「山梨英和中学校・高等学校講堂グリンバンク・チャペル」
国の文化審議会は、令和4年7月22日に上記チャペルを
登録有形文化財にするよう答申しました。
甲府市内の登録文化財は23件になる予定です。
1 種別 建築物
2 名称 山梨英和中学校・高等学校講堂グリンバンク・チャペル
3 所在地 甲府市愛宕町112番地
4 所有者 学校法人 山梨英和学院
5 建築年代 昭和24年建設/平成17年改修
6 特徴等
昭和20年7月の甲府空襲により学校の建物等は戦災を受けましたが、
戦後間もなく物資・資金が少ない厳しい状況の中で、
多くの人々の寄付等により建設されたのが、
今回答申されたチャペルです。
設計者は東京タワーを設計した内藤多仲研究室出身の
塩川旭氏です。1階は鉄筋コンクリート造煉瓦貼、
2・3階の講堂は木造モルタル仕上、屋根は切妻T字形スレート葺の建築です。
講堂の天井部分はキングポスト・トラスの洗練された吹抜であり、
照明など建設当時の器具が使用されています。
※内藤多仲は山梨県出身です。
講堂(西面)外観
講堂トラスと天井
(3階座席からステージ方向を望む)
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