まさか3月に見るとは思わなかった。
積雪はおよそ5センチほどだが、さらさらのパウダースノー。
空気が冷たく耳たぶに突き刺さる。
朝、除雪車の音で目を覚ます。
「燃料が無いんじゃなかったの?・・・・」
区長からの回覧版で「燃料不足の為、地区民で協力しあって道路等の除雪をお願いしたい」と回ってきたのは確か昨日だったはず・・・・。
「そんなに降ったのか・・・・」
渋々ベットから抜け出したのは朝7時。
パジャマにオーバーズボンとダウンを羽織り外に出る。
朝日が眩しい。
この冷え込みだと被災地も大変だ。
燃料代節減の為、除雪車も道路の中心を掃いて行った。
家の入り口と車庫の前の雪を片付ける。
僅か15分ぐらいの作業だが、寒さが皮膚に突き刺さる。
太陽の光に輝いて空気中にキラキラと輝くものが視界に入る。
「ダイヤモンドダストだ・・・・」
今日以降は寒さが緩むと言うけれど、昨日もガソリンが入れられなかった。
延期されていた中学の卒業式が午後から執り行われる。
昨日、公立高校の合格発表があった。
長男も何とか合格出来たので一安心だが、相変わらず余震が続いているので心配だ。
せめてこの寒さだけでもなくなればと思っているのだが・・・・・。
彼岸荒れと言う事だろうか・・・・。