上下ともクリックしてくださると大変うれしいです。
2023年12月27日の関西テレビはまさに「維新と万博の日」。
自他ともに認める「万博の言い出しっぺ」こと維新の会創設者の橋下徹氏がカンテレ特番「2024年はこうなる宣言」に出演して工事遅れや費用の大幅増大で批判が集まる「2025大阪・関西万博」を解説したのだそうです。
こんな偏った番組あります?
しかも突っ込み役が吉本興業で最ウヨクのユーチューバー芸人として知られるほんこん。
こんな宣伝だらけの画像しか見つからない!w。スポンサーさん、むしろすみませんww
その後、今度は大阪維新の会代表で万博協会副会長の吉村洋文大阪府知事が、情報番組「newsランナー年末SP」に出演して大阪・関西万博について1分間のプレゼンをした後、安藤優子氏と吉本の田村淳に質問されるという偏りぶり。
カンテレは橋下徹・松井一郎・吉村洋文の維新3人衆を呼んで番組を作り大問題になったMBS毎日放送の教訓を忘れたんでしょうか。
さて、まず橋下氏は万博に直接かかる費用だけで1兆円を超え、間接的な整備費を入れると13兆円という事態に
「万博にかかるお金を経費とみるが、僕は投資と思う」
「経済効果は標準の計算式でも2・8兆円と言われている」
と言ったというのですが、ほんこんに
「ほんまに2・8兆円以上は入ってくるんですか?」
と質問され
「そこは確かに保証はできませんけど」
と言い出し
「そういうことも言うたほうがええ。だから嫌われるねん」
と決めつけられる始末。
ほんこんはウヨクなので上海電力問題以降、橋下氏をずっと疑っている(笑)。
さらに350億円かかって「世界一巨大な日よけ」と言われる万博木造リングについて、橋下氏が
「当初の計画にはなかった。議論の中で世界各国から投資をしてもらうには、それなりの雰囲気が必要だろう、会場の付加価値を上げるようなものが必要だとなった」
「この技術は釘を使わない清水寺の舞台と同じ工法」
と日本の技が生かされたものだとアピールしたのですが、ほんこんにあっさり
「清水寺は歴史がある。これは半年やってどうするんですか?潰すんでしょ?そこよ。清水寺は潰しませんやん。だまされへんぞ!」
とやられ、橋下氏は
「6カ月後どうするかっていうコンセプトが弱かったのは間違いないです」
と弱弱しく抗弁するばかり。
実際、AERAの
『吉村洋文知事が絶賛する「5mで1億円」の大阪万博リング 大半は接着剤で貼り合わせた集成材』
という記事を読んだら、木造リングの素材のほとんどが合成木材で半年ほどの使用しか予定していないし、接着剤だらけで再利用もできない代物だそうです。
まさに、右翼芸人ほんこんの言う通り、#維新に騙されるな。
さて、今度は吉村府知事ですが、まず番組の最初に
『まず番組でLINEを通じて行ったアンケート結果。「大阪・関西万博に行きたいですか?」という質問に対し、
・行きたいという人 34パーセント
・行きたくないという人 39パーセント
・迷っているという人 27パーセント
現段階では万博の期待感が少し薄いようにも思われ、吉村知事に1分間で大阪・関西万博の推しポイントをプレゼンしてもらう。「行きたい」「開催して」と思わせるようなプレゼンをどうぞ。』
という一番甘々な数字を提示されて、1分間の万博推しプレゼンの機会を与えられました。
吉村氏は
『この万博ですけれども、150カ国が集まって、そして世界の課題解決するためのいろんな技術をここに持ち寄って、6カ月間という長い間滞在することになります。僕はここで新しいものが生まれると思っていますし、次の未来社会を作っていくのが万博だと思っていますので、ぜひ多くの人にお越しいただきたいと思います。』
『まだ世界のパビリオンで何を目玉にするか出てきてないので、言えないところもあるんですけれども、今の時点で僕がぜひ見てもらいたいなと思うのが3つ。
・1つ iPS細胞で作った生きてる心臓のシートを大阪パビリオンで展示する予定にしています。
・2つ 批判もありますけど、万博リング。実際、作ってるところを見に行きましたけど、あえてですけど、これはもう圧倒的な建造物になると思います。
・3つ 空飛ぶクルマ。今はないですけれども、空の移動革命になると僕は思いますので、ぜひ空飛ぶクルマに乗ってもらいたいと思います。』
と言ったのだそうですが、木造リングは上で見たように350億円もかけたのに始末に負えない廃棄物になるだけですし、「空飛ぶクルマ」は車輪もない空飛ぶヘリコプターか空飛ぶドローンという、至極当たり前のものですからね。
しかも、万博でお客さんが乗れる安全性があるかどうか全く予断を許しませんよ。
大阪を墜落させる男、イソジン吉村洋文。維新の会の大阪・関西万博は空飛ぶクルマもなく、奨学金の原資だった前の万博基金も食いつぶす。人類の未来も過去も喰らい尽くす、それが日本一の「悪党」維新の会だ。
そもそも、万博の予定地がゴミ捨て場だった夢洲に決まったのは、橋下・松井維新の会の経済政策の目玉がカジノで、カジノのために整備費などの予算を使えるように万博を招致したというのが実態です。
実際、夢洲は2015年に行われた大阪府の検討会の際には候補地に挙がっていなかったのですが、当時大阪府知事だった松井一郎氏が
「試案として夢洲」
と発言したらあれよあれよという間に2016年6月の大阪府市検討会議で候補地に追加され、同年10月に候補地が夢洲としてまとまったんですね。
しかし夢洲は土壌は汚染されていて改良が必要だし、地盤沈下も不等沈下といってまだらに沈むので上のAERAの記事でも木造リングが危ないと私が予言した通り書かれています。
さらに、夢洲には電気も上下水道も通っていませんからこれからですし、資材や人を搬入する道路が「夢舞大橋」と「夢咲トンネル」しかなくて、アクセスの悪さが工事の遅れを引き起こしているのです。
【維新の無能】大阪カジノへの路線整備費用がまた1000億円増えて予定の2・5倍の3000億円。土壌汚染や液状化対策費用790億円。カジノ事業者は6・5億円の違約金で撤退可能。大阪カジノはまさにドロ沼だ
この夢洲が万博会場になった点について、関西テレビの記者に
「ベイエリアというところで、議員や職員の方を取材している中で、仮説として、『万博を使って夢洲のインフラを整備して、IRの誘致を進めようとしたんじゃないか』と言う方が非常に多いんです。この点はいかがですか?」
とやんわり尋ねられた吉村知事は
「それは違うと思います。IRについても、夢州に決まっていますけれども、一番の背景にあるのは夢洲が完全に“負の遺産”状態だったんです。もともと4万人が住むような街づくりをしようとして失敗し、地下鉄も途中まで掘ったけど止まっている状態でした。でも本来ベイエリアは力のあるエリアなので、そこを成長させたいっていうのは、知事・市長としてありました。IRをテコにしてとかいうのは全然ないです。ベイエリアを活性化させていきたいというのは、知事・市長の思いとしてはあります。万博を利用するって意味じゃなく、そこで万博の地としてもこのベイエリアがふさわしいと判断しています。」
と答えたんですが、だから夢洲をIR=カジノにしようとしたという話であって
『万博を使って夢洲のインフラを整備して、IRの誘致を進めようとしたんじゃないか』
という質問に対して、むしろその通りだと自白してしまっています。
吉村府知事は田村淳からは招致当初の1250億円→1800億円→2350億円と2度も増額して1・9倍になった会場建設費について
「予算をどこまでもつぎ込んでいいとはならなくて、予算は決まっているものなのに、これまで2回増額している。今後上がらない根拠はどこにあるんですか。知事は『最後の増額』と言っていて、まださらになんか起きたら費用を上げざるを得ないと思うんですけど、上がらない根拠をぜひ提示していただきたいと思います。」
と鋭く突っ込まれてしどろもどろ。
「2350億円に上がった中に、実は将来の値上がり分も織り込んでいます。人件費や資材はこれまで上がってきましたし、これからさらに上がる部分も含めて、2350億円と算出してます。」
というものの
「ただ明日何が起きるかって世の中分からないので、圧倒的に予測困難な部分もあるけど、これはかなり大目に見積もっている。」
というだけ。
吉村氏は万博で赤字が出たらどうするのかと質問されても、赤字が出ないようにするのが今は大事というトンチンカンな返事。
そんな無計画なリーダーあるか!
万博に関心を持っている人、行きたい人は開幕が近づくごとにむしろ減る始末。
こんなふうに大阪府市と連携契約を結んでいて応援団のはずの吉本芸人たちからのツッコミにもまともに答えられない橋下氏と吉村府知事の姿を見て、万博の失敗をむしろ確信した視聴者が多かったでしょう。
万博中止運動をしているたつみコータロー氏でも呼ぶならまだしも、維新の独演会に「サクラ」まで使って盛り上げようとしたのに、逆に問題点ばかりが明らかになる大阪万博。
2024年4月までならキャンセル料は300億円台で木造リング建設費と同程度なので、処理にも困る木造リングが出来上がる前に一刻も早く中止することです。
いくら維新推しの吉本芸人でも万博を礼賛してたらアホかと思われるので距離を取り出した芸人が多いみたいです。
大阪万博は地盤沈下し続けている夢洲そのもので、沈みゆく泥船なんですよ。
維新に血税を何千億、何兆円と使われる前に、万博にもカジノにも維新にもNOを。
上下ともクリックしてくださると大変うれしいです。
元大阪府知事・大阪市長で弁護士の橋下徹氏(54)が27日放送のカンテレ特番「2024年はこうなる宣言」に出演。工事遅れや費用の大幅増大で批判が集まる「2025大阪・関西万博」を解説した。
世間の批判に「今、超逆風」と苦笑いの橋下氏。会場建設費が約1・9倍に膨れ上がった以外に、運営費も1・4倍に。「全体像を早く出すべきだと言ったら、ついに出始めた。日本館や大阪館の建設費、警備費、機運醸成費…などいろいろ出てくるが、ちゃんと言っておけばいい」とし、必要な費用かと問われると「僕はそう思ってます」と応じた。
ここでお笑いタレントのほんこんが噛みついた。「橋下さんがいつもそういう言い方するから反発来るねん。倍とかあまりにも上がったら庶民は怒りますよ」と指摘した。
また、橋下氏は「万博にかかるお金を経費とみるが、僕は投資と思う」と主張。「経済効果は標準の計算式でも2・8兆円と言われている」としたが、ほんこんは「ほんまに2・8兆円以上は入ってくるんですか?」と質問。「そこは確かに保証はできませんけど」と言う橋下氏に、「そういうことも言うたほうがええ。だから嫌われるねん」と再び厳しく返し、橋下氏もたじたじとなった。
さらに、木造大屋根「リング」について「当初の計画にはなかった。議論の中で世界各国から投資をしてもらうには、それなりの雰囲気が必要だろう、会場の付加価値を上げるようなものが必要だとなった」と説明した。
不要説が叫ばれる中、「この技術は釘を使わない清水寺の舞台と同じ工法」と日本の技が生かされたものだとアピールする橋下氏に、ほんこんは「清水寺は歴史がある。これは半年やってどうするんですか?潰すんでしょ?そこよ。清水寺は潰しませんやん。だまされへんぞ!」とピシャリ。橋下氏は「6カ月後どうするかっていうコンセプトが弱かったのは間違いないです」と認め、「世界の潮流はSDG’sですから、作りっぱなしは世間が許さない。どこまで残せるのかが今議論になっている」と課題を語っていた。
「万博」のギモンを、博覧会協会の副会長でもある大阪府の吉村洋文知事に直接ぶつけた。テレビの前の皆さんが気になっている疑問はもちろん、安藤優子さん・田村淳さんの疑問、そして万博の取材を続ける記者からも直撃する。
まず番組でLINEを通じて行ったアンケート結果。「大阪・関西万博に行きたいですか?」という質問に対し、
・行きたいという人 34パーセント
・行きたくないという人 39パーセント
・迷っているという人 27パーセント
現段階では万博の期待感が少し薄いようにも思われ、吉村知事に1分間で大阪・関西万博の推しポイントをプレゼンしてもらう。「行きたい」「開催して」と思わせるようなプレゼンをどうぞ。
大阪府 吉村洋文知事:
この万博ですけれども、150カ国が集まって、そして世界の課題解決するためのいろんな技術をここに持ち寄って、6カ月間という長い間滞在することになります。僕はここで新しいものが生まれると思っていますし、次の未来社会を作っていくのが万博だと思っていますので、ぜひ多くの人にお越しいただきたいと思います。
大阪府 吉村洋文知事:
まだ世界のパビリオンで何を目玉にするか出てきてないので、言えないところもあるんですけれども、今の時点で僕がぜひ見てもらいたいなと思うのが3つ。
・1つ iPS細胞で作った生きてる心臓のシートを大阪パビリオンで展示する予定にしています。
・2つ 批判もありますけど、万博リング。実際、作ってるところを見に行きましたけど、あえてですけど、これはもう圧倒的な建造物になると思います。
・3つ 空飛ぶクルマ。今はないですけれども、空の移動革命になると僕は思いますので、ぜひ空飛ぶクルマに乗ってもらいたいと思います。
プレゼンを聞いてどう感じたか?
田村淳さん:
愛地球博もそうでしたけど、万博って始まったら熱を帯びてきて、人が集まるっていうのは何となく分かるんです。それにしてもでも目玉は?吉村知事がおっしゃった新しいものが生まれるっていうところに、僕はちょっと疑問を感じています。万博をやったからといって新しい技術が生まれると、僕は考えずらいかと思うんですけど、そのあたりはどうですか?
大阪府 吉村洋文知事:
例えば万博を目標に、2025年を目掛けてみんな一生懸命作っていこうとしてます。空飛ぶクルマは実際に人を乗せて飛ぶ予定です。2025年目掛けて多くの技術者とか科学者がチャレンジしてるのは事実。
また淳さんおっしゃる通り、ここで新しく生まれるかというと、そこまでにある世界のいろんな技術を持ち寄るんですね。大阪の地で新しい技術や、新しい課題解決を共有し、次の未来社会を作っていこうとするのです。あと期間が6カ月間と長いこともポイントで、普通の国際会議は長くても3日とか数日ですけど、6カ月間、各国が自分のパビリオンで技術を紹介して、共有するっていう場面はほとんどないです。
続いて、「どうなる万博のおカネ」問題だ。
万博の会場建設費は、当初1250億円と言われていたのが、2度上振れがあり、2350億円となった。2度目の上振れの時、吉村知事は「これが最後の増額と考えています」と話している。
運営費も当初809億円と言われていたのが1160円に増えた。このうち8割を超える分はチケット収入でまかなうとなっている。視聴者からも「費用がもう上がらない根拠を提示して」「一体どこまで私たちの税金を費やすつもり」という声がある。
大阪府 吉村洋文知事:
増額ですが、1度目の600億円は会場の設計が一部変更になりました。2度目の建設費500億円や運営費350億円の増額は、ほとんどが人件費が上がってきてるというものです。それと資材費が上がってきている。つまり計画の変更というより、人件費や資材費が上がってきている部分がオンしたのが実態です。大阪府市がやっている他の公共事業でも同じように上がっているんです。今、賃金を上げよう、資材にちゃんと価格転化しようと世界になっている中で、やっぱりこの金額が必要になってくるわけです。
ジャーナリスト 安藤優子さん:
バランスっていうのは、どう考えてます?あまりにも費用が高くて、みんな来たくなる期待感が薄いと、“いってこい”にならないじゃないですか。これのバランス感が私はやっぱり崩れてるのかなって思うんですよ。
大阪府 吉村洋文知事:
すごく大切です。会場建設費2350億円の1/3は民間、1/3は国、1/3は大阪府市で負担するんです。このコストの話がよく出るんですけれども、経済効果もあって、経済効果は2兆4000億円から2兆8000億円と言われています。多くの人が来て、万博会場だけじゃなくいろんなものを買ったりというのもあります。経済効果も非常に大きいですから、そういった意味で、僕はこの投資をする十分な価値があると思っています。
あと万博は経済的の効果だけでなく、経済効果で測れないような次の子供たち、次の社会を作っていく面もやっぱりある。新しい技術とか世界の課題を共有して、新しい技術者や科学者を目指そうと思う子供たちが増えれば、僕はそこも万博の意義・効果だと思っています。
もちろん税金が入りますから厳格にするのは大切で、費用を抑えていくことは当然やりながら、最大の効果を発揮します。150カ国の国も投資しますから、世界のパビリオンで、それぞれの国がお金を出して出展するので、こんなチャンスはなかなかないと僕は思います。
■赤字になった最悪のケースでは一体誰が負担するの?
関西テレビ 原佑輔記者:
ちょっと嫌なコトを聞きます。運営費が仮に赤字になった場合、国は赤字部分を負担をしないと言っていて、吉村知事も大阪府市は負担しないと話をされています。赤字になった最悪のケースを想定すると、一体誰が負担することになるんですか?
大阪府 吉村洋文知事:
国は万博協会が最後負担すると言ってるんですけど、僕はそれは違うと思っています。万博教会は最後責任をとる立場じゃないんですよ。最後責任をとる立場は、やっぱり国であり大阪府市だと思っています。
ただ万博のチケット収入で賄うと、これまでの万博もそういうルールでやってきているわけです。やっぱり収入と支出がある話で、赤字が出た時に国や自治体がどんどん税金で負担しますよとやってしまうと、すごくずさんになってくるんです。緊張感がなくなってくる。やっぱり収入は大切で、赤字が出ないようにすることがまず大切。収支の厳格管理はやるべきだということで、第三者機関を立ち上げて、万博協会をチェックする仕組みを作ろうと、僕は提案しています。そして、できるだけ万博の中身を僕らが一生懸命伝えて、『万博に行きたい』と思ってもらえる人を増やす。今の段階で、『赤字が出ても税金で負担しますよ』という方が無責任で、収支管理が重要な時期だと思っています。
ジャーナリスト 安藤優子さん:
赤字が出た時の責任を、お互いに押し付け合っている感じがするんですよ。私は関西の人間ではない。『とどのつまり国の事業だからね』っていう発言を何度か耳にしたんですけれども、そうすると私たちみんなの税金で最後負担するのかなという時に、説明や理解が及んでいない感じがすごいするんです。そこはちょっと違うんじゃないかなって、すごく思うんですけど。
大阪府 吉村洋文知事:
僕も違うと思います。発言が切り取られるんですよ。何回も言ってるんですけど、僕も責任者です。条約上の主催者は国なんですけれど、僕は万博の地元の責任者だし、大阪府市の責任者の代表だと思って取り組んでます。だから。国の事業だからこっちは責任ないよねっていうつもりは毛頭ないです。
■経済効果2兆円超って本当?
視聴者からの質問。
Q.経済効果2兆円超えとアピールしていたが、実際はこれから試算。いい加減だ。
大阪府 吉村洋文知事:
民間のシンクタンクで出してる経済効果が2兆4000億円から2兆8000億円です。今回、費用も上がりましたから、経済効果も本来上がります。改めて最新の経済効果を出すということをします。既に2兆円以上の経済効果は民間も発表している。国は最大6兆円と発表しています。この数字が本当に正しいかっていうのはあるかもしれないけれども、通常の算出の仕方でやるとこれだけ大きな経済効果がある事業であることは間違いなく、より正確なものを出して府民の皆さん、国民の皆さんに改めて説明するべきだというのが僕の考え方です。
田村淳さん:
そこまで経済効果があるとおっしゃる。だからといって、予算をどこまでもつぎ込んでいいとはならなくて、予算は決まっているものなのに、これまで2回増額している。今後上がらない根拠はどこにあるんですか。知事は『最後の増額』と言っていて、まださらになんか起きたら費用を上げざるを得ないと思うんですけど、上がらない根拠をぜひ提示していただきたいと思います。
大阪府 吉村洋文知事:
2350億円に上がった中に、実は将来の値上がり分も織り込んでいます。人件費や資材はこれまで上がってきましたし、これからさらに上がる部分も含めて、2350億円と算出してます。プラス不測の事態が生じた時に備えた予備費の100億円も積み上げています。人件費がこれまでと同じように上がったとしても収まる。工事もかなり契約関係が進んでいますので、工事について一定のめどが見えてきている時期です。ここまでかからない可能性もある。
もし予備費を使う時は、大阪府市に相談するよう、万博協会との約束事にしていますし、四半期ごとに状況を公開して、透明性を高めていくことをこれからより強くやる。工事もかなり進んできてるところもあり、今の状況で値上がりしてもこの範囲に収まる計画になっています。ただ明日何が起きるかって世の中分からないので、圧倒的に予測困難な部分もあるけど、これはかなり大目に見積もっている。
■万博会場となる「夢洲」 現時点で電気も水道もなし 間に合うのか?
開催まで500日を切ったが、「万博の華・パビリオン」が間に合わないかもしれないという心配はどうなのか。特に独自で設計するため時間がかかるタイプAのパビリオンを55カ国が建設予定だが、20カ国はまだ建設業者が決まっていない。着工が始まっている国は一つもない。
実際、建設工事をまさに今やっている現場を取材した。
大屋根の建設を担当:
(大屋根)リングを作っています。まあ予定通りです。
万博のシンボル、「大屋根」の建設を担当している男性だが、不満もあるという。
大屋根の建設を担当:
早くインフラね。中の道路作るとか、電気とか水道を通すとか、そういうところをちゃんとやってほしいですね。一般の街中で工事をするより手間がかかるので、(そんな工事環境で)やりたくはないですよね。
埋立地である夢洲には、今も電気や水道が通っておらず、電気は2024年夏ごろ、上下水道は開幕3カ月前にようやく整備される予定だ。
大屋根の建設を担当:
搬入のトラックとかが増えてくるので、今まで通りみたいな感じではないでしょうね。トラックが通れなくなったり、クレーン作業できるところができなくなったり。
夢洲へのアクセスは、橋とトンネルの2つだけ。一斉に工事が始まると渋滞が起きる可能性もあり、予定通りに進むか未知数だ。さらに2024年夏にはIRの工事も始まる。
関西テレビ 沖田菜緒記者:
現場で取材すると、やはり懸念の声がたくさん聞かれました。現場だけではなく建設業界のトップである、日本建設業連合会の宮本洋一会長も『開幕に間に合わせるには、よほど簡易な構造とか特段の事情がないと難しい。デッドラインは過ぎていると思ってもいいぐらいだ』と言っています。万博が開幕時に全てのパビリオンがそろった状態で開幕することはできるのか、見通しはどうなっているのでしょうか?
大阪府 吉村洋文知事:
Aタイプパビリオン、夏の段階では工事事業者も決まっていませんでしたが、今35カ国は工事業者が決まりました。先日、イタリアのパビリオンの起工式に僕も参加しました。これからどんどん着工されてくると思います。それぞれのパビリオンが開幕と同時に展開されるということを目掛けて、頑張っているところです。ただ過去の万博を見ますと、パビリオンの一部は開幕後にオープンすることも普通にあります。全てが開幕時にそろっているわけではないのですが、ただやっぱり開幕時に多くのパビリオンがそろっているのが本来の形だと思いますから、関係国、関係者含めて一生懸命トライしているところです。
■「夢州」万博開催地決定に当時の松井知事の思いが影響?
万博が開催される「夢洲」だが、そもそも「なぜ夢洲で開催されることになったのか」。2015年、当時の府の検討会で候補地は6カ所で、その中に夢洲は入っていなかった。ところが、2016年の大阪府市の検討会議で、突如夢洲が候補地にあがり、その4カ月後に候補地が夢洲でまとまったいう。
関西テレビ 原佑輔記者:
2015年から16年にかけての府の検討会の議事録を読む限り、2016年に当時の松井知事が唐突に知事の『試案』として夢州を提示しているように見えます。議事録にある言葉で、事務方の言葉を借りると、『知事の試案ということ、知事の思いということで、この場所つまり“夢州”でできないかということでお示しをした場所』というふうにあるんです。この後、正式なプロセスを踏んで決定しているんですけど、松井さんの思いというのが、夢州への流れを大きく作ったように感じました。当時を知っている議員や職員の方に取材しても、なんで唐突に夢州が出てきたのか正直分からなかったです。吉村知事は2015年のタイミングで市長に当選されていますが、なぜ夢州に突き進んでいったのか、そしてこの決定が結果的に正しかったのか、どう思われますか?
大阪府 吉村洋文知事:
当時、僕は大阪市長でした。いろんな候補地があり、なぜ夢洲エリアが出てきたか、大阪の市長の立場で言うと、大阪のベイエリアを活性化させていきたい。ベイエリアの街づくりをやっていきたい。海外のベイエリアって、すごく発展しているのが通常で、大都市のベイエリアって一番価値が高いんです。大阪のベイエリアは、まあうまくいかなくて、負の遺産になっている状態だったんです。夢洲も負の遺産になっているような状態でした。この夢州の地、そして大阪のベイエリアを、成長するあのエリアにしていきたい。大阪はキタとミナミがよく言われるんですけど、ベイエリアを起点にした東西の軸の街づくりもやっていきたい。その中でベイエリアでの万博っていうのは、世界でもやったことないのですけれども、万博にもチャレンジすべきじゃないかっていうのがあったのは事実だと思います。
関西テレビ 原佑輔記者:
ベイエリアというところで、議員や職員の方を取材している中で、仮説として、『万博を使って夢洲のインフラを整備して、IRの誘致を進めようとしたんじゃないか』と言う方が非常に多いんです。この点はいかがですか?
大阪府 吉村洋文知事:
それは違うと思います。IRについても、夢州に決まっていますけれども、一番の背景にあるのは夢洲が完全に“負の遺産”状態だったんです。もともと4万人が住むような街づくりをしようとして失敗し、地下鉄も途中まで掘ったけど止まっている状態でした。でも本来ベイエリアは力のあるエリアなので、そこを成長させたいっていうのは、知事・市長としてありました。IRをテコにしてとかいうのは全然ないです。ベイエリアを活性化させていきたいというのは、知事・市長の思いとしてはあります。万博を利用するって意味じゃなく、そこで万博の地としてもこのベイエリアがふさわしいと判断しています。
(関西テレビ「newsランナー」 2023年12月27日放送)
☆たしか、年内に着工しないと間に合わないとか言ってましたよね? >
“産業廃棄物てんこ盛り”の埋め立て地の夢洲に作る限りは“間に合わない”という結論にならざるを得ないようです。
それでも『万博を口実にIR用のインフラを整備するのが真の目的』なので、万博は『失敗するとわかっていても強行する』そうです。
いやあ、維新と利権集団は本当に…。
https://ameblo.jp/mori-arch-econo/entry-12834340905.html
☆大阪万博でAタイプパビリオンの相談を受けたんだが④
2023-12-28 建築エコノミスト 森山高至
◎2025年大阪・関西万博の海外パビリオンの建設が遅れている問題で、年内に着工する国がゼロと確定した。
日本国際博覧会協会の幹部が21日、取材に明らかにした。複数の国が24年1月中旬ごろの着工を予定しているという。
ということだそうです。
たしか、年内に着工しないと間に合わないとか言ってましたよね?
むしろ、年内に着工するから間に合うとも言っていた。
その年内があと3日です。
大丈夫なんでしょうか、きっとダメでしょう。
https://dot.asahi.com/articles/-/209963?page=1
☆吉村洋文知事が絶賛する「5mで1億円」の大阪万博リング 大半は接着剤で貼り合わせた集成材
吉村洋文知事
2023/12/28/ 07:00 AERA dot.オリジナル
タイプE、空き地。
史上最悪の万博、確定。
万博地獄絵図、会場につくまでに熱中症。
そこを抜けても、風よけリングの中の日光直撃ゾーンで熱中症。
空飛ぶ車・・西部警察?
うちには、地を走る飛行機があるのだ!
こんだけ維新の連中を吉本芸人とセットでテレビに出しまくって、それをのほほんと見てたら関西在住の人は洗脳されちゃうんでしょうか。
関西に住んでないので、よくわかりませんけど。
自民の裏金、犯罪にもダンマリの第2自民の維新。
まさに万博も維新も沈みゆく泥船。
どっちも百害あって一利なしですね。
同じ穴の狢+捕らぬ狸の皮算用=地獄絵図、共食い
走らない空飛ぶ車も見るだけ?
子ガメラに乗った亀仙人なら見る価値ありそうですが。
水晶宮、エッフェル塔、観覧車、太陽の塔…と来て、万博史上最大の負の遺産、お丸。
高校野球の邪魔、万博はヨシムラ
プロ野球の邪魔、万博はババ
日本の害、万博は万悪。
ちなみに我が家はチケット買う予定ありません。
埋立地にポツンと立つパビリオンを見て、「そうかこれが大阪の未来か」とおののくのでしょうか。
万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」ですから、「命があるだけで十分」ということなんでしょう。
今ならまだ間に合います。悲惨な大阪の未来を変えることができます。ジミン、イシンを一掃すれば、何とか。
合掌
子どもの頃流行ったアホの坂田、今でも歌えます
天国でもみんなを笑わせてくださっているでしょう!