チケットを切り、会場入り。
いつものように(というかこれで3回目)、最前列まで行って、ドラムセットをパチリ。
ロゴが入っているのを見るのは楽しい。
気持ちが昂る。
自分の座席からはこんな感じ。
後方なのだが、まぁ見えないことはない。
ざっとステージ全体も見渡せそうだ。
自分の座席に座って、購入したプログラムを見ると、男性から話しかけられた。
「このチケットの座席はどこですか?」
「ああ、私の後ろになりますから、ここですね」
すると別の男性が「あ、これは?」と。
「これは、私の前の席です」
お二人とも頭髪は真っ白で、ずっと彼らを追ってきたのであろう。
そんな世代が本当に多い。
意外にも、夫婦と思われる観客も多く、Tシャツも売っていたデザインのものに着替えて、客電が落ちるのを待っているようだった。
私も上着を脱いでTシャツになったら、先ほどの男性が後ろから声をかけてきた。
「これ、今日、売ってましたっけ??」
「いえ、これ22年前に購入したもので・・・」
「ええ!そうなんですか」
そうなんです・・・。
やがて、客電が落ち・・・。
ホルストの「惑星(組曲)」から「火星~戦争をもたらす者」が流れると、一気に会場の観客の気持ちが高揚し、メンバー登場を今か今かと待ち望む。
オープニングは「Highway Star」。
いや、もう、これでしょ!!
メンバー4人が70代、一番若いスティーヴ・モーズですら64歳という、このバンド。
72年当初の楽曲をオープニングに持ってきて、それでいて観客の気持ちを一気につかみ取る。
ボーカルのイアン・ギラン。
確かに、若干声が出てないなぁ・・・と感じる箇所もあるのだが、いやいや、そんなのではなくてさ、もう、ここに彼らがいてこの曲を目の前で演奏していることがすごい。
20代で作った曲を、今、全く同じ状態で歌え!いう方が無理。
年齢を感じさせず、5人は元気いっぱい。
その姿を見て、胸が熱くなる。
そして、畳みかけるように、2曲目は同じく「Machine Head」から「Pictures Of Home」。
ロジャー・グローヴァ―のベースも元気だ。
曲の中盤以降のベースソロを、また聴けるとは本当にうれしい。
続いて「Deep Purple in Rock」から「Bloodsucker」。
そのタイトルに因んでか、ステージを真っ赤なライトで5人を照らす。
高い声というよりも、唸り上げていくようなシャウトのイアン・ギラン。
この曲自体は、先の2曲よりも前の発表されたから、すでに48年前になるのに(私と同い年)、歌いあげていく様は圧倒される。
その3へ続く。
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