英単語のつづりと発音の不一致: フォニックスと「つづり字改革案」

分割ダイグラフ不使用。ダイグラフ・トライグラフ、OUGH,AUGHなどの不規則是正。二重子音字も接尾辞も維持。

転生先の人類の"共通語"は英語、ただし文字はカタカナだけ?

2024年08月31日 | 異世界で英語正書法改革~テンプルフロンティア~

ただの思考実験であってほしい。そもそも、転生するってことは、いったん死んでしまったということを意味する。

死んだらお寺。死んだら転生。そこはテンプルフロンティア。別名テラタク世界。

 

転生したらカタカナの異世界だった。それでは あまりにも むごすぎる。ちょっとだけ、サイレントチェンジ(承認なしで設定変更)!

 

転移したらカタカナの異世界だった。その異世界(テンプルフロンティア)では、どうやら(共通語としての)英語が存在するらしい。

だが、文字はカタカナしかない。どういうことなのか。

 

異世界で日本語勢力と英語勢力が大規模に衝突したのだろうか。

その際、もともとあった異世界の言語は蹂躙されたのでは?

だが、かくたる物的証拠は存在しない。

話し言葉では、共通語としては英語が勝利したのだが、書き言葉ではカタカナが支配的になった。大規模衝突の当時、転移してきた日本語勢力の人数は英語勢力を圧倒していた。

もとからいる異世界人にとって、漢字は論外、英語のスペリングも複雑すぎた。

 

英語をしゃべらない人々が仕事にありつけないように、社会の仕組みが 半ば意図的に変えられた。(衣食住は守られた。)

異世界の人々は生き延びるために英語をしゃべるようになった。

ユウエセイ思想が蔓延・浸透したことにより、英語をしゃべる者だけが家庭を築いた。

こどもたちは英語をしゃべるようになった。

ただし、異世界での言語の書き言葉に関係する学校・図書館・書店・出版社・その他マスメディアなどは、カタカナ支配が蔓延した。

書き言葉は新しい学校で教育された。英語は話し言葉としては存在したが、その読み書きはカタカナだ。

しかし、カタカナは複雑だった。ラテン文字のほうが数がすくなくてすむのだが、アルファベットという概念は社会通念上は存在しなかった。

 

それを知っているのは、テラタク世界では限られた人間(大半が地球世界からの転移者)だけだった。

英語勢力の転移者は、ラテン文字の知識を持っていた。カタカナで書かれた英語にはなかなかなじめなかった。ラテン文字の表記法をとりもどしたいが、異世界人にとっては文字と発音の不一致は複雑だろう。

かたや、日本語勢力の転移者は、日本語での用法とはかなり異なるカタカナの使い方に違和感をおぼえた。カタカナは、日本語専用であってほしい。テンプルフロンティアでは、共通語としては英語が使われている。英語による支配は完成したかに見えた。だが、日本語は滅びてはいなかった。


カタカナだけの世界なのに、日本語ではなく英語の正書法の再構築?

2024年08月30日 | 異世界で英語正書法改革~テンプルフロンティア~

突然の異世界転生?

しかも文字表記がカタカナだけ?

カタカナパラダイス?

カナモジカイのメンバーが ないてよろこびそうなセカイ?

いやいや、日本語ではなく、英語をすべてカタカナで表記するというはなし。

 

英語の正書法が すべてカタカナだけってことになると、いろいろたいへんだ。

おなじカタカナの文字なのに、つかいかた が 日本語とは ちがうってことに なりかねない。

 

パートとスパートの母音の区別、アラームとアラートの母音の区別。

カタカナでは 文字表記が いっしょくた に なるのでは?

でも、発音の違いは存在する。

だったら どうする?

 

 

カタカナ正書法の英語のせいで、日本語それ自体が悪影響をこうむるようなことは?

おなじ文字でも よみかた・つかいかた が ちがったりするのは、混乱の もと に なる。

 

日本で流布している異世界転生モノでは、ことばのカベは 存在せず、みんなが 日本語をしゃべっている。

だが、文字表記は、かなもじ・カナモジ・漢字・ラテン文字などではなく、独自の文字が つかわれていたりする。

 

ここでは話を単純化するために、「異世界では便宜的に共通語として英語をつかっているのだが文字はカタカナのみ」 ということにしてみる。

だが、英語にとっては特殊な文字に見えるカタカナを 発音記号の代用品にするのは おそらく むずかしい。

 

それに、特殊な文字で英語を表記するというのなら、すでに あるではないか。

 

ところが、特殊な文字だからこそ、手軽にあつかえない。

だったら、いっそ、ラテン文字で表記することにすれば?

それは、ウィキペディアのITAのページにも、すでに書いてある。

 

それだと、英語の正書法改革を異世界で実行・執行するのと大差ない。(英語の正書法をカタカナで再構築するよりもカンタンだろう。)


カタカナだけの世界に転生して、英語の正書法をかんがえる?

2024年08月28日 | 異世界で英語正書法改革~テンプルフロンティア~

ぶっとんだ かんがえかた ではあるが、興味ぶかい。

 

 

もしも、異世界に行って、カタカナで英語の正書法つくってひろめるとしたら、もともといた異世界の住民にとっては気の毒なことになりそうだな。

くれぐれも、かれらの言語を蹂躙しませんように。

 

 


peace と piece

2024年08月27日 | 正書法改革案、表記法、SoundSpel、i.t.a. など(仮)

 

カタカナでは、peace も piece も「ピース」になってしまって、区別できない。

サウンドスペルでは、ともに "peess" に なってしまうらしい。

SoundSpelWurdList
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1MxcI4qIKu0fh4yI4yIUTYOT2hAzSIebgC1pWfGhR-Bg/edit?gid=1708553670#gid=1708553670

しかし、英語では綴りが異なっていて区別される。

両者の区別はあってしかるべきだが、peace をそのままにして、piece は peece にしたほうが、少しだけ わかりやすくなるのではないか。

pie が /パイ/ で、piece が /ピース/ というのでは、不条理に思える。


willed, wild, wield

2024年08月26日 | 正書法改革案、表記法、SoundSpel、i.t.a. など(仮)

サウンドスペルでは、willed が wild になり、旧来の wild が wield になり、旧来の wield が weeld に変わる。

willed が wild になるのは、二重子音字を認めず、読まない文字を落とすから。

wild が wield になるのは、-ie- で /アイ/ の音をあらわすから。

wield が weeld になるのは、-ee- で /イー/ の音をあらわすから。

SoundSpelWurdList
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1MxcI4qIKu0fh4yI4yIUTYOT2hAzSIebgC1pWfGhR-Bg/edit?gid=1708553670#gid=1708553670

二重子音字も接尾辞の -ed も、容認したほうがいいだろうと思う。


worry を そのままに

2024年08月24日 | 正書法改革案、表記法、SoundSpel、i.t.a. など(仮)

worry の辞書的発音
https://ejje.weblio.jp/content/worry

worry の「綴り字発音」(spelling pronunciation)

 

本家サウンドスペルでは、worry を wury(新ルール)あるいは wery(旧ルール)の よう に 書き直すことに なっているようだが、ほっかむり しておこう。

SoundSpelWurdList
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1MxcI4qIKu0fh4yI4yIUTYOT2hAzSIebgC1pWfGhR-Bg/edit?gid=1708553670#gid=1708553670

 


award, dwarf, wardrobe, warp など

2024年08月23日 | 正書法改革案、表記法、SoundSpel、i.t.a. など(仮)

award, dwarf, wardrobe, warp など、-ar- を -or- に変えずに、このままにしたい。

ただし、wardrobe は "wardroeb" に変えたいところ。(o-e を oe にする。)

w の直後の -ar- は、-or- のような発音で読む。(STAR WARS の法則って、ありましたね。)

w の直後の -or- は、-er- のような発音で読む。(ただし、worn は、字面どおりの発音。)

worn と warn は同音だが、スペリングの区別はあったほうがいいだろう。


 

ちなみに、サウンドスペルの5つの基本ルールの中には、R付きの母音表記に関するルールは含まれていなかった。

SoundSpel is based on simple rules

  • Short vowels are a single letter, as in: sat, set, did, dot, cut
  • Long vowels are followed immediately by an e, as in: sundae, see, die, toe, cue
  • No silent letters
  • Most double letters are removed
  • Consonants such as f, s, j have a consistent, single sound and spelling

https://americanliteracy.github.io/ts/soundspel/

 

 

 


warm, worm, wurm, werm

2024年08月22日 | 正書法改革案、表記法、SoundSpel、i.t.a. など(仮)

本家サウンドスペルでは、warm が "worm" になり、旧来の worm は "wurm"(新ルール)あるいは "werm"(旧ルール)に なる と いう。

SoundSpelWurdList
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1MxcI4qIKu0fh4yI4yIUTYOT2hAzSIebgC1pWfGhR-Bg/edit?gid=1708553670#gid=1708553670

w の直後の -ar と -or は、そのままにしておいたほうがよいのでは?


ルール緩和:the をそのまま使用する

2024年08月19日 | 正書法改革案、表記法、SoundSpel、i.t.a. など(仮)

サウンドスペルでは、the を "th" と書いたりすることがあるようだ。

https://americanliteracy.github.io/ts/soundspel/
Exceptions and other differences

Th

the を th と書くことによって、2種類の異なる発音の問題 (as in TO “thee apple” vursus “thuh book”)から回避するということらしいが、the を th と書いたとしても、2種類の発音が存在することに変わりはない。母音字を書かなければ母音字の読みかたを気にしなくても済む、などとでも?

なお、“nevertheles”(sic) のときは e の省略をしないとのこと。

だったら、the のときも e を略さずに the のままでいいのではないだろうか。

本家サウンドスペルには本家のルールがあるのは認めるが、われわれは the を the と書くことにしたい。


Daely Rooteen

2024年08月18日 | 正書法改革案、表記法、SoundSpel、i.t.a. など(仮)

Daely Rooteen は、Daily Routine のこと。

本家サウンドスペルの "ae" は、a-e, ai, -ay などのとき、/ei/ の音をあらわす。

0m50s ぐらいのところ、Panda taeks a shower. とあるが、これは、Panda takes a shower. のこと。a-e は ae になるので、take は taek になる。

1m27s ぐらいのところ、Panda gets drest. とあるが、これは、Panda gets dressed. のように書いてあったほうが視覚的にわかりやすい。

接尾辞の -ed は「エフェクト」なのだ。

 

 

 


基軸となる5つのルールを緩和しよう

2024年08月17日 | 正書法改革案、表記法、SoundSpel、i.t.a. など(仮)

 

SoundSpel(サウンドスペル)の基軸となるのは5つのルール。これらは、新旧のルールで共通。ただし、実際は、これらが すべて ではない。詳細については、ここでは ふれない。

https://americanliteracy.github.io/ts/soundspel/

SoundSpel is based on simple rules

  1. Short vowels are a single letter, as in: sat, set, did, dot, cut
  2. Long vowels are followed immediately by an e, as in: sundae, see, die, toe, cue
  3. No silent letters
  4. Most double letters are removed
  5. Consonants such as f, s, j have a consistent, single sound and spelling

これらを緩和したい。

  1. 短い母音の表記に、例外を認めたい。
  2. ae, ee, ie, oe, ue だけでなく、なじみあるダイグラフは容認したい。
  3. サイレント文字は、場合によっては、容認されるようにしたい。
  4. 二重子音字は、過渡期の混乱を回避するためにも維持したい。
  5. 子音の表記については、限定的な修正にとどめたい。

接尾辞を維持する。視覚的「エフェクト」を重視したい。