朝からいい天気。
この日、私は初めて出席する(オブザーバーだが)大きな会議があったが、息子の入学式のため、思い切って休むことにした。
役割があるわけではないが、会議は出席すべきかどうかでさんざん悩んだ。
そんな私に背中を押してくださったのが、娘の担任だった。
「お母さん、入学式に行かれてください。わが子の節目なので、行かないと後悔しますよ。私は東京まで行きました」
我が家は諸事情があり、娘の担任と話をする機会が多い。
立場上、わが子の行事になかなか立ち会えない教職員の言葉は、とても響いた。
思い切って休みをいただいたら、意外にあっけなく「おめでとうございます。わかりました」と。
なんだか拍子抜けだが、とてもありがたい返事をいただいた。
前日父から車を借り、始業式の娘を学校まで送迎し、午後からの入学式に備えた。
息子が入学する大学は、北九州市の戸畑と飯塚市にキャンパスがある。
学部が違うので、午前中は戸畑キャンパス、午後からは飯塚キャンパスの新入生の入学式と、2回行われるようだった。
会場はコスモスコモン。
自転車でも通えるのではないか?というほどの地元の大学だが、全国からここの大学を志望して入学してくる生徒も多い。
息子の大学以外にも、飯塚市には2つ大学があり、会場近辺や駅の周囲には「ようこそ飯塚市へ」と書いた幟をたくさん見かけた。
ここ最近の飯塚市は、NHKの朝ドラのゆかりの地にもなっていたりで、ちょっとばかりにぎわっている。
別に街そのものは大きな変化はないが、気持ち的に・・・とでもいうのだろうか。
「花子とアン」での旧伊藤伝衛門邸や「あさが来た」の潤野炭鉱、少し前は同じくNHKの大河ドラマ「軍師官兵衛」で、地元が取り上げられているもは、やはり大きい。
閑話休題
会場は、真新しいスーツを着た初々しいたくさんの新入生や、着飾った親を見かけた。
式そのものは厳粛な雰囲気で、中学高校の入学式とはまた全然違うものだった。
学生で構成されている楽団が演奏するエルガーの「威風堂々」は、とても素晴らしく、思わぬ演奏に感激した。
隣にいた夫は・・・。
「楽器の位置が違うんよ。チェロとティンパニの位置が違う。ここのオーケストラピットが狭いから、こんな配置なんだろう」
まがりなりにも、以前、オーケストラでバイオリンを演奏していただけある。
正直、そんなこと思いもしないし、保護者席は2階なので、オーケストラピットが見えづらい。
よく気が付いたなと思うばかり。
式終了後、会場のロビーで学生がお土産を売っていた。
地元のお菓子屋さんである「さかえ屋」「千鳥屋」「ひよ子本舗吉野堂」のコラボセットである。
どうやら、九工大特別仕様らしい。
商魂たくましいやら、なんやら。
先ほどの朝ドラの話ではないが、飯塚に限らず筑豊地区は炭鉱の町ゆえ、お菓子屋さんが非常に多い。
なかなかに厳しい大学だが、それゆえに企業が求める人材もたくさん輩出している。
息子がどんな道を歩むのかはまだ未知数だが、この大学で学べることがあるなら、きっと大きな財産になる。
しっかり自分の足で歩んでほしい。
8月13日記
この日、私は初めて出席する(オブザーバーだが)大きな会議があったが、息子の入学式のため、思い切って休むことにした。
役割があるわけではないが、会議は出席すべきかどうかでさんざん悩んだ。
そんな私に背中を押してくださったのが、娘の担任だった。
「お母さん、入学式に行かれてください。わが子の節目なので、行かないと後悔しますよ。私は東京まで行きました」
我が家は諸事情があり、娘の担任と話をする機会が多い。
立場上、わが子の行事になかなか立ち会えない教職員の言葉は、とても響いた。
思い切って休みをいただいたら、意外にあっけなく「おめでとうございます。わかりました」と。
なんだか拍子抜けだが、とてもありがたい返事をいただいた。
前日父から車を借り、始業式の娘を学校まで送迎し、午後からの入学式に備えた。
息子が入学する大学は、北九州市の戸畑と飯塚市にキャンパスがある。
学部が違うので、午前中は戸畑キャンパス、午後からは飯塚キャンパスの新入生の入学式と、2回行われるようだった。
会場はコスモスコモン。
自転車でも通えるのではないか?というほどの地元の大学だが、全国からここの大学を志望して入学してくる生徒も多い。
息子の大学以外にも、飯塚市には2つ大学があり、会場近辺や駅の周囲には「ようこそ飯塚市へ」と書いた幟をたくさん見かけた。
ここ最近の飯塚市は、NHKの朝ドラのゆかりの地にもなっていたりで、ちょっとばかりにぎわっている。
別に街そのものは大きな変化はないが、気持ち的に・・・とでもいうのだろうか。
「花子とアン」での旧伊藤伝衛門邸や「あさが来た」の潤野炭鉱、少し前は同じくNHKの大河ドラマ「軍師官兵衛」で、地元が取り上げられているもは、やはり大きい。
閑話休題
会場は、真新しいスーツを着た初々しいたくさんの新入生や、着飾った親を見かけた。
式そのものは厳粛な雰囲気で、中学高校の入学式とはまた全然違うものだった。
学生で構成されている楽団が演奏するエルガーの「威風堂々」は、とても素晴らしく、思わぬ演奏に感激した。
隣にいた夫は・・・。
「楽器の位置が違うんよ。チェロとティンパニの位置が違う。ここのオーケストラピットが狭いから、こんな配置なんだろう」
まがりなりにも、以前、オーケストラでバイオリンを演奏していただけある。
正直、そんなこと思いもしないし、保護者席は2階なので、オーケストラピットが見えづらい。
よく気が付いたなと思うばかり。
式終了後、会場のロビーで学生がお土産を売っていた。
地元のお菓子屋さんである「さかえ屋」「千鳥屋」「ひよ子本舗吉野堂」のコラボセットである。
どうやら、九工大特別仕様らしい。
商魂たくましいやら、なんやら。
先ほどの朝ドラの話ではないが、飯塚に限らず筑豊地区は炭鉱の町ゆえ、お菓子屋さんが非常に多い。
なかなかに厳しい大学だが、それゆえに企業が求める人材もたくさん輩出している。
息子がどんな道を歩むのかはまだ未知数だが、この大学で学べることがあるなら、きっと大きな財産になる。
しっかり自分の足で歩んでほしい。
8月13日記