モルト食パンのトーストと15品おかずの思い出

生協に行くと、よく買って来るモルト食パン。

冷凍しておいて、トーストしていただきます。

トーストしたら、よく卵料理をのせて、オープンサンドにしますが、
このスタイルは、父のお気に入りだったなあと、小さいころを思い出しました。

母のオープンサンドは、かなりのごちそうスタイルで、野菜やハム、卵など、
何種類も用意して、パンの上に好みの具をのせて食べるものでした。

つまり、手巻き寿司みたいな感じですね。

偏食がひどくて、食べるもののバランスの悪い父が、珍しくバランスのよさそうな
オープンサンドを悦に入っていたのが不思議だったことが懐かしい。

そのずっとのちのちのこと。

私が両親の面倒を看るために県外から実家に出戻ったとき、両親の好みが違い過ぎて
大変だったことを思い出します。

でも、どちらかと言えば、偏食の父に合わせていた方が楽なので、カレーを作らなかったら、
突然、母が切れて「カレーぐらい食べさせろ」と怒鳴られた(汗)

驚いたなあ。怒鳴ることはないと思うけど。作ってもらっているんだから、せめて、
「たまにはカレーも作ってね」とか言えないのかしらと心の中でため息だった。

カレーを作るのはいいけれど、父のご機嫌が悪くなるし、臭いも嫌がるし、そもそもカレーは食べない。

父と母の分を別々に作らないといけないから、面倒だなと思っていたんだけど、仕方ないので、
常備菜を含めて、それぞれが食べそうなものを用意して出していて、ある日、
数えてみたら、用意していたおかずは15品くらいあった。ふー。

実の両親だけど、娘に嫁いびりしていたな(笑)

本当のお嫁さんには何もしなかったからよかったけどね。