甲斐の若き当主、武田信虎が、現在は武田神社の建つ地に、
甲斐国統治の拠点とすべく新たな館を構えました。
まだまだ未完成な館に引っ越してきたのが、
今からおよそ500年前、1519年12月20日のこと。
国内の情勢不安定な中、新たな館、躑躅が崎館(つつじがさきやかた)を核として、
家臣団を城下町に集住させ、知行地を再編成、
人心を安定させるための神社仏閣を移転・建立、
商業施設も一緒になった、新たな城下町づくりが行われていきました。
甲斐国内の統一が進んでいく過程で、民に対する”お達し”も広範囲かつ膨大に。
ゆえに文書は朱の印が捺されたシンプルなものになっていきますが、
こうした朱印状の内容を保証したのは、そこに押印されたお館さまの朱印であり、その威厳でした・・・。
ちなみに、信虎公の朱印も時を経るごとに変化し、今日確認されているのは3バージョン。
① 個人印のようなシンプルな印判
②「信虎」鍔形黒印と獅子のモチーフの丸朱印
③「信」の字に対(?)の虎のモチーフの丸朱印
武田3代の朱印。左から、信虎、信玄、勝頼のもの。
上の信虎の朱印は、②と③のバージョンです。
「甲斐国志」より
最後に・・・
ブログをお読みくださった皆さまに感謝をこめて、特別なお知らせです💌
信玄ミュージアムでは、12月20日のお引越しを記念して、
「武田氏館跡・御城印」のシークレットバージョンをご用意いたします🎉
「武田氏館跡・御城印」のシークレットバージョンをご用意いたします🎉
御城印の通常版には、信玄公の龍朱印を押印しておりますが、
お引越し記念の週末、12月19日(土)、20日(日)、21日(月)の3日間限定で、
お引越し記念の週末、12月19日(土)、20日(日)、21日(月)の3日間限定で、
信虎公の③バージョン、「信+虎」丸朱印を捺した御城印をお配りいたします。
なお、新型コロナウイルス感染が各地で拡大しています。
こうしたお知らせで体調不良にもかかわらず、お越しになられると双方困りますので、
先にお知らせしておきます。
今後、こうしたデザインそのままで朱印だけの変更は、信虎公・勝頼公に関わる
節目や記念に合わせて随時お知らせして配布します。
朱印変更は今回だけではありませんので、くれぐれも慌てず、次の配布のお知らせを
お待ちください。
ちなみに、1月6日は信虎公の誕生日ですので、本来、新年4日から6日まで配布したかった
ところですが、現状を考えますと、正月の人でも合わせて密な状況になりますので、
そのタイミングの信虎朱印の配布は、来年は行いません。
また別の機会を設けてその分の穴埋めはいたします。
ご理解の上、今後ともよろしくお願い申し上げます。
※「武田氏館跡」の御城印は、当館・特別展示室のご入室記念として、
ご希望の皆さまにお渡ししており、販売はいたしておりません。
ご理解のほど、よろしくお願いいたします🙇
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