今年もこの時期がやってきた。
そう、獅子舞と子供太鼓打ちだ。
隣の自治会の行事だが、どこもそうであるように、太鼓の打ち手である子供不足で、当時新興住宅地で子供たちも多かったこの自治会に声がかかった。
あれから10年以上が経過し、当時の小学生も高校生や大学生となり、声がかかったものの不参加の家庭も増え、太鼓の打ち手も、この自治会もいなくなった。
娘の学年も、もう娘一人になってしまい、そして今年が最後になってしまった。
雨の中、獅子舞一行が移動していく。
この天気が非常に残念だ。
台風が接近する中、時間が下るにつれて雨が強く降る。
獅子が今年も奉納され、なんとか無事に終了。
最後、参加した子供たちには、お菓子が振舞われた、
そして・・・。
息子から数えて、9年間続いた秋の獅子舞と子供太鼓打ちも、やっと終わった。
いろいろと嫌な思いもしたが、無事に最後の学年まで終えることができたのは、なによりだった。
今年、ようやく私の父も、この太鼓打ちを見ることができ、花打ちの娘の姿を見せることができたのはよかった。
そして、昨年・・。
この獅子舞と子供太鼓打ちが終わった翌日、祖父が亡くなったことを思い出した。
雨の中、お菓子をたくさん持ち帰り、娘は満足そうだった。
安堵の表情で、運動会に続いてこの行事も終えたことを実感した。
この獅子舞と子供太鼓打ちまでが、私の中では「秋の前半」である。
以降、どんどん秋が深まり、一雨ごとに寒さも増すだろう。
来年からの秋、少しでも余裕をもってすごすことができたら・・・いいな。
11月24日追記