ガラガラ 2025-01-02 | 詩 初詣にぎわす神の社ひたすら畝ねる行列沐するはインセンスガラガラにぎわす緒渇き苦しみやぶる邪清澄ふるわす神の社ありがち例える砂漠黙するはケラステスガラガラふるわす尾乾き苦しみはらう蛇
鬼の住処へ 2024-12-26 | 詩 鬼の住処へ向かう橋篠笛吹き金打鳴らせ渡れば奥は魍魎の囿ただ一首を重んじる京に産まれし歌物語鬼の住処へ向かう橋空風吹き切音鳴らせ亘りし先は跳梁の園ただ一首を諳んじる今日に唄えば古物語
しんじるもの 2024-12-19 | 詩 知らない場所を生き言語さえも通じないそうして順列ひとつ合わない箇所を生き交差さえも達せないそれから表裏ひとつ疑いない二所を生き認識さえも適わないそれでも存在ひとつそれでも存在ひとつ
ラストNote 2024-12-12 | 詩 日常から離れ立ち止まり追い抜く舌打ちを横目にスライドの照合が始まる不確かに鮮やかな着色に転嫁された甘味が絡まり時空の跳躍に動く耳石にサウンドの波長が狭まる鼻奥こびり付いた香料にぼんやりと焦点が定まり呼び起こす記憶のノート
Chase to Chase 2024-12-05 | 詩 ルールが少し違うならいつまでも終わらないラン・ラン・チェイストーンが少し違うならいつまでも終わらないラブ・ラブ・チェイスタームが少し違うならいつまでも終わらないラグ・ラグ・チェイス