マスク二重、手がカサカサになるまで手指消毒…。談笑禁止。劇場内では、必要最低限の水分補給のみで、飲食禁止。
東京は、Bパターン役替りと、Bチームの下級生さんの公演でした。(密を避けるために下級生の出演人数は、減らしている)
初演の2010年から観てきましたが、今回の星組ロミオとジュリエットは、本当に素晴らしいです。そして、トップコンビがとにかく、見た目も可愛らしく、実力もあります。もちろん過去の公演も、とても素晴らしいからこそ、こうやって皆が観たい作品になっているのですが。
何度か取り上げてきたネタのため、今回は、役替りのない主なお役の方々についても、触れてみたいと思います。
ロミオ父モンタギュー卿美稀千種さん、見た目からしてカッコいい。
ロミオ母白妙なつさん、母親らしい愛に溢れていて、夫婦共に息子を愛しているのがわかる。一番はじめに、両家の対立の愚かさに気づく。
ジュリエット父キャピュレット卿天寿光希さん、イタリアの渋くて色気もあるイケメン、「娘よ」の歌にこの人の娘を想う愛を感じるとともに、観ている観客にそれぞれの父を思い出させる。
ジュリエット母夢妃杏瑠さん、家庭を、顧みない夫への愛は失せ甥のティボルトと怪しい関係。毎日、ティボルトが投げてくる薔薇をキャッチしている。艶やかさがある。
ジュリエットの乳母有沙瞳さん、上手い!何をやっても上手い!歌もお芝居もブレない。
ロレンス神父英真なおきさん、このお役といったら英真なおきさんと思うくらい。元星組組長だったこともあり、生徒さんも観客もとても心強く感じる。歌もお芝居もさすがです。
で、モンタギューチームの雰囲気は、ワチャワチャした仲良しチームといった感じ。ロミオと、ベンヴォーリオとマーキューシオが中心になって明るく楽しい。
キャピュレットチームは、少し陰湿な感じ。中心にいるのは、家の跡継ぎの甥ティボルト。ティボルトは従兄妹のジュリエットが好きだけれど、家の掟でいとこ同士は結婚できない。ジュリエット母と怪しい関係。仲間同士でも恋敵もいるような感じがする。
モンタギューチームのBチームは、特にイケメン度が上がります。Aチームもカッコいいですが。奏碧タケルくんとか、天飛華音くんとか…。それでなくても、イケメン揃いのモンタギューチームなのに。
フィナーレは、とにかくKAORI aliveさんの振付が素晴らしくて、スピード感もあるので、観るのが忙しい。目で追うのが大変で、贔屓を見失う。慣れてくると見失いませんが。
横一列の男役が、バーンとでてきて、ひぇぇぇ
となったあとに、大階段から降りてくる娘役と男役…。しばらく男女で踊ったあと、はげしく出てはハケる…もうかっこよすぎて、あっという間に終わる。
デュエットダンスは、ビシッと揃ってダンスの上手さが際立つ。このトップコンビは見ていて飽きません。
このフィナーレだけでも、観たらハマります…。
まだ、これから進化していくところでしたが、このような事態となりました。
チケットは、払い戻しがあります。詳しくは公式みてください。
Aチームの初日は、予定では5/7ですが…。
緊急事態宣言中なので、いつから再開になるのか…。期間が延長されることも考えられるため、予想ができません。
IOCのバッハ会長が、5/17から2日間広島の聖火リレーに合わせて来日という話もあるので、それまでに解除するのか?とも思ったり…。
感染がおさまってきたらの話だとは思いますが。
千秋楽は、5/23です。退団者も多いので、どうなるのか気になるところです。
東京公演の観劇後、お客様を静かにお見送りされていらっしゃる支配人の甲にしきさんに会釈すると、ちゃんと会釈をしてくださいます。コロナ前なら「コウちゃん!」と声をかける年配の方もよくお見かけしたものです。
東京宝塚劇場は、新しく建て直してから二十年となりました。
また、我慢の日々です。