ビール紀行~旨いビールを求めて~

旨いビールを求めて国内外のビール醸造所や直営ビアパブへ旅をします

ドイツへの小旅行 はままつ地ビール(その1)

2008-04-13 15:33:53 | ビール紀行(中部・東海)
今回は静岡県の浜松市の「はままつ地ビール」です。先月、醸造所兼レストランである「マイン・シュロス」へ行ってきました。レストランの名称はドイツ語で「私の城」を意味することからも分かるように、ドイツビールが売りの醸造所です。こちらは単にドイツスタイルのビールを醸造するだけではありません。レストランの内外装、料理、スタッフの服装など、細かいところまで、ドイツ流にこだわっています。そういう意味でこの敷地に一度足を踏み入れれば、ドイツへの小旅行を味わうことができ、ちょっとしたテーマパークのようです。浜松駅から徒歩10分程度と近い所にあるので、ちょくちょく寄らせてもらっています。

     

駅前の市街地に突如として現れる「私の城」です。凝っているのは、入口だけでは
ありません、敷地の周囲も「城壁」で囲まれています。地ビールレストランとして
は最も大きな部類に入るのではないでしょうか。時計もフェイクではないです。モ
デルにしているのはバイエルン地方の醸造所でしょうか。

     

こういう看板がまたドイツっぽい。ここの特徴はこのような細かい装飾にも手を抜
いていないことです。

     

正門を入るとそこは中庭です。夏場はここがビアガーデンになるみたいです。中
庭専用の売店もありました。この左手のレストラン入口前に、ドイツグッズなどを
販売する売店があり、そこで持ち帰りビールの販売をしています。2リットルのサ
イフォンがデフォルトです。

     

レストランへ入ると左側に各種醸造機器が並びます。こちらももちろんドイツ製だ
そうです。これら醸造機器を眺めながらビールが頂けます。

     

レストランの内装です。ご覧の通り、かなり凝っています。木の梁や内装、テーブ
ルや椅子、照明までも、ドイツの歴史あるビアホールっぽいです。

     

そして一杯目に頂いたのがアルトです。アサヒビール系の技術指導を受けた醸造所
以外で、アルトを醸造しているところは珍しく、レアな一品です。ホップの香りは控え
めで、モルトの香りが強く、しっかりとした麦の旨みを感じます。確かに、デュッセルド
ルフのあのアルトらしさを感じます。また鼻に抜ける香りの中にある独特の香りがあり、
これがこちらのビールの個性の一部となっています。この香りがよく分からなかったの
で、醸造担当者に聞いてみました。どうやら酵母の香りだそうです。特に、酵母をろ過
していないため、その香りが強く出るのだそうです。分からないことは専門家に聞いて
みるものですね。

(続く)


はままつ地ビールレストラン マイン・シュロス
静岡県浜松市中区中央3-8-1
TEL:053-452-1146


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