今日は節分、その後も行事盛りだくさんの2月です。

2023-02-03 10:47:35 | 紹介
今年も2月4日の立春を前に節分の日が来ました。
節分、季節を分けるという意味では、春夏秋冬4つの節分がありますが、
私達が節分の行事と言って思い浮かべるのは鬼退治の豆まきですよね。
元は大晦日に宮中行事として行われていた「追儺(ついな)」という儀式が起源で
始まったようです。
最近では大阪方面で始まった恵方巻き文化も全国的に浸透しつつありますが、
伝統的な豆まきと組み合わせて家族団らんを迎えるご家庭も多いでしょうか。
旧堀田古城園にも節分の気分を楽しんでもらおうと、甲州流節分セットをご用意。


また、甲府市内では旧柳町と旧横近習町の大神宮で盛大な節分祭が行われます。
江戸時代の甲府城下町では、第一の賑わいは道祖神祭り、第二は初牛と記録されて
いますが、明治時代以降は、賑わいの第一が初買いで、第二として大神宮の節分が
上がっています。
この時、販売されるのが「がらがら」。
何それ?と思われるかもしれませんが、甲府では節分の縁起物として有名です。
三角形のせんべいで、昔は鈴が入っていて
ガラガラと音がしたのでそのままのネーミング。

今では男女ごとにおもちゃが入っていて、子どもたちに人気の商品でございます。
古城園南のお庭側に展示中。

そしてもうひとつ。
2月5日は、初午(最初の午の日)です。
稲荷社本社である伏見稲荷神社のご祭神が伊奈利山へ降臨した日が2月最初の
午の日だったことから、お稲荷さんをお祀りするようになりました。
豊作を願い稲荷神を祀る風習と、稲荷神の使いであるキツネが家を守ってくれるという
考えから稲荷信仰が広がり、初午の行事も各地に広がったようです。
この行事では甲府でも受け入れられ、前述のとおり、江戸時代には年中行事で
2番目の賑わいだったと記されています。
『甲斐の落ち葉』という書物には、
甲府の城下内では稲荷社を建てることができなかったので、屋根に五色の旗を立てた
と記されています。
そんな風習も再現してみましたので、古城園北の中庭側でご覧ください。

ちなみに、稲荷社のお祭りということで、おいなりさんを供えております。
それを遠くから見つめる母ニャン。

お供え物が夕方まで残っているか、心配です😑 

2月14日はバレンタインデーもありますので、2月は何かと大忙し。
和洋折衷で行事目白押しですから、寒さに負けずに頑張りましょう。

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