さんぽみちクラブ 子育ては失敗・ほろ苦さ時々喜び

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愛犬が死んで良かったと言う70過ぎの女性

2020年03月25日 | 人生のさんぽみち
 愛犬が死んで良かったと言う70過ぎの女性

  

 知り合いの一人暮らしの70を過ぎの女性は
 犬がとっても大好きです。
 玄関に愛犬の写真がいっぱい貼ってありました。
 その愛犬が死んでしまい
 涙ぐみながら想い出を話してくれました。

 話の中でその女性は
 「でもね・・・死んで良かったのよ」と言います。
  何よりかわいがっていた愛犬が死んで良かったというのは
  私には意味が分りませんでした。

 また「そんなに犬が好きなのですからまた犬を飼わないのですか」
 と聞いてみると
 女性は「飼うわけないでしょう」とはっきり言いました。
 ますます理解に苦しみました。

  

 再びお会いした時にもう少し話しを聞いてみると
 ようやく理解できました。
 70を過ぎて一人暮らし、
  「もしも自分の健康に何かあり入院でもしたら
   愛犬はどうなってしまうのだろう。
   自分が健康なうちに犬の寿命が来て
   見守りながら死を迎えられたことが良かった。
   もういつどうなるか分らない自分自身の生活に
   大好きな犬を飼うという責任を全うすることが出来ない以上
   もう飼うことは出来ない。」

 70を過ぎて一人暮らしというのは、
 何かを判断するとき、
 自分自身の死と向き合い
 そのことが重い判断材料になっていることが分りました。

 その話から貴重なことを学び
 80を過ぎた親の一言一言を大切にするようになりました。


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