春は茶箱でおもてなし@ひし形のお茶室

2021-03-20 12:03:44 | 紹介
冬の間縮こまっていた花や草木が、一斉に萌え始める三月、弥生。
春を感じたい(!?)私たちの気持ちに合わせてくれるかのように、
不思議と雨風も春仕様。もはや凍てつく冷たさはありません。

こちらの桜は、信玄ミュージアム内、旧堀田古城園の長屋(※)の裏に咲く桜です。
このあたりで、一番の早咲き🌸かもしれません。
(※)現在は桔梗信玄餅でおなじみの桔梗屋さんの蕎麦・カフェ「由布姫」

武田家家紋、武田菱からヒントを得た、ひし形のお茶室も、
鎌倉彫の茶箱を出して、春らしく、しつらえを変えました。


茶箱は、外でお茶を愉しむためのおもてなし箱。
お抹茶をいただくために必要なお道具、全て入っています。
茶碗はもちろん、薄茶器、茶筅筒、茶巾筒(ちゃきんづつ)に茶杓、
忘れちゃいけない😋 金平糖などのお菓子入れに使う振出しも🍬
こうしたものを小さな茶箱にぜ~んぶ入れるので、どれもちょっと小ぶり。
でも、それがまた、なんともかわいい💕のです。
「なにもかも、小さきものは、みなうつくし」(「枕草子」)な世界。


手前が、小さなお菓子入れの「振出し」。
お菓子を振って出すから、「振出し」なんですって。

そんな茶箱が使われるようになったのは、千利休のころからと言われています。

茶の湯をたしなみとしていた戦国の武将たちは、
狩りなどの野遊び、野掛けだけでなく、遠征中でも茶を愉しみ、
それが野点(のだて)と呼ばれるようになりました。

花粉😷 などなど気になる季節でもありますが、
美味しいお茶をもって、ちょっとお花見🌸もいいですね。

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