Everyone says I love you !

弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

普通の司法試験予備校講師の悩み

2009年12月30日 | ロースクール・司法試験・法曹養成
 今回の第一回特別講演会は無事に済んだことにして。

 次回の特別講演会が1月3日なんですよ。今日から間が3日しかなくて、しかも正月三が日(再び、ららら無人くん状態のピンチ!)。

 題は、やりやすい。
「予備試験とロースクール入試をにらんだ効率的勉強法はこれだ」という題です(だから、もう来てくださっても「秘話」なしですからね)。
 この題ならいくらでも話せます。

 ただ、困ったのは、第2回の特別講演会副題に、「ロースクール教授を経て、宮武メソッドが新たな進化を遂げた!」って書いてあるんです。
 宮武メソッドって何?って私が今思っているという、この事実。

 あと3日で宮武メソッドを1から完成させなければならないんですよ(あ~あ、自分で暴露して、これで、正月三が日、ららら無人くん決定!)。

 こういう普通の予備校講師のチラシのトップに、「帰ってきた伝説のカリスマ講師『宮武嶺』2010年LECの司法試験が変わる!!」って書いてあるってところに、無理があるって言うか、大風呂敷広げすぎっていうか、LEC、私が帰ってきただけで、LECの司法試験変わったらあかんやろ、みたいな。

 とにかく、本物のカリスマ講師から、なんかパクルしかねえな。

 柴田孝之先生なんて「機械的合格法」からはじまって、シリーズになり、メソッド全体がS式と呼ばれてますもんね。Z(ゼータ)ガンダムのクワトロ・バジーナ(=シャア・アズナブル)の百式みたい。まさに、機械だよ、司法試験モビールスーツ。
 
 あ、これ、どうだろう、『司法試験モビールスーツ合格法』・・・全然意味分からん。窒息しそう。

 機械的合格法のネーミングと内容の革新性は、当時、受験生がやたらめったら努力していたところに、ちゃんと道すじを立てそれに添って機械的に勉強すれば合格までたどり着けますよ、っていうことを指し示した点にあるんですよ。
 超単純化して説明すると、やみくもに努力するなってこと。

 ネーミングと内容がマッチしていて、しかも、大多数の受験生には革命的だったんですね。だから、柴田孝之先生はカリスマなんですね。

 余談ですが、伊藤塾だったら伊藤真先生の次のカリスマは呉先生と私は見てます。彼は実力が凄いだけじゃなくて、カリスマ性あります。沖縄で実感しました。日本一の司法試験予備校講師高野先生もことカリスマ性では呉先生に一目置くんじゃあないでしょうか。著書に刑法総論・各論もそろったし。

 さあ、『司法試験モビールスーツ合格法』だと、だれにも、機械的合格法のパクリだって気づいてもらえなくて、ガンダムオタクの講師として、日本サンライズから訴えられちゃいますよねえ。講義始める前に知的財産権訴訟の被告になりたくないです。困ったなあ・・・

・・・書いてるうちに思いつくかと思いましたが、ほんとに思いつかねええ!!伝説のガンダムオタク講師への道しか頭に浮かばねえ!!!

 確かに、第一次レック宮武時代と比べると、関学ローで多数の研究者と実務家と出会い、テキストやレジュメを作成し、6年間で10教科以上を担当して考えることもあったし、伊藤塾講師陣とテキストとメソッドとの出会いがあり、考えが変わったり、いろいろな効率的勉強法についてのアイデアが出てきたりしていますから、それを奇をてらわず説明するしかないですね。

 メソッドは一日にしてならず、でした。

p.s.
 困った時の神頼みならぬ、いつものイエティ頼みで、「なにか、宮武メソッド、ない?」と持ちかけると、いつになく、一生懸命考えてくれています。

イ「司法試験受験界のお笑い芸人。これ、どう?」
私「君、それ、メソッドじゃなくて、オレのネーミングでしょ。しかも、誉めてないし」
イ「いいやん、いいやん」
私「それなら、司法試験界のM1グランプリ、ぐらいにしてよ」
イ「それは最初に考えたけど、ちょっと分不相応かなあ、と(そんなとこだけ遠慮するなよ)。あ、司法試験受験界の敗者復活組、これどう!?」
私「それ、どっかで負けてきてLECに敗者復活してきたって話になってるやん。そんなん、自称する講師おるか!」
イ「お笑いっていうより、あなたの場合、泣き笑いなのよね。あれ、だれだっけ?泣き笑いの・・・」
私「松竹新喜劇の藤山寛美やろ?死んで何年立つねん。受験生、誰が知ってるねん」
イ「司法試験界の無冠の帝王 笑い飯。はい、決まり。そんなブログ書いてるヒマがあったら、たまには風呂場でも掃除して!いままで一回もしたことない!!」

「司法試験界の無冠の帝王 笑い飯」は、風呂掃除をすることになったのであった。やっぱりメソッドのかけらもなくて、ただの異名じゃん。

 みんな、岩崎先生=択一の神様、とか、反町先生=司法試験界の貴公子、とか、ネーミングされてるのに、俺だけ、「司法試験界の無冠の帝王 笑い飯」って、パンフ読むほうもリアクションに困るわ!

 鳥人はつらいよ。
 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« LEC東京リーガルマインド... | トップ | 普通の弁護士のことはわから... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ロースクール・司法試験・法曹養成」カテゴリの最新記事