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弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

国境なき医師団の病院がロシア軍により72時間の間に2度砲撃を受け、医師らが死傷。「ロシア軍が民間インフラ、住宅地、医療施設に攻撃を続けている」と批判声明。ロシアの戦争犯罪は西側のフェイクではない。

2023年08月08日 | ロシアによるウクライナ侵略

爆撃を避けるために病院の地下室で患者の対応にあたる医療関係者=ウクライナ東部マリウポリで2022年3月1日、AP

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 私も以前から参加しているFacebookグループに戦争をさせない1000人委員会 in Facebookという有名な団体のFacebookページがあるのですが、その冒頭にこういう注意書きがあることに最近気づいて、どこもうちと同じようにご苦労されているのだなあと苦笑してしまいました。

『ご一読ください。このグループの管理陣の共通見解です。
 
 陰謀論、おことわり!。 
 
  ↓、これらを首肯する投稿・コメントは、見つけ次第に軒並み対応します。ご了承ください。
 
 ムサシによる投票操作、ディープステートや日本を操る本当の支配勢力の暗躍、トランプは全地球的な英雄、気象兵器は存在する、311は人工地震によるテロ、ケムトレイルはバイオ兵器、在日特権はある、小沢一郎・鈴木宗男・堀江貴文・中川昭一・田中角栄らはジャパンハンドラーに陥れられた、明治てんのーは替え玉、田布施システムが明治てんのーの替え玉を用意した、ワクチンを打つと政府に監視される、ワクチンを使って人体にマイクロチップを埋め込む、ワクチンを打つと必ず死ぬ、コロナ等のパンデミックは支配勢力の作戦、911は自作自演、日航機123便は撃ち落とされた、123便の生存者は墜落現場で殺害された、南京大虐殺はなかった、強制連行はなかった、従軍慰安婦はいなかった、真珠湾攻撃はなかった、ウクライナはアメリカの代理戦争のための緩衝材、ウクライナは台湾有事に備えたアメリカの代理戦争の実験、アゾフ大隊はネオナチ、ドンバス地方でネオナチがジェノサイドを起こした、ドンバス地方の民は自発的にロシアに投降した、ウクライナの民衆を殺傷したのはウクライナ軍、ウクライナ報道は西側大手メディアが仕掛けたヤラセ・捏造、ウクライナ=善・ロシア=悪は西側メディアによる芝居の筋書き、云々。』
 

Qを追う 陰謀論集団の正体

藤原 学思 | 2022/9/20
 
 
 
 
 前から申し上げている通り
 
1 ディープステイト(DS)陰謀論・トランプ信者
       ↓
2 コロナ軽視論・反ワクチン陰謀論
       ↓
3 プーチン信者・親露派陰謀論
 
という陰謀論の流れがあって、ツイッターやYouTubeで一握りの陰謀論者がアクセス稼ぎと「自然」食品などの物販で儲けるために荒唐無稽な陰謀論を大量に広げる流れがあるんです。
 
 うちにもウクライナ戦争に関して親プーチン・親ロシアのコッテコテの陰謀論者が来られてコメントを一時投下され始めたのですが、反ワクチン陰謀論だけは人の命にかかわるので止めてくださいとお願いしたのに、また凄いのを書いてきたので永久追放しました。
 
 そしたら、最後にまた、
 
『大嘘報道に騙されることの罪
皇軍の蛮行(アジアで2000万人を殺戮)を知っているはずのリベラル弁護士・宮武嶺さんは、ウクライナのネオナチ政権──当然、相手を敵だと思えば、あらゆる蛮行を平気でする──が蛮行をすべてロシアのせいにするトンデモに加担。
あなたは今までのキャリアを全てぶち壊す愚行に今励んでいる。そろそろ目覚めないと、愚者のまま余生を縮めて──人口削減計画の「ワクチン」傷害で──終わることになる。』
 
という捨てセリフコメントを書いてこられて、物凄い妄想にとらわれているとしても私のことも気遣ってくれているように、悪い人じゃないことはわかるんで、何とも言えない気持ちになりました。
 
 こういう反米・親露の陰謀論者の人たちは、トランプ前米大統領やロシア政府だけは真実ばかりを述べていると思っていて、実は両者が桁外れの量のフェイクニュースを流していることは気にしないのでしょうか。
 
とうとうトランプ支持者の議会突入についても起訴されたトランプ氏。

 

 

 
 
 いま、陰謀論の主戦場がウクライナ戦争になっているということは、冒頭の戦争をさせない1000人委員会の注意書きでよくわかるんですが、もちろん注意書きの
 
『ウクライナ報道は西側大手メディアが仕掛けたヤラセ・捏造』
 
『ウクライナ=善・ロシア=悪は西側メディアによる芝居の筋書き』
 
の部分は程度問題で、ウクライナに関する情報や報道は確かに日本で暮らしていると圧倒的にウクライナ・NATO側に都合のいいものが流れてくるので気を付けないといけないです。
 
 たとえば、私が上記の陰謀論者の人への返信でコメント欄に書いた実際にあったアメリカの「陰謀」に、こんな歴史的事実があります。
 
 湾岸戦争の時に、ブッシュ(親)政権がアメリカ議会と国連全体をイラク攻撃に誘導するためにでっちあげた「ナイラ証言事件」というフェイク事件です。
 
 イラク軍がクウェートに侵攻した際に、イラク軍の兵士がある病院の新生児室の赤ちゃんたちを殺して回っているのを見た、という証言をクウェート人の少女がアメリカ議会でしたのです。
 
 ところが、実はこの少女は駐米クウェート大使の娘で、クウェート侵攻時にはもちろんアメリカにいたのでそんな場面を見たわけがないし、そもそもこの子の証言内容はブッシュ大統領の選挙運動を担当していた広告代理店が演出していた、というトンデモ事件が発覚したんです。
 
 だから、欧米の報道がいつも真実なわけがないので、当ブログでは例えばロシア軍がブチャ虐殺を本当にしたのか見極めるために1年間様子を見ましたし、ダム決壊についてはロシア占領地域で起こったことですからロシア軍がやった可能性は高いとは思いますが決めつけていませんし、ロシア政府がウクライナの子どもたちを強制的に連れ去っているという戦争犯罪についても西側の報道を鵜呑みにはせず注意深く観察して記事を書くようにしています。
 
 
 

イラク戦争でも大量破壊兵器をフセイン政権が持っているという、子ブッシュ大統領の大義名分そのものが嘘だった。

イラク戦争開戦から10年 戦争は、破壊は、報復は、誰も幸せにしなかった

 
 
 
 
 ウクライナ=善・ロシア=悪という善悪二元論で白黒はっきりつくものではなく、ウクライナやゼレンスキー大統領にもさまざまな問題があります。
 
 たとえば、クラスター爆弾の使用などウクライナ軍側にも違法行為はいろいろあるし、ゼレンスキー政権は一定年齢の男性の国外脱出を許さないとか一定の政党の存在を許さないとか汚職などの問題ももちろんあります。
 
 しかし、だからといってロシアとウクライナがどっちもどっちということはもちろんあり得なくて、侵略しているロシアの行為の違法性が格段に高いし、戦時国際法に違反する行為戦争犯罪も圧倒的にロシアに多く見られるのは確かです。
 
 
この子ども病院への攻撃さえ、ロシア政府と親露派陰謀論者は西側のフェイクだと主張した。
 
 
 
 
 例えばノーベル平和賞団体で、アメリカ軍によるイラクやアフガニスタンでの病院攻撃も鋭く批判してきた国境なき医師団が、2023年8月7日にロシア軍がウクライナへの攻撃の中で
 
 『南部ヘルソン州で8月4日、国境なき医師団(MSF)が支援する病院が砲撃を受けた
 
 この病院は、8月1日にも砲撃され、現地保健省の医師1人が死亡、医療スタッフ5人が負傷していた。
 
 最初の砲撃は大きく報道され、非難されたにも関わらず、病院とその周辺が攻撃される事態は変わらなかった。
 
 ウクライナの病院と民間インフラの保護を繰り返し求めてきたMSFは、改めて医療施設に対する非道な攻撃を非難する。 』
 
というプレスリリースを発表しました。

ヘルソン州、2度の砲撃を受けた病院=2023年8月4日 © Andrii Dobravskyi/MSF

ヘルソン州、2度の砲撃を受けた国境なき医師団の病院=2023年8月4日 © Andrii Dobravskyi/MSF

 
 
アメリカやロシア関係なく、病院への攻撃を許さない国境なき医師団。
 
 
 
 
 国境なき医師団(MSF)はまたこの声明の中でロシア軍の戦争犯罪について
 
『2022年2月24日以来、MSFはヘルソン、ドネツク、ドニプロペトロウシク、ハルキウ、ミコライウ各州で医療施設の破壊を目撃し、医療施設の保護を繰り返し要請している。
 
 今回の攻撃も、MSFがこの戦争で目にしてきたパターンと一致する。
 
 特にロシア軍が民間インフラ、住宅地、医療施設に攻撃を続けていることにおいて、その傾向が顕著に表れている。』
 
とも告発しています。
 
 ロシア軍は戦争開始直後のキーウ攻撃に失敗した後は長期戦を視野に入れ、ウクライナのライフラインを攻撃するなどウクライナ市民が抵抗する力を弱めるべく、医療・教育・エネルギー・水・食料などに関する民間インフラを計画的に攻撃し続けています。
ウクライナ北部チェルニヒウで、ロシア軍の攻撃により破壊された学校
 
 
 
 
 たとえば、国境なき医師団の発表とは別に、ウクライナのウォロディミル・ゼレスキー大統領は8月5日、ロシアの誘導弾が北東部ハルキウ州クピアンスクの輸血センターを直撃し、複数の死傷者が出たと明らかにしています。

 ゼレンスキー氏は複数のソーシャルメディアで、現場の様子とする写真と共に、救助隊が消火活動にあたっていると書き、そのうえで大統領は、

「この戦争犯罪ひとつをとっても、ロシアの侵略のすべてがわかる。命をつなぐことだけが目的のものを破壊する、けだものだ。命を大切に思うすべての人は名誉にかけて、テロリストを打倒しなくてはならない」

と書いています。

 ウクライナ当局によると、2人が死亡、4人が負傷したということです。

 もちろん、ウクライナ政府が自国に有利な情報やロシア軍の蛮行について大げさに言い立て、逆にウクライナ軍の死者数など士気を下げるような情報を隠蔽する可能性は常にあるので鵜呑みにしてはいけないのですが、ウクライナ戦争の全体の様相を見れば、ロシア軍が国際人道法違反の行為や戦争犯罪をこれでもかこれでもかと毎日していることは明白です。

2923年8月5日、ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアに攻撃された北東部クピアンスクの輸血センターだとしてこの写真を発表した。

ロシアがウクライナの民間人に数百発のクラスター爆弾を使用。ウクライナ全土のインフラ施設にミサイル攻撃。ザポロジエ原発がロシアのミサイル攻撃で外部電源停止。ウクライナ戦争を泥沼化しているのはロシアだ。

 

 

 ところで、2023年8月6日まで、サウジアラビアでウクライナ戦争の和平に関する会議が約40か国の参加で行なわれ、ここにはウクライナとBRICSのうちロシア以外のブラジル・インド・中国・南アも参加していました。

 そして、ロシアは中国やインドなどがこの会合に参加し、中国は次回以降も参加することを表明したのに、自分だけが呼ばれなかったことに焦り、ロシアが参加していない和平に関する会議は無駄だとなじりました。

 また、ロシア外務省は、真剣な提案があればロシアは協議に応じる用意があるとしながらも、

「ウクライナが戦闘行為を停止し、欧米がウクライナへの武器供与を止めることが前提だ」

と改めて言い切りました。

 このことから、ロシアがウクライナの反攻やモスクワ・クリミア半島への攻撃に手を焼いていること、しかし停戦協議に実際には応じる気が全くないことがわかります。

 それが証拠に、ロシア外務省は

「新たにロシアとなった地域の領土的な現実を認めなければならない」

として、占領しているウクライナの領土の割譲も求めました。

 つまり、ロシア政府は自分がウクライナに対して侵略戦争を仕掛けたのにウクライナがロシアに抗戦するのをやめ、NATO諸国が軍事支援をするのをやめれば停戦協議に応じると言い、さらに自分が強制的かつ違法に併合したウクライナ4州の割譲も最初から停戦と協議の条件にしているわけです。

 これでは、ウクライナが停戦することも和平協議に応じることもできるわけがありませんし、ロシアに停戦する気が全くないのは明らかなのです。

第二次大戦時のナチスドイツのように他国の領土を大国が併合してしまうのは、戦後はロシアだけ。

プーチン大統領によるウクライナ4州の併合条約調印に対して、ゼレンスキー大統領がNATO加盟手続きを加速する申請書に署名。この非は一方的にロシアにあり、プーチン大統領がまず4州併合を撤回するべきだ。

 

 

 

Facebookでもロシア軍の戦争犯罪についての記事をシェアすると、西側の報道機関の言うことは全部信用しませんとコメントする人が結構いるんですよね。

そういう「慎重」な人が、そのくせ、どこのだれかわからない人のYouTubeはシェアしてるんです。。

そういう人たちが、ブチャ虐殺はウクライナのでっち上げだとか、ウクライナや欧米はネオナチだとか、ロシアの侵略の原因はNATOの東方拡大のせいでロシアは悪くないとか、なぜロシア政府の言うことは全部信じてしまうのか、全く理解できないです。。。。が、それが今という時代であり世界なんでしょうね。

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ヘルソン州、2度の砲撃を受けた病院=2023年8月4日 © Andrii Dobravskyi/MSF

ウクライナ南部ヘルソン州で8月4日、国境なき医師団(MSF)が支援する病院が砲撃を受けた。この病院は、8月1日にも砲撃され、現地保健省の医師1人が死亡、医療スタッフ5人が負傷していた。最初の砲撃は大きく報道され、非難されたにも関わらず、病院とその周辺が攻撃される事態は変わらなかった。ウクライナの病院と民間インフラの保護を繰り返し求めてきたMSFは、改めて医療施設に対する非道な攻撃を非難する。 

遺体安置所を直撃

サイレンが砲弾の飛来を知らせる中、MSFオペレーション顧問のアンドリー・ドブラウスキーは病院の地下壕で作業をしていた。「MSFは、保健省職員と患者用に、病院の防空壕を整備していて、私は中で作業の監督をしていました。病院の敷地内に砲弾が着弾した時、強烈な爆発を感じました。粉じんが収まった後、地上に上がってみると、砲弾が遺体安置所を直撃し、コンクリートの構造物やガス管は壊れていました。当時病院にはスタッフや患者、約150人がいましたが、幸いにも全員無事でした。この病院は住宅街にあり、近くには学校やアパートがあるということを強調します」と憤る。 

繰り返される病院への攻撃

同病院は昨年ウクライナ軍が奪還した、前線からわずか数キロの地域にあり、72時間の間に2度も砲撃を受けた。2022年2月24日以来、MSFはヘルソン、ドネツク、ドニプロペトロウシク、ハルキウ、ミコライウ各州で医療施設の破壊を目撃し、医療施設の保護を繰り返し要請している。今回の攻撃も、MSFがこの戦争で目にしてきたパターンと一致する。特にロシア軍が民間インフラ、住宅地、医療施設に攻撃を続けていることにおいて、その傾向が顕著に表れている。

ウクライナでMSFの活動責任者を務めるシリル・カッパイは、「私たちは何度同じ惨事を目にしなければならないのでしょうか。この戦争において、ケアする人(患者の家族や看護師など)や患者になるということは何を意味するのでしょう。武器を操る人たちが人命への敬意を少しでも持つためには何が必要なのでしょうか」と問いかける。

「何を思っているにせよ、私たちはこの戦争で医療スタッフや民間人が被害を受けるのを繰り返し目にしてきました。伝えたいことはただひとつ。病院への攻撃をやめてください」 ヘルソン州、2度の砲撃を受けた病院=2023年8月4日 © Andrii Dobravskyi/MSF

ヘルソン州、2度の砲撃を受けた病院=2023年8月4日 © Andrii Dobravskyi/MSF

 

 

ロシア軍が輸血センターを攻撃 ウクライナは黒海での攻勢強化か

 
 

ゼレンスキー大統領は、5日にSNSで、ロシア軍がハルキウの輸血センターを攻撃し、死傷者が出ていることを明らかにしたうえで、「この1つの戦争犯罪だけで、ロシアの侵略のすべてがわかる」などと非難した。

こうした中、ウクライナ政府は4日、黒海に面するロシア南部クラスノダール地方にある6つの港の周辺海域を、軍事的脅威地帯に指定した。

対象になった6つの港には、ロシアの揚陸艦が4日に水上ドローンで攻撃され損傷した港も含まれていて、ウクライナは今後、黒海での攻勢を強める可能性がある。

 

 

ウクライナ和平へ協議継続 サウジでの会合閉幕

2023年08月07日10時18分 時事通信

ロシアによるウクライナ侵攻終結に向け、サウジアラビア西部ジッダで開かれた協議=サウジ国営通信が6日配信(AFP時事)

ロシアによるウクライナ侵攻終結に向け、サウジアラビア西部ジッダで開かれた協議=サウジ国営通信が6日配信(AFP時事)

 協議には、国連や米国、中国に加え、ロシアの侵攻に中立的なインドやブラジルなど「グローバルサウス」と呼ばれる新興・途上国を含め40を超える国や国際機関の安全保障担当高官らが出席。日本からは山田重夫外務審議官が参加した。ロシアは招かれなかった。

 

 

ロシア外務省、ウクライナが戦闘停止なら和平合意も

2023年8月7日 21:31 発信地:モスクワ/ロシア [ ロシア ウクライナ ロシア・CIS ]

【8月7日 AFP】ロシア外務省は7日、和平合意が結ばれるには、ウクライナが戦闘を停止する必要があるとの考えを表明した。

 この前日まで、ロシアによるウクライナ侵攻をめぐる和平会議が、サウジアラビアで行われていた。米国、中国、インドなど約40か国が参加する国際会議だったが、ロシアは招待されていなかった。


 ロシア外務省は、ウクライナが「敵対行為とテロ攻撃」をやめ、西側諸国がウクライナへの武器提供を停止するのならば、事態を解決することが可能だと述べた。また、占領しているウクライナの領土割譲も求めた。

 同省のマリア・ザハロワ(Maria Zakharova)報道官は「ウクライナの主権の根本である、中立、非同盟、非核武装の確約は必要となる」と述べた。(c)AFP

 

 

「ロシア不参加の会議に意味ない」ロシア外務省報道官 サウジでのウクライナ和平会議を批判|TBS NEWS DIG
 


ロシア外務省のザハロワ報道官は7日、サウジアラビアでの会議はウクライナとG7が主導したものだと指摘し、「ロシアが参加せず、ロシアの国益も考慮されない会議には何の意味もない」と批判しました。

真剣な提案があればロシアは協議に応じる用意があるとしながらも、「ウクライナが戦闘行為を停止し、欧米がウクライナへの武器供与を止めることが前提だ」と主張しました。

また、ウクライナの中立化や非軍事化が求められるとしたほか、「新たにロシアとなった地域の領土的な現実を認めなければならない」と述べました。ロシアが一方的に併合したウクライナの4つの州をロシア領と認めることが必要だとの考えを示したものとみられます。

サウジアラビアで開かれたウクライナの和平実現に向けた会議には、欧米や日本、中国などおよそ40か国の政府高官らが出席し、参加したウクライナは「非常に生産的だった」と成果を強調しています。

こうした中、ロシア外務省は7日、ラブロフ外相と中国の外相に復帰した王毅政治局員が電話会談を行い、「西側諸国の両国に対する対決的な外交姿勢への不快感で一致した」と発表しました。ウクライナ情勢についても協議したとしていて、サウジアラビアでの会議の内容について意見を交わした可能性もあります。

 

 

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1 コメント

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Unknown (Oh such)
2023-08-09 01:00:08
「慎重」な方々は社会は平等(対等)だと思いすぎだし、刺激に弱すぎだし、知識もないのに自分の素朴な感覚を信じすぎだし、物事の捉え方が雑すぎる。
普段から相手を侮辱しながらボカボカ殴ってくるクズ上司をとうとう部下が殴り倒したらどっちもどっち、同じぐらい悪い。一回限りvs慢性的でも対等な同じ暴力。これぐらい雑で不公平。
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