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2015年7月30日、社民党の福島みずほ議員の質問に対して、
「弾薬は消耗品だから、弾薬は武器でない。弾薬は弾薬です」
と言い切った中谷元防衛相。
社民党の福島みずほ議員の質問に、中谷元防衛相「弾薬は武器ではありません。弾薬は弾薬です」のお笑い。
今日8月4日、参院の安保法制特別委で、福島みずほ議員の追及にまたもビックリすることを言いました。
福島議員
「劣化ウラン弾、クラスター爆弾は武器ですか?弾薬ですか?」
中谷防衛相
「弾薬です」
手りゅう弾も劣化ウラン弾もクラスター弾も全部、弾薬!
手りゅう弾も劣化ウラン弾もクラスター弾も武器ではないから、戦争している米軍を自衛隊が「後方支援」する国際平和支援法や重要影響事態法で、自衛隊が米軍に供給できるんですって!
さらに、
福島議員
「消耗品が弾薬だと言うなら、ミサイルは弾薬ですか?」
中谷防衛相
「弾薬です」
ミサイルも武器でなくて弾薬!
ミサイルは消耗品だから、自衛隊が戦争している米軍に提供しても武力行使と一体化にならないので、日本はアメリカ軍に運搬できる!!
マジか~~~~!!!!!
相手に飛んでくものは武器じゃない。残った方が武器。
安倍首相は武器と弾薬の定義は中谷防衛相の言う通りで、ただし日本は劣化ウラン弾もクラスター爆弾も保有していないので提供できないというんですが、じゃあ、米軍の劣化ウラン弾やクラスター弾なら運搬できるんじゃないですか!
消耗品なら弾薬だから武器じゃないというのなら、原爆も水爆も消耗品だから弾薬で、武器じゃないことになるでしょうが!原爆運んでも原爆投下=武力行使と一体化しない!
福島みずほ議員も
「そんな子供だましはダメですよ!」
と繰り返すのですが、安倍首相と中谷防衛相の開き直りというか厚顔無恥にあまりにも驚きあきれて、かえってどうしようもない感じです。
安倍政権は今はミサイルを米軍に提供するつもりはないというのですが、周辺事態法のときに弾薬を提供しなかったのは米軍のニーズがなかったからだとはっきり言ってましたからね。
じゃあ、ミサイルだって米軍のニーズがあれば提供するでしょう。それが可能な法案なんです。
動画を見てください!
なんなんですか、これは!
わたし、普段から穏やかな方だと思うんですが、もう本当にパニックと言うか信じられないというか怒り心頭と言うか。
どうしてこんなことを国会で堂々と言っているのに、マスコミや国民が大騒ぎにならないのか、内閣総辞職にならないのか、本当に理解できない!
何で大ニュースにならないの!?
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追記
今日の福島みずほ議員の追及は、昨日8月3日の、共産党の井上哲士議員の追及がベースになっていました。
井上議員は7月30日の福島議員による質疑を踏まえて、武器弾薬の他国軍への補給は後方支援に関するこれまでの法律ではできなかったが、重要影響事態法案と国際平和支援法案では武器の提供はこれまでと同じく不可だが、弾薬の提供を可能にしたと指摘しました。
そのうえで、中谷防衛相に
「武器と弾薬の区別はどこにあるのか」
と質したのです。
中谷防衛相はこれに対して
「弾薬は武器と共に使用される火薬類を使用した消耗品で、拳銃弾や小銃弾などが該当する。武器は直接、人を殺傷し、武力闘争の手段として物を破壊することを目的とする機械、機具、装置をいい、拳銃、小銃、機関銃など、消耗品でないものをいう」
と答えました。
井上議員が
「武器と共に使うことのない手りゅう弾は武器か、消耗品か」
と質したのに対し、中谷防衛相は
「武器と共に使用されるものではないが、直接、人を殺傷するなどを目的とした火薬類を使用した消耗品であり、弾薬として重要影響事態法に基づいて提供することが可能だ」
と答えたのです。
そこで、福島みずほ議員の質問は、手りゅう弾は弾薬であって武器でないということだが、それなら劣化ウラン弾はどうだ、クラスター爆弾はどうだ、ミサイルはどうだという話になったわけです。
安倍政権が提出した戦争法案によれば、核弾頭が弾道ミサイルや巡航ミサイルについていても、これは消耗品だから弾薬で、武器じゃないから米軍に運搬できて、原水爆が発射される戦闘機や潜水艦や空母や戦車や大砲だけが武器と言うことになります。
潜水艦は武器だけど、潜水艦から発射される核ミサイルは武器じゃない!だから、日本はアメリカ軍に運搬できる!
なにが「後方支援」か。ほとんどなんでもありじゃないか。
トライデント潜水艦核発射ミサイル。武器じゃない。
トマホークミサイル。武器じゃない。
だから日本はこのミサイルを運搬しても、ミサイル発射=武力行使と一体化するわけではないので、米軍に運搬できる。
頭がおかしくなりそうだ。
毎日新聞 2015年08月04日 22時15分(最終更新 08月04日 23時48分)
参院平和安全法制特別委員会の4日の集中審議で、中谷元(げん)防衛相が、自衛隊が他国軍を後方支援する際に新たに可能となる「弾薬の提供」に関し、「ミサイルも、あえて当てはめれば弾薬だと整理できる」と説明し、ミサイルも提供対象に含まれるとの考えを示した。
社民党の福島瑞穂氏はミサイルは「弾薬」ではなく、法改正後も提供が認められない「武器」に分類されるとし「ミサイルも弾薬だなどと言ってはいけない」と批判した。
内部告発サイト「ウィキリークス」が、米国が日本の中央省庁などを盗聴していたと発表したことに関しては、首相は「仮に事実であれば、同盟国としては極めて遺憾だ」と表明した。【青木純】
中谷防衛相、ミサイルも「武器」に当たらず
安全保障法制で「弾薬」と「武器」の定義が問題になっています。中谷防衛大臣は手りゅう弾に続いてミサイルも「武器」に当たらないという見解を示しました。
「ミサイルについては『弾薬』と『武器』の定義にあえて当てはめるとすれば『弾薬』に当たる」(中谷 元 防衛相)
一連の安保法制では、戦争をしている他国の軍に自衛隊が「弾薬」を提供できるようになりますが、「武器」は提供出来ません。このため「弾薬」と「武器」の定義が問題になっています。
中谷大臣は3日、手りゅう弾について「直接、人を殺傷することなどを目的とする消耗品」として、「武器」ではなく「弾薬」に当たると答弁しました。これを受けて4日、社民党の福島議員は「『消耗品』なら『弾薬』というのは変な定義」だと指摘した上で、「ミサイルはどうか?」と質しました。中谷大臣は「他国軍への提供は想定していない」とした上で、ミサイルも「武器」ではなく「弾薬」だという見解を示しました。(TBS 04日17:55)
手榴弾は武器ではなくて「弾薬」、中谷防衛相が見解示す なぜ?
中谷元・防衛相は8月3日、安保法案を審議する参院特別委員会で、手榴弾は武器ではなく「弾薬」であるため他国軍に提供できるとの認識を示した。日本共産党の井上哲士氏の答弁に答えた。
これまで周辺事態法では「武器(弾薬を含む)の提供を含まない」としていたが、現在議論されている安保法案では、「現に戦闘行為が行われている現場」以外であれば、自衛隊が他国軍に対して「武器・弾薬の輸送」や「武器には含まれない弾薬の提供」を行うことが可能となる。
中谷氏は、弾薬の定義について「一般的に武器とともに用いられる、火薬類を使用した消耗品」と説明。井上氏に「武器とともに使わない、手榴弾はどうか」と聞かれると、「直接、人を殺傷するなどを目的としている火薬類を使用した消耗品」と回答し、「『弾薬』として重要影響事態法に基づいて、提供することが可能である」と述べた。
中谷氏は7月30日、同委員会で弾薬の提供を法案に盛り込んだ理由として、「(周辺事態法の)制定時には、米軍からニーズがなかったから除いていた。米側から、これらを含む幅広い期待が示された」と回答している。
一方で、3日の特別委では、今回の法案から「武器の提供」を除外した理由について「米側からのニーズはなかった」と答弁。さらに、戦闘が起きている現場以外であれば、「武器の提供を行ったとしても、(他国の)武力の行使と一体化するものではない」と述べた。
手りゅう弾は弾薬、安保法成立後は後方支援で他国軍に提供できる―中谷防衛相
2015年8月4日 17:49 財経新聞
中谷元防衛大臣は3日の参院安保特別委員会で人殺傷目的の手りゅう弾は消耗品であり、武器でないと答え、安保法案成立後は、他国軍への後方支援で提供できるとした。
日本共産党の井上哲士議員の質問に答えた。井上議員は、武器弾薬の他国軍への補給は後方支援に関するこれまでの法律ではできなかったが、重要影響事態法案と国際平和支援法案では武器の提供はこれまでと同じく不可だが、弾薬の提供を可能にしたと指摘の上「武器と弾薬の区別はどこにあるのか」と質した。
中谷元防衛大臣は「弾薬は武器と共に使用される火薬類を使用した消耗品で、拳銃弾や小銃弾などが該当する。武器は直接、人を殺傷し、武力闘争の手段として物を破壊することを目的とする機械、機具、装置をいい、拳銃、小銃、機関銃など、消耗品でないものをいう」と答えた。
井上議員が「武器と共に使うことのない手りゅう弾は武器か、消耗品か」と質したのに対し、中谷防衛大臣は「武器と共に使用されるものではないが、直接、人を殺傷するなどを目的とした火薬類を使用した消耗品であり、弾薬として重要影響事態法に基づいて提供することが可能だ」と答えた。(編集担当:森高龍二)
毎日新聞 2015年08月03日 19時38分(最終更新 08月03日 23時27分)
中谷元(げん)防衛相は3日の参院平和安全法制特別委員会で、安全保障関連法案で他国軍に提供が可能となる弾薬に、手りゅう弾が含まれるかについて「火薬類を使用した消耗品で、提供は可能」と述べた。共産党の井上哲士氏への答弁。
関連法案に含まれる重要影響事態法案と国際平和支援法案では、他国軍への後方支援の内容を拡大し、「現に戦闘行為が行われている現場」以外であれば、弾薬の提供も他国軍の武力行使と一体化せず、提供可能としている。
中谷氏は、弾薬の定義について「一般的に武器とともに用いられる火薬類を使用した消耗品」とし、拳銃などの弾薬が含まれると説明。井上氏が「武器とともに使わない手りゅう弾はどうか」とただすと、「直接、人を殺傷することなどを目的としているが、火薬類を使用した消耗品で、提供は可能」と述べた。
関連法案でも提供が認められない武器については、中谷氏は「直接人を殺傷するなどを目的とする機械で消耗品でないもの」としている。提供が認められていない武器には、手りゅう弾は含まれないとの認識を示したが、武器と弾薬の線引きのあいまいさが浮かんだ形だ。
日本が禁止条約を批准しているクラスター爆弾については、米国から要請があれば輸送が可能かについて「慎重に判断する」と述べるにとどめた。井上氏は「非人道的な兵器を使う片棒を担ぐのか」と批判した。
一方、水野賢一氏(無所属クラブ)は、国連安全保障理事会に集団的自衛権行使が報告された事例として、1968年に旧チェコスロバキアの民主化運動「プラハの春」を旧ソ連が軍事侵攻で弾圧した事件などを取り上げた。日本と密接な関係にある国の政権が、同国内の勢力から攻撃を受けた場合でも行使が認められるかをただした。
岸田文雄外相は「内政干渉をすることはない」としたうえで、「国家以外の主体による攻撃でも該当することはあり得る」と述べ、行使の可能性を否定しなかった。水野氏は「内紛に巻き込まれることになりかねない」との懸念を示した。【飼手勇介】
人殺傷目的の手りゅう弾「武器でない」防衛大臣
2015年08月04日 10:11 エコノミックニュース
中谷元防衛大臣は3日の参院安保特別委員会で人殺傷目的の手りゅう弾は消耗品であり、武器でないと答え、安保法案成立後は、他国軍への後方支援で提供できるとした。
日本共産党の井上哲士議員の質問に答えた。井上議員は、武器弾薬の他国軍への補給は後方支援に関するこれまでの法律ではできなかったが、重要影響事態法案と国際平和支援法案では武器の提供はこれまでと同じく不可だが、弾薬の提供を可能にしたと指摘の上「武器と弾薬の区別はどこにあるのか」と質した。
中谷元防衛大臣は「弾薬は武器と共に使用される火薬類を使用した消耗品で、拳銃弾や小銃弾などが該当する。武器は直接、人を殺傷し、武力闘争の手段として物を破壊することを目的とする機械、機具、装置をいい、拳銃、小銃、機関銃など、消耗品でないものをいう」と答えた。
井上議員が「武器と共に使うことのない手りゅう弾は武器か、消耗品か」と質したのに対し、中谷防衛大臣は「武器と共に使用されるものではないが、直接、人を殺傷するなどを目的とした火薬類を使用した消耗品であり、弾薬として重要影響事態法に基づいて提供することが可能だ」と答えた。人を殺傷することを目的とした手りゅう弾を武器でないとする解釈は議論が必要になりそう。(編集担当:森高龍二)
手りゅう弾は「武器」にあたらず他国軍に提供可能
一連の安保法制では、戦争をしている他国軍に対し弾薬の提供が可能となりますが、3日の国会審議では、手りゅう弾についても、「武器」ではなく「弾薬」として提供できるとの考えが示されました。
「手りゅう弾につきましては、直接、人を殺傷するなどを目的としている火薬類を使用した消耗品であり、『弾薬』として重要影響事態法に基づいて提供することが可能であるということ」(中谷元 防衛相)
一連の安保法制では、集団的自衛権を行使する「存立危機事態」とは別に、「重要影響事態」や「国際平和共同対処事態」が設定され、戦争をしている他国軍に対して自衛隊が、「武器・弾薬の輸送」や「武器には含まれない弾薬の提供」を行うことが可能になります。さらに、自衛隊がこうした活動を行う現場については、これまでの法律にあった「後方地域」や「非戦闘地域」の縛りをなくし、「現に戦闘が行われている現場」でなければ可能としています。
3日の国会審議では、こうした自衛隊による他国軍への支援活動が憲法上許されない「他国の武力行使との一体化」に当たるかどうかが議論されました。
中谷大臣は、手りゅう弾は「武器」ではなく「弾薬」として提供できるとの考えを示したうえで、「現に戦闘を行っている現場でなければ、仮に武器を提供しても武力の行使と一体化するものではない」と述べました。
また、今回の法整備で、「武器・弾薬の輸送」と「弾薬の提供」を可能にする一方で、「武器の提供」は盛り込まなかった理由については、「アメリカ軍などからのニーズがなかったため」と説明しました。(03日19:51)
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また、仮にどこかの国が自衛のために日本にミサイルを向けているとしても、武器を日本に向けているのではなくて弾薬を日本に向けているだけということですね。他国の軍事的脅威は存在しないということが自民党の主張によって理解できて安心しました。
○戦闘部隊は最初から武器を携行しているので、補給が必要なのは弾薬だけ。
○弾薬が無くなったら戦闘は続けられないので、弾薬の補給は戦闘行為と不可分。
○戦闘部隊が主犯なら補給部隊は共犯。罪は免れませんよね。
銃弾が銃もなしに飛ぶものだとでも思っているのか
↓↓↓
イラクで米兵17000人が手足など人体部分を切断
米国が最も見せたくない写真約60枚
3月24日のフランスのボルテール・ネット 「スペイン語版」
http://www.voltairenet.org/article136827.html
齊藤力二朗氏の【アラビア・ニュース】より
圧倒的戦力を持つ、仕掛けた側ですらこの惨状。
いわんや、仕掛けられたイラク側においておや...
銃が銃弾もなしに発砲できるものだとでも思っているのか
さらに、この福島瑞穂という人物は、自民党も自衛隊も反対した危険地域である南スーダンへのPKO派遣を強行した民主党に対して協力していた政党の代表ですよ。
むしろ、いまさら何言ってるんだと、この人物に対して怒りを覚えるべきではありませんか?
サマワに比べても段違いに危険な戦闘地域へと民主党と社民党と彼らを選んだわれわれ日本国民によって派遣された自衛隊は、すでに現地にてオーストラリア軍と一体化して平和維持活動に当たり、更には実際に戦闘を行っている韓国軍に対して武器弾薬の補給までせざる得なくなってしまっているんです。
必要なのは、日本を守る為にあらゆる手段を講ずる事だよ。
○いえね、先の大戦では日本の兵士にも手足を無くした人は多かったんですけどね、皆暗い表情してたんですよ。
○駅頭なんかで傷痍軍人がアコーディオン弾いたりしていたのを覚えてます。近所にも片足を無くしたおじさんがいましたね。
○我が国は「海ゆかば・・」ですからね、空襲でウチを焼かれてもそのままです。神戸の魚崎の叔母のウチなんぞ終戦から8年経っても手作りのトタン屋根でした。
○例えIS掃討作戦で真っ先かけて突進して米兵の数倍の戦死者を出したとしても、どこまで評価してくれるか分からない。
○後方支援とか言っても、昔から「輜重輸卒が兵隊ならばチョウチョ・トンボも鳥のうち」