枯れ木の使い道

顧みれば隊長は、昔から植物には縁がなかった。

それは小学校１年生の時の朝顔の観察日記から始まる。なぜか隊長のだけ花が咲かず、日記は双葉のまま終わった。悲しかった。

ヒヤシンスの水栽培も、うまくいかなかった。

あれから４０年。←　綾小路きみまろのリズムで。



昨年プランターに植えたオクラは、奇跡的にオクラの形にはなったが、

とても食べられる野菜ではなかった。


　「　ちょんまげ　だっちゃ　」　　　　れれ　「　イヒヒ～　おくら之助だべさ　」


筋しかない硬いオクラになり、犬さえ食べられない代物だった。


　「　これがオクラなんて　ひとにはいえないっちゃ　」

　　　　　　　　　　　　　　れれ　「　こうしてオクラはお蔵入りになったべさ　」


これもそうだった。

「　クリスマスブッシュ　」　というオサレな名前の花。




小さい白い花が咲いた後、

　こんな赤い花が咲く。


　「　１ぽんで　２どたのしめるっちゃ　」・・・・・・のはずだった。


でも、なんでだろ。

翌年には、こうなった。　


　「　おじいさんに　かれきに　はなを　さかせてもらうっちゃ　」




れれ　「　おら　やんだ　」


と、花咲かボンじいにも断られ、


　「　こうしてクリスマス　ブッシュさんは　おなくなりになったっちゃ　」

れれ　「　チーン　」




この枯れ木には死後、トマトの添え木になって役割を全うしてもらおうと思います。（　現在、トマトは緑の実をつけ順調に育っておりますの。）
さて、このトマトを食べられる日は来るのでしょうか？
ベビーリーフがダメでもトマトはいけんじゃＮＥ？と思う人も、ダメだと思う人も一発押しとく？　

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