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弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

少子高齢化シリーズ プロローグ 紅白不出場 では、松たか子さんはいつ妊娠すれば良かったのか

2014年12月26日 | 少子高齢化問題

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わたくし、実は、アナと雪の女王、観に行っておりません。この前も、アンと雪の女王などと、花子とアンと混同して口を滑らしてしまい、周りの顰蹙を買ったくらいで。



 

しかし、松たか子さんのレリゴーは嫌という程聴きました。とにかく、MTV系のランキング番組では常に上位なので、この1年間、AKB以上に耳に入って来ました。
AKBの100倍は歌が上手なので、我慢できましたが。

そんな松たか子さんですが、当然出場と思っていた紅白に出るという話が全然伝わってきません。
これは、ギリギリまで発表を遅らせて話題にしようというNHKの陰謀だ!とか、いや、松たか子サイドの計算だ!とか、勝手にいろいろ陰謀論をでっち上げて周囲にぶち上げていたのですが、また恥かいた!

なんと、松さんが妊娠していたとは!
これは全く思いつかなかった!




で、瞬間的に思ったのが、もったいない!という気持ちでした。今年出なくていつ出るんだ、と。May Jさんより、やはり世間は松たか子のレリゴーが聴きたいのに!と。

そんなわたくしの計算高い発想に冷や水をぶっかけてくれたのが、今日ご紹介するmessyというサイトに掲載されたヒポポ照子さんの「では、松たか子はいつ妊娠すればよかったのか?」というコラムでした。
(しっかし、我ながら色んなサイトを読んでるなあ)




まず、そのタイトルを見たときに冷や汗が出ました。

そして、その中の、
「松たか子は現在37歳で、高齢妊娠・出産にあたる。「今」でないなら、いつならば良かったのか? 女優の場合は「映画やドラマの撮影スケジュールを空白にし、誰にも迷惑をかけない状態」での妊娠・出産と、「数年は育児に専念」が望ましいとされている。しかし実際には、そうスケジュール通りに妊娠できるものではない。「スケジュールを空けたので、では子作りしましょう!」と夫婦意気込んですぐ妊娠に至るとでもいうのだろうか。」

という下りには、参りました。現在、猛省中です。

これから、少子高齢化問題について連載する予定なのですが、その際の自分に対する戒めとして、ここにそのコラムを謹んでご紹介したいと思います。






2014.12.06
では、松たか子はいつ妊娠すればよかったのか?

 11月27日、松たか子(37)が妊娠中であることを公表した。現在は妊娠6カ月で、来春に出産予定だという。結婚から7年を経て授かった第一子に、松は「夫婦は深いよろこびでいっぱい」と、公式サイト掲載の直筆メッセージで綴っている。
 しかしこのおめでたニュースに水を差す残念な週刊誌報道があった。「週刊ポスト」12月12日号掲載の「松たか子妊娠『最大の稼ぎ時に大きな損失』と関係者肩落とす」という記事だ。
 同誌では、今年大ヒットしたディズニー映画『アナと雪の女王』の主題歌「Let It Go~ありのままで~」の劇中歌唱が高く評価された松にとって、今は絶好の商機だったとしたうえで、放送関係者が「肩を落としている」と伝えている。
「今こそ松さんは国民的スターになれる存在なのに、これでしばらくはハードな仕事は無理。我々としても大きな損失だし、本人も人生最大の稼ぎ時を逃すことになるのではないか」(引用)
 とのことだ。当該記事は、次のように締めくくられている。
その本人は「仕事に関しましては、できる限りベストを尽くします」とも語ったが、当分は「産休」と考えるのが妥当だろう。それでも、ありのままの理由を公表できて、すっきりしているのかもしれない。(引用)
 つまりこの記事では、「仕事での責任感が増しているこの時期に、妊娠という個人的理由で仕事量をセーブするのは松個人のワガママ」と読めてしまう。案の定、この記事がポータルニュースサイトに公式転載されてから、Twitterを筆頭にして非難の声が上がり、「そりゃ少子化するわけだ」と諦めムードも充満している。
「仕事>家庭」の社会で妊娠は「無責任」
 松たか子は現在37歳で、高齢妊娠・出産にあたる。「今」でないなら、いつならば良かったのか? 女優の場合は「映画やドラマの撮影スケジュールを空白にし、誰にも迷惑をかけない状態」での妊娠・出産と、「数年は育児に専念」が望ましいとされている。しかし実際には、そうスケジュール通りに妊娠できるものではない。「スケジュールを空けたので、では子作りしましょう!」と夫婦意気込んですぐ妊娠に至るとでもいうのだろうか。
 これは何も、放送界や芸能界に限ったことではなく、日本社会全体に蔓延る悪しき思い込みだ。家庭を犠牲にしてでも仕事を優先するのが「デキる男」で、仕事よりも夫と子供を優先するのが「デキる女」という価値観は、いまだ埋没しない。
 たとえばこんな事例がある。正社員として企業に中途入社したある女性(28)が、1年めで妊娠発覚。これを機に希望しない部署の移動あるいは退職を迫られてしまう。「まだろくに仕事も覚えられてないのに、妊娠するなんて無責任」「一人前に仕事できるようになってから休め」という非難の目。彼女は(今はキャリアを優先させたい)と産まなかった。その後5年在籍して仕事上の権限が増え、プロジェクトリーダーに就任した矢先に、再び妊娠がわかる。すると今度は「この大事な時期に避妊しないなんて」と、またも非難され、降格をちらつかされる……。さらには「いきなり戦力外になるから、女性は管理職にできない」と嘆く上層部。
 もちろん、「産休と育休を取得し、育休明けは子供を保育園に預けたうえで職場復帰して以前と同様に働き、文句を言われることもなく17時に退社出来ている」という女性もいるだろう。それが当たり前になれば、いや、男性も父親になった時点でワーキングマザーならぬワーキングファザーなのだから、男女の区別なく上記のような働き方が可能な社会ならばやがて少子化は改善傾向を見せるかもしれない。いずれにしろ企業単位の努力や意識改革でどうこうなるものではなく、法整備によって状況を変えることが先決だと思うのだが、今の政府にとってそんなことは些末な問題でしかなさそうだ。
 仕事をなによりも最優先するのが当たり前で、そこに疑問の余地すら持たない価値観を「職場の上の世代」が持っていたら、“生物学的に子作りに適している”とされる年代の社員たちは非常に働きづらい。それでいて女性は、出産しなければ「ちゃんと産め」、妊娠したなら「迷惑だ」と言われる。もしこのまま【個人の事情は、仕事よりもプライオリティが低い】との社会全体の認識が改まることなければ、出生率上昇など到底見込めない。女性ばかりが「産まなきゃ!」と焦っても、社会の認識が変わらない限り絶対に少子化は改善しない。
(ヒポポ照子)


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4 コメント

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放送関係者のやることは (時々拝見)
2014-12-28 11:12:25
(本当だとして)肩を落とすことではなく、このおめでたいニュースを発信することでしょうし。おそらく、世界で最も蕎麦を粋に食べる女性の出産活動、支援したいと思います。
返信する
むむ?? (ray)
2014-12-28 12:11:12
時々拝見さん、ご無沙汰しています
長い休止期間の間も温かく見守っていただき、ありがとうございました

ところで、松さんの蕎麦の食べ方が有名なんですか?
どの作品?
返信する
御下問いただき光栄至極 (時々拝見(オタク2号))
2014-12-28 16:56:32
何月何日か覚えてないのですが…ぴったんこカンカンでの一幕です。安住アナウンサーが、「大工の棟梁と食べてるみたい」と言ってました。速い、つゆもほとんど減らない、江戸っ子の食べ方として申し分ないと思いました。後日、朝日新聞?でも読者から高く評価されていたと記憶しています。
で、松たか子+蕎麦で検索したら、出てきました。1月24日、こんなに前だったんですね。

大統領が行くような寿司屋には行けそうもない庶民としても、粋な蕎麦好きを応援します。
返信する
ほほう! (ray)
2014-12-28 22:39:50
やはり、松本幸四郎の娘というか、歌舞伎の家の方だからですかね。
この前、宮沢りえのことを姉さん、姉さんと立てていて、好感度高かったです。

噂のヘビースモークもきっと止めてくれるでしょう!
返信する

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