有言実行。

　バイデンが言わない辺りがズルい。

ハリス米副大統領、ラファ侵攻ならイスラエルに結果伴うこと排除せず

　で、結果がこれ。

国連安保理、ガザのラマダン戦闘休止を決議－米棄権でイスラエル反発

　この対応が大統領候補のリトマス試験紙で、早くも有権者の期待を裏切ったのがコイツ。

米大統領選ケネディ候補、ガザ休戦の必要性疑問視　イスラエルを支持

　これでケネディの評価は「プチ・トランプ」という扱いに転落するんじゃなかろうか。当のトランプですらイスラエルの評価を変えているのに。

トランプ氏、イスラエルはガザ侵攻めぐり「支持失いつつある」

　トランプの方が空気を読んでるなあ。もっともこの発言でバイデンが安保理で棄権を選んだのを正当化する結果になったが。しかしバイデンもこれで終わらせるかねえ？もう一段イスラエルの梯子を外すと思うが。

また対立候補が消えた。

　気が付くとこういう形で自派の候補で固めるんだろうなあ。

「絶対に首相にしてはならない」と“渦中の大臣”に批判…内閣府・経産省の再エネ検討資料に中国・国営電気の“透かし”が続々

　清和会を潰し志帥会まで潰して為公会だけが生き残る、という状況を岸田派は認めないつもりだろう。というか総理候補である河野太郎にチャンスは与えず上川か林に次を継がせたいというのが岸田の思いかもしれない。まあ河野太郎という政治家は総理大臣に向いていないし、支える人間もあまり多く無いだろう。こんな騒動が出てこなくても次の総理の可能性は無いだろうが、逆に河野太郎がいる限り、あの派閥から総理大臣候補が出るとは思えないので「為公会の瓶のふた」だろう。突出した人材があの派閥から出られない、そもそもあの派閥に入らないという状況は河野が作っているような気がする。まあ自民党には期待していないから自民党の派閥がどうなろうが大した問題じゃないのだが。

これは無理だろ？

　理想に燃えるのは結構だが無理筋。

国連事務総長、過去の奴隷貿易に対する補償訴え

　問題は誰がどうやって補償するのか？という話。スペインやポルトガル、イギリスなんかは加害国として分かりやすいかもしれないが、問題はアメリカやメキシコ、ブラジルといった国々。加害国であると同時に被害国でもある場合、どうするのだろうか？アメリカは元々イギリスの植民地で奴隷という意味では現地のネイティブアメリカンも奴隷のように扱われたわけで、独立後も奴隷制が残ったが奴隷制の文化はイギリスが持ち込んだものだ。メキシコやブラジルに至っては旧宗主国から独立と同時に奴隷制の廃止というケースは誰の責任になるのか？そして補償というのが実はそれ自体が人種差別そのものの克服にはつながらないという事実に関してどう考えているのだろうか？現に戦中に強制収容所に入れられた日本からの移住者に対する謝罪や補償は一応行われているはずだが、それで日系アメリカ人の差別が消えたという話は聞かない。話が安易過ぎるのだがどうするのだろうかねえ？

そこなんだよなあ。

　甘く見るのは危険なんだが、かといって明るい未来が見えないのだが。

安倍派ズタズタ、二階氏追い込み…立憲・小沢氏「首相を甘く見るな」

　小沢一郎は良くも悪くも二階がどういう政治家なのか知っているから今回の件で引退に追い込まれるとなると当然こういう発言になるだろう。ただ、今回の件で清和会を潰し二階を引退に追い込み、それでも岸田政権に明るい未来があるか？となるとそんなものはまるで無い。裏金問題の処分が遅かった時点で二階が辞め安倍派の幹部が辞めたところでそれほど支持率の上昇にはつながらないだろう。では北朝鮮への訪問はどうか？これで仮に拉致被害者が帰国したとしてもやはり支持率は上がらないだろう。そもそも北朝鮮自体がボロボロなんじゃなかろうか？私はサッカーは見ないが日本と北朝鮮とで試合をして本来なら今度は北朝鮮で試合があるはずだったのにできないという時点で北朝鮮側は訪朝を認めないかもしれない。それこそトランプの時の様に第三国での会談しかできないだろう。もっとも岸田本人は本気で北朝鮮へ行く気が無いのではないか？仮にトランプが勝った時の保険で北朝鮮とのパイプを作っておく事で北朝鮮の話を梃子にトランプとの関係を作るための道具としてしか考えていないと思う。どちらにせよ、すぐに選挙にはならないだろうから今の支持率は当てにならないだろうけど。