「文化の日」は、1946年11月3日の憲法公布を受けて、1948年施行の祝日法で制定されました。当時の国会審議では
「戦争放棄を宣言した重大な日」
であることから
「自由と平和を愛し、文化を進める日に決めた」
とされる日です。じっくりかみしめたいと思います。
ところが、明治天皇の誕生日である11月3日を「明治の日」にしようと、祝日法改正運動を進める団体が2016年11月1日、国会内で集会を開きました。
集会を開いたのは「明治の日推進協議会」(塚本三郎会長=元民社党委員長)です。
同協議会は2011年に結成され、安倍首相のブレーンの一人とされる伊藤哲夫・日本政策研究センター代表、大原康男・国学院大名誉教授、ジャーナリストの桜井よしこ氏らがおなじみの右翼団体日本会議系の面々が役員に名を連ねています。
この日の集会には約140人が参加。明治の日の実現を求める約63万8千筆の署名が自民党の古屋圭司選対委員長に手渡されました。安倍晋三首相に近い古屋氏は
「かつての『明治節』がGHQ(連合国軍総司令部)の指導で大きく変わることを強いられた。明治の時代こそ大切だったと全ての日本人が振り返る日にしたい」
と決意を述べました。
稲田朋美防衛相も
「神武天皇の偉業に立ち戻り、日本のよき伝統を守りながら改革を進めるのが明治維新の精神だった。その精神を取り戻すべく、心を一つに頑張りたい」
と語ったというのですが、神武天皇って神話上の人物で実在の人物じゃないですからね。
浦島太郎や金太郎や桃太郎の偉業に立ち戻り、って言っているのと変わりませんから、何ら合理性がありません。
同協議会は明治維新から150年の節目にあたる2018年の実現に向け、超党派での国会議員連盟発足を目指していますが、国会議員の参加は14人で、うち自民党以外は2人にとどまったそうです。民進党からは鷲尾英一郎衆院議員が参加したそうです。
妄想は妄想のまま、文化の日を潰して明治の日にするなんていう暴挙はやめるべきです。
参加者の傑作発言
《青山繁晴参院議員(自民)》 西洋の憲法と、日本語の憲法は全く別物だ。私たちの憲法は古代の十七条の憲法に始まり、それが近代化されたのは明治憲法ではなく、本来は五箇条(かじょう)の御誓文。御誓文こそ、私たちの本来の憲法だ。「明治の日」が制定されれば、そういう根幹に立ち返ることを子どもたちに話すこともできるのではないか。
←この人は近代立憲主義憲法とは何かが全く分かっていない。封建主義憲法に戻りたいらしい。
時代錯誤で誇大妄想狂。
こういう非文化的な人たちが国政を担っているのかと思うと暗然となる文化の日ですが、日本国憲法が戦後日本に果たした積極的な役割を思い起こして今日一日を過ごしたいと思います。
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2018年に明治維新から150年を迎えるのを前に、祝日法を改正して11月3日の「文化の日」を「明治の日」に改めようとする動きが、保守系の市民団体や国会議員を中心に本格化している。戦前の「明治節」の復活を意図しており、識者からは「文化の日は憲法記念日と一対のもので、名称変更は歴史に逆行する」との批判もある。
「日本の近代国家としての立脚の原点は明治。明治の時代こそ大切だったと全ての日本人が振り返る日にしたい」。1日に東京都内で開かれた「明治の日推進協議会」(会長・塚本三郎元民社党委員長)主催の集会。あいさつした自民党の古屋圭司衆院議員は、約140人の参加者に力強く訴えた。稲田朋美防衛相らも駆け付け、超党派の国会議員連盟結成に意欲を示した。
同会は「昭和の日」制定を推進したメンバーらが11年に結成。役員にはジャーナリストの桜井よしこ氏や、安倍晋三首相のブレーンの1人とされる伊藤哲夫・日本政策研究センター代表らが名を連ねる。この日は約63万8000筆の請願署名を古屋氏に手渡した。
11月3日は明治天皇の誕生日で、明治時代は天長節、その後は明治節として祝われていた。しかし、終戦後の1948年に成立した祝日法は明治節を廃止。日本国憲法の公布日とされたため、「自由と平和を愛し、文化をすすめる」ための祝日とした。
同会の相沢宏明事務局長は「本来のあるべき姿に戻したいとの素朴な思いがあるだけ」と話す。政府も10月に明治維新150年を記念する施策を行うと発表し、「追い風になる」と期待を寄せる。(2016/11/02-16:27)
「明治の日」実現を、民間団体が64万署名提出
明治天皇の誕生日である11月3日の現在の「文化の日」を、由来に即した「明治の日」に改めることを提唱する民間団体「明治の日推進協議会」(会長・塚本三郎元民社党委員長)が1日、国会内で集会を開いた。協議会は与野党議員に祝日法改正を目指すための超党派の議員連盟設立を要請し、「明治の日」制定を求める約64万人分の署名簿を提出した。
自民党の古屋圭司選対委員長は「重く受け止めたい。近代国家の立脚の原点は明治だ」と述べ、議連設立に意欲を示した。集会には稲田朋美防衛相、民進党の鷲尾英一郎衆院議員ら13人の国会議員が参加した。
11月3日は戦前は「明治節」だったが、戦後の祝日法で「文化の日」と改められ、宮中祭祀にちなむ元始祭(1月3日)や神嘗祭(10月17日)は廃止された。背景には、国家神道色の濃い祝日の改廃を求めた連合国軍総司令部(GHQ)の意向があった。
しかし、平成19年に昭和天皇の誕生日が「みどりの日」から「昭和の日」に改められたことや、明治維新150年の節目が2年後に迫ったこともあり、「明治の日」制定の機運は高まりつつある。今後は議員立法提出にこぎつけられるかが焦点だ。
ただ、党により温度差はある。集会で古屋氏が「議連を早く作りたいが民進党の腰が引けている」と述べたのに対し、鷲尾氏は「私は焦燥感を抱いているが、民進党内にはいろいろな考え方がある」と弁明した。
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その1.
所謂A級戦犯に、先陣に散った者は一人もおらず、そればかりか、無謀な戦争を始め、数百万の国民を死に追いやり、国家を存亡の危機に追い込み、国土の一部を失いながら、連合国(国連)によって、処刑されてしまったため(か)、我が国によって裁かれることを免れた、亡国の徒である。当然、靖国に祀られる資格を有しない者である。
東条にいたっては、私怨を晴らすために、硫黄島に忠実なる老兵を送り込むなど、言語道断の所業の主である。
合祀に疑問を持たざる者、右翼にあらず。
その2.
靖国の忠霊、数百万柱は、鬼畜米英撃滅必勝を信じて、先人に散った英霊である。かかる社に、米国のために国民の生活を犠牲にし、国の安寧をはかるべき機動隊員を走狗とし、国民の血税を用い、国土の一部を献じようとする者が参る資格はない。
社前の路上で土下座すべきであろう。
買いだったのでしょうか?
11.1国軍記念日に続くブンカーの日=塹壕の日。(苦笑)
奴らはそんなものも創りかねない勢いやな。
ビアスやないけど、文化とは奴らの”決まったから”と強いる野蛮の総称を言うらしいわ。
明治の日って、オマエ、カールやチョコレートや活参の日と間違ってへんか?
ヤスクニの末社にシツコク書いたる明治節のことやで、分かってんのか。え? メイジブシ? これ、メイジセツって読むねんで、覚えときや。
明治を想う日というより明治天皇を懐う日にしたいねんやろ?
化けの皮を剥がしたな、敗戦で打ちのめされさえせず密かに勢力温存を図ったファシスト共。
明治の日って言うねんやったら、南洲どん無念自刃の日や秩父蜂起の日、大逆事件被害者刑死の日もつくれ。蝦夷共和国降伏の日や薩長クーデター成就の日もな。台湾征討の日や琉球最後の日もな。
天ちゃんあっての日本列島住民ってか。うちは、古代に逃れてきた帰化人か賤族か農民の子やから、天ちゃんと繋がってなくて十分や。
神武? カミタケちゃうで。
奴の墓とやらを畝傍山にでっち上げ、社まででっち上げ畝傍山に居住の洞の人々を追い立てて神域とやらをでっち上げる… 御所・柏原にある神武社は何ぞや? そこの墓守は何ぞや? そんなことに関係なく、奴らの政治的思惑は進み、自称”紀元2600年”(しょうが無いわ16年)に橿原神宮の大々的なゾウエイを、老若男女と少国民まで大量動員して行った。そんな有り難くもない神社が右翼共の211に一番乗りを競う聖地となり近鉄の後押しで宣伝されて再び歴史の舞台に押し上げられ…
橿原神宮の近隣で反天皇制集会やデモが続いてきたことなど、レアな話に過ぎないのだろうが。
貴族あれば賎族あり。
奴らの通る道筋をそのたび毎に掃討してきた奴らの手下である警察。沿道のニカワ工場が臭くて不敬だと道筋を変えたり…オメデタイ、ヤンゴトナキ奴らには分かるまい。
☆-1 薩長連合の明治政権の基礎を急速に固めるの政治的意図であり,この制定により天皇の権威を拡大再生産し,この支柱に利用させようとした。
☆-2 科学としての歴史の知識でないところに,つまり古人の作為の歴史に皇紀の権威の源泉を求めていた。
というのは,日本書紀で「推古天皇9年の辛酉(かのととり)の年」(601年)を基準にし,讖緯(しんい)説によってその1260年前を,神武即位 --神武創業の伝えは奈良朝にも平安時代にもなく壬申の乱(672年)から記紀編纂の時にかけて急に出てきた--の年としたのをそのまま踏襲し,即位の日は春正月庚辰朔となっているの対し,これを太陽暦で逆算して2月11日としたに過ぎない。
(雨宮庸蔵『偲ぶ草-ジャーナリスト六十年-』中央公論社,1988年)
だそうです。こうした動きに反対していた三笠宮が亡くなられた直後に持ち出すとは、解り易い人達ですね。
ま、どうでも良いですが、お転びさん(転び公妨ではないですよ、転向)やそれだけはチャウネンという左翼政党員もしくは元党員は結構いて、こういうところで活躍してしまいます。こんな奴らは反革命罪で処理されるべきですわ。
亭主を立てず自分が前へ前へ、あと2、3年で還暦だろうに歳にそぐわぬイタイ厚化粧、エグい服のセンス、子どもは産みっぱなし、おそらく料理も出来ず自分の母親頼み、おのれは薄汚く公金で外食しまくり、夫婦して不正蓄財に励む大大大大下品な女!!!
もはや北朝鮮の金日成・金正日統一神話に近いことを言い出している自民党。
( 本で読んだのだけど、たしか10歳に満たない金正日が軍事の天才で、マシンガン手に敵をなぎ倒した、みたいな話が大真面目に語られていた w )
これ、べつに脚色なしで新聞の一面、テレビならトップニュースに取り上げるだけで、支持率も改憲賛成率も下がると思うんだけど。
やらんのかい? (-᷅_-᷄๑)
青山氏の発言、まさに傑作ですね。何を言いたいのかシナンメツレツ…
廃仏毀釈って、十七条憲法に抵触するんじゃないの?
とか
狭く会議を秘密にしたがる輩が何をいうか!
とか、ツッコミどころ満載です。
山口県に米軍基地を!
しかし、神武なんて明治以前の庶民はほとんど知らないらしいですが、よく伝統とか言えるなあ。何かヤバイ病気?実は安倍総理行き付けの焼肉屋ではプリオン入りの肉がでていて、会食した取り巻き含め狂牛病発症?とかこちらも変な妄想抱きそうなぐらい屁理屈をのたまう稲田氏。
たかが数十年の押し付け信仰を信じる人達もいるから、この国はこわいですよ、政府の洗脳に無抵抗の国民が多いし。どうにかしないとまたとんでもない愚かなことを仕出かすでしょう
それますが、山口県岩国にも米軍基地があり、反対の声も水面下ではあるそうです。米軍いると経済も落ち込むらしいです、高さの規制などで工場移転や土地分断などの理由で。
例の生前退位の問題にしても、今上天皇が「もう私は年をとってしんどいから、辞めさせてくれ」と頼んでいるのに、彼らは「うるさい!お前に発言権はない!つべこべ言わずに死ぬまで働けや!」と言っている、というのが正しい理解でしょう。
彼らの言う通りにしていると、「平成28年以降の日本人」というのは、「天皇自身がもうツラいと言っているのに、無理矢理黙らせて死ぬまで扱き使った」という歴史的評価になりかねないと思いますよ。特例法で対応というのも、「浩宮には認めんからな!」と言っているということです。
その理由は「皇室の権威を保つため」?は?自分達が皇室を都合よく利用したいだけでしょう。自身の進退さえ自分で決められず、死ぬまで政治屋に働かされることで天皇の権威が上がるとはとても思えません。
本当の右翼なら、このように皇室を踏みにじる自民党や日本会議やらに鉄槌を下そうと息巻くのが当然と思いますが、どうなんでしょうか?