寒い日が続く中、気がつけば、春の足音が聞こえ始めました。
旧堀田古城園の庭では、今年も梅の花が咲き始めました。
本格的な春の訪れが待ち遠しい今日このごろです。
さて、日頃より、当ブログをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
山梨県内では報じられていますが、信玄ミュージアムの愛称で呼ばれています
「甲府市武田氏館跡歴史館」の運営は、
令和5年4月1日(土)から指定管理者制度導入により、民間事業者に移行し、
現在の甲府市教育委員会による運営は、3月31日(金)までで終了となります。
そのため、施設点検や移行準備として、
令和5年3月27日(月)から31日(金)は、臨時休館とさせていただきます。
永正16年(1519)の武田氏館(躑躅が崎館)の造営と、館とともに開創された
甲斐府中(甲府)の誕生から500年の節目となる平成31年(2019)に開府500年を
記念して4月5日に施設は開館しました。
施設は、史跡武田氏館跡のガイダンス施設として武田神社境内となっている館跡や
武田氏を始め、関連する歴史を紹介する施設として多くの方をお迎えしてきました。
その後、令和に改元され、令和2年の年明けから新型コロナウイルス感染症の
世界的な拡大を受け、3月には臨時休館となり、以後、これまで感染症の影響に
左右されながら運営を続けてまいりました。
民間への運営移行が決まった最終年度に、ようやく通年開館が見えてきたことは、
皮肉な結果ではありますが、今まで多くの方のご協力と支援によって
運営が継続できたことに、感謝を申し上げます。
なお、今後の事業につきましては、現在協議中ですので、決まりましたところで
お知らせいたしますが、
来館記念の御城印配布サービスは、3月26日(日)で終了となります。
4月以降につきましては、新たな運営体制の下で、御城印デザインなども一新して
販売する予定です。
そのため、記念品として無料配布している現行デザインの御城印をご希望の方は、
誠に恐れいりますが、3月26日までにご来館の上、お受取りください。
3月は、ちょうど武田家の記念日に合わせた限定御城印配布のタイミングです。
今までは記念日前後の1・2週間限定でしたが、今回でラストになりますので、
武田三代の朱印を押した3種類の御城印を
3月1日(水)から26日(日)までの1ヶ月間配布する予定です。
観覧者1名につき、1枚の配布は変わりませんので、ご注意ください。
詳細が決まりましたら、改めてお知らせします。
引き続き、信玄ミュージアムをどうぞ、よろしくお願い申し上げますm(_ _)m
悲しい告知です。
甲斐山梨へ帰省の折に毎回立ち寄らせて頂いておりました。
「お帰りなさい!」と声を掛けて頂いた事も。
とても嬉しかったです。
そして、4月以降は皆様とお会い出来ぬと思うと、やはり悲しいです。
私たちスタッフ一同も非常に寂しいです。
開館してもうすぐ丸4年になりますが、コロナと闘いながら
試行錯誤、悪戦苦闘の運営でした。
規制や制限も多く、ご迷惑をおかけすることも増える中、こちらの配慮が足らずにご批判や厳しい指摘をいただくこともありました。
その一方で、励ましや温かい心遣いをいただく方も大勢いらっしゃり、そうした方々とのミュージアムでの交流が途絶えてしまうのは心苦しい限りです。
特に武田出羽守様にはこれまで何度も足を運んでいただき、心より感謝申し上げます。
お越しの際はいろいろとお話をしてきましたが、それができなくなるのは本当に残念です。
とはいえ、施設運営全体で考えれば、公共とは違う民間事業者が新しい方針で、新たなスタートを切りますので、
ぜひ、引き続き応援いただければと思います。
展示等には市も引き続き関わりますので、お越しの際はご連絡いただければと思います。
3月26日まで、全力で頑張りますので、これからもよろしくお願い申し上げます。
まだまだ寒さも厳しい2月ですので、お体をご自愛いただき、また元気な姿をお見せくださることを楽しみにお待ち申し上げます。