英単語のつづりと発音の不一致: フォニックスと「つづり字改革案」

地球世界との交易のため、異世界英語を正書法改革。分割ダイグラフをつかわない。表音主義をさける。二重子音字も接尾辞も維持。

20も ルールを おぼえきれない?

2019年07月24日 | フォニックス

つい さきごろ、しったのです。

とても うれしかったので、ここに かくことにしました。

すばらしい しょせき が ふっかつ したのです。

 

新装版

英語のフォニックス
発音記号を使わずに、綴り字のまま英語が読める
著者 竹林 滋〔著〕
刊行日 2019年6月18日
http://books.kenkyusha.co.jp/book/978-4-327-45291-9.html

キャッチコピーは おおげさ とも おもいますが、きっと この ほん は すばらしい ないよう だと おもいます。

ただし、わたし は、まだ かっていません。かわないかもしれません。ひつよう な ひと の ところ に わたる べき です。

わかい とき に、竹林せんせい の べつ の しょせき を よんだのですが、そこにも 20のルールが あったように おもいます。

その しょせき も 研究社 でした。

 

むかし、どこか の ケイジバン で、

"ルールを20も覚えきれない"

と いう ことば を みかけたのですが、ああ、竹林 せんせい の フォニックス かな と おもったものでした。

 

ぶっちゃけ、なんばんめ の ルール が どんなこと だったのか なんて、おぼえていません。

でも、それでいい と おもいます。

フォニックス の ルール は、ツール に すぎない。

そう おもった ほう が いい の かも しれません。


フォニックスのルールは いくつ あるのか

2009年07月31日 | フォニックス

フォニックス は、ルール が おおくて ふくざつ で、しかも 例外 も かなり の かず あります。

その よう な 理由 で、フォニックス を けぎらい する ひと も いる よう です。

では、いったい、いくつ ルール が ある の か。

すこし しらべて みた の です が、ルール の かず は まちまち の よう です。


"基本的な20の規則"
"基本の28ルール"
"発音のルール30、アクセントのルール20"
"フォニックスの65のルール"
"91のルール"
"101の法則"

分類 や 説明 の 方法 に よって、ルール の かず は ことなります。

もともと 絶対的 な もの では ない よう です。

わかりやすそうな もの、なじみやすそうな もの、しっくり くる もの を 各自 が 判断 し 選択 する と いう こと に なります。

基本的 な ことがら だけ を 把握 して 一応 の めやす ぐらい に かんがえるか、こまかい ルール まで いろいろ と おぼえて 例外 も 分類 して 完全制覇 を めざすか。あるいは 完全に 無視 する と いう の も 選択肢 の うち かもしれません。


フォニックス の 存在意義 と 限界

2009年07月10日 | フォニックス

フォニックスは、綴りと発音の関係 を 整理 して 身につけるため の もの です。それを 知っておくと、

つづり を みたときに よみかた が わかるようになる
つづり と おと が むすびついて 単語 が おぼえやすくなる
つづり が おもいだしやすくなる
つづり を 推測しやすくなる

など の 利点 が あります。つまり、学習 の 負担 が 軽減 されます。

ただし、フォニックス は ルール が ふくざつ なので、フォニックス を 学習 する こと 自体 が かなり の 負担 に なる と いう かんがえかた も あります。

そして、フォニックス の ルール に あてはまらない 例外 に ついて は、単語 ごと に よみかた を 確認 して まる暗記 する しか ありません。

例外のなかにも 一定のパターンが 見い出される 場合 も あります。たとえば、母音字の あとに 子音字が 複数 あるのなら、その母音字は「短音」で 読む と いう 基本原則 が あります。そういう 意味 では、fight, high, light, night, sigh などは 例外です。しかし、-igh- の よみかた に 関して 類推 が 有効 なので、パターンとして みとめることが 可能 です。bold, cold, fold, gold, hold, mold, old, sold, told など も やはり 例外 ですが、類推 が 有効 なので パターン と して あつかうことが 可能 です。

ほんとう に やっかい な の は、類推 が 通用 しない 例外 です。たとえば、cost, foster, lost の o と、ghost, host, most, post の o は、よみかた が ことなります。bomb, comb, tomb は o の よみかた が それぞれに ことなります。womb と wombat も o の よみかた が ことなります。love, move, rove も o の よみかた が まったく ことなります。

類推 は いっさい 通用 しません。単語 ごと に よみかた を 確認 する しか ありません。

どれが 規則的で どれが 不規則な 例外なのか、つづりを みても わからないのは、英語圏の人たちにとっても おなじことです。

そのような 具合 なので、フォニックス に 対する 懐疑的 な 意見 が あるのも 無理のないこと です。

「ルール が ふくざつ で 例外 だらけ なのだから 混乱 する だけ だ」
「ひとつひとつ 単語 の よみかた を 確認 する ほう が 安全確実 だ」
「発音記号 が あるのだから フォニックス など は 不要だ」

われわれにとって、やはり 最後の たのみ の つな は 発音記号 です。では、発音記号 が あるのに なぜ フォニックス が 必要 なのか。それは 学習 の 負担 を 軽減 する ため です。これが フォニックス の 存在意義 の はず なのですが、類推 の きかない 例外 の 存在 が それを だいなし に しています。基本ルール を ふまえつつ 例外を なんとか しなければ なりません。

英語圏 の 場合、ルール に あてはまらない 例外 は 「サイトワード」として 意識的に まる暗記 することに なっているようです。辞書の 発音記号は、われわれが英和辞典でみかけるようなIPA(国際音標文字)は一般的ではなく、アルファベットに補助記号をつけたり、発音のとおりに つづりかえをする「発音リスペリング」が つかわれたりする よう です。


フォニックスは 基本ルールだけでは ダメ で、例外 の あつかいを おろそかに することは できません。例外を きちんと 把握 しないと 基本ルール の とおり に 発音 して まちがった よみかた に なってしまいます。