10月17日(月)
甲府市藤村(ふじむら)記念館にて
株式会社吉字屋本店 代表取締役社長 髙野孫左ヱ門さんに
ご講演いただきました。
ご講演いただきました。
「敵に塩を送る」ということわざがあるように
武田信玄にライバル上杉謙信が
「塩を送った」というお話は、とても有名ですね。
吉字屋さんは戦国時代から甲斐国に塩を運び、
甲府城下の生活を支えた「商家」です。
初代である塩屋孫左衛門は
国内の塩飢饉を救った功績により
信玄公から当時の甲斐の国の通貨「甲州金」の裏刻印である
「吉」の字を屋号として贈られ、「吉字屋」が誕生しました。
興味深いお話を伺いました。
その中で心温まるエピソードを一つ
ご紹介します。
新潟県の小学生が、学校の授業で「塩作り」を体験しました。
その「塩」が、吉字屋さんに送られました。
吉字屋さんは、お礼に長野県の「あめ市」の飴を贈りました。
長野県の「あめ市」は、江戸時代は「塩市」と呼ばれていました。
越後(現在の新潟県)から甲斐(現在の山梨県)に
塩を運ぶ際に通った「塩の道」では、
現代では「あめ市」が開催されています。
吉字屋さんが飴の購入の際に、その新潟県の話をしたら
「あめ市」関係者から、ぜひ協力したいとお話があったそうです。
現代に続く戦国美談と、それにそったエピソードが素敵ですね。
次回の藤村学校は1月16日(月)を予定しています。
ご参加ありがとうございました。
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