青山学院大学の学生たちはほんとに素直でまじめな方が多く、あの大教室、大人数の中、質問も何人かの方がしてくださったのですが、その中のお一人が
「安倍首相は確かに国内政治では問題だらけだと思うのですが、外交はいいと思います。先生はどう思われますか?」
と尋ねられたので、安倍外交に何か得点らしきものがあるとは思ってもいなかった私は虚を突かれました。
『安倍改憲が私たちの基本的人権に与える影響』~人の支配から法の支配へ 青山学院大学特別講義から1
『安倍改憲が私たちの基本的人権に与える影響』~人の支配から法の支配へ 青山学院大学特別講義から2 自衛隊明記の危険性
後で調べたら、ネット右翼界隈では、外交の安倍が定説らしいのですが、私はこの学生さんにこうお答えしました。
「果たして、安倍さんは外交でどういう成果を上げたでしょうか?
先ほどお話ししたように、アメリカとの関係では、2020年から5年間に27兆円もの兵器を買う約束をさせられ、トランプ大統領再選に一役買っています。
対中国との関係では、貿易でも領海問題でも、全く譲歩を引き出せていませんよね。
北朝鮮問題では交渉しているのはトランプ大統領で、安倍首相は土俵にも上がれていません。
そして、北方領土問題では、四島返還という原則をとうとう崩して二島でいいから返してくれと言ったのに、それもプーチン大統領に拒否されて、貿易での援助はやらずぼったくられになっています。
いったい、外交で結果を出したというけれど、安倍さんの外交成果って何なんでしょう?」
さすがにこう具体的に列挙されては、その学生さんも反論できず、納得して終わりました。
プーチンロシアのしたたかさばかりが目立つ対ロシア外交。在職期間が長かっただけと言われたくない、なんでもいいから歴史に名を残したい安倍首相が手玉に取られた。
この講演はあくまで法的観点から、安倍改憲を客観的に分析したもので、安倍政治全般を採点したわけではないのですが、私から見るとアベ政治で一番ひどかったのは外交だと思うんですよ。
そこを逆手にとって批判される前に安倍外交は凄いといいまくったのは、自分の経済政策にアベノミクスと名前を付けて箔をつけたのと同じ手法で、よく言えば安倍マジック、悪く言うと詐欺です(笑)。
外務大臣の河野太郎氏と安倍首相はひょっとしたら歴代で一番外国に行った外相と首相かもしれないんですが、ほんと、ジェットエンジン燃料の無駄遣いとしか言いようがありません。
安倍首相がトランプ大統領と会えば会うほどひどい約束をしてくるので、最近は、もう会いに行きませんようにと祈るような思いです。
アベ政治の功績と言えば、総理大臣の演説ってフリガナがふってある原稿を読んでいるとか、政治家って並みの国民よりだらしない人がやっている、という舞台裏をこれでもかこれでもかと見せてくれたくらいしか思い浮かびませんねえ。
その結果ほんとに何でもありになってしまって、金融庁の報告書を財務大臣が受け取らなければ、年金では暮らしていけないという報告内容自体がなかったことにできる、などという荒業まで生み出されてしまいました。
これと比べられるのなら、次に首相をやる人は、これは楽です(笑)。
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安倍政権の外交 実績を冷静に検討すれば
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今回の参院選で、安倍晋三首相率いる自民党は政策パンフレットの冒頭に「力強い外交・防衛」を掲げた。年金問題などの争点で守勢に回る中、「外交の安倍」のイメージを打ち出して支持を広げる戦略が鮮明だ。
20カ国・地域首脳会議(G20大阪サミット)でトランプ米大統領らが来日し、日本を舞台にした派手な首脳外交が報じられた直後でもあり、「外交イチ押し戦略」は、それなりの効果を上げるかもしれない。
しかし、イメージに惑わされずに6年半に及ぶ安倍政権の外交を点検すれば、任期が長い割には大きな成果を上げていないと指摘せざるを得ない。
戦後の歴代首相の中で任期が長かったのは吉田茂、佐藤栄作両氏らだ。このうち吉田氏はサンフランシスコ講和条約で敗戦国日本を国際社会に復帰させ、佐藤氏は沖縄返還を実現した。
安倍首相は第1次政権も含めれば、既に吉田氏の任期を超え佐藤氏にも迫る。田中角栄氏の任期は意外と短く約2年5カ月だが、その間に日中国交正常化という難事を成し遂げた。
一方、安倍首相は任期の長さにもかかわらず、自ら最重要課題と位置付ける「北朝鮮による拉致問題の解決」について、現時点で結果を出していない。
安倍首相は公示直前の党首討論で、司会者から「金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長との首脳会談への進み具合は(登山で言えば)何合目なのか」と質問されたが、見通しを示せなかった。
もう一つの重要課題であるロシアとの北方領土返還交渉も行き詰まりが目立つ。安倍首相は事実上、北方四島のうち2島返還に絞って交渉を加速させる方針に転換したとされるが、ロシアは歩み寄ってこない。アジアを見れば、日中関係は改善しつつあるものの、韓国との関係は悪化の一途をたどるばかりだ。
米国と中国との対立を軸に、国際情勢は不安定さを増している。中東ではトランプ政権のイラン核合意離脱をきっかけに、緊張がエスカレートしている。
こうした情勢に対応するには、自民党が主張するように「政治の安定」が重要になるのもまた事実だ。野党の外交手腕が分かりづらいだけに、「不安定だからこそ現政権」の主張が一定の説得力を持つ側面はある。
米国第一主義のトランプ政権が同盟国に対しても厳しい姿勢を示す中、「安倍首相だからこの程度で持ちこたえている」と見るのも可能だ。ただ、これも厳密に言えば実証できない。
安倍政権が6年半で何ができて、何ができていないか、有権者の冷静な検討が求められる。
科学面でいうと、今のところ、戦後教育最大の失敗世代かも知れないアベ世代から、受賞者が出るのはいつ頃でしょうか?
これは決して「新たな判断」ということではございません。
さて、朝鮮民主主義人民共和国が短距離ミサイルを発射したとのニュースがありましたが、Jアラートは鳴らず、首相はゴルフを継続していたそうです。一大事が起きた時にゴルフを続けて問題となった森喜朗元首相を思い出してしまいました。
もともと、騒ぎ立てる必要のないことを大騒ぎして、国民に頭を抱えての避難訓練を強要していただけのこと。
国民が政治から離れ、為政者がやりたい放題にできる今の日本こそ、Jアラートで警告しなければいけないんでしょう。そして参議院議員選挙の投票に行かなかった半数の方たちに、Jアラートで目覚めていただかなければいけませんね。
鶏口牛後、後は肛門の婉曲表現・・・てことはアベサポって、牛糞?
アベ「九条があるから国が売れない」
あ、アベってAbnormal Betrayer の略で、アベシのことを言ってる訳ではありませんから。
そろそろ、真正右翼とアベとか牛糞とかバイコクウヨとかを分けないと、真正右翼の人に失礼かと。
このニュースへのコメントは様々。
「ここ数年こんなものだろう」という冷静な見方。
「中国の発表は信用できない。本当はもっと悪いだろう。」という悪意ある見方。日本の経済データの捏造をお忘れのようです。
「6%はすごい。」という、日本の現状をよく知っているご意見も。
ちょっと前に、世界銀行が2019年の成長見込みを出していましたが、ほぼ同じで「うん、そうでしょうね。」ということなんだろうと思うのですが。
日本の「0.8%」という数字に嘆くことはあっても、中国の「6.2%」に、下がっただの、上がっただの言うのもおかしな話。勿論、それにより懐具合が変わるなら一喜一憂することになるとは思います。
ともあれ、経済を見ているコメントと、中国の体制批判のためのコメントに分かれているあたり、日本の今の病みが見えますね。
難しい話より楽しい娯楽。
ニュースよりバラエティー。
もっとも、今はニュースの中身は怪しいものが多いのですが。
一面しか見ず、「本当か」という疑いも持たない。
データ改ざん、捏造も、それがどういう意味を持つのか自分で考えようともしていないのでは?
考える、分析する、想像する、みんなめんどうだからやーめた。
これでは、納税ロボットですね。
学校で、考えることをしてこなかった。意見を出し合って議論するなんて野蛮だ。
考えない葦、になってしまいましたか。
じゃあ民主党に投票しよう、とならないところが辛いですね(新撰組に入れる人はもしかするといるかもしれませんが)