Four Season Colors

現代詩とスポーツ、エンタメ、時事など雑文を掲載
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ケセナイキズ

2024-03-28 | 
キニシテイナイフリデ

キエナイキズヲナゾリ

キママニムダナウソデ

キエナイキズヲフヤス

キモチハイマモミエズ

キヅイテイナイフリデ

ケセナイキズニフレテ

キマグレムクナウソデ

キエナイキズヲフヤス

キモチハイマモミエズ

大谷さんの元通訳氏の例の件

2024-03-25 | 雑文
プロ野球選手は大谷さんの、元通訳氏の例の
件について、ただの一般人なので、ただの感
想をば少し。

通訳氏のやらかした最大のマズいことは、や
らかした内容ではなく、最も裏切ってはなら
ない人を裏切ったことにあるのだと思う。

違法ギャンブルにしても、億を超える負債に
しても、よくはないのだが、まあ、結果は自
己責任だろう。

問題は、なぜ大谷さんを裏切ることができた
のか、という点にある。

以下、自分も通訳氏を擁護するつもりなどな
く、ほぼすべての人たちと同じく、悪感情し
か持っていないということは前提として。

恐らくというか、信じたいだけになるが、こ
の破滅の結末が定められていたとしても、最
初は大谷さんに影響を与える気はなかった。

どういう過程を経ても、どう考えても影響を
与えるに決まっているのだが、少なくとも、
本人はそうだったのだろう。

年収が億に近かろうと、最愛の人がいようと、
世界最高峰のスポーツの内側にいようと、求
めたものでなければ、決して満たされない。

人生において、何を望み、何に満たされるか
は、月並みな言葉だが、事実として一人一人
違う。

通訳氏にとっては、大谷さんの付き人という
人生は、決して満たされるものではなかった
ということになる。

しかし、満たされることを、それを、依存症
という言葉で自分も他人も分かったようにな
ることは、好きではない。

通訳氏が、最初からその目的(破滅だけど)
のために、それだけのために大谷さんの通訳
になったのなら、話は別である。

そもそもそういう人間であったのならば(可
能性出てきたのが更に怖いところ)、むしろ、
それだけのことである。

やはり問題は、よりによって、自分にとって
最も裏切ってはならない人を裏切るという行
動を起こすことができる、ということにある。

これは、日本でも世界でも、大なり小なり起
きている、ありふれたことでもある。

それでも、大半の人間は、決して満たされな
くても、裏切ってはならない人を裏切「ら」
ないでもいる。

これもまた、強いとか弱いとか、そんな単純
な言葉で割り切れることでもない。

ただ、自分が心配することでもなく、おこが
ましいことでもあるが、この最悪な結末が、
大谷さんの結婚の直後でよかったとは思う。

これも決してよくはないのだが、一人ではな
いという意味において、最悪ではなかったは
ずだから。

Graduate

2024-03-21 | 
呪縛から逃れたいと

指折り数えた日々を

終わりの紙証書ごと

円筒に封じてサラバ

故郷よねずにサラバ

祝着から脱すべきと

指伸し数えた日々を

始まりの紙吹雪ごと

円筒を覗いてサラバ

故郷よふわにサラバ

終わりを決めるのは誰?

2024-03-18 | 雑文
卒業の季節となり、街なかでもそれらしい風
景を目にすることがある。

人生も後半戦ともなると、そうした場面に遭
遇すれば、自分には一切関係なくても、なぜ
かなにか感慨深い気持ちになったり。

主に学校なんかは、始まったときから終わり
が見えていて、生活環境なんかもガラッと変
わり、とてもわかりやすい。

しかし、物事はそうしたわかりやすい物ばか
りではないから、何かと終わりがよくわから
ない、むつかしい物もある。

それこそ学校にいる頃のような時代には、本
気で対象の永遠を望んだりして、終わりなん
て切なさそのものでしかなかった。

生活環境や人間関係はもとより、漫画やゲー
ムのような趣味においても、終わりは感動に
もなるが、継続の望みを妨げはしない。

好きな物は、続けば続くだけ、長ければ長い
だけ好ましかったすべてが、いつからか、終
わり「も」求めるようになる。

それでも、良心的に、程よく終わってくれる
物はよかったりするが、さまざまに複雑に、
終わりの見えない物がある。

また、恐らく終わりなのだろうけれど、明確
に終わりを得ることができずに、宙ぶらりん
に残っているものもある。

そうした物事に対して、終わりを決めること
ができるのは、他でもない自分自身である。

本当に大した対象ではないのだけれど、一般
的には、客観的には終わっていない物につい
て、自分で終わりを判断したことがある。

このことについては、自分の人生の中では、
ここで、これで終わり。

一つ目の終わりを決めてから、終わりを決め
る主体は自分であることを理解してから、そ
れはずいぶん軽くなったように思う。

自分の人生の終わりが見え始めている人には、
終わりの見えない好きな物は、意外としんど
かったりする。

いつまでも追わなくていい、決着は自分でつ
ければいいという事実は、とても重要な気づ
きとなって今に至る。

とかなんとか偉そうなことを言うけれど、そ
の踏ん切りがつかずにズルズルと切れない物
の、まだ多いこと多いこと。

おもちゃ箱

2024-03-14 | 
部品たりないロボットで

いつでもリアルに空想を

外装あいた小粒ラムネが

いつでも日記に潰される

にぎやか整頓おもちゃ箱

にぎやか混沌おもちゃ箱

小物そろえたドールズで

いつでもリアルな想像を

内芯かえた鉛筆チョコが

いつでも日記をぬり潰す

にぎやか整頓おもちゃ箱

にぎやか混沌おもちゃ箱