5月もあとわずかとなり、気温30度に近いお天気☀が続いている甲府です。
今日は最高気温33度(!)の予報も出ていますが💦
これからやってくる夏の日差しと比べれば、
まだまだ過ごしやす〜い😌 という気分に・・なりませんか。
当館敷地内の旧堀田古城園の庭も、
花が楽しい季節が続いていますので、ちょこっとですが、ご案内♪
旧堀田古城園、南の和室前。
ザクロの花、そして、ちょっと硬そうなつぼみの数、去年よりも大幅アップ✨
ひし形のお茶室前のコバノズイナ(白)にシモツケ(ピンク)
どちらもふわふわとした小ぶりの花がかわいいんです。
そして、こちらのお庭ではそろろそ見納めの水色のコアジサイ
コアジサイ含め、アジサイは日本の固有種だそうです。
コアジサイは関東から九州にかけて、山野の明るいところに自生し、
人工的な栽培は、少しコツが必要だとか。
その花言葉は「忍耐強い愛」
目立たない場所で花を咲かせ、香りを放つ姿から、この花言葉がついたそうです。
アジサイが西洋に持ち込まれたのは18世紀末。
かのドイツ人医師、シーボルトが国外追放に処せられた後、
故国で出版した「フローラ・ヤポニカ(日本植物誌)」でも、
17種のアジサイを掲載。
その中には「オタクサ」という、「空色のアジサイ」もあったそう。
この「オタクサ」は、シーボルトの日本の妻「お滝さん」が由来。
スパイ疑惑で、望まない別れと帰国を強いられたシーボルト。
「空色のアジサイ」は、「お滝さん」を連想させるものがあったのでしょうね。
※ちょこっと後日談 シーボルトは30年後、国外追放を解かれ再び来日。
娘の「いね」とも再会し、3年間の滞在中、日本研究やヨーロッパの学問を教授しました・・・。
アジサイは「万葉集」でも詠まれるなど(2首だけのようですが💦)
夏の季語にもなっていますが、今ほどの人気はなかったようで、、
例えば、紫陽花文様の家紋はあるにはありますが、
「我が家の家紋はアジサイだよ〜」という武将は、インターネット上では見つかりませんでした。
ちなみに、武田家家紋「花菱」の「花」は、奈良時代、中国から持ち込まれた「唐花」という、
「蓮花(れんげ)、パルメット、牡丹(ぼたん)など
数種の植物モチーフを合成してできあがった華麗な文様」を使っているようです。
(「日本大百科全書」(ニッポニカ)より)
ずいぶんと脱線してしまいました🙇
旧堀田古城園のお庭は、ツツジやヒメウツギなどなど、
しばらくは入れ替わり立ち替わりで花が咲いていきます。
とっても控えめだけど、見つけてうれしい💓 見れば見るほどにかわいい花々💓
甲府にお立ち寄りの際は、ぜひ武田神社と信玄ミュージアムにもお越しください。
武田神社の気持ちの良い空の下、皆さまのお越しをお待ちしております😊
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