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弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

維新の会が公明党とのすみ分けを解消し大阪兵庫6選挙区で候補擁立。吉村大阪府知事「自公与党に対峙できるまともな野党を作っていくため」。大阪都構想に協力してもらうために裏取引してたくせによう言うわ!

2023年06月27日 | 野党でもゆ党でもなく第2自民党の悪党維新

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 次の衆議院選挙への対応をめぐり、日本維新の会は2023年6月25日の常任役員会で、公明党の現職議員がいるためにこれまで候補者の擁立を見送ってきた大阪と兵庫の6つの小選挙区に、維新の公認候補を擁立する方針を決めました。

  翌26日に大阪維新の会の代表で日本維新の会の共同代表である吉村洋文大阪府知事は

「非常に厳しい選挙になるが、自公与党に対峙(たいじ)できるまともな野党を作っていくためには避けては通れない道だ」

と語ったというのですが、また綺麗ごとをよう言うわと呆れました。

【#維新に騙されるな】日本維新の会が立民の泉代表と岡田幹事長への対立候補擁立を正式発表。この裏切り体質こそ【#維新クオリティ】。更に大阪維新の会の府議団長はセクハラで辞任【#維新は不祥事のデパート】

 

 

 だって、前日に馬場代表が記者団に対して、この6選挙区で候補者擁立を決めた理由について、

1 いわゆる大阪「都」構想(実際には大阪市を解体するだけで大阪都になれるわけではない)が住民投票で否決され、公明党に協力を求める必要がなくなったこと

2 4月の統一地方選挙で、大阪維新の会が大阪市議会で過半数の議席を確保し、維新の会単独で安定した議会運営が可能になったこと

などをはっきりと理由に挙げているんですから。

 つまり、大阪「都」構想が無理になったし大阪府市議会で単独過半数を取ったから、もう公明党の協力は必要ないので裏切りまーすという話なんです。

大阪の教育無償化は真っ赤な嘘!維新の会の教育政策は「君が代斉唱」の時に口元チェック、利権誘導で塾代クーポン、競争原理至上主義で学力低迷。こんな政党を全国区にしたら日本は滅びる。

 

 

 そもそも、維新の会が本当に野党として自公与党と対決する気があったのなら、公明党に遠慮して公明党の議員がいる選挙区には候補者を立てないだなんていうナンセンスな妥協をするわけがないではないですか。

 2015年に行なわれた大阪「都」構想住民投票では辛くも反対派が勝ったのですが、その時、公明党は反対運動側にいました。

 ところが2020年春の大阪府知事・市長ダブル選挙で、2度目の大阪「都」構想住民投票を公約に掲げて戦った維新の吉村・松井一郎ペアが圧勝したのを見て震え上がった公明党が、松井一郎維新代表の

「公明党が現職を抱える関西6小選挙区に維新に対立候補を立てる」

という維新の脅迫に屈して賛成派に回ってしまったんですね。

安保法案の時も、集団的自衛権行使の「新3要件」を自分が発案したのに、自民党から出させて驚いて見せた公明党(笑)。新型コロナ対策10万円一律給付「提案」も、野党の手柄にさせないための自公の猿芝居。

 

 

 「常勝関西」という言葉が公明党内部ではあるそうで、大阪でめっぽう強いと言われる公明党が賛成派に回り、自民党まで分裂したので、それでなくても僅差だった住民投票で2回目も反対派が勝つのは至難中の至難の業だったのですが、良心派の市民はまたも奇跡の大逆転勝ちをしました。

 というわけで、裏切り体質の維新に今回裏切られた公明党ですが、元祖裏切り政党と言えば公明党なんですよ。

 だから全く同情の余地はありません。

公明党のホームページ 2020年10月19日 

「大阪都構想で日本をリード 山口代表 住民投票の賛成多数へ訴え 公明、維新と合同で街頭演説」

前はアカンと言っていた大阪都構想の中身がほとんど変わっていないのに、よく手のひらを返して賛成できたもんだ。

人としては自民や維新みたいないかにもジャイアン面の強盗タイプの悪党より、公明党みたいなスネ夫面した詐欺師タイプの悪党の方がより悪質なのかもしれない。

 

 

 それにしても、維新は橋下徹代表時代からケンカをふっかけるのだけはうまくて、まだ関西でも議会の過半数を占めているのは大阪府議会と市議会だけで、なにかと公明党と交渉しないといけないはずなのに、

「自公与党と対決姿勢を見せるならここだ」

と賭けに出たわけです。

 公明党が前回の衆院選小選挙区に当選させた候補者はわずか9人しかおらず、そのうち6選挙区に維新に候補者を立てられたわけで、ここで前回の衆院選での自民党のように維新に全敗すると、自民党にとっての利用価値も一気に下がり、維新の株が上がります。

 維新は今は自民党と連立政権を組む気は全くないというポーズをとっていますが、野党第一党になれるかなれないかくらいの地力なのに、単独で政権を取れるわけがありませんから、ここで一気に議席を増やして連立与党入りを狙っているのでしょう。

 まあ、同じ地獄逝こう=自国維公の内部の争いなので、プリコジン氏率いるワグネルがロシア内部でクーデターを起こしかけたのと同じで、彼らが争いあうのは悪くありません。

【#維新は最悪の選択肢】岸田政権が日本学術会議法改悪案を取り下げるのには反発し、廃案にしたのにまた出してきた入管難民法改悪案には協力する日本維新の会は、まさしく野党でもゆ党でもなく日本一の悪党だ。

 

 

どうせ、合従連衡は世の常という公明党と維新ですから、またお互いが必要になったら協力関係も結ぶでしょうし、自民党が公明党を切り捨てることができるわけもありません。

維新の動きに刺激されて、さっそく東京以外では協力関係を維持するっていう確認をお互い取り合いましたね。

汚い奴らのちっちゃい打算の話です。

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維新が公明と「すみ分け」解消、大阪・兵庫6選挙区で全面対決へ…「自公に立ち向かっていく」

衆院選への決意を語る日本維新の会の馬場代表(中央)(大阪市中央区で)
衆院選への決意を語る日本維新の会の馬場代表(中央)(大阪市中央区で)

 日本維新の会は25日、大阪市内で常任役員会を開き、次期衆院選で公明党現職がいる大阪、兵庫の6小選挙区に公認候補を擁立する方針を全会一致で決めた。2012年の衆院選以来、続いてきた両党の「すみ分け」は解消され、全面対決の構図となる。

 維新が擁立を決めた6小選挙区は、大阪3区(大阪市住吉区など)、5区(同市淀川区など)、6区(守口市など)、16区(堺市北区など)、兵庫2区(神戸市北区など)、8区(尼崎市)。公明は5月、公認候補予定者を決めていた。

 役員会後、維新の馬場代表は「有権者に多様な選択肢を提供するため、擁立を決めた」と記者団に述べた。大阪府知事の吉村洋文共同代表も、「自民党と 対峙たいじ するまともな野党になるのであれば、自公に正面から立ち向かっていく必要がある」と記者団に強調した。

 今後、候補予定者の選定を進め、9月上旬をめどに決定する方針だ。

 維新は、看板政策の「大阪都構想」の実現に向け、地域政党・大阪維新の会が過半数に満たなかった大阪市議会で公明の協力を得てきた。その見返りとして、過去4回の衆院選で6小選挙区への擁立を見送った。

 ただ、都構想は、住民投票で2度否決されたことで事実上頓挫し、今年4月の統一地方選では維新が大阪府議会に加え、市議会でも初めて過半数を獲得した。維新の地方組織を中心に「公明への配慮はもう不要だ」などと積極擁立を求める声が強まっていた。

 

 

維新・吉村氏「公明は強い、勝てる候補を」 予備選で大阪の衆院選候補選定へ

記者団の取材に応じる日本維新の会の吉村洋文共同代表(大阪府知事)=26日午後、大阪府庁

吉村氏は同日、府庁で記者団に「公明党は選挙にめちゃくちゃ強い。(選挙区の)地元の地方議員に支持されない人が勝てると思わない」と強調。地方議員の推薦が一定程度得られ、一般党員に支持される候補者が必要だとして、各選挙区で一般党員も含めた投票などを行い、選考する方針を示した。

維新の馬場伸幸代表、藤田文武幹事長と相談しているといい、近く、自身が代表を務める地域政党「大阪維新の会」で具体的な方法を協議するという。吉村氏は「非常に厳しい選挙になるが、自公与党に対峙(たいじ)できるまともな野党を作っていくためには避けては通れない道だ」と語った。

維新は党の看板政策「大阪都構想」の実現に向けて府議会と大阪市議会で公明の協力を得る代わりに、過去4回の衆院選で公明現職がいる大阪・兵庫の6選挙区では候補者擁立を見送ってきた。今月25日に常任役員会を開き、次期衆院選では6選挙区に候補者を擁立することを決定した。

 

 

 大阪府庁で記者団の取材に応じる日本維新の会共同代表の吉村洋文知事=26日

 大阪府庁で記者団の取材に応じる日本維新の会共同代表の吉村洋文知事=26日

 日本維新の会共同代表の吉村洋文大阪府知事は26日、次期衆院選で公明党現職のいる大阪、兵庫の全6小選挙区に候補者を擁立するのは不可避との認識を示した。府庁で記者団に「巨大与党に立ち向かう野党をつくるには、避けては通れない道だ」と述べた。大阪の4選挙区では一般党員による予備選で候補者を決めると明言した。
 維新は25日の常任役員会で、6選挙区全てに候補者を立てると決定、公明との対決姿勢を鮮明にした。吉村氏は維新の看板政策「大阪都構想」への協力と引き換えに候補擁立を見送ってきた対応について「本来は有権者に選択肢を示すのが選挙だ。じくじたる思いだった」と明かした。

 

 

次の衆議院選挙への対応をめぐり、日本維新の会は、公明党の現職議員がいて、これまで擁立を見送ってきた大阪と兵庫の6つの小選挙区に党の公認候補を擁立する方針を決めました。

日本維新の会は、次の衆議院選挙で野党第一党になる目標を掲げ、全国に289ある小選挙区すべてに候補者を擁立したいとしていて、公明党の現職議員がいて、これまで擁立を見送ってきた大阪と兵庫の6つの小選挙区について対応を協議してきました。

そして25日、大阪市で党の常任役員会を開き、次の衆議院選挙では、6つの小選挙区に党の公認候補を擁立する方針を決めました。

今後、候補者の選考を進め、9月はじめをめどに決定したいとしています。

常任役員会のあと、馬場代表は記者団に対し、擁立を決めた理由について、
▽いわゆる「大阪都構想」が住民投票で否決され、公明党に協力を求める必要がなくなったことや、
▽4月の統一地方選挙で、大阪維新の会が大阪市議会で過半数の議席を確保し、維新の会単独で安定した議会運営が可能になったことなどを挙げました。

そのうえで「野党第一党を目指すには数が必要だ。次の衆議院選挙は『日本大改革』が始まるかどうかの非常に重要な選挙で、6つの選挙区も含めて1つでも多く議席をお預かりしていく。党の歴史として最大のヤマ場が来たのではないか」と述べました。
 
 

維新、関西6小選挙区に擁立方針 公明「秘策」使いにくくなり焦り

公明党熊本県本部=熊本市で、吉川雄策撮影

 日本維新の会が次期衆院選で公明党現職がいる関西6小選挙区にも候補者を擁立すると発表したことに、公明党が動揺している。4月の統一地方選の勝利で勢いに乗る維新との正面対決は分が悪いとみているためだ。公明内でかねて取り沙汰されてきた、自民党との選挙協力を解消した東京で維新候補を応援する代わりに関西での擁立を見合わせてもらおうという「秘策」も維新の擁立発表で採用しにくくなり、焦りを強めている。

 「こうなった以上、維新とはもう交渉にはならないだろう。正式発表後に取り下げたら、維新の方がもたない」。公明幹部は26日、深刻な表情で語った。

 維新は25日、「自民党、公明党に正面から立ち向かっていく」(吉村洋文共同代表)として、公明現職がいる大阪3、5、6、16区と兵庫2、8区の計6選挙区に維新候補の擁立を発表。公明にとって現有9小選挙区のうち6選挙区が集中する関西は「常勝関西」の異名を持つ最重要拠点で、敗戦は死活にかかわる。

 それだけに公明内では、維新が東京で擁立する小選挙区候補を水面下で支援する代わりに関西6小選挙区の一部には擁立しないよう求める秘策が取り沙汰されてきた。多少の議席減は覚悟した上で、減少幅を抑えようというものだ。ただ、この策を巡っては、公明の北側一雄副代表が「今後、そういう場面が出てくるかもしれない」と可能性をにおわせる一方、山口那津男代表は「一切考えていない」と否定的で、党内意見がまとまらないまま維新に擁立を発表されてしまった。

 維新の素早い擁立発表には、こうした公明との選挙協力観測を打ち消す狙いもありそうだ。維新の馬場伸幸代表はかねて「選挙協力をすれば、おのずとお互い体力が低下していく」と強調。公明との水面下での協議についても「一切アプローチはない」と否定してきた。維新関係者は「公明はあっちに行ったり、こっちに来たり、ふらふらしている。自公が選挙協力でグズグズしているこのタイミングで発表すれば、維新の潔さが際立つ」と語った。

 維新の勢いは特に大阪で圧倒的で、2021年衆院選では全19小選挙区のうち15小選挙区で勝利。残る4選挙区が「大阪都構想」で協力を得る見返りに擁立を見送った公明現職がいる選挙区だった。<picture>公明党が2021年衆院選で議席を得た関西6小選挙区と日本維新の会の比例票</picture>拡大

公明党が2021年衆院選で議席を得た関西6小選挙区と日本維新の会の比例票

 大阪3区での公明の佐藤茂樹国対委員長の得票と、同区での維新の比例票の差はわずか2786票。残る大阪の3選挙区も1万~2万票程度の票差にとどまっており、維新の強硬姿勢を後押ししている。公明幹部は「相当厳しいが、もうガチンコで勝負するしかない」と語った。

 大阪での苦境は自民も同様で、21年衆院選で勝利した小選挙区はゼロ。大阪の自民関係者は「大阪での自民の立ち位置は正直言って野党。維新は大阪では、自公が組織力を発揮できないと見て擁立発表に踏み切っている」と分析。公明幹部も「大阪は自民の支援がほとんどないようなもの。自民と協力といってもなかなか難しい」と打ち明ける。公明はこれまで原則として、党公認で小選挙区に立候補する候補者に比例重複を認めてこなかったが、危機的状況を踏まえて解禁することも検討している。

 大阪の自民政務三役経験者は「維新擁立で、公明もほぼほぼ全滅するんじゃないか」と危機感をあらわにした。もっとも、維新は関西6小選挙区に誰を擁立するかまでは発表しておらず、公明との交渉余地はまだ残されているとの見方もある。【竹内望、高橋祐貴、東久保逸夫、安部志帆子】

 

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3 コメント

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維新、エセ野党の証明 (the hang man)
2023-06-27 19:06:12
立憲と共産が共闘したら、野合だなんだとボロクソ中傷するくせに、何年も与党公明党と裏取引で
共闘してきたエセ野党の維新。

この期に及んでも、維新が野党でも何でもない、社会常識が通用しない公党とはとても言えない集団であることが分からない政治無知の有権者が多いんですよね。残念ながら。

ただ与党でいたいだけの公明と自民こそ、選挙のためだけの究極の野合なのに、それに対しては、維新は何の文句も言わない。
情けないエセ野党。

維新も公明も党利党略、私利私欲だけ。
こんなもの、いらないですよ。
返信する
いや (時々拝見)
2023-06-27 22:46:58
ただの与党の別動隊にしか見えないんですが。
ヨトウガという昆虫もいましたなあ。
返信する
二匹目のドジョウ (時々拝見)
2023-07-01 19:00:21
海外パビリオン建設申請なしッ!
東京五輪に続いて、大阪万博がえらいことになりそうで・・。
カジノの前に財政が火事・・。
返信する

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