松五郎ちゃんは、松子ちゃんと小松ちゃんと、
松子ちゃんのお家に帰ってきました。
小松 『そんで、おっかぁは元気け?』
松五郎 『んだ、元気だ。
自分では、更年期障害がきづくてよぉとが言っでるが、
年々元気になっでるど。』
小松 『そっがぁ~、そりゃよがった。
カルチャーセンダーってとごでは、何をやっでんだ?』
松五郎 『何だが、いっこのもんはながつづぎせんで、
フラダンスとが、フラメンゴとが、ベリーダンスとが、
やっでるこど、くるっくる変わってんど。
インナーマッッズルがどうのこうのっで言っでよぉ。』
小松 『おっかぁらしなぁ、まあ、元気ならいいだろ。』
松五郎 『んだ、んだ。』
松子 『松五郎、カツが煮えたど。
おめぇ、カツ丼好物だったろ。
ほれ、どんぶり飯のフタ開けろや。』
松子 『早ぐ開けろっで。』
松五郎 『ん、んだ。(アタフタ・・・)』
松子 『ホレっ!』
小松 『・・・・・。』
小松 『松子姉ちゃん、普通そういうごとは、
でぇどろこでやってこねぇか?』
松子 『そんだらごと、どごでやろうがかまわねぇだろ。
目の前でぶっがけた方が、見応えがあんだろ。
パフォーマンスだ、パフォーマンス。』
小松 『何だ、姉ちゃん、
めんずらしく、英語なんが使っでんな。』
松子 『ほれ松五郎、あづい内に食えや。
腹空いでんだろ。』
松五郎 『んだ。』
松子 『それ食っで、待っでろ。』
小松・松五郎 『・・・?』
そ
し
て
松子 『ほれ、そのぬがみそ漬け食っちまっでも、
まだまだタップリあんど。』
松子 『今は、ビニールハウスがあるがら、
真冬でも、キューリやナスのぬがみそ漬けが食えるなぁ。』
小松 『姉ちゃん、姉ちゃん、
それごそ、でぇどろこでやんねぇと、
部屋がぬがみそ臭くなっちまうんでねぇか!』
松子 『ばーか言っでんんでねぇよ~。
手入れのいいぬが床は、臭くねぇんだよ。
香ばしい~~~、い~い匂いがするんだって!』
小松 『そうかぁ?』
松子 『そんだ!お茶屋をやろうと思っだが、
おらぁ、飯づくんのが得意だ。
茶とお食事処にすっぺ!
いげる口のやつもいんだろ、あめえものばっかりじゃな。
酒も出すべ。』
小松 『でもなぁ、このあだりじゃ、
見がけんのは、子供ば~っがりじゃねぇか。
酒なんが飲めるやづは、いねぇよ。』
松子 『だっだら、ノンアルコールの酒を出しゃあいいっぺ。』
小松 『何だ、何だ、
今日はやだらど、横文字出しでくんな。』
松子 『この部屋を店にすっぺ。
くづさ脱いで、くづろいでもらうんだ。
壁を見でみろ、お月さんも見える。
店のなめぇは、茶とお食事処・満月庵だ。
目出てぇ感じがしでいいだろ。』
こうして、松子ちゃんは、
ただのお茶屋さんだけではなくて、
お食事も出す、
『茶とお食事処・満月庵』をやる事になったのでした。
和室の写真を撮る時は、いつも困ってしまいます。
洋室なら、窓フレームとか、ドアとかの小物があるのですが、
障子やふすまはないので、壁面を作るのに苦労します。
和紙の折敷と、満月柄の麻のランチョンマットを持っていたので、
和室・・・ではありませんが、和風なお部屋にしてみました。
床は、小さなゴザみたいなものと、
百均で以前買った畳みたいなものを組み合わせました。
大きさが合ってなくて、めっちゃくちゃですが(^^;)、
こたつ置いちゃえば、よく見えないからいっか(笑)。
百均の畳みたいなやつ、もっと沢山買っておけば良かったなぁ。
(出演者:マダムアレクサンダー
松子&小松&松五郎ちゃん)