字を書き始めるまで アプリとプリントを合わせて使う(2)のつづき
こうしてなんとかアプリの力で殴り書きを脱し,字を書くための出発点に立つことはできたのですが,まだ思い通りに鉛筆を動かすにはいたらず,市販のプリント課題もやはりやってくれません。
私はモジルートをプリントアウトしたものを練習課題として出しつつも,微細運動を鍛えられるほかの教材を考えていました。
そのころ,息子がipadの知育アプリの広告か何かに表示された「めいろ」のアプリをやりたがったので,ipadに入れました。
入り組んだめいろなら何かしらの頭の訓練になるかな〜とは思ったのですが,息子はそれ以外にも,ただ画面の左から右へとまっすぐ進むだけの超単純なものもやりたがります。
息子は4歳前にして200ピースのジグゾーパズルを一人で完成させるほど形の認識に優れていたので,直線や丸しかないめいろは簡単すぎると躊躇しましたが,息子がどうしてもやりたがり,害があるわけでもなさそうなので,しぶしぶipadにインストールしました。
最初に入れたのはキッズめいろ 123とみんなの迷路 123です
動物や乗り物をゴールまで動かすのが楽しかったのか,息子はめいろアプリを喜び,簡単なものも難しいものも夢中になってやっていました。
ここで私は再びひらめき,このめいろアプリもプリントしてやらせたらどうだろうと考えました。
すると予想は的中。スタートからゴールまできちんと線をひいてくれます。
やはり,ipadで遊び慣れたものは,プリント課題にしたときにやるべきことがイメージしやすく,ほかのプリントよりもはるかにハードルが低くなるようです。
ここで,めいろのプリントに慣れてくれればしめたものです。
運筆力を鍛えるための単純なめいろプリントは無料ダウンロードできるものが数多くあるほか,くもんのドリルなどでレベル別の優れた教材がたくさん利用できます。
息子はipadのめいろアプリのプリントに慣れたのちは,ほかの一般的なめいろプリントを抵抗なくやってくれるようになりました。4歳4カ月ごろのことです。
ここまで来るとホット一息ですが,鉛筆の持ち方など,まだ課題はなくなっていません。対策を考えます。
字を書き始めるまで2 鉛筆の持ち方を正す につづく