注意された場面が実は討論会のハイライトでした。
本人が世界一の陰謀論者なんだもん(涙)。
トランプ信者Qアノンが反ワクチン陰謀論から親露派陰謀論へ。そして東京大学の研究は反ワクチン陰謀論者が参政党支持になる傾向を指摘。一般に「熟慮性が低い」という陰謀論者にどう対処するか。
しかも、トランプ氏は二度目のファクトチェックを受けると、自説の根拠として
『テレビで人々が「私の犬が連れ去られ、食べ物として使われた」と言っているのを見ました。』
と言ったんですよ!
自分が言ったことでスプリングフィールドのハイチ移民を危険にさらしている自覚もなく、その与太話の根拠は誰かがテレビで言っていたのを見ただけだと堂々と言う米大統領候補。
実にぞっとする場面でした。
そりゃこうなるわな。
米大統領選討論会でハリス氏がトランプ氏を圧倒!テイラー・スウィフトさんもハリス支持を正式表明。親露派のトランプ候補はウクライナ戦争についてロシア軍の撤退ではなくウクライナに即時停戦を求めた(呆)。
ところが、これがアメリカとトランプ氏だけの問題ではなく、日本でも似たような恐ろしい出来事が起きています。
2024年9月12日に、フジテレビのイットという番組で自民党総裁選の候補者9人による討論会が開かれました。
ここで候補者同士が一人を選んで質問をするというコーナーがあったのですが、まず高市早苗候補が小泉進次郎候補に対して
「労働市場の流動化のご主張ですが、私の認識ではOECDの指標をみると、イタリア、フランス、ドイツの方がかなり解雇しにくい。
G7だけで見ると日本は4番目。
どちらかというと(日本は)解雇しやすい国になってしまっている」
「労働市場の自由化をしたら、より生産性が高く賃金が高いところにいけず、失業してしまう可能性はないですか」
ともっともな疑問を投げかけたんですね。
初めて本当のことを言った。
高市政調会長が首相になっても靖国神社参拝を続けると明言。「途中で参拝をやめるといった中途半端なことをするから相手がつけ上がる」。憲法の政教分離原則違反を今から公約する高市氏は今すぐ国会議員を辞職せよ。
進次郎氏は9月6日の出馬記者会見でも、政策の4本柱の一つに「人生の選択肢の拡大」をあげて、その具体例として解雇規制緩和をまず最初に主張して
「働く人が、業績が悪くなった企業や居心地の悪い職場に縛り付けられる今の制度から、新しい成長分野や、より自分に合った職場で活躍することを応援する制度に変える。」
と長々と解雇規制緩和=首切りし放題論を述べています。
雇う側が労働者の首を切りやすくしたら、働く人がより自分に合った職場で働けるようになる、だなんてどれだけおためごかしの屁理屈なんだという話です。
小泉進次郎氏が自民党総裁選出馬表明で「人生の選択肢の拡大」という猛毒ポエムを多用して、河野太郎氏よりさらにひどい竹中平蔵・菅義偉氏ら直伝の弱肉強食の新自由主義の極致「解雇規制の緩和」を全面的に主張した
進次郎氏は9月7日の最初の街頭演説でも解雇規制の緩和について
「賃上げの加速、人手不足の解消、正規・非正規の収入の格差解消。
そのすべてを同時解決していくために必要だ」
「一人ひとりが自分らしく働くことが出来る労働市場を作っていく」
と堂々と述べています。
そもそも、企業が労働者を解雇しやすくしたら賃金が上がるとか、正規・非正規の格差が解消するとかありえないわけで、非論理的すぎる話です。
しかも企業の選択の自由が広がると言うならわかりますが、労働者が自分の首を自由に切られるようになると労働者が「一人ひとりが自分らしく働くことが出来る」などあり得ないわけで、いったいどういう頭の構造をしているのかと言いたくなります。
【#誰がなっても自民は悪党】マスコミはいちいち自民党総裁選に出そうだと言うだけで報道するな。その無駄なニュースが集積して自民党政権維持の大応援団になっている【#自民党の変面マジックに騙されるな 】
ところが高市氏にしては珍しくまともな突込みをしたのを受けて、進次郎氏がこれに答えたのが
「だれもが働きやすい、自分らしい働き方ができる社会実現のための労働市場改革をやりたいと思っている。(高市氏から)自由化という言葉があったが、解雇の自由化なんてまったく考えていません」
と反論し
「私が話しているのは、特に正規、非正規の格差の解消のための労働市場改革をやりたい。そのために、大企業にセーフティーネットとしてリスキリングや再就職支援の義務づけをやっていきたい」
と主張したというのです。
この人、まず、高市氏が解雇規制緩和について「労働市場の自由化」とまとめたのに対して
「自由化という言葉があったが、解雇の自由化なんてまったく考えていません」
と反論していて、相手のしゃべってる日本語も全く理解できていないわけです。
しかも、企業に対して解雇規制を緩和するということは、企業が労働者を解雇を自由にすることなんだという理屈が全く頭に入っていないんです。
だから、進次郎氏は高市氏への反論として
「大企業にセーフティーネットとしてリスキリングや再就職支援の義務づけをやっていきたい」
というわけですが、そのセーフティネットが必要になるのは労働者がどんどん解雇されるからで、解雇規制緩和をせずにセーフティネットばっかり作るのだったら誰も批判なんてしないんですよ。
そもそも、解雇規制の緩和で企業の選択肢が広がるというのなら筋は通りますが、進次郎氏が再三にわたって強調する、解雇規制緩和で首を切られやすくなる労働者の側の「人生の選択肢が広がる」というのは全く論理がつながっておらず、話がおかしすぎます。
実に、進次郎氏は新自由主義者の竹中平蔵氏や菅義偉元首相に単語だけ教えてもらって、その意味も分からず習ったキーワードを並べて文章にしているだけで、自分が何を言っているのかも全然理解していないらしいことがここで明らかになったわけです。
小泉進次郎環境大臣がごみ収集作業員に危険手当を出すのでなく、「ゴミ袋にメッセージを」とまたポエム。
さらに、私がこの人は頭が悪いだけでなく性格も極悪だと感じたのは、進次郎氏が9月12日に行われた自民党総裁選の所見表明演説会で、父の小泉純一郎元首相の元妻で実の母親と今年になって生後初めて面会したことを明らかにした場面でした。
純一郎氏は1982年に離婚し、進次郎氏が中学2年生の時に自分の母親だと思っていた人が伯母だったことを知り衝撃を受けたということです。
進次郎氏はそれでも実母とは会う気持ちにならない時期がしばらく続いたそうなんですが、それは
「母親代わりとして育ててくれた伯母を裏切ることになると思った」
からだと明かしました。
そして、進次郎氏のそんな思いに変化が生まれたきっかけは、彼自身が子どもを持つ親になったからだということで
「今年初めて母に会いに行きました。詳しくは控えますが、会ってよかったと思っています」
「会ってよかった。43年間会うことなく、名字も違う。それでも家族は家族」
と述べたんです。
そこまでプライベートを明かして「ええ人」と思われて総理総裁になりたいんか、そもそも自民党総裁選の演説会で言う話か!?と思わないでもないですが、まあこれ自体はいい話ではないですか。
「育ての母」の告別式とのこと。プライベートの切り売りをしすぎだと思う。人生すべてがパフォーマンス。
【#誰がやっても自民は悪党 】自民党総裁は誰がなっても裏金問題と統一教会癒着には手付かず。弱肉強食の新自由主義。不要不急の改憲志向。マスコミもいちいち報道するのはやめろ!【#自民党は生まれ変わらない】
ところが、進次郎氏はこの話をどうまとめたかというと、だから
「国民の皆さんが一人一人の多様な人生に選択肢を広げる政治家として生きていく。
そして、寛容で、包容力ある保守政党、自民党を皆さんとつくりたい」
と訴えたんですよ。
うわ!
またここで出てきた「人生の選択肢を広げる」話!!
自分が43歳になって初めてお母さんと会ったことと、人生の選択肢を広げるという話が実はどう結びつくかもわかったようで全然わからないのですが、とにかく小泉家の秘話も全部首切り自由の解雇規制緩和の話に結局持っていく性悪さ!!
自民党議員全員がそうですが、特にこの人は首相にしたら絶対あかんやつです。
参考記事 村野瀬玲奈の秘書課広報室さんより
『自民党の政策は一般的に言って、一般国民すべてのためになるものは少ないのです。それは、自民党の行動原理が、税金で作った利権を自民党とつながりの深い企業や業界に分け与えて見返りに政治献金や選挙協力を得て権力基盤を固めるというものだからです。そこには自民党にとっての権力と経済的利益しか動機がありません。それが、自民党から一般国民のための政策が出てくることは少ない理由です。
しかも、ここには、世襲政治家という、自民党政治の特徴がもう一つ重なっています。世襲政治では、本人も取り巻きも、家業としての権力を自分たちで独占しようとします。それも自民党政治の悪を説明する重要な要因です。』
親子二代で国民生活を不安定にしようとする世襲政党自民党 #自民党は生まれ変わらない
編集後記
私が『労働市場を流動化したら、力の弱い中小零細企業が大企業から人材を取れる、だなんて話があるわけがないので、これは進次郎氏は相当頭が悪いか性格が悪いです。』と書いたのを、kojitakenの日記の古寺多見さんに
『引用文中最後の部分を赤字ボールドの大文字にしたのは引用者(私)によるが、日本社会について何も知らない世襲権力者ならではのお花畑人間である小泉進次郎の特徴を実に的確に表現していると感心した。
しかし、そのお花畑の花からは猛毒が撒き散らされる。こんな人が総理大臣になったら日本はとんでもないことになるとしか私には思えないのだが、現在の自民党の長老の中で私がもっとも悪質だと考えている菅義偉が強く推しているのがこの小泉何世だか知らない*1人間だ。』
とお褒めの言葉をいただいたのですが、わたくし、小泉進次郎性格最悪説に傾きつつあります。
この人が頭がよくなさそうだというのは世間に知られた事実ですので、実は相当腹黒いんじゃないかということもどんどん追及していきたいです。
上下ともクリックしてくださると大変うれしいです。
【総裁選】高市早苗氏が小泉進次郎氏主張を疑問視「労働市場の自由化をしたら…」テレビ討論
[2024年9月12日21時53分]日刊スポーツ
自民党総裁選は12日、告示され、9人の候補者同士によるテレビ番組に出演しての討論が始まった。その皮切りとなったフジテレビ系「イット!」(月~金曜午後3時45分)では、小泉進次郎元環境相(43)が出馬会見で言及した解雇規制の見直しをめぐり、高市早苗経済安保相(63)が突っ込む場面があった。
候補者が相手を指名して質問するコーナーで、トップバッターとなった高市氏は「労働市場の流動化のご主張ですが、私の認識ではOECDの指標をみると、イタリア、フランス、ドイツの方がかなり解雇しにくい。G7だけで見ると日本は4番目。どちらかというと(日本は)解雇しやすい国になってしまっている」と指摘。「労働市場の自由化をしたら、より生産性が高く賃金が高いところにいけず、失業してしまう可能性はないですか」と疑問を呈した。
これに進次郎氏は「だれもが働きやすい、自分らしい働き方ができる社会実現のための労働市場改革をやりたいと思っている。(高市氏から)自由化という言葉があったが、解雇の自由化なんてまったく考えていません」と反論。「私が話しているのは、特に正規、非正規の格差の解消のための労働市場改革をやりたい。そのために、大企業にセーフティーネットとしてリスキリングや再就職支援の義務づけをやっていきたい」と、主張した。100秒間と時間が限られていたため「時間があるときに、より丁寧にお話をしたい」とも加えた。
何か反論があるか問われた高市氏だったが「特に、詳しいことが理解できませんでしたので、議論をまたの機会に深めたいと思っている。ただ、失業者は増やしたくないと思っています」と応じた。
進次郎氏は6日の出馬会見で、「聖域なき規制改革」の1つとして「労働市場改革の本丸である解雇規制の見直し」の実現を主張している。
自民党の小泉進次郎元環境相(43)=衆院神奈川11区=は12日、党総裁選の所見表明演説会で、父の純一郎元首相の元妻で実の母親と今年、生後初めて面会したことを明らかにした。「会ってよかった。43年間会うことなく、名字も違う。それでも家族は家族」と話し、誰もが自分らしい生き方ができる社会の実現を訴えた。
小泉氏の両親は1982年に離婚。中学2年生の時に自分の母親だと思っていた人が伯母だったことを知り衝撃を受けたという。実母とは会う気持ちにならない時期がしばらく続いたが、「母親代わりとして育ててくれた伯母を裏切ることになると思った」と明かした。
そんな思いに変化が生まれたきっかけは、小泉氏自身が子どもを持つ親になったからと説明。「今年初めて母に会いに行きました。詳しくは控えますが、会ってよかったと思っています」と述べた。
その上で、「国民の皆さんが一人一人の多様な人生に選択肢を広げる政治家として生きていく。そして、寛容で、包容力ある保守政党、自民党を皆さんとつくりたい」と訴えた。
上下ともクリックしてくださると大変うれしいです。
立件民主党の代表選挙立候補者も同じです。
日米関係の在り方は untouchable なんでしょうね。見直す、改善すると言ったらたちどころに引きずり降ろされますか? ましてや日米安保を解消、なんて言ったら・・・。
円安の解消には、保有している米国国債の売却が効果的なんですが、全部売るなんてできませんよね。そういうことを言っただけで、政界から「抹消」でしょう。
しかし、対等で平和な日米関係を目指すものだったでしょうか。
当然、主従関係の解消 ではないでしょう。
そこに近づけるための具体的提案が欲しいですね。
この方、自分で政策などを深く考えたことが無いんじゃないですかね。知ってる言葉を次から次へ並べるだけ、選挙運動はそれで乗り切れるんでしょうね。
困ったら焦点はずしと意味不明な理論をぶちまける。
討論会のMCの方にはもっと突っ込んで欲しいですね。
よけいなことをするな、考えるな…ですね。
しかし、今回の件で“ポエマー進次郎”氏が安倍元首相を読いろいろな意味で『上回る(下回る)』可能性が高くなってきましたね。
『ミゾウユウ』麻生氏や安倍氏を遥かに上回るペースで『迷言』を量産しそうな進次郎氏には早急に『政界を引退』していただきましょう。(苦笑)
☆安倍首相が珍答弁 「募っている」けど「募集」ではない
2020/1/28 朝日新聞
コイズミ次男の笑顔って、「川口浩探検隊」の、底なし沼にはまる原住民の笑顔みたい(笑)
♪コイズミ次男がぁ~総裁選に出るぅ~
♪カメラマンとぉ~照明さんのぉ~前で答えるぅ~
♪すると突然…(以下の歌詞、募集中!(^^;)
「川口浩探検隊」…低俗ですみません…(^^;)
そんな家だったので、私に高等教育は高級すぎましたか…(涙)
一方、日本にとって
あっちの「泉」はPFAS汚染の泉?
こっちの小「沢」は多数の地雷の埋まったの沢?
そして野「田」は塩害でダメダメ?
石橋湛山のような批判精神にあふれる人・思考法でしょう
一方、左派・リベラルは市川房江のような人が必須かと
私の勝手な思いですが、市川さんに続くような女性議員や候補者がいそうなのは、「保守」に比べればいい兆候のではないでしょうか