先日までの晴天とは打って変わって、冷たい花散らしの雨になった。
今日は、娘の合格発表だ。
通信制の高校を受験することになり、自分で様々に書類を準備してきた娘。
息子が通っていた全日制の高校とは違い、あらゆる世代の人が受験することができるが、その分、自己責任も伴い、すべての手続きは(中学校から送付すものは除く)、自分で行わなければならない。
娘の状態から、こういった諸手続きは、どうなるのだろう?大丈夫だろうか?と不安は大きかったが、なんとか自分で受験できるまでにこぎつけ、無事に試験も受けることができた。
そして発表。
娘と一緒に、いつも出勤する時間のより1本早い電車に乗る。
雨の中、二人で傘を差し、トボトボと学校まで歩く。
ひゃー!初めて、この高校に来たが、立派なグランドがあるじゃないか!!
・・・・と思ったら、よく見たら、県内屈指の進学校であるF高校のグランドである。
なかなかに変わった形の校舎だが、階段を上がると・・・。
「あ、番号があった。合格した」
・・・・え?掲示板に番号が貼り出してあり、そこから受験番号を探すことを想像していたのに、娘のやつ、あっという間に見つけやがった。
まぁ、合格したなら、それですべてOK!
息子の時のような、腰を抜かしそうになったような感情は湧かないが、それでもじわじわと娘の進路が決まった喜びが湧いてくる。
ああ、よかった・・・。
娘は、そのまま説明会へ。
私は、少し遅れる連絡をして、職場へ向かった。
年度が変わり、職場も働き方が変わっててんやわんやなのだが、夕方、上司から「おめでとうございます」と言われた。
一瞬「?」だったが、遅れる連絡をしたときに「無事に合格した」と伝えていたのだった。
娘も私も、新しいスタートだ。
記5月6日