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新内閣発足時にはネーミングをするのが恒例なので私もやってみました。
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話がつまんない、面白くないとは聞いていましたが、2021年10月4日に第100代内閣総理大臣になったということで記者会見を行なった岸田文雄氏なんですが、まあ冗長なこと。
安倍・菅両首相の問答無用に質問を打ち切る態度はひどすぎましたが、岸田首相が聞いていることに答えているようで、何を言ってんだか、する気があるのかしない気なのかちっともわからない説明には、これから市民のフラストレーションが溜まる一方になりそうです。
「核兵器廃絶をめざす日本法律家協会」(日本反核法律家協会)の理事の端くれである私は、広島出身である岸田氏が核兵器廃絶や核兵器禁止条約についてどうコメントするかに着目していました。
2016年5月27日、広島を訪問したオバマ元米大統領を案内する岸田外相(当時)。
核兵器のない世界へ 勇気ある平和国家の志
そういう人は多くて、広島市の松井一実市長も
「外務大臣として核問題に深く関わる中で多くの経験を持っている」
「広島の心を世界に発信するための具体的対応をどう展開するかは、今までの首相の中で一番しっかり考えていただける首相じゃないか。」
と事前に語っていました。
核兵器に関するイベントに出席した岸田氏と松井市長。
岸田首相と遠い親戚筋に当たるというカナダ在住の被爆者サーロー節子さんも
「核兵器を、非人道的でいかなる場合も許容できない兵器であるとして全面禁止したこの条約に、唯一の戦争被爆国 日本が背を向けていることが許されるでしょうか。
日本がこの条約に加われば、それは世界全体に大きな波及効果をもたらし、核保有国さえ動かします。広島選出の総理大臣がその決断をせずに、いったい他に誰がそれをするのでしょうか」
という手紙を岸田氏に送ったそうです。
岸田氏と会ったサーロー節子さん、ノーベル平和賞受賞団体であるICANの川崎哲さん。
ところが、岸田首相も記者会見で
「被爆地広島出身の総理大臣として、核兵器のない世界に向けて全力を尽くしていきたいと思っています。私も外務大臣時代から核兵器のない世界を目指す、これはライフワークとして取り組んできました。
「核兵器のない世界に向けて、核兵器禁止条約、これは大変重要な条約だと思います。核兵器のない世界を目指す際の出口に当たる大変な重要な条約だと思います」
というのです。
これまで、安倍氏も菅氏も、核保有国が参加していない核禁条約なんて有害無益という扱いでしたから、
「大変重要な条約」
と言っただけでも、画期的と言えば画期的です。
毎日新聞の見出しなんて
岸田首相「米国などを核のない世界に引っ張る役割果たす」 就任会見
などと書いてしまっていて、市民の期待をあおります。
しかし、岸田氏は同じ口で
「残念ながら、核兵器国は一国たりともこの核禁条約、これには参加していないという状況であります。
ぜひ唯一の戦争被爆国として、米国をはじめとする核兵器国を、核兵器のない世界への出口に向けて引っ張っていく、こういった役割を、わが国がしっかり果たさなければいけない。こういったことを強く思っています。
そして日米首脳会談でこれを取り上げるかということですが、具体的な会議の内容について、今ここで予断を与えることは適切ではないと思いますが、バイデン大統領も、既に昨年の大統領選挙の最中に、核兵器のない世界を目指すということを世界に向けて発信されています。ぜひバイデン大統領とも、しっかり意思疎通を図る中で、大きな目標に向けて何ができるか、しっかり考えていきたい」
というのですよ。
ええと、バイデン大統領と核兵器禁止条約について話すんですか、話さないんですか?
日本はこの条約を締結・批准するんですか、しないんですか?
岸田氏は何も言わないから、しないんですよね。そしたら、これまでの自民党や首相と何も変わっていないではないですか。
ところで、広島の若者らでつくる「核政策を知りたい広島若者有権者の会(カクワカ広島)」の話なのですが、この会は広島県選出や出身の国会議員に核兵器禁止条約への賛否やその理由を尋ね、結果をSNSで発信する活動を2019年から続けています。
そして、これまで仲間と自民党を含む国会議員9人と面談したが、岸田氏は秘書を通じて
「時間がとれない」
「発言を簡単にできない」
といった理由で拒まれ続けているというのです。
これに対して、この回の発起人である安彦恵里香さんは
「『特技は、人の話をよく聞くこと』と言うが、話を聞く相手に、私たちは入っていないということでしょう。
欺瞞だなと思います」
と言っていますが、まさにその通り。
岸田氏は人柄がいいというという評判をよく目にするようになりましたが、岸田氏は玉虫色のことを言って人から嫌われないようにしているだけの人だとよくわかりました。
安倍氏や麻生氏や菅氏のように馬耳東風なのが手に取るようにわかるのも困ったものですが、岸田首相のように聞いているふりはするけれども右の耳から左の穴に吹き抜けてしまっている方が、相手に期待させるだけ罪が重いのではないですか。
まして、安彦さんのいうように実は聞く気がなくて、聞かない言い訳をする、というのも最悪です。
結局、よく言われるように、岸田氏が話を聞く相手は安倍・麻生・甘利の3Aだけなんでしょう。
これから新型コロナ対策だとか、苦境にある市民を助ける経済対策が求められるのに、単なる偽善者が総理大臣になったのだと思うと頭が痛くなってきました。
岸田氏の話が面白くない、面白くないとは聞いていましたが、これほどつまらんとは(笑)。
長くダラダラと話すのを丁寧に話すことだと誤解していて、実際上は何も語っていないのと同じなので、話がつまらないんですよね。
でも、岸田氏が見かけよりはるかに人の話を聞いていない、安倍・麻生・甘利氏らの言うことしか聞かないということが有権者にバレるのには時間がかかりそうです。
だから衆議院の総選挙を前倒ししたのでしょう。
それにしても期待させているサーローさんたち被爆者の皆さんに謝れ!
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(6)「核なき世界へ米と意思疎通」
/cloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com/sankei/SS4BXUYKAZDWRD4G76TZHRZIIA.jpg)
--首相の地元・広島の被爆者は核兵器禁止条約の署名批准、また条約締約国のオブザーバー参加を求めている。米国のバイデン大統領も核なき世界について理解を示している。日米首脳会談などの機会に協力を求める考えはあるか。核廃絶に向けた決意と覚悟は
「はい。まず、先ほども冒頭発言で申し上げたように、被爆地広島出身の総理大臣として、核兵器のない世界に向けて全力を尽くしていきたいと思っています。私も外務大臣時代から核兵器のない世界を目指す、これはライフワークとして取り組んできました。
しかしその中で、厳しい現実にも直面しました。やはり核兵器をなくすという大きな目的に向けて努力する際に、現実に核兵器を持っているのは核兵器国ですから、核兵器国を動かしてこそ現実は変わるんだと。こういう厳しい現実に何回もぶち当たって残念な思いをした。こういったことが度々ありました。
核兵器のない世界に向けて、核兵器禁止条約、これは大変重要な条約だと思います。核兵器のない世界を目指す際の出口に当たる大変な重要な条約だと思いますが、残念ながら、核兵器国は一国たりともこの核禁条約、これには参加していないという状況であります。
ぜひ唯一の戦争被爆国として、米国をはじめとする核兵器国を、核兵器のない世界への出口に向けて引っ張っていく、こういった役割を、わが国がしっかり果たさなければいけない。こういったことを強く思っています。
そして日米首脳会談でこれを取り上げるかということですが、具体的な会議の内容について、今ここで予断を与えることは適切ではないと思いますが、バイデン大統領も、既に昨年の大統領選挙の最中に、核兵器のない世界を目指すということを世界に向けて発信されています。ぜひバイデン大統領とも、しっかり意思疎通を図る中で、大きな目標に向けて何ができるか、しっかり考えていきたい」
岸田文雄首相は4日の記者会見で、核兵器の使用や製造などを禁止する「核兵器禁止条約」について、「大変重要な条約だが、核保有国は一国たりとも参加していない。唯一の戦争被爆国として、米国をはじめ核保有国を『核のない世界』に引っ張る役割を果たさなければならない」と述べた。米国が条約に反対する中、日本の署名・批准は難しいとの認識を示したものだ。
被爆地・広島出身の首相は、核軍縮や核不拡散に強い思い入れがある。首相は会見で「『核のない世界』に全力を尽くしたい」と表明しつつ、「外相時代、核兵器国を動かしてこそ現実は変わるという厳しい現実に何回もぶち当たり、残念な思いをした」と指摘。「バイデン米大統領としっかり(意思)疎通を図る中で、大きな目標に向けて何ができるのかを考えたい」と語った。
広島市 松井市長 “岸田首相”核廃絶の前進に期待
「広島の心を世界に発信するための具体的対応をどう展開するかは、今までの首相の中で一番しっかり考えていただける首相じゃないか。」(広島市 松井一実市長)
広島市の松井市長は、自民党の岸田総裁に「外務大臣として核問題に深く関わる中で多くの経験を持っている」と期待を寄せました。
来年には、核兵器禁止条約の第1回締約国会議が開かれる予定ですが、これまで日本政府はオブザーバー参加について慎重な姿勢のままです。
「政府として締約国会議にオブザーバー参加を決断してもらうことを期待する。」(広島市 松井一実市長)
昨年ノーベル平和賞を受賞した国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」の授賞式で、被爆者として初めて演説したカナダ在住のサーロー節子さん(86)が5日、自民党本部を訪れ、被爆地・広島選出の岸田文雄政調会長と面会した。
サーローさんは、核兵器禁止条約について「日本政府としてもぜひ関わってもらいたい」と述べ、日本が条約を批准するよう要望。外相を長く務めた岸田氏は「核保有国、非核保有国それぞれ立場の違いはあっても協力する道はないかと議論している」と述べるにとどめた。
自民党の岸田総裁が総理大臣に選出されたことを受けて、カナダ在住の広島の被爆者、サーロー節子さんは、岸田総理大臣宛てに被爆地 広島選出の総理大臣として、核兵器禁止条約に加わるよう求める手紙を送ったことを明らかにしました。
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手紙の中では、当時の印象について「条約には加われませんという政府の公式見解をただ繰り返すだけの政治家や役人が多い中、被爆者の声に耳を傾けながら歩みを進めたいという貴殿の姿勢を私はとても嬉(うれ)しく感じました」と振り返りました。
サーローさんは4年前にICAN=核兵器廃絶国際キャンペーンがノーベル平和賞を受賞した際の授賞式での演説などで、原爆によって4歳だったおいを亡くしたことに触れていますが、手紙の中で、そのおいが岸田総理の親戚に当たる岸田英治さんだと明かしたうえで「彼の小さな体は、何者か判別もできない溶けた肉の塊に変わってしまいました。彼はかすれた声で水を求め続けていましたが、息を引き取って苦しみから解放されました。彼の死を、あるいは彼と同じように非業の死を遂げた幾多の人たちの死を、決して無駄にしてはなりません」とつづりました。
そのうえで、日本政府が核兵器禁止条約に参加しない姿勢を示していることを踏まえ「核兵器を、非人道的でいかなる場合も許容できない兵器であるとして全面禁止したこの条約に、唯一の戦争被爆国 日本が背を向けていることが許されるでしょうか。日本がこの条約に加われば、それは世界全体に大きな波及効果をもたらし、核保有国さえ動かします。広島選出の総理大臣がその決断をせずに、いったい他に誰がそれをするのでしょうか」と記し、▽核兵器廃絶は最優先事項であること、▽核兵器禁止条約への署名・批准を目指すことを公約とし、来年3月に予定されている条約の締約国会議にオブザーバーとして参加するよう求めました。
そして、最後に「これから日本の核軍縮外交を展開されるにあたり、常に広島や長崎の被爆者との対話を心がけくださるものと確信しております。そして、世界各地の核被害者の声にも耳を傾けながら、政策を力強く前に進めていただきたいと思います」と訴えました。
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えっ?「信じたい? 凶相内閣」?
「早くも凶相が出ているけれども、なんとか信じてみたい。」の意。
それとも
「新時代、共(産党と)創(価学会の)内閣」。
共産党と創価学会が手を組んで、連立内閣を作るような新しい時代。
まあ、どちらも「ダメだこりゃ。」ですね。