昨日、長男が父にお願いして髪を切った。
スキカルでやったものだから、本人の要求どおりには行かなかった。
当然、父は素人で得意なのはスキカルで坊主頭することだ。
やっと高校生になり髪を伸ばした長男は、思い描いていた髪型があったのだろう。
イメージと違うのでそれからへこんでしまう。
見かねた妻が近所の美容室に連れて行った。
やっぱりプロは違うという出来栄えに家族全員納得していたが、長男の気持ちは晴れないらしい。
それでも鏡を見てウジウジしている。うぬぼれ鏡は我が家には存在しない。
次男はしきりに「似合うよ~お兄ちゃん!」と持ち上げるが、炬燵にもぐりこんだまま出て来ない。
こいつは猫かと思ってしまう程に落ち込んでいた。
たかが髪型、されど髪型なのある。
今まで鏡を見るのは顔を洗う時と歯を磨く時だったのが、手鏡を持ち出して見つめている。
鏡よ鏡よ鏡さんと呪文を唱えてもどうしようもないのだ。
かなりのショックだんたんだと思うが、ようやく自己主張が出来たことに喜んでいたのでありますが・・・・。
今朝珍しく早起きしたと思ったら、鏡を手にしていた。彼はまだ気になっている様子。その気持ちは分からんでもいないが、切ってしまったものは元には戻らない。
仕事から帰って来たら坊主頭の長男がいた。長年親しんだ髪型に辿り着いた。似合わない髪形よりは坊主の方がいいとの判断だろう。
なんだ切っちゃったの~と声を掛けると「うん!!」と笑顔で答える。この差はなんなんだ~。
それなら最初から坊主にすれば良かったのに・・・・・・。
怒ったのは妻だ。せっかく美容室まで連れてったのに~。似合っていたのになんで!と怒りが収まらない。金返せ~と1500円を長男からふんだくっていた。
髪を切るのは大変なんだよと言う事がようやく分かった長男でした。今度は美容室に行くと宣言した彼は、ようやく思春期を迎えつつある。まったく~・・・・・。
今朝も6時起床、毎日の除雪で朝から疲れるよ~・・・・・。