レミのソラ

ピアニスト/作曲家 知野礼美のブログ。
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タンゴの神様のいたずら

2010-12-13 00:39:50 | 日記・エッセイ・コラム
12月11日はアルゼンチンの祝日「タンゴの日」でした。
カルロス・ガルデルとフリオ・デ・カロが同じ誕生日ということで。すごいよね、日本では文化的な功績を残した人の誕生日が祝日なんて無いぞ。てことで、Tango para vozの1st Live の報告です。
12/9は米沢のカフェハウス パウゼ。パラボスのホントのデビュー。5人とも必死のステージでしたが、お客様には楽しんで頂けたようです。マスターが打ち上げにビールごちそうしてくれました。彼の率直な5人の印象を聞いてみたら‥‥最年少コセキチは「自信に満ちたベテラン」、最年長アベキチは「5人の絵面的にサイコーな存在」レミは「いつものピアニストじゃなくて現場監督」あちゃ!!キッキーが「ピアニストはそういう役割なんです」と満足げにうなずく。
そして次の日は仙台。ワタクシはちゃんと学校に行きレッスンをし、午後4時半会場入り。エルパーク仙台スタジオホール、かっこいい~~!前日からの筋肉痛が吹き飛んだ。PAばっちり、ピアノはヤマハのCF、照明担当もいる。そして会場は満席になった。おおこれは最高のパラボスの舞台だ!司会の山本アナがスペイン語でライブ幕開け宣言、レミはタンゴに燃えた。なのに‥‥
1曲目終わってまずは自己紹介の場面。キッキーに続いて「ピアノの知野礼美です。」



あれ?

コセキチがぎょっとしてワタクシを見上げる。
一瞬ステージが凍り付く。




気合い入り過ぎて、、
声が裏返っちゃって1オクターブ高く出ちゃったみたいです。


あわてて「あわわ~なんか~緊張しちゃって声がひっくりかえりました」

このレミの発言お客様信じちゃってたらしく、「レミさん緊張するなんて珍しいよねー」と演奏後に言われました。
正直言うと全然緊張なんてしてないって。完璧に心がぼーぼーに燃えてました。休憩時間はむしろ昂揚感をクールダウンしてました。というくらい仙台ではタンゴの神様が降りてきた(by キッキー)夜だった。

Concierto para Quintetoの演奏中はホントに神に感謝してた。Tangataでは泣きそうになるくらいパラボスに感謝してた。レミはダンスから入ったアルゼンチンタンゴだけど、まさか今夢のような五重奏の中で演奏しているなんて。

そして今は堅く決意してる。パラボスカラーを出して進化する!
とりあえず15日の反省会があって、17日と28日の山形公演だ。

タンゴの神様のいたずらは声ひっくらかすだけじゃない。
せっかく作った料理を焦がす。
かわりに食べようとしたパンも黒こげにする。
お客さんにお茶をひっくりかえす。
テレビ消すのに携帯で消そうとする。
オペラの合唱作んなきゃいけないのに、タンゴしか頭に無い。

私もやること色々あるんだから、
数日間は離れてくれ~タンゴの神様!