レミのソラ

ピアニスト/作曲家 知野礼美のブログ。
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オペラ・ゴー ウェスト!終わり!

2014-03-25 02:50:35 | 日記・エッセイ・コラム

公演二回とも満員御礼で終わりました。この2日間のために突っ走ってきたので、今でも終わったという実感があまりありません。だけど今日このバッグからスコアや台本を取り出して空っぽにした瞬間、猛烈な寂しさに襲われました。

わたしのゴーウェストバッグ↓

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本当にたくさんの人に助けてもらいました。
打ち上げで盛り上がるキャストスタッフのそばで、私の片腕となってくれた音楽監督補佐の赤い目を見たら涙が込み上げました。

ブラックビル
「お前、レミさん泣かせたなコノヤロー」

音楽監督補佐(兼ブラックビルの手下役)
「いや、オレ目がかゆくてこすってただけなんすよー」

制作(私の幼稚園からの友だち)
「レミそんな乙女チックな涙は似合わない」

簡単には書けなかった西部劇オペラ。
だけど、何回も書き直しながら完成した。
キャストは「また変更ですか~」と言いながらもイヤな顔もせず「いい曲!」と私をおだててくれた。
合唱でお願いした歌い手さんには、踊りもお願いすることになった。
ギターは何パターンも弾いてもらってやっと楽譜にできた。
クラリネットには舞台上で動きながら演奏してもらい、
ハモりの音が欲しくなって、音楽監督補佐兼ブラックビルの手下が兼セカンドクラリネットになってくれた。
マリンバもけっこう弾きづらいパッセージ書いてしまったのに、見事に聞かせてくれた。
エレキベースをお願いしたのに、コントラバスの譜面も作って「実はこれも」とお願いした。

みんな心の中では「ええ~!」と思っているでしょうに、
「無理です」と言わず頑張ってくれた。
ごめんなさい。ありがとう。(涙)

会場入りしてからは
舞台サービスの音響さんが最後まで一緒に音を作ってくれた。(涙)

調律師さんは午前に調律終わってるのに、2日間とも本番前にまた来てくれて音拾ってくれた。(涙)

打ち上げには音響さんと照明さんのお二人も来てくれた!

照明のアドヴァイスを受けて撮った写真がこれ↓

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打ち上げは1時半まで続き
わたくしの感謝の涙は果てしなく続き
ゴーウェストは終わりました。

FBにもアップした
キャストスタッフの集合写真がこれ↓

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みなさん
今までありがとうございました。


オペラ・ゴー ウェスト!小屋入り

2014-03-21 01:37:06 | 日記・エッセイ・コラム

3月20日、朝早くから仕込みが始まりました。
山形綜合舞台サービスさんが装置や照明をもくもくと作り上げていきます。
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続いて音響チェックに場当たり。
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楽器隊も何とかこぢんまりとスペースにおさまりました。

小屋入りすると、毎回ひしひしと感激するのです。
それぞれのプロフェッションが緻密で。
特に今回は音響を担当してくれる方がスゴイ!!
ものすごい引き出しを持った繊細な感覚の方なので、音楽監督としてはすっかり安心して14時間後にひかえたゲネプロに臨めます。

焼き肉食べたので、明日はもっとテンション上がって頑張ります。




オペラ・ゴー ウェスト!中帳場

2014-03-01 00:27:55 | 日記・エッセイ・コラム

皆さまこんばんは。

一昨日やっとゴーウェストの楽譜作成に終止符です!

今回の楽譜は
1. まずコード付きのメロ譜
2. お稽古用にピアノ伴奏譜
3. 直しが入ってメロ譜を書き直し
4. バンド用に編曲して5人分のパート譜
5. フルスコア
6. 最後に本番用の自分の楽譜(ピアノパート譜だけど指揮をするために主要な楽器の音が入れてあり、しかも大きい音符のもの←老眼仕様)

印刷してはコピーしてでA4用紙3千枚は超えた。
うちのプリンターが頼もしくガーガー働いてくれてたからこそ。
当日パンフの協力者の欄に載せてあげたいくらいだ。ありがとう。

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そして。
2/15に予定していた中帳場。
あの日はとてつもない大雪で、演出がお稽古中止を強く要請するのを振り切って!ワタクシ中帳場は中止だが稽古は強引に決行した。

案の定、稽古終わって駐車場に行くと車はどこにとめたっけみたいな、掘り起こしても10cmも動かないみたいな、段ボールやタオルで地面を作るのじゃーみたいな、もう皆が汗だくだくで車と格闘しながら「だーかーらーやめましょうっていったじゃないですか!!」
本当にすみませんでした。

そして中帳場はやはりやらなきゃと、2/26に橋本屋で。

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年齢こそ20代~60代と幅広いのですが、
みんなの気持ちはオペラ・ゴー ウェスト!にまっしぐらです。
初日まであと3週間となりましたが、
音楽監督としてはここからが勝負ですよーー
みんな、頑張るのよーー

で。
私事ですが。
って、断るのも変ですが。

ワタクシのミニクーパー、色が変わりました。

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7年目の車検を迎えるにあたり、バリュープランなる3年リースのようなものに乗っかりました。納車の日トランクに花束のプレゼントが・・。
まるでミニがワタクシに「これから3年間はレミを大事にするよ」と言ってくれてるみたいじゃないですか。
ウキウキに拍車かかりました。

そういえば、このブログ始めた2007年、ミニの黄色かホワイトペッパーで迷ってたんだっけ。と思ってその頃の記事読んだら恥ずかしすぎた。消そうと思ったが、どうせ人生の汚点は消し切れないと思い、放置します。


オペラ・ゴー ウェスト!楽器隊稽古始まる

2014-01-27 22:10:37 | 日記・エッセイ・コラム

オペラ・ゴー ウェスト!のキャストは友情出演の方含め8人ですが、その歌を支える存在の楽器隊は6人。26日は全員での初リハーサルでした。終了後みんなでガンマンポーズで記念撮影(このブログのためにわざわざ。何回も撮り直して笑顔が固まった)

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普通オペラはオーケストラがつきますが、ゴーウェスト!は『楽器隊』。
編成がクラリネット・ギター・ベース・ピアノ・マリンバ/パーカッションなのは、この作品が西部劇で、ジャズやロックのテイストをちりばめたかったから。
だけどクラリネットの甘~い音色やマリンバの独特な空気感など、とにかく聞いてて飽きさせない音作りをしていこうと思ってます。

前作「オペラ・ジャンヌ!」のときもそうでしたが、楽器隊の稽古はまた歌稽古と違った面での楽しさがあります。
こだわりの職人が集まって作り上げる、みたいな。
みんな言葉少ななのに作品にアプローチしようと静かにメラメラと頑張ってます。きっと素晴らしい仕上がりになること間違いなし!

この人数分の楽譜を作るのに、2日徹夜しました。
そして
寄る年波にはあらがえないことを実感。
まぶたが象の皮膚になっている!!
あわてて高級クリーム(のサンプル)を塗り込みました。

楽隊の編曲の練り直しやスコア作成などまだまだ楽譜作りは続きますが、徹夜だけはもう絶対に避けます!

それから
ノロウィルス蔓延しているようなので、気をつけなくちゃ。
(ウィルス持ってても発症しない人もいるらしいけど)



オペラ・ゴー ウェスト!会場稽古始まる

2014-01-05 22:45:20 | 日記・エッセイ・コラム

皆様明けましておめでとうございます。
今年もレミのソラよろしくお願いいたします。
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去年は赤でしたが今年は黄色のインク大量消費。
黄色なくなるとピンクになり、それも可愛いので使っちゃったよ。

さて、2013年最後のお仕事は松島のホテル「一の坊」でした。
なんと真っ赤なピアノ(YAMAHA自動演奏付きのG5)
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2030からのラウンジコンサート。
普段黒い楽器弾いてる私たちにとって、この色は非日常です。
お客様はお食事もお風呂も終わり寝るだけなので、きわめて穏やかに演奏しようと思ってましたが、視覚効果なのか自分が熱くなってました。

そして。
オペラのお稽古は毎週末の土日続き、いよいよ今日は会場での練習。
今回の公演会場は山形県郷土館「文翔館」という大正5年に建てられた英国近世復興様式のレンガ造りの建物です。大正初期の洋風建築を代表する貴重な遺構として、昭和59年、国の重要文化財に指定されました。
この公演は主催事業の「創作劇場」です。

http://www.gakushubunka.jp/cgi/bunsyokan/event_view.cgi?ec=3881:l&st=&qp=

今日は2時間の音楽稽古の後、村の広場のフォークダンスの振り付けでした。
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友情出演のお二人も参加して頂きました。
素敵なシーンになりそうです。
ダンサー二人も入ります。
音楽監督/ピアノのワタクシとアシスタント君もなぜかダンススニーカーに履き替え、
隙あらば踊ってた。

というわけで、3月22・23日のオペラ・ゴー ウェスト!
皆様のお越しをお待ち申し上げます。
チケットは23日の分が早くなくなりそうです。