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甘利にも、いやあまりにも呆れたのでいつになく口汚い表題になってすみません。
2016年3月9日、大津地裁は去年9月の福井地裁に続いて、関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)を巡り、住民側の申し立てを認め、稼働を停止する運転差し止めの仮処分決定を出しました。
まさに、条理と情理を尽くした名決定でした。
高浜原発3・4号機に運転停止命じる仮処分決定が再び出る!稼働中の原発が停止に追い込まれるのは史上初!
ところが、上級審で判断が覆った場合の損害賠償請求について、関電の八木誠社長が3月18日に電気事業連合会で電事連会長としての定例記者をした際に
「極めて遺憾で到底承服できない」
と言ったのは裁判に負けたんですからわかりますが、それに加えて
「現時点では何も決めていないが、一般的に逆転勝訴した場合、損害賠償請求は検討対象になる」
と言ってしまいました。
あのですね。
裁判に勝ったら負けた側に対して
「なんでそんな裁判起こしたんだ」
とか
「一審でそっちが勝ったもんだから、こっちが損しちゃったじゃないか」
とか、そんなに簡単に損害賠償請求ができるなら、スラップ訴訟問題なんて解決したも同然です。
たとえば、DHCの吉田会長が澤藤先生のブログ記事が気に入らないと言って裁判を起こしてきて、澤藤先生が完全勝利しているわけです(今から澤藤先生を関電、吉田会長を住民側に例える非礼をお許しください)。
だからといって、裁判で勝った側の澤藤先生が、負ける癖に裁判を起こしてきて損害をかけられたとDHCと吉田会長に簡単に損害賠償請求出来るわけではありません。
DHCと吉田会長が裁判を起こしたことが不法行為と言えなければなりません。つまり、裁判を起こすことが違法で過失があると言えなければならないのです。
スラップ訴訟を許さない仕組みの構築は、我が国の司法制度のこれからの課題です。
澤藤統一郎弁護士、東京高裁でも完全勝訴!DHCの吉田嘉明会長からのスラップ訴訟を撃破す!!
さて、もちろん、結果として裁判に負けたから、裁判を起こしたことが違法で過失があるということにはなりませんよね。
裁判とは一方が勝って一方が負けるものなのですから、相当常識外れに不当な裁判で、明確に不法な意図が認められるような極めて特殊な例外的場合でないと、裁判を起こしたこと自体が不法行為だなんてことにはなりません。
今回の高浜原発の操業停止仮処分を求めた住民らは、もちろん自分たちの生命、財産、人格権などを守るために訴訟を起こしているのであって、正当な権利を守るための裁判ですし、多くの人の命や健康にかかわる裁判ですから、普通よりむしろより公益性の高いものといえます。
関電の八木社長の言動こそ、自分たちに逆らうものに対する恫喝であり、こちらのほうがむしろ違法の可能性さえあります。
そして、ほんとうに住民に裁判を起こしたら、それこそがスラップ訴訟なのです。
この仮処分を申し立てた弁護団は3月22日、関西電力に当てて抗議文を送付し、
「仮処分申し立ての断念や、新たな申し立てに対するけん制が目的としか考えられず、どう喝だ」
として、八木社長に発言の撤回を求めました。
DHCといい関電といい、大企業の横暴、消費者軽視も極まれりと言えます。
弁護団の抗議文の締めくくり。
「御社のような社会的責任ある大企業は、そのような卑劣な行為に及ぶべきではありません。本件各原発の運転の可否は、御社が今般申し立てた仮処分異議事件において、正々堂々と主張を戦わせ、その上で司法の判断に従うべきものです。
私たち、全国で原発の廃絶のために闘っている脱原発弁護団全国連絡会及び高浜原発仮処分滋賀訴訟弁護団は、貴殿に対し、記者会見における上記発言を撤回されるよう、強く求めるものです。」
どちらが堂々としているかは明らかです。
こんなに都市部に近いところに原発を密集させ過ぎ。離れていたらいいというものではないが。
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原子力ムラなんて言葉は生ぬるくて、まさに核マフィアと言った方がいいんでしょうね。
全く尊大というか傲岸というか、およそ広い意味での公害が問題になった事案で、加害企業とされた側が住民を訴えてやるだなんていった話は記憶にありません。
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関西電力に対し抗議、発言撤回申し入れ
本日、脱原発弁護団全国連絡会と高浜原発仮処分滋賀訴訟弁護団は以下の文書を関西電力八木社長あてに内容証明郵便及びFAXにて送りました。
また、東京の司法記者クラブで、脱原発弁護団全国連絡会の共同代表が出席し、会見を開きました(一番下にこの書面のPDFをアップしています)。
2016年3月22日
関西電力株式会社
代表取締役社長 八 木 誠 殿
脱原発弁護団全国連絡会
共同代表 河 合 弘 之
海 渡 雄 一
高浜原発仮処分滋賀訴訟弁護団
団 長 井 戸 謙 一
拝啓
時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
さて、報道によりますと、貴殿は、2016年3月18日、電事連の会長としての定例記者会見において、大津地裁高浜3、4号機(以下「本件各原発」といいます。)仮処分事件(以下「本件仮処分事件」といいます。)に関し、将来、仮処分を申し立てた住民側への損害賠償請求の可能性について「逆転勝訴すれば、検討の対象にはなりうる」と言及したとのことです。
「検討の対象になりうる」という表現は、断定は避けているものの、損害賠償請求をする可能性を示唆することによって、本件仮処分事件申立人らを恫喝するものであり、断じて容認できません。
申立人らは、私利私欲で本件仮処分を申し立てたものではありません。本件各原発の事故によって福島第一原発事故のような事態が起こることを恐れ、司法の立場から緊急にその審査をすることを裁判所に申し立てたのです。本件各原発で福島第一原発事故のような事態が起これば、申立人らは、故郷を追われ、コミュニティを破壊され、平穏な生活を根底から破壊されるばかりか、生命、健康すら脅かされることになりかねません。琵琶湖が汚染されれば、近畿圏1400万人は、その飲料水を失います。被害を受ける膨大な数の人たちのためにも、あるいは、子どもたちや将来の世代のためにも、申立人らは、本件仮処分を申し立てたのです。
本件仮処分事件は、約1年にわたって審理が続けられ、その間、4回の審尋期日が設けられました。申立人らと御社は、裁判所において正々堂々と主張を闘わせました。御社は、13通にわたる準備書面と200点を超す証拠を提出しながら、結局、本件各原発の安全性について裁判所を納得させることができず、本件仮処分命令が発令されるに至ったのです。
仮に将来、本件仮処分命令が覆ったとしても、申立人らが損害賠償責任に問われるのは、申立人らに故意・過失があった場合に限られます。本件各原発の運転を差し止める司法判断は、昨年4月14日の福井地裁決定に続き、今回の大津地裁決定が2回目です。二つの裁判所が運転差止めを命じたのですから、御社が申立人らを相手に損害賠償請求訴訟を起こしたとしても、裁判所が、申立人らに過失があったと判断することは考えられません。したがって、御社が、申立人らに損害賠償請求の可能性を示唆するのは、御社の損害を回復することが目的ではなく、申立人らを恫喝して仮処分申立てを維持することを断念させ、あるいは、今後、全国の原発に対して運転禁止の仮処分が新たに申し立てられることを牽制する目的であるとしか考えられません。
御社のような社会的責任ある大企業は、そのような卑劣な行為に及ぶべきではありません。本件各原発の運転の可否は、御社が今般申し立てた仮処分異議事件において、正々堂々と主張を戦わせ、その上で司法の判断に従うべきものです。私たち、全国で原発の廃絶のために闘っている脱原発弁護団全国連絡会及び高浜原発仮処分滋賀訴訟弁護団は、貴殿に対し、記者会見における上記発言を撤回されるよう、強く求めるものです。
敬具
関電に対する抗議文(pdfが開きます)
勝訴なら賠償請求も 高浜原発運転停止で関電社長
2016年3月19日 東京新聞朝刊
関西電力の八木誠社長は十八日、大津地裁による運転差し止め仮処分決定で停止している高浜原発3、4号機(福井県)に関し、不服申し立てを経て上級審で勝訴するなどし最終的に確定した場合の対応として「一般的に(原発停止に伴う)損害賠償請求は、逆転勝訴すれば考えられる」と述べた。ただ「会社として現時点ではまだ何も決めていない」とした。
今後、賠償請求の動きが現実味を帯びれば、原発に反対する地元や周辺の住民へのけん制にもつながるため、議論を呼びそうだ。
会長を務める電気事業連合会の定例記者会見で語った。高浜3、4号機が動かないことに伴う燃料費の増加で、関電は月百億円程度の損失が出ると見積もっている。
仮処分決定を不服とし、十四日に大津地裁に異議と執行停止を申し立てた。八木氏は「勝訴に全力を挙げる」と説明した。
一方で、仮処分の申立人が原発のある県でなく滋賀県の住民だったことに触れ「立地する地域のみならず、社会の皆さまに対し、原発の信頼回復をしなければならない」と反省を口にした。
八木氏はまた「電力各社で(訴訟の)背景や状況の情報共有をする。勉強して訴訟対応に当たってもらうことが大事だ」と結束を呼び掛けた。
五月に計画していた料金値下げの見送りや、四年連続となる無配の経営責任を問われると「原発再稼働を果たし、一日も早い値下げを実現することで責任を果たしていく」と強調した。
美浜原発3号機(福井県)の廃炉を検討していると一部で報じられたことに対しては「検討している事実はない。活用していきたい」と述べた。
2016.3.18 18:39 産経新聞
高浜原発仮処分に関電社長「到底承服できない」 逆転勝訴したら住民に損害賠償請求「検討対象に」
会長を務める電気事業連合会の定例記者会見で、発言する関西電力の八木誠社長=18日午後、東京・大手町
関西電力の八木誠社長は18日、大津地裁による高浜原発3、4号機(福井県)の運転差し止め仮処分決定に対し、「極めて遺憾で到底承服できない」と強く批判した。その上で「現時点では何も決めていないが、一般的に逆転勝訴した場合、損害賠償請求は検討対象になる」と述べ、仮処分決定が覆った場合、仮処分を申請した住民らに対し損害賠償請求する可能性について言及した。会長を務める電気事業連合会の定例記者会見で語った。
自身の経営責任については「原発の再稼働で値下げし、顧客の負担を減らすことが経営責任だ。仮処分の早期取り消しに全力をあげる」と強調した。関電社長と電事連会長を退任するとの観測が出ていることについては「人事はノーコメント」と述べるにとどめた。
関西電力高浜原発3、4号機(福井県)の運転差し止めを命じた大津地裁の仮処分決定をめぐり、上級審で判断が覆った場合の損害賠償請求について「検討対象となり得る」と述べた八木誠社長の発言に対し、仮処分を申請した住民側の弁護団などが22日、同社宛てに抗議文を送付した。
発言があったのは、18日に開かれた電気事業連合会の定例記者会見。電事連会長を務める八木社長は「逆転勝訴した場合には、一般論として検討の対象にはなり得る」と述べ、住民への賠償請求に含みを持たせた。
弁護団は「仮処分申し立ての断念や、新たな申し立てに対するけん制が目的としか考えられず、どう喝だ」として、発言の撤回を求めた。
関西電力の話 逆転した場合の一般論を述べただけで、どう喝やけん制が目的ではない。
[時事通信社]
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この高浜原発仮処分の大津地裁の判決は本当に感動的で、福井地裁で喜んだのもつかの間、またもやがっかり、という流れでしたからこうやって何度でもひっくり返せばいつか勝てるのでは、という希望を持ったものです。
一般市民は法律に疎く、大企業に脅されると手も足も出なくなります。良心的な弁護士さんたちの支えと、あと、数の力で圧倒するために、こうした問題を我がこととして考える人を(実際、我がことなのですから)、一人でも多く増やしていくことが必要だと思います。
【 住民への圧力 】
住民への圧力は、14年に川内原発1, 2号機の運転差し止めを求めた仮処分でも起きている。鹿児島地裁の審尋で、九電側は
「再稼働が遅れれば、1日あたり約五億五千万の損害を被る」
と主張、住民に賠償に備えた担保金の積み立てを求めた。
地裁は命じなかったが、住民23人のうち10人が仮処分申請から離脱した。
と、あります。また、
【実際に賠償を負った例】
福島県南相馬市の産廃処分場の造成工事中止を求め、住民が福島地裁いわき支部に仮処分申請をして認められた。
だが、最高裁で決定の取り消しが確定、業者が損害賠償を請求し、13年、住民に約1億五千万円の支払いを命じる判決が確定した。
詳細は分からないが・・・。
13年って、原発事故後ですね。
原発を経済的観点から見て廃止を主張する学者の大島堅一氏、
> 原発だけ超優遇されてる立地交付金、研究開発費への支出、廃炉しても資産計上していいという官製粉飾決算をやめる。事故が起きた場合、国民にツケを回さないで全額電力会社持ちにする。他にもあるぞ。もういい加減自立してから言えば。
まさにその通りです。
今回の発言も、今までほしいままに振舞ってきた傲慢さが背景にあるのはもちろんですが、悪党どもの最後の悪あがきとも受け取れる。
だいたい、阪急電鉄や神戸製鋼所は関電から電気を買わなければいいではないか。新電力から買えばいいのではないか。
自分たちでコジェネで発電し、自家消費した残りを売電すればいいじゃないか。
企業努力が足りないのを、他人のせいにするな。
経団連などの経済団体トップって、こんなんばっか。こんな劣化度の激しい、公正さの欠片もないロートルが国の経済を引っ張って行こうとしているんだから、もうお先真っ暗だ。
早く引退しろ(怒)!!
指定外暴力団患電組組長・八木は言いたい放題ですから。過去にも”文句ゆうたら電気とめたんぞ”というコイツの言葉で黙った個々人は多いはず。腐るほど金を持ってる関電が請求するなんざ、フザケンナですわ。
そんな請求が通るんやったら、損害受ける前に損害受ける可能性をニャンニャンニャニャニャン請求したりまひょか。あいつらの大好きな”北朝鮮のテロ”が起こるんやろ? どうすんねん? 出すもん出した方がええんちゃいまっか。ベルギー国家は早々に止めよったで。お前んとこはそんな覚悟もないやろけどな…と。(失笑)
鬱陶しいことメーメーゆわんと、もっと金持ちらしく品のあること言わんかい。当方みたいな貧乏タレからいわれんでもええように、顔洗って出直してこい。
ただ、被保全権利が無かった裁判例の事案と場合と、
今回のように住民がそこにいて、
事故が起これば重大な権利侵害があり得て、
危険性の評価が分かれるという事案で、
仮処分申請が違法と解される場合は、
全然違わなければおかしいです。
それと、関電は損害発生をどう立証するのか。
料金値下げを取り止めたわけだから、損害は少なくとも相当小さくなるはず。
さらに、運転した場合は莫大な廃棄物処理費用がかかるはずで、その費用は不明。
無理だろこれ。
結論的に、スラップ予告には違いないかな、
という感想です。
立地自治体と同等に、滋賀、京都と、琵琶湖の水に命を育んでもらっている地域の人全体の意見を聞いてほしいと思います。
「加害者→被害者」への訴訟はスラップになるが、もし加害者が加害者で無かった場合(つまり冤罪)は、スラップにならない。
このケースを司法がどういう判断を下すのか、興味深く見ていきたいと思う。
「仮処分で勝ったが本案で負けたときの問題をスラップ訴訟と同じだとしている元法科大学院教授で弁護士のブログを発見した」というツイートをされていますね。
どうもこの記事はおかしいとでも言いたげなツイートをしておられるので、一応ご報告しておきます。
でも韜晦が過ぎて、伝わんない w
> 池田信夫が主張
池田信夫 w
管理人氏の天敵 w
今なお、ツイッターはアンダーブロック中なのでしょうか?
池田信夫は、ネトサポのGさんもご自分の論拠としていたね。
>「加害者→被害者」への訴訟はスラップになるが、もし加害者が加害者で無かった場合(つまり冤罪)は、スラップにならない。
このケースを司法がどういう判断を下すのか、興味深く見ていきたいと思う。
最高裁は関電を加害者と認めるはずないから、実際に住民を訴えてもスラップにならない、と。
結果、もう見えてるわけね。
あなたのシッポも見えてるけど w
二人の女子学生が突然死。水耕栽培でも汚染は防げない。福島高専教員鴨下さんの意見陳述
> 5 いわきを離れることを決めたきっかけ
事故直後の5月,寮に住む一人の女子学生が心不全で突然死しました。部屋
に行くと女子学生には反応がなく,私は必死に横たわる女子学生に心肺蘇生を施
しましたが,もう手遅れでした。前日まで元気だった彼女は帰らぬ人となったの
です。また,同じ年の12月,また一人,女子生徒が突然亡くなりました。
私は高専に15年間勤務しましたが生徒の突然死など経験したことがありません
でした。5月に亡くなった生徒は実家が浪江町にあり,震災で学校が閉鎖された
後,実家の浪江町に戻り,放射性物質の流れる方に向かって避難していた一人で
した。もう一人の生徒はホットスポットとなっている郡山に実家がありました。
私は,この二人の女子学生の突然死について,放射性物質の危険性,被ばくの影
響を疑わずにはいられませんでした。
私は,妻と子どもたちが避難している東京といわきを往復する生活に,体力的な
限界を,放射性物質の拡散を止められず,放射性物質が至る所に浮遊している福
島での生活への不安,家族と一緒に暮らせない毎日に精神的にも限界を感じ,いわきを離れることにしました。
突然死の話は、噂では聞くが、裁判での証言だから本当だろう。
怖いのだ。
放射線に打ち勝つ方法なんて、ない。