1月15日が「成人の日」ではなくなってずいぶんと経つが、今年は1月8日の月曜日が成人の日。
ただ、飯塚市は、今日が成人式。
今年は息子が該当学年だ。
月並みだが、20年は早いというかなんというか。
特に中学生になってからが早かった。
息子が小学6年生の時に、私が今の仕事に就いたというのもあるが、中学3年間、高校3年間と怒涛の6年間を経て、なんとか大学も現役で合格し、進級したと思ったら20歳。
そして、この日を迎えることになった。
息子の写真は割愛するが、もらってきた記念品のタンブラー。
スーツは大学の入学式の時に準備したものだが、寒い時期なのでコートを先日購入した。
なかなか似合っていて、ちょっとホッとする。
息子本人が楽しみにしていたという話はあまり耳にはしていないが、実際に式に参加して懐かしい友人に会えたことは、日ごろが多忙なだけに、息子にとってとてもいい時間だったようで・・・。
今回の成人式に合わせて、ご近所のははちゃんの息子さんも帰省。
ははちゃんの息子さんとは、当初、別の高校に進学する予定だった。
中3のある日、そこのお父さんから「どこの高校に行くの?」と聞かれ「東高校です」と答えた息子(私の母校)。
「えー!一緒にK高校(地元一の進学校)に行こうよ!!」と言われ「はい!」と言ってしまったものだから、さあ大変!!
模試でもE判定を叩きだすほど、合格圏外の高校を、中3の秋から狙うことになったので、それはそれはだった。
なんとか同じ高校に進学したものの、さすがに大学まで同じとはならなかった。
友人は東京の大学へ、息子は地元の国立大学へ進学した。
私も久しぶりに会ったが、とても頼もしい青年になっていた。
息子は毎日見ているので、そう思わないが、やはり成長しているのだろうな・・・。
実家の両親からお祝いをいただいたので、夕方、実家に寄った。
両親からパシャパシャと写真を撮られ、「入団会見みたい」と言っていた。
仏壇にお参りし、4年半前に亡くなった祖父、20年前に亡くなった祖母の遺影に手を合わせる。
・・・そこで母が泣き出した。
・・・「ひ孫が成人式を迎えたよ」って、祖父母の仏壇に向かって呟いていた。
私は、自分が成人式を迎えた当日の事を思い出していた。
振袖を着たが、その振袖を見立てるときについてきてもらったのが祖父だった。
生け花と踊りを長年やっていたので、着物の見立ては頼りになった。
同じように式が終わったあと、祖父母と写真を撮ったっけ。
それが27年前になる。
とてもいい天気だったことも覚えている。
まだバブルが残っていたような、そんな時代だった。
その時の祖父母、母が、今の私の両親と私という形で、まったく同じような行動をしている。
その時の母の気持ち、祖父母の気持ちを手繰り寄せる。
こうやって、さまざまなものが、順送りになっていくんだな・・・。
たしかに体は小さいが、息子はたくましく、頼もしくなった。
日々、大学の授業はもちろん、塾でのアルバイトも頑張っている。
学園祭では実行委員も務め、毎日目まぐるしく過ごしている。
息子の凄いところは「努力を惜しまない」ところだ。
そこは、わが子ながら素晴らしいと思う。
20歳になったことで、成人式を迎えたことで、より大人としての責任と自覚が問われる。
しっかりと自立して、自分の足で歩んでいけるよう、私はサポートしたい。
新成人おめでとう。